月刊短波2020年3月号(第5版)
編集 赤林隆仁   時間 JST


◎新型コロナウイルスの影響でAIRが海外向放送を休止 
5版新規
 インドのJose Jacob氏によると、新型コロナウイルスの影響で、All India Radioはすべての海外向放送を休止した。期間は当面3月31日までである。この措置は短波放送だけでなく、中波で行われている海外向放送(594 Chinsurah、702 Jalandhar、1052 Tuticorin、1071 Rajkot)にも適用される。Bengaluru局からのVividh Bharathiの放送(9865kHz)も休止している。(WORIG 3/24) 疫病による海外放送の全面停止は初めてのように思われます。なお国内向短波放送は行われている模様で、同氏による周波数別リストがhttp://qsl.net/vu2jos/sw/freq.htm、局別リストがhttps://qsl.net/vu2jos/sw/loc.htmに掲載されています。

◎新型コロナウイルスの影響でRAEが海外向放送休止 ~当面Radio Nacionalの番組を放送 5版新規
 アルゼンチンにおける新型コロナウイルスのパンデミック感染対策の一環として、アルゼンチン政府はRAEの番組制作を中止し、当面Radio Nacionalの番組をそのまま放送することにした。(RAE HP) WRMI中継の日本語放送は2019年の再放送を行っているようです。

◎新型コロナウイルスの影響で国際郵便物に大幅な影響 
4版新規 5版追加
 日本郵便の発表によると、型コロナウイルスの影響で国際郵便物の引受停止や遅延が発生している。3月19日現在次の国宛の郵便物に影響が出ている。
 中国:3/9以降中国から日本への入国制限および航空機発着に係る制限が実施され輸送量が大幅に減少したことから、郵便物の発送の目処が立たなくなったた。そのため3/13以降は、小包郵便物、小型包装物、印刷物、船便通常郵便物(葉書・書状)の受付を停止し、過去に受付けていても発送できないものは返送する。航空便通常郵便物(葉書・書状)は受付けるが大幅遅延が見込まれる。
 韓国:日本からの発送に遅延が見込まれる。大邱は非対面配達。
 モンゴル:3/3以降航空便の運航が停止されたため、4/1まで国際郵便物すべての受付を停止。期間は延長される場合がある。
 香港・マカオ: 日本からの発送に遅延が見込まれる
 スリランカ: 3/20まで国際郵便物の受付を停止。期間は延長される場合がある。
 フィリピン: 3/20まで国際郵便物の受付を停止。期間は延長される場合がある。隔離地域向けはその後も受付停止。
 モルディブ: 国際郵便物の受付を停止。
 シンガポール: 非対面配達なるため、受取人電話番号の記載が推奨される。
 オーストラリア・ニュージーランド: 非対面配達なる。
 仏領ポリネシア : 3/31まで国際郵便物の受入れを停止。
 パナマ : 配達が遅延。
 エルサルバドル : 配達が遅延。
 ホンジュラス : 3/21まで配達が遅延。期限は延長される場合がある。
 ジャマイカ : 3/24まで配達が遅延。
 ケイマン諸島:  国際郵便物の受入れを停止。
 ペルー : 3/16から3/30まで国内での郵便物の処理を停止。
 チリ: 配達が遅延、イースター島宛郵便物の受入れを停止。
 サウジアラビア : 非対面配達となる。
 クウェート : 郵便物の処理を停止。
 キプロス : 配達が大幅に遅延。
 イスラエル: 非対面配達となる。
 イタリア: 配達が遅延。非対面配達となる。
 スペイン:  配達が大幅に遅延。
 ポルトガル: 非対面配達となる。
 エストニア: 非対面配達となる。
 ラトビア:  3/17から郵便物の処理を停止。
 リトアニア: 非対面配達となる。
 スロベニア : 配達が遅延。
 ルクセンブルク: 非対面配達となる。
 モルドバ:  3/16から郵便物の処理を停止。
 ドイツ : 非対面配達となる。
 ルーマニア : 配達が遅延。
 マルタ:  3/17から非対面配達となる。
 アイルランド: 非対面配達となる。
 リビア:  3/16から3週間郵便物の処理を停止。
 ジブチ:  3/18から国際郵便物の受入れを停止。
 チュニジア:  国際郵便物の受入れを停止。
 詳しくはhttps://www.post.japanpost.jp/int/index.htmlの「SERVICE STATUS」を参照のこと。(赤林)
 

◎イタリアIRRSが新型コロナウイルス特別放送実施 
2版新規 3版追加 4版追加
 
イタリアIRRSは新型コロナウイルス(COVID-19)の蔓延で北イタリアが機能停止状態になっている状況に鑑み、2月21日よりスケジュールを拡充し、全世界向に英語で新型コロナウイルスに関するニュースと解説を放送している。スケジュールと送信所等は以下の通り。
 03:00-05:00 7290 (Saftica 150kW) 欧州向
    05:00-06:00 9660 (Kostinbrod 50kW 195度) アフリカ向
 06:00-07:00 594 (イタリア国内) 北イタリア・欧州南部・中部向
 23:00-24:00 9640 (Kostinbrod 50kW 126度) アジア・中東向
 詳しくはhttps://www.nexus.org/coronavirus-qsl/を参照のこと。最新の全体スケジュールはhttps://nexus.org/schedulesを参照のこと。
 受信報告に対しては特別のeQSLを発行する。受信報告の宛先はreportsnexus.orgである。
 なお上記とは別に3月5日より、00:00-01:00に11990kHz(Kostinbrod 100kW 195度)でエチオピア向オロモ語放送も開始した。
 受信報告を歓迎する、なお受信報告に関する個人情報の保護等に関してはhttps://nexus.org/privacyを確認して欲しい。
 こういう時世には「Stay home, stay safe: Listen to Shortwave!」だ。
(神奈川県 加藤信哉氏)(via BCLNEWS.IT newsgroup via WWDXC TP 1418)(SWLDXBulgaria News 3/4-7)「家にいて 短波聞いてりゃ 安全だ」と言ったところでしょうか。
 
米国のRichard Langley氏によると、放送されているのは米国で有名なあのSteve Bannon氏制作の「War Room Pandemic」という番組である。ドイツのHansjoerg Biener博士によれば番組制作者のサイトはhttps://pandemic.warroom.org/で、podcastもある。(WORIG 3/4)
  ドイツのHansjoerg Biener博士によると、エチオピア向オロモ語放送についても同じeQSLが発行される。オロモ語放送はOromia Media Networkによるものである。この局は2016-2018年にIRRSよりKostinbrod送信で短波放送を行っていたので、特に新顔とはいえない。以前使用されていたURL https://www.oromiamedia.orgは存在せず、新たにhttps://oromiamedia.com/が使用されている。(WORIG 3/10)


上記のメッセージが書かれたeQSL(同局のURLより)  

◎Winter SW Festの速報をHCJBが放送 2版新規 
 去る2月27日~29日に米国で開催された恒例のWinter SWL Festの速報が、3月7日(土曜)のHJCB日本語放送で流される。日本から同Festに参加したJSWC(日本短波クラブ)の大武逞伯理事が、帰途にアリゾナ州ツーソンの尾崎一夫師宅を訪問した際に収録したものである。これに続いて14日、21日の放送では同会場で大武氏と会見した、元VOAのKim Elliott氏、NASWA会長のRichard D’Angelo氏、同Fest主催者のJohn Figliozzi氏及びRichard Cuff氏、元VOA特派員のDan Robinson氏(いずれもBCL界では世界的に有名な人物)とのインタビューが放送される。これら3回の放送の受信報告に対してJSWCはクラブQSL(2020年の子年カード)を発行する。宛先は、〒248-8691 鎌倉郵便局私書箱44号 JSWC QSL係である。84円切手を貼ったSASE、及び経費として84円切手の同封が必要である
(JSWC)07:30-08:00 15410  20:00-20:30 11905

◎Unique Radio新スケジュール発表 2版新規 
 
米国のGlenn Hauser氏によると、オーストラリアのUnique Radioが新スケジュールを発表した。水曜日の放送がなくなり月・金・土・日曜の放送となった。詳しくはhttps://www.uniqueradio.biz/を参照のこと。(WORIG 3/4) それによると以下のようになっています。
   月曜 15:00-20:30 5045USB   20:30-22:00 3210
   金曜 15:00-21:00 5045USB   21:00-22:00 3210
   土曜 15:00-20:30 5045USB   20:30-22:00 3210
   日曜 15:00-21:00 5045USB   21:00-22:00 3210

◎ラジオ受信バイブル2020発行

 三才ブックスから「ラジオ受信バイブル2020」が発行された。主として国内DXingを中心とした内容だが短波ラジオについても触れられている。ジャンルに分けてラジオファンに興味のある最新の情報や調査内容が多数掲載されている。内容は以下の通り。カラー企画:AM/FMラジオ局ベリーカード最新リスト、ホームラジオの行き着く先はBluetoothスピーカーである、第1章 実験編:ニッポン放送足立送信所の電波はどこまで届いたのか?、FM波受信のススメ、在京ワイドFM局北限はどこ?、海外・現地FM局の受信にトライしよう、FM外部アンテナの効果を数値で検証する、第2章 改造・工作編: スマートスピーカー×radikoの楽しい選び方、初心者向けループアンテナの製作、FMホームラジオの製作、ICF-506を自分好みに改造、第3章 知識編:ザ・雑音~快適受信のヒント、製作しながら最新DSPラジオの仕組みを学ぼう!、ラジオマニア的ぶらり秋葉原さんぽ、ドイツDAB+デジタルラジオ受信レポート、ナショナルラジオ史、タイムフリーの制限を突破!?、第4章 機材編:AM/FMラジオベストバイ、欧州の短波ラジオ10機種レビュー、 中華BCLラジオを徹底チェック、TERK ADVANTAGEの実力は?、防災ラジオ大図鑑、Tvoli Audio PAL BTを徹底的に試す!、現行ラジオ使用レビュー。A5版178ページ、価格\1,200+税。(赤林)




◎ニュージーランドに新たな公共放送

 英国のMike Terry氏が、ABU(Asian Broadcasting Union:アジア放送連合)の報道として伝えたところによると、ニュージーランド議会は放送省による新たな公共放送の提案を承認した。これは現在のRadio New Zealandの機能を現状のラジオ放送専門企業体より拡張するもので、公共の新メディア企業として2023年設立を目指している。(WORIG 1/31)Radio New Zealandは国際放送を含めたラジオ放送のみに特化した公共企業体と法律で定められており、TV放送は別企業のTV New Zealandで行われています。両者を統合し、更に他のメディアも含めた大きな公共放送体にするということのようです。

◎世界DAB会議2020を11月に開催
 英国のMike Terry氏によると、世界DAB会議(World DAB General Assembly)2020が、来る11月3-4日にチェコのプラハで開催されることになった。放送、自動車、受信機業界等から200人の参加者が集いデジタルラジオ放送の将来について討議を行う。詳しくはhttps://www.worlddab.org/eventsを参照のこと。(WORIG 1/31) 関連する日本の企業としてはパナソニック、デンソーテン、ホンダ、ソニー、ヤマハ、パイオニア、JVCKENWOOD、トヨタなどがありま す。

◎BBCヒンズー語放送終了
 BBC World Serviceのヒンズー語放送は2月1日を以て終了した。最終の放送は23:00-23:30に5675(Tashkent 100kW 141度)、9510(Singapore 250kW 320度)、9540(Sri Lanka 250kW 75度)、11995(Singapore 250kW 315度)kHzで行われた。(SFRB 2/1-2)

◎WRTHの歴史サイト
 RUS DXによれば、World Radio TV Handbook(WRTH)及びその関連出版物の情報を網羅したwebサイトが米国のTerry Palmersheim氏(KT7DX)により開設されている。http://wrthhistory.com。(WORIG 2/2)  WRTH発刊の背景、毎刊の表紙、ロゴ、内容、ページ数等について詳しく記述されています。また同社が発行した「How to Listen to the World」、「Equipment Buyer's Guide」についても触れられています、「WRTHのハンドブック」のようなHPです。

1947年版初刊の表紙  当時は「WORLDー RADIO HADBOOK for Listeners」の題名であった (同サイトより)


◎RFE/RLの社長がモスクワを訪問
 RUS-DXによれば、Radio Free Europe/Radio Liberty(RFE/RL)の社長であるJamie Fly氏が最近モスクワを訪れ、Echo of Moscow局のインタビューに答えた。米国が米国内で放送するSputnik等のメディアを「外国の手先」と認定して規制を加えたことに対して、ロシアもRFE/RLを「外国の手先」として規制する法律を制定した。氏はこの措置について、米国市民はロシアのメディアに自由に触れられるのに対して、ロシアではインターネット接続も含めてロシア市民がRFE/RLに触れることは不可能とされているため不公平であると主張した。またジャーナリストの活動までを法律で規制することにも意義をとなえた。RFE/RLの目的は、官製の情報にしか触れる機会のない人々に世界の現状をありのままに知らせることだと説明した。モスクワ訪問中に政府関係者にも会いこのことを伝えたが、放送内容には興味がなく、米国のメディアだというだけの理由で信用しないようであった。(WORIG 2/2)

◎TV放送の歴史に関するweb
 The Worldwide TV-FM DX Association(WTFDA)の会誌VUD2月号によると、米国UHFテレビ局の歴史を扱ったサイト「THE HISTORY OF UHF TELEVISION」がClarke Ingram氏によって開設されている。http://www.uhftelevision.com/index.html。
 また米国のTV放送で過去に放送れた主要番組やテストパターンを集めた「TV SIGNOFFS.COM」がhttp://www.tv-signoffs.com/で公開されている。
(WORIG 2/2)

◎ブラジルRadio Cultura de Araraquaraが3365kHzで復活 ~送信機を短波に切替?
 英国のAlan Pennington氏によると、欧米各国で3365kHzにて受信されているブラジル局はRadio Cultura de Araraquaraである。放送時間は決まっていないが概ね16:00-12:00で、各国で受信されている時間と合致している。出力は1kW。短波放送は同局の所在地Araraquaraでサッカーの試合がある時に行われる。またRadio Trans America FMの試合放送を中継していることもある。URLはhttp://www.radiocultura.net/。09:00頃北米東岸やブラジルのリモートSDR で強力に確認できる。(WWDXC TP 1414)
 スペインのManuel Mendez氏によると、同局は790kHzで放送していたが、1月以降790kHzでは聞こえなくなっており、送信機を短波に切替えたものと推測される。(WWDXC TP 1416)


◎VOI 4750kHzの送信地はCimanggis?
 英国のDave Kenny氏によると、RRI(Radio Republik Indoneisa)の技術者Syafruddin Asb氏は、Voice of Indonesia(VOI)の4750kHzの送信所はCimanggisであるとして、送信所の写真(「4750kHz用デルタマッチアンテナ及び10kW短波送信機」との説明付)をWRTHのfacebookページに投稿した。送信所の周囲には家が密集しており、アンテナの鉄塔は見えないが、別の場所にあるらしい。米国のRon Howard氏によると、Union of Asian DXers(UADX)のTimm  Breyel氏(マレーシア)はRRI-Makassarからメールで、「現在当局の周波数はVOIが使用している」とのメッセージを受け取った。この文面では周波数のことしか言っておらず、送信機が他の場所に移されたかは分からない。Cimanggis送信所の跡地には既にイスラム大学が建設されているが、ドイツのWolfgang Busechel氏が2019年5月の衛星写真を解析したところ、12本の短波用鉄塔と1本の中波用鉄塔が残存しているのが認められた。(WWDXC TP 1414) 米国のDavid Foster氏がRadio Listeners Club of IndonesiaのLien Lin氏(Jakarta在住)より得た情報では、4750kHz(10kW)の送信機はMakassarよりCimanggis送信所に移設され、4750kHzのVOIはCimanggis送信所から出ている。Lien氏はVOIのTechnical ManagerであるSyafrudin氏にCimanggis送信所へ案内してもらいこのことを確認した。(WORIG 2/13)
  フィンランドのMauno Ritola氏によれば、老朽化した送信機をボルネオの奥地からCimmangis送信所に移設することは考えられず、新しい10kW送信機を購入の上でCimmangisに移設または直接設置したのではないかと同氏は推測している。送信機は「Omnix社製」という情報があるが、どの様な会社かは不明である。 (WWDXC TP 1417) 


◎Supreme Master TVがWRMIから試験送信
 ブルガリアのIvo Ivanov氏によると、米国のSupreme Master TVはWRMIより06:00-18:00に60mbの4980kHz(100kW、160度)でラテンアメリカ向に試験放送を行っている。WRMIのJeff White社長によると、第4号送信機のエキサイターのみを利用して送信しているので、実効出力はずっと低くなる。この試験送信の結果によって正式放送の内容やスケジュールを決めるとのことである。(WWDXC TP 1414)



◎2020年の短波関連会合・イベント  4版追加
 フィンランドのRisto Vaehaekainu氏によると、2020年に開催される短波関連の会合・イベントは以下の通りである。
 2/13 ユネスコ World Radio Day
 2/27-29   Winter SWL Fest  場所:米国ペンシルバニア州Plymouth Meeting  参加予定数:150 参照先: http://swlfest.com
 3/7  Reading Meeting 主催:Reading International Radio Group 場所:Reading International Solidarity Centre 参加予定数:20 連絡先:http://bdxc.org.uk、Barraclough.mike @ gmail.com  備考:2ヶ月おきに開催、次回は5月16日

 3/29-31 Radiodays Europe 2020 Conference 場所:ポルトガルLisbon 参照先: http://radiodayseurope.com → 新型コロナウイルスの影響で2020年末に延期された。(WORIG 3/10)
    5/9-10    DX-Parlamentet 2020(SDXF・Arctic Radio Club年次ミーティングと併催) 主催:The Swedish DX-Federation (SDXF) 場所:スウェーデンJoenkoeping 参照先:http://sdxf. se
 5/14-15   Annual NASB Conference(ホスト局はEWTN/WEWN) 主催:National Association of Shortwave Broadcasters(米国短波放送連盟) 場所:米国アラバマ州Birmingham
 5/15-17   Dayton Hamvention 場所:米国オハイオ州Dayton 参加予定数:2万 参照先:http://hamvention.org   → 新型コロナウイルスのために中止となった。(米国CQ HAM Radio)
    6/26-28   Ham Radio   場所:ドイツFriedrichshafen 参加予定数:2万 参照先:http://hamradio-friedrichshafen.com
    7/11-25   DX-Camp   主催:ADXB-OE  場所:オーストリアDoebriach 参照先:http://dxcamp.org
 7/31-8/1 26th Annual Mexican DX Meeting 場所:メキシコPachuca Hidalgo 連絡先:mnhajz65 @ gmail.com
 8/7-9 The annual summer meeting 主催:Finnish DX Association(FDXA) 場所:フィンランドRiihimaeki 参加予定数:100 参照先:http://sdxl.fi  http://rv.sdxl.org
    9/4-9   IFA Internationale Funkausstellung (消費家電フェア)  場所: ドイツBerlin 参照先:http://b2b.ifa-berlin.com
    9/10-12   IRCA Convention   主催:International Radio Club of America(IRCA) 場所:米国カリフォルニア州Anaheim 参照先:http://iraconline.org
    9/11-13   European DX Conference   主催:European DX Council 場所:ルーマニアBucharest 参加予定数:50 参照先:http://edxc.org
 9/11-15   International Broadcasting Convention(IBC) 2020  場所:オランダAmsterdam 参照先:http://show.ibc.org
 10/31-11/1 Ham Fair (JSWC総会・展示・講演会併催) 主催:JARL 場所:東京台場 参加予定数:3万 連絡先:ohtaket @ live.jp  備考:東京五輪開催のため例年より遅れて開催
 11/21-22   Ham Fest India 場所:インドKerala州 参照先:http://hfi2020.com
(WWDXC TP 1414) 新型コロナウイルスの影響で3月以降の会合・イベントには変更が生じる可能性があります。

◎2020年版NDBハンドブック発行
 ドイツのMichael Oexner氏によると氏は2020年版の3種類のNDB(Non-Directional Beacon:無指向性無線標識局)ハンドブックを発行した。
 GNDBH(Global NDB Handbook)2020: 世界16,900局のデータを収録
 ENDBH(European NDB Handbook)2020: 欧州8,200局のデータを収録
 NANDBH(North American NDB Handbook): 北米5,900局のデータを収録
 冊子版、CD版、ダウンロード版がありそれぞれで価格が異なる。詳細はhttp://ndblist.info/beacons/NDBpublications2020.pdfを参照のこと。
(WWDXC TP 1414)

◎Radio Asiaが中波放送停止
 UAEのRadio Asiaは1476kHz(Ras al-Khaimah送信所、100kW)の中波放送を2月9日で停止し、FMの94.7MHzに移行する。(WRTH FB 2/6)

◎IBCが短波放送復活
 フィンランドのMauno Ritola氏によると、イタリアのIBC(Italian Broadcasting Corporation)は一時停止していた短波放送を2月15日より復活する。ドイツのShortwave Radioの送信所より3975及び6160kHz(1kW)で放送する。スケジュールは以下の通りである。
   日曜 07:00-08:00 3975  18:00-19:00 3975 6160
   月曜 19:00-20:00 3977 6160
   火曜 01:00-02:00 3975  06:00-07:00 3975
   水曜 22:00-23:00 3975 6160
   放送内容はBCL及びHAMからのDXニュースである。受信報告に対しては公認受信証(Official Verification)が発行される。宛先はscorribande @ shortwaveradio.de。
(WRTH FB 2/6)

◎タイタニック号から無線機材を回収復元計画
 英国のMike Terry氏がARRL Letter 2/6の情報として伝えたところによると、1912年に氷山と衝突して沈没したタイタニック号には、救助を求めるメッセージを送信した無線室があり、そこにはMarconi社製の無線設備が設置されていた。米国Atlantaに本拠を置くRMS Titanic社はバージニア州の裁判所にこれらの設備の回収許可を求める訴えを起こした。許可が出れば潜水艇により遠隔操作で回収し、修理した後に、「タイタニック号の無線室」として復元公開することを予定している。(WORIG 2/6)

◎英国Radio Tumbrilよりクラシック音楽等を放送 ~3月からはChannel 292とWRMIから
 英国Radio TumbrilのBrice Avery氏によると、同局は「Encore-Classical Music」などの番組を次のスケジュールで放送する。
 ドイツ Channel 292 土曜 20:00-21:00 04:00-05:00(前週20:00-21:00の再放送) 日曜 18:00-19:00 7440
  米国WWCR 日曜 06:00-07:00 9350
  米国WBCQ 月曜 10:00-11:00 7490
  放送を開始してから1年となるが、送信コストの負担が大きいため、米国WWCR中継は3月1日、米国WBCQ中継は3月2日で終了し、以降は(価格の安い)Channel 292のみから放送を行う。放送内容の詳細はhttp://www.tumbril.co.ukを参照のこと。受信報告はencoretumbril @ gmail.comへ。eQSLが発行される。(WORIG 2/7
 同局からのメールによると、米国では2月29日以後WRMIが引き継いで中継することになった。スケジュールは次の通り。
 日曜 10:00-11:00 5850   月曜 12:00-13:00 9455
(英国   田中みさよ氏)tumbrilとはギロチン台に囚人を運ぶ移送車のことですが!




◎RTIが欧州向フランス語放送を復活

 フランスのJean-Michel Auber氏によると、台湾国際放送(RTI)はA20シーズンよりブルガリアKostinbrod送信所より欧州向フランス語放送を復活する。スケジュールは火-土曜の04:00-04:30 6005kHz(100kW 306度)である。実施に先立ち、2月24-25日、2月29日-3月2日に試験送信を行う。(WORIG 2/7)

◎WBCQ中継のWLCスペイン語放送スケジュール
 WBCQ中継のWorld's Last Chance(WLC)の最新B19スケジュールに内スペイン語放送は以下の通り。周波数は9330kHz(Monteicello送信所、500kW)である。なおWRTH update記載の9300kHzは間違いである。
    19:00-19:55 76度 スペイン向
 20:00-21:55 180度  南北アメリカ向
 22:00-22:55 220度 中央アメリカ向
(SFRB 2/5-7)

◎ロシア「外国の手先」法制定
 RUS DX 2/9によると、ロシア政府はメディアの内外国の影響下にあるものを「外国の手先」(foreign agent)と認定し、届け出の義務づけと、報道及び活動内容を規制する法律を2月1日より施行した。違反するとメディアの構成員や支持者には罰金10万ルーブル及び15日間の拘留、責任者には罰金20万ルーブル、メディアには罰金500万ルーブルが課せられる。どの行為が違反となるかは法務省が決定する。現在「外国の手先」として認定されたメディアは、Voice of America、Idel.Realities、Caucasus.Realities、Crimea.Realities、Tatar- Bashkir、Radio Liberty Service、Radio Free Europe、Siberia.Realities、Sever.Realities、Factograph、"Present"TVである。 (WORIG 2/9)

◎Signal Identification Guide公開
 ロシアのSergey Ivalyushin氏によると、「SIGIDWIKI.COM Signal Identification Guide」が公開されている。各種信号の波形や信号音を収集・紹介している。URLはhttps://www.sigidwiki.com/wiki/Signal_Identification_Guide。(WORIG 2/9)

◎フィリピン政府ABS-CBN Network局の放送免許剥奪に
 英国のMike Cooper氏がNew York Timesの報道として伝えたところによると、フィリピン政府は同国のABS-CBN Networkの系列局の放送免許を延長せず閉局させる方針である。ドテルテ大統領の政策に批判的と見なされるメディアへの放送免許等が停止されることになったためである。放送免許は3月までである。局側は言論の自由に反すると反発しているが、放送免許が剥奪された場合ABS-CBNはインターネット放送しか実施できなくなる。原記事はhttps://www.nytimes.com/2020/02/10/world/asia/philippines-abs-cbn-franchise.html。(WORIG 2/11)



◎英国Southgate Amateur Radio News短波放送開始
 
ドイツShortwave Radio中継でイタリアIBCの他に英国Southgate Amateur Radio Newが新たに短波放送を開始した。スケジュールは以下の通り。番組は英語。
 日曜 06:00-07:00 3975 19:00-20:00 3975 6160
    月曜 00:00-01:00 6160 06:00-07:00 3975 18:00-19:00 3975 6160
    火曜 02:00-03:00 3975 08:00-09:00 3975
    水曜 23:00-24:00 3975 6160
(SRSB 2/10-11)  

◎アルメニアYerevan-Gavar送信所からの中波放送
 ブルガリアのRumen Pankov氏がモニターした結果によると、アルメニアYerevan-Gavar送信所からの中波放送は以下の様に行われている。
 864kHz 01:10-02:40 TWRロシア語など、火-土の01:40-02:10はBishkekスタジオ制作番組
 1350kHz 02:45-03:30 TWR クルド語など(月曜03:03-03:23 英語・トルコ語、04:28-06:29 アラビア語・Sedaye Zindagi・Afghan Christian Radio・IBRA Radioなど)
 1377kHz 03:00-07:00(日曜03:30-07:02) TWRクルド語・ペルシャ語
 1395kHz 22:30頃-01:59 Iran International TV(ペルシャ語、6270/11570kHzとパラ) 01:00-02:45 Armenian Radio(クルド語、トルコ語、アゼリ語) 17:55-14:00頃
 Iran International TV(ペルシャ語、6270kHzとパラ)
(WWDXC TP 1415)

◎カザフスタンが中国からの郵便を遮断
 ロシアのAnatoly Klepov氏によると、カザフスタン政府は新型コロナウイルスの侵入防止のため、中国との間での航空・鉄道・自動車郵便のやり取りを禁止した。中国及び中国を経由するバングラデシュ・ミャンマー・カンボジア・マレーシア・モンゴル・ネパール・ラオス・北朝鮮・ブルネイ・ブータン・タイ・スリランカ・ フィリピン・台湾からの郵便物はいかなる種類のものも拒絶される。アリババなどの通販を利用した場合も届かないので、発送元に返金を求めるように指導している。なおWHOは中国からの郵便物を受領しても新型コロナウイルスに感染することはないとしている。(WWDXC TP 1415) 事の是非はともかく、アジアの多くの国からの郵便が中国を経由していることに改めて驚かされます。

◎CRIキューバ中継のA20スケジュール
 China Radio InternationalのキューバQuivican San Felipe送信所中継のA20スケジュールは以下の通りである。出力250kW、同送信所のTITAN#1と#5送信機が使用されている。
 09:00-10:00 5990(無指向性、北米向) 9810(160度、南米向) スペイン語
 10:00-12:00 9580(10度、北米向) 10:00 英語 11:00 中国語
 12:00-14:00 9790(305度、北米西部向) 12:00 英語 13:00 広東語
 21:00-23:00 9570(10度、北米向) 21:00 広東語 22:00 英語
 23:00-01:00 11880(305度、北米西部向) 英語 
 08:00-09:00 5990(無指向性、北米向) 英語
 08:00-09:00 13650(135度、南米向) ポルトガル語
(WWDXC TP 1415)

◎パラオの中波1584kHz復活を勧告
 米国のBen Dawson氏によると、国連開発計画はパラオで2012年に廃止されたパラオ政府のT8AA局1584kHzを復活させるべきと勧告した。中波が廃止された後FM87.9MHzに代替されたが、サービスエリアが不十分であるとしている。パラオ政府は米軍放送WSZBの設備を受け継いで1970年代に放送を開始し、独立後はT8AA のコールで1584kHz(5kW)で、首都Kororの南5kmにあるMalakalより送信を行っており、パラオ全土を中波でカバーできる唯一の放送局であった。しかし2012年に台風で送信鉄塔が倒壊、予算不足から再建は行われずそのまま1584kHzの放送は廃止された。その結果北部のKayangel地方、南部のHatohobei地方、周囲の島嶼部ではラジオ放送の受信が出来なくなっていた。(WORIG 2/15)

◎Radio Northern Star情報
 スペインのManuel Méndez氏がノルウェイBergenのRadio Northern Starから得たE-mailによると、同局は以下の様に放送している。websiteには主要なスケジュールが掲載されている。
 23:00-08:10 5895
   14:20-08:10 1611
(WORIG 2/18) URLはhttp://www.northernstar.cc/、古いポップスの他はキリスト教関連の番組が中心のようです。

◎解体中のRadio AustraliaのShepparton送信所からアマチュア無線が特別運用
 Broadcast Australiaによると、Radio AustraliaのShepparton送信所完全解体を前に、来たる3月14-15日、Shepparton and District Amateur Radio Clubのメンバーが同送信所のカーテンアレイ及びロンビックアンテナを直接使用してVI3RAの特別コールサインで40、30、20、17、15mbに て特別運用を行うことになった。送信出力は400Wの予定。(SRSB 2/20-21)
 2017年迄使用されていた同送信所は解体されてスクラップになることが決まっており、ドイツのKai Ludwig氏らによれば、比較的新しいコリンズ社製100kW送信機(購入価格は数百万ドル)は既に解体された模様である。またアンテナ解体前にはアマチュアバンドの18MHz帯及び21MHz帯を使用して月面反射通信の実験を行うことも計画されているという。(WWDXC TP 1416)

◎BRB Denge Welatの新スケジュール
 クルド秘密局BRB Denge Welatは2月21日以降次のスケジュールで放送している。放送はクルド語。
 12:30-14:59 7350 Issoudun 250kW 116度
 15:00-23:00 13730 Grigoriopol 300kW 116度
 15:00-24:00 11530 Grigoriopol 300kW 130度
 00:00-00:59 11530 Issoudun 250kW 90度
 01:00-06:59 9525 Issoudun 250kW 90度
(SRSB 2/20-21)

◎Blue Danube Networkの資料サイト
 オーストリアのHerbert Meixner氏によると、1945-1955年にオーストリアで放送していた米軍局Blue Danube Networkの資料を集めたサイトが開設されている。https://www.bluedanubenetwork.at /。(WWDXC TP 1416)  同局は当時のソ連占領地域向にSalzburgより短波の9533kHz他でも放送しており、世界各国で受信され、QSLカードも発行されました。小生が少年時代愛読していた近代科学社刊「DX受信の手引き」にもまだ住所が掲載されていました。

◎KGEIの旧局舎は? 
3版追加
 ドイツのHansjoerg Biener博士によると、カリフォルニア州Red Woodにある、KGEI局の旧局舎(1930年建設)は2001年に売却された。2011年まで教会の事務所として使用されていたが、現在は再び売りに出されている。広さは2.28エーカー。(WWDXC TP 1416) KGEIは1994年に閉局しました。旧局舎はRed Wood Shore地区のRadio Road沿いにあります。San Franciscoから出ているCaltrainのSan Carlos駅の北東約4kmの地点です。

現状の旧KGEI局舎(FEBC International Archiveより)


◎太陽黒点極小期が続いている!
 英国のMike Terry氏がSpaceweather.comの報道として伝えたところによると、2月に入ってから太陽黒点は18日以上連続観測されておらず、同サイトではCycle 25はまだ立ち上がりを見せていないとしている。(WORIG 2/20) 日本の宇宙天気予報センターによると、2月2日以降1ヶ月以上ずっとゼロの日が続いています。

◎Kiwi SDR用地図付ポータル出現
 The SWLing Postによると、リモートKiwi SDR用の新しい地図付ポータルが出現した。スパイ信号等を専門に取り扱うサイトhttp://Privom.orgに掲載されているもので、画面全体に表示でき、検索し易い。Kiwi SDRのサイトに表示される世界地図より使い易い。直接表示する場合はhttp://rx.linkfanel.net/からアクセスできる。(WORIG 2/25) ログインの必要もありません。



◎新型コロナウイルスがBCLラジオの出荷に影響
 米国のGlenn Hauser氏がDX-Clusive 3月号の報道として伝えたところによると、中国における新型コロナウイルスの影響により同国で生産されるBCLラジオの出荷が1月より凍結された状態にある。一部の メーカーは生産を再開した模様だが今後の動静は不安定である。中国のメーカー関係者によれば生産上は大きな混乱はないとのことで、今後の状態を注視してほしいとのことであった。最近発売になった機種、Tecsun PL-990、Tecsun H-501、Eton Satellite Eliteなどは出荷が2~3週間から数ヶ月遅れており市場で見かけなくなっている。(WORIG 2/25)

◎WBCQからのWLC Radio A20スケジュール
 WBCQ(第6号送信機)から行われる地球平面説を説くWorld's Last Chance Radio(WLC Radio)のA20スケジュールは以下の通りである。
 18:00-18:55 9330 500kW 76度 ポルトガル向ポルトガル語
 19:00-21:55 9330 500kW 180度 南米北部向スペイン語
 22:00-22:55 9330 250kW 220度 中米向スペイン語
 23:00-23:55 13590 250kW 300度 カナダ西部向英語
 00:00-03:55 15105 250kW 300度 カナダ西部向英語
 04:00-04:55 12080 500kW 76度 スペイン向スペイン語
 05:00-05:55 9330 500kW 57度 英国向英語
 06:00-07:55 9330 500kW 81度 アフリカ北西部向アラビア語
 08:00-08:55 6195 500kW 81度 アフリカ北西部向アラビア語
    09:00-09:55 9330 250kW 270度 北米中部向英語
 10:00-11:55 6195 500kW 175度 ブラジル向ポルトガル語
 12:00-12:55 6195 500kW 54度 ドイツ向ドイツ語
(SRSB 2/25)

◎Radio Canada International放送開始75周年
 英国のMike Terry氏によると、Radio Canada Internationalは2月25日で放送開始75周年となった。1945年の同日CBC International Serviceとして第二次世界大戦で欧州に派遣されていたカナダ人部隊やドイツ占領地区の人々に向けて放送を開始した。その後1970年にRadio Canada Internationalという名称になった。冷戦期には最大14の言語で放送していた。2012年に予算がカットされ、職員の80%を解雇し短波放送を停止した。組織は現在も残っておりMontrealにあるRadio Canadaフランス語放送のビル内にオフィスがある。現在もQSLの請求がくるがスタッフがいないので発行していない。詳しくは https://www.rcinet.ca/en/2020/02/25/anniversary-of-radio-canada-international-75-today/を参照のこと。(WORIG 2/26) HPには1964年発行のQSLカードが掲載されています。現在英語・フランス語・スペイン語・アラビア語・中国語の番組が制作され、podcastで提供されています。(WORIG 2/26)

◎ルーマニア中波・長波局リスト
 ドイツのAlexander Busneag氏によると、ルーマニアの中波・長波局リストが次のサイトで提供されている。http://ab27.bplaced.net/ul-um_romania.pdf。(WWDXC TP 1417)

◎WMLKのその後
 英国のAlan Pennington氏によると、2017年3月に火災で送信機を失った米国の宗教局WMLK(ペンシルバニア州Bethel)は2月20日Facebook上で最近の状況を発表した。それによると、代替送信機をの発注先が確定し契約を終えた状況である。現在送信機の完成を待っており送信を再開できそうである。当初スイスAmpegon社に発注予定であったが、2019年夏に同社はイタリアArete & Cocchi Technologyグループの配下に入り、Ampegon Power Electronics AGとなった。WMLKはこの新会社と契約したものと考えられる。(WWDXC TP 1417)

◎Trans World Radioが中波中継をキャンセル
 ブルガリアのRumen Pankov氏によると、Trans World RadioはYerevan-Gavar送信所から1377kHzで行われている中波中継をB19で打ち切ると発表した。Bishkekから行われている612kHzについては言及していない。
 また同局Vienna事務所の話ではエストニアのRadio Eliから行われている1035kHzの中波中継は既に打ち切られたとのことである。Grigoriopol送信所からの1548kHzがどうなるのかは今後判明する。
 ドイツのHansjoerg Biener氏によると、Radio Eliは収入の大半をTrans World Radioからの中継料に依存していたため、存立の危機に見舞われている。(WWDXC TP 1417) 

◎Channel 292が「12時間マラソン放送」
 ドイツのChannel 292は来る3月4日及び11日に12時間連続の「マラソン放送」を実施する。周波数は6070kHz(Rohrbach 10KW 無指向性)。スケジュールは以下の通り。
 From the Isle of Music & Uncle Bill’s Melting Pot 3/4 17:00- 3/5 05:00
 Radio DARC Deutscher Amateur Radio Club e.V. 3/11 17:00-3/12 05:00
(SRSB 2/26-27)

◎Shortwave Radioの新B19スケジュール
 ドイツのShortwave Radio Servicesによると、同局の新B19スケジュール(2月26日~3月28日)は以下の通りである。
 3975kHz 17:00-06:00
    6160kHz 18:00-03:00
(WORIG 2/27)

◎2019/2020 Guide to Utility Radio Stationsの追補発行
 2018年12月に発行された2019/2020 Guide to Utility Radio Stationsの追補版が発行された。http://www.klingenfuss.orgより無料でpdf形式でダウンロードできる。無線FAX放送のスケジュール等が改訂されており、新規に取得された受信画面が掲載されている。24ページ。また上記URL上には2019年12月に発行された周波数表に追加する約800波の周波数についての情報も掲載されている。(Klingenfuss Publications)

◎バヌアツVBTCの短波放送スケジュール改訂
 バヌアツのVBTC(Vanuatu Broadcasting and Television Corporation)は3月1日より短波放送のスケジュールを改訂した。発表された新スケジュールは次の通り。
 03:30-09:00 3945
    09:00-16:00 5040
    16:00-20:30 3945
    20:30-03:30 2485 (不定期放送)
(ドイツ Wolfgang Bueschel氏)


出典の略称   
   WORIG : World of Radio io group    
   SRSB: Shortwave Reception from Sofia Bulgaria   
   WWDXC TP: World Wide DX Club Topnews  
   HCDX: Hard-Core-DX  
   JSWC: Japan Shortwave Club  
   NDXC: Nagoya DXers' Circle  
   WRTH FB: World Radio TV Handbook facebook

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