月刊短波2020年10月号(第6版)
編集 赤林隆仁  時間 JST


◎Marconi Radio Internationalが試験放送 6版新規
 
スペインのManuel Méndez氏によると、Marconi Radio Internationalは10月23日に予定していた試験放送を以下の様に延期した。
   10/24 14:00-15:00
   10/25 15:00-16:00
   周波数は6170kHzUSB、場合によっては6190kHzとなる。受信報告はmarconiradiointernational @ gmail.comで受け付ける原則eQSLが発行されるが、限定で紙のQSLカードが発送されることがあるので、受信報告には自分の宛先住所を記入することが望ましい。
(WORIG 10/21)

◎VORW Radio Internationalが試験送信 6版新規
 
VORW Radio Internationalによると、同局はWWCRのNashville送信所から以下の様に試験送信を行う。
 10/24  20:00より 15285 100kW 欧州・北米東部向
 10/25  04:00より 13845 100kW 欧州・北米向
 受信報告はvorwinfo @ gmail.comへ。
(WORIG 10/23)

◎HFCCがB20スケジュール公表 5版新規
 
HFCCは10月10日今年の冬スケジュールB20を公表した。http://www.hfcc.org/data/b20/index.phtmlよりダウンロードできる。
(WORIG 10/10)

◎T8WHの送信施設11月より使用再開 ~ Hope Radio他が放送開始 3版追加 4版追加 5版追加
 Hope RadioのMedia CoordinatorであるScott Reppert氏によると、昨年送信を停止したPalauのT8WHに設置されていた送信機(Angel 3/4/5)を使用してHope Radioが11月1日より短波の宗教放送を開始することになった。番組の制作は米国ウェスト・バージニア州Morgantownにある同社のスタジオで行われる。Hope RadioはRestoration Church InternationalのMFC Ministriesの経営で、QTHは300 Highland Avenue, Morgantown, WV 26505 USA、電話は+1 304-292-7283、URLはhttp://www.restorationchurchintl.orgである。なお放送開始に先立ち試験送信が行われる筈である。(WORIG 9/28)
 ブルガリアのIvo Ivanov氏によると、Hope Radioの11月1日からのスケジュールは以下の通りである。出力は100kW。
 17:00-21:00 9930  318度 東アジア向英語・中国語 Angel3(中国用)
 09:00-14:00 15675  270度 東南アジア向英語・ベトナム語 Angel 4(東南アジア用)
    17:00-21::00 9965  345度 アジア北東部向英語・韓国語 Angel 5(韓国用)
(WORIG 10/13) 
 Radio Free Asiaが同送信所の100kW・270度送信機を使用して9955kHzにて22:30頃よりベトナム語やビルマ語放送の試験送信を行っている。また対北放送Voice of Martyrsも21:00-22:30に9930kHz(100lW、345度)で試験送信(朝鮮語)を行った。また10月16日の17:00からはHope Radioが9930kHzにてAngel3(318度)とAngel5(345度)の同時試験を実施した、IDは「This is Hope Radio T8WH Palau MFC Ministries with Joe Perozich」と出ていた。(Ivo Observer 10/6-16) 

◎RAEドイツ語放送がErevan Gavar送信所から特別中継! 5版新規
 ドイツShortwaveserviceのChristoph Ratzer氏によると、同氏はアルゼンチンでの放送開始100周年を記念して、RAEのドイツ語放送を来たる10月19日の02:00-03:00にYerevan Gavar送信所から7500kHzで特別中継することになった。受信報告はraedeutsch @ yahoo.com.arまたはqslrae @ gmail.comで受付ける。(WWDXC TP 1443)

◎SAQ Grimeton Radioが「国連の日」特別送信  4版新規

 英国のMike Terry氏によると、スウェーデンの長波保存局SAQ Grimeton Radioが来る10月24日(土)の「国連の日」の深夜に記念特別送信を行う。スケジュールは10月24日23:30よりAlexanderson Alternatorの調整開始、10月25日00:00よりCWによる本送信を開始する。周波数は17.2kHz。なお10月25日の00:20よりはYou Tube上で送信棟内からの記念コンサート(Anna Louise Ekman指揮、ピアノ伴奏によるスウェーデン及びイタリアの歌)の模様を中継する。なおコロナ感染予防の観点から当日の行事や運用は無観客で行われ、送信所内に一般の人は立ち入れない。受信報告はURL(https://alexander.n.se/saq-grimeton-transmission-on-october-24th-2020/?lang=en)上のオンラインフォームへのリンク(https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdUmtf9etTvM5sWCLmxk9pcB_JpYyq0tLuaBSPSl4mSRJVpUg/viewform、10/24~11/6に開設される)から入力されたもののみを受付ける。E-mailや郵便によるものは受付けない。なお同時に特設アマチュア無線局SK6SAQが7035(CW)、14035(CW)、3755(SSB)kHzで記念QSOを行う。(WORIG 10/9) 「国連の日」は1945年10月24日の国際連合が正式に発足したことを記念する日で、今年は発足75周年となる。

◎「朝鮮の声」がwebページを一新 3版新規

 北朝鮮の「朝鮮の声」のwebページが10/4より9つの言語すべてについて全面的に変更された。旧ページからのリンク先も変更されている。http://www.vok.rep.kp/index.php/home/main/en。
(ドイツ Arnulf Piontek氏)日本語ページはhttp://www.vok.rep.kp/index.php/home/main/ja。

最初の画面は各国語とも同じ



◎Radio Thailand日本語放送中断 2版新規 3版追加

 Radio Thailandは10月1日より事前予告なく日本語放送を中断した。同局によれば数ヶ月中断することになるという。そのまま廃止されてしまわないようにrthworldservicegmail.comまたはradiothailandprd.go.thに復活の要請を英語で出すことが望ましい。(JSWC 大武逞伯氏)
 
WRTH FacebookにフィンランドのMauno Ritla氏が投稿したところによると、10月1日から中止されたのはベトナム語(20:00-20:15 5875 マレイ語に置換え)、クメール語(20:15-20:30 5875 中国語に置換え)、ビルマ語(20:45-21:00 5875 英語に置換え)、日本語(22:00-22:15 9390 英語に置換え)、ドイツ語(05:00-05:15 9920 英語に置換え)となっている。(WORIG 10/3) Udon Thani送信所250kW。このところ2年続けて日本語放送を含む海外放送の一部を10月初旬から1~2ヶ月停止しています。

◎カナダ軍局Radio CAEの最後の4時間をShortwaveserviceが復活放送 ~10月19日Gavar送信所より 2版新規
 
英国のAlan Roe氏によると、ドイツShortwaveserviceのChristian Milling氏は、50年前の1970年10月18日に放送を停止したカナダ軍局Radio CAE(在Werl)を記念して同日の最後の番組4時間を今年10月19日の05:00-09:00に7500kHzで欧州向にそのまま放送する。送信所はArmeniaのGavar送信所となる予定。(WIRIG 10/2)

◎MGB Eye Radioが9月21日よりスケジュール変更 2版新規
 
ブルガリアのIvo Ivanov氏によると、MGB Eye Radioは9月21日よりスケジュールを一部変更した。新スケジュールは次の通り。言語は南スーダン向アラビア語Juba方言及び英語/Dinka/Nuer/Shilluk/Bari/Zande/Lutoho語。
    月ー金 12:59-13:57 7340 St.Maria di Galeria 250kW 151度
    月ー金 13:59-14:57 11650 Madagascar 250kW 335度 #(以前は毎日)
 火ー土 00:59-01:57 15410 Issoudun 250kW 138度
 火ー土 01:59-02:57 15410 Issoudun 250kW 138度 #(以前は毎日)
    #印は8月より行われている新型コロナウイルス関連放送。
(WORIG 9/30)

◎Voice of Vietnamが新ロゴ

 ドイツのHansjörg Biener博士によると、Voice of Vietnamは9月4日に創立75周年記念を迎え新たなロゴを発表した。「VOV」の内「V」の文字はベトナムで敬われている架空の鳥「Chim Lac」の姿にデザインしたもので、未来への楽観と熱望を象徴している。一方「O」の文字は中央に「PLAY」ボタンを配置し常に前進し続けるマルチメディアの姿勢を表象している。また使用されている青色は豊かさ、赤色は輝く未来を表すという。またこれを機にhttps://vovlive.vnを立ち上げ、Voice of Vietnamの番組がすべての新プラットホーム(インターネット、携帯電話、携帯アプリ、SNS)で聴取できるようにした。新ロゴ発表の模様はhttps://vovworld.vn/en-US/news/vov-unveils-new-logo-898853.vovを参照のこと。 (WORIG 9/1)

新ロゴ



◎GrundigがDAB+用ラジオのキットを発売
 ドイツのDietmar Weigelt氏によると、同国Grundig社は創立75周年記念として、第二次大戦直後に発売していたラジオキット「Kultradio Heinzelmann」を再発売する。5000個の部品からなっておりFM放送、DAB+放送、インターネット放送が受信できる。価格は€329、9月中旬発売。詳しくはhttps://www.t-online.de/digital/id_88493112/zum-firmenjubilaeum-grundig-bringt-kultradio-heinzelmann-zurueck-.htmlを参照のこと。(WWDXC TP 1438)

電子レンジのようだ!


◎AIR Mumbaiの中波放送スケジュール変更
  インドのJose Jacob氏によると、同国のAIR Mumbaiが9月1日より中波放送のスケジュールを変更した。新スケジュールは以下の通り。
  Channel A(Samvadita) 09:30-02:30 1044kHz AM/1035kHz DRM 100kW
  Channel B(Asmita) 08:20-03:30頃 558kHz AM/549kHz DRM 100kW
  同局は2020年3月24日~8月31日にはAM及びDRMで新型コロナウイルス対応24時間臨時放送を実施しており、Channel Aではニュース、Channel BではVividh Bharatiの番組を中継していた。なお9月1日以降Vividh Bharatiの放送は1188kHz(50kW)で08:25-02:00に放送される。(WWDXC TP 1438)

◎格安SDR RX-888発売 ~記録帯域幅は32MHz
 ドイツのNils Schffhauer氏によると、16ビットプロセッサー内蔵の格安SDR RX-888が発売された。価格は約US$200ながら32MHzの記録帯域幅を有し、100dBのダイナミックレンジを誇る。利得20dBの低雑音高周波増幅器の内蔵で感度も十分確保できる。FM帯などで広い帯域をそのまま記録したい場合には最適な性能である。但し組み合わせるPCはi5CPU以上を搭載しUSB3.0を有していないと機能を十分に発揮できない。短波用に使用するにはSimon Brown氏作成のSDRC V3を使用すると理想的である。HF帯全体を24時間分記録すると約11テラバイトの容量を消費するので、大容量HDDの外付が必須である。詳しくはhttps://dk8ok.orgを参照のこと。(WWDXC TP 1438) 受信機の機能がPCの性能で左右されることになってきた感ありです。中国製。

RX-388



◎Hansjörg Biener博士が「Bieners DX Digest」発行
 ドイツのHansjörg Biener博士によれば氏は2020年7月より中波・短波のニュースを集めたドイツ語の「Bieners DX Digest」(略称BDXD)を発行することにした。最新版はhttp://www.biener-media.deに掲載され、過去版はhttp://www.agdx.de/bdxd.html(Arbeitsgemeinschaft DXのHP上)に掲載される。(WORIG 9/5)

Hansjörg Biener博士


◎北朝鮮がYouTubeでスパイ向暗号放送
   英国のMike Cooper氏がEXPRESS誌8月29日号の報道として伝えたところによると、北朝鮮は従来短波放送等で行っていたスパイ向乱数放送をYouTubeにアップして行っている。例えば8月29日のビデオ放送は「友人の皆さんこれから通信教育大学の情報技術の授業を伝えます」というアナウンスで開始され、乱数を読み上げた後、65秒後に「これらは719探求班向の宿題です」、「こちらはピョンヤンです」で終了する。音声だけで画面は表示されない。従来は短波放送で暗号コードブックの番号とページを伝えた後で3桁の番号をアナウンスしていた。2016年より「通信教育大学の地理探査班向」とか「第~班向数学科の授業」というような宛先が付されるようになった。北朝鮮のスパイ向通信もインターネットを使用するようになったようだ。原記事はhttps://www.express.co.uk/news/world/1328930/north-korea-news-kim-jong-un-north-korea-spies-video-hackersを参照のこと。(WORIG 9/5) 実際のYou Tubeメッセージはhttps://www.youtube.com/watch?v=y5IrN8V3IJsを参照して下さい。

◎WBCQがFurman送信所を正式取得
 ドイツのHansjoerg Biener博士によると、WBCQの社長Allan Weiner氏は、World Harvest Radioの運営団体Family Broadcasting Corporation(旧名LeSEA Broadcasting Corporationから2018年に改称)より8月15日正式にSouth Carolina州のFurman送信所を取得した。取得価格は125万ドルである。これでFamily Broadcasting Corporationは米国での国内放送及び国外向短波放送から撤退したことになる。WBCQでは1ドル/分位で同送信所からの送信時間を販売するとしている。
 Furman送信所は1989年にChristian Science Monitorが1900万ドルの費用をかけて自局の短波送信のために建設した。同局は1990年代にTVネットワークの買収に資金を使いすぎた結果短波送信所を売却せざるを得なくなり、同送信所を2004年に200万ドルで当時のLeSEA Broadcasting Corporationに売却した経緯があり、WBCQは3代目のオーナーとなる。(Bieners DX Digest #2)

◎Prince Rupert Radioの送信スケジュール
 Canadian International DX Club(CIDX)の会誌Messanger9月号によると、同国の海上気象局Prince Rupert Radioの気象放送は以下の通りに行われている。周波数は2054kHzUSB、コールサインはVAJ。
 09:50-10:10、10:15-11:00、15:50-16:10、16:15-17:00、21:50-22:10、22:15-23:00、03:50-04:10、04:15-05:00。
 British ColumbiaにあるSDR http://kj6ei.ddns.net:8073/では良好に受信できる。(WORIG 9/7) カナダ西海岸British Columbia州のPrince RupertにあるCandian Coast Guardの海上気象局です、詳細はhttp://www.2182.ca/en/history/princerupert.htmlを参照して下さ い。

◎Vividh Bharatiの短波放送が停止
 インドのJose Jacob氏によると、Aligarh送信所から短波9390kHzでインド全土向けに送信されていたAIRの国内向娯楽番組Vividh Bharatiの放送は9月4日以来停止している。中波、FM、インターネット放送は継続されている。Vividh Bharatiの短波放送が停止したのは1957年に送信が開始されて以来初めてのことである。一時はChennai、Guwahati、Mumbai、New Delhiから同一周波数10330kHzで放送されていたほど短波放送が重視されていた。なお数年前から短波のDRM放送は行われている。Vividh BharatiのURLはhttps://www.vividhbharti.org/、インターネット放送はhttp://prasarbharati.gov.in/playersource.php?channel=1である。(WORIG 9/7)

◎過去21年分のShortwave Bulletinのアーカイブ公開
 米国のGlenn Hauser氏によると、Shortwave Bulletinの1999年5月以降21年分のアーカイブがhttp://www.hard-core-dx.com/swb/archive.htm上で公開されている。(WORIG 9/6)

◎AIR GantokとAizawlが短波休止中
 米国のRon Howard氏はインドのJose Jacob氏から得た情報によると、AIR-Gantokの短波放送(4835/6085kHz)は現在休止中である。Jocob氏が同局にコンタクトしたところ、9月8日以降短波送信機を修理中であるとのことであった。AIR-Aizawlからも短波放送(5050/7295kHz)の休止について同様のメッセージを受取っている。(WORIG 9/9)

◎VOAがコロンビアからベネズエラ向送信
 英国のMike Terry氏によると、9月16日よりVOAはコロンビアBarranquillaにあるRadio Libertadの中波送信機を借用して600kHz・50kWにて現地時間09:00-12:00にベネズエラ向スペイン語放送を開始する。放送は現地の月~金曜が09:00-12:00、土日は09:00-11:00である。(WORIG 9/9)

◎米空軍研究所がスポラディックE層の検出・追尾方法を発見
 ARRLの報道によると、米国New Mexico州にある空軍研究所(Air Force Research Laboratory:AFRL)はスポラディックE層の出現を検出・追尾する新方法を発見した。スポラディックE層は大気層上部で電子密度が大きなプラズマが多層的に発生した場合に生じる。主として中緯度帯で発生し、通信に影響を与えるが、超短波マニアは通常の通信範囲を大きく超えるDX通信を楽しむことができる。新方法は同研究所とUniversity of New Mexicoとのコラボで開発されたもので、電線から放射される微妙な広帯域の高周波ノイズを解析してスポラディックE層の原因となる多層高密度プラズマを検知・追跡する。電線は広域に張られているので、その動きを解析して追尾することができる。この技術でスポラディックE層の出現や場所を特定できるため、短波や超短波を使用する通信に大きく寄与することが期待される。原記事はhttp://www.arrl.org/news/air-force-research-laboratory-tracks-sporadic-e。(WORIG 9/11)

◎Voice of Vietnam米国での中継を打切り
 米国のGlenn Hauser氏がWRMI社長のJeff White氏から聞いた情報では、WHRIから中継を行っていたVoice of Vietnamは、同局がWBCQに売却されたことを機に中継(A20では09:00-09:30 7315kHz)を中止した。今後は米国内の中波・FM局からの中継に切り換えるものと見られる。(WORIG 9/8)

◎英国のTuneInは海外局を排除 ~著作権上の争いに敗訴
 英国のMike Terry氏がRadio Today 9/14号の報道として伝えたところによると、世界中の放送を聴くことが可能であった「TuneIn」が英国内では英国以外の放送へのアクセスを排除することになった。TuneInは英国SONYやWarnerから「著作権のある音楽へ無制限にアクセスできてしまい不法である」として訴えられており、英国の高等裁判所はこの訴えを認めた。そのため英国内では英国での著作権処理がなされていない国外の放送局へのアクセスが禁止された。 原記事はhttps://radiotoday.co.uk/2020/09/international-radio-stations-now-restricted-on-tunein/を参照のこと。(WORIG 9/14)

◎インド陸軍が民間向コミュニティー放送局設立
 インドのAlokesh Gupta氏によると、インド陸軍は民間向のコミュニティー放送局「Radio Raabta]を初めて設立した。局は南カシミール州Anantnagに設置され、FMの90.8MHzで放送する。スタジオはインド軍駐屯地内に設置され、アンテナは周辺の高地に設置されている。放送開始は9月9日。インド陸軍は同州内の他の地点にも同様の局を設置する予定である。原記事はhttps://www.tribuneindia.com/news/j-k/army-to-launch-its-first-community-radio-station-in-south-kashmir-138709を参照のこと。(WWDXC TP 1439)  raabataとはヒンズー語で人と人とのコミュニケーションのことです。

開局を報じるインドの新聞


◎米国FCC教会の無許可高出力送信を認めず
 英国のMike Terry氏がRadio World 9/16の報道として伝えたところによると、米国ではFCC規則第15条に基づき、キリスト教会が信者向に低出力のAMまたはFM放送を無許可で行うことが1934年以来認められているが、FM放送の場合は到達距離が200フィート以内と制限されている。新型コロナウイルスの影響で信者が教会に来ることができない地域では教区全体に届く放送を行えるようにするため、FCCの制限を撤廃すべきという要求が強まり、テネシー州選出の共和党下院議員Mark Green氏を通じてFCCに意見書を提出した。これに対してFCCは、教区に放送したければ地元のFM/AM局を使えば良く、規則を変更する必要はないと回答した。原記事はhttps://www.radioworld.com/news-and-business/headlines/fcc-wont-raise-unlicensed-power-levels-for-churches。(WORIG 9/17)

◎デンマークの小電力短波局HFCCに登録
 ブルガリアのIvo Ivanov氏によると、デンマークの小電力短波放送局3局がHFCCに正式登録された。内容は以下の通りである。
 World Music Radio
  毎日 24H 5840 Bramming送信所 100W 無指向性 欧州西部向  多言語
  土・日曜(開始時刻)  16:00-05:00 15805 Randers送信所 200W 180度 欧州南東部向 多言語
 Radio OZ-Viola
        木曜  05:00-08:00 5980 Hilleroed送信所 100W 無指向性 欧州西部向 英語・デンマーク語
        土・日曜  20:00-23:00 5980 Hilleroed送信所 100W 無指向性 欧州西部向 英語・デンマーク語
    Radio 208
        毎日 24H 5805 Hvidovre送信所 200W 無指向性  欧州西部向 英語・デンマーク語
(WORIG 9/17)
    
◎NASA及びNOAAがサイクル25の開始を正式発表 ~低調の予測 3版追加
 Spaceweather.comの報道によると、米国航空宇宙局(NASA:National Aeronautics and Space Administration)及び米国海洋大気庁(NOAA:National Oceanic and Atmospheric Administration)は9月15日、2019年12月に終了したサイクル24に続いて次のサイクル25が立ち上がったと正式に発表した。太陽黒点数の立ち上がりは緩やかで、2025年7月頃にはピークを迎えるが、サイクル24と同等または以下のレベル(太陽黒点数115±10)となる見込みである。もしサイクル24のレベルを下回れば1755年に太陽黒点数の観測を開始して以来最も活動が低調なサイクルとなる。但し急な磁気嵐等の現象は起こりうるとしている。(WORIG 9/16)
    英国のMike Terry氏によると、サイクル25開始の正式発表後も太陽黒点数ゼロの日が続いており、立ち上がりは元気のないものとなっている。(WORIG 10/3)宇宙天気用法センターによれば9/5~10/4の一ヶ月間で太陽黒点が観察された日は4日(数は1~8)、他はゼロでした。高調期には200以上あったので、短波には冬の時代(太陽活動低調期)が続くようです。

◎USCG NMGの海上気象放送
 米国のGlenn Hauser氏によれば同氏は米国沿岸警備隊のNew Orleans局(コールNMG)の海上気象放送がロボット音声による読み上げで次のように行われていることをモニターした。モニター周波数は 8502kHzUSBである。他に4316kHzUSB、12788kHzUSBでも行われていることになっている。
 12:30-13:05、14:15-14:50、18:30-19:05、20:15-20:50、00:30-01:05、02:15-02:50、06:30-07:05、08:15-08:50。
(WORIG 9/16)30分からの放送は沿海気象情報及びハリケーン情報、15分からの放送は外洋気象情報及びハリケーン情報となっています。

◎北京外語広播が中波774kHzの放送を廃止
 北京外語広播は9月23日の01:00を以て中波の周波数774kHzの放送を廃止すると発表した。以後はFM92.3MHzとインターネットhttp://www.am774.com及び有線FM放送(97.8MHz)のみで放送する。同局は2004年9月1日に「Radio 774」という名称で試験電波を発射、同月17日より正式開局した。2008年には一時局名を「北京人民広播電台外語広播」と改称したしたが、すぐに元の局名に戻った。無線放送は774kHzのみであったが、2017年2月よりFM92.3MHzでも放送を開始していた。(Cachn的自留地 9/16)
  インドネシアのAlan Davis氏によると、この放送は北京804号送信所より送信されており、北京市朝陽区東風南路(北緯39度57分12秒、東経116度29分48秒)に位置する。中波送信機は米国Harris社製である。(WWDXC TP 1440) 北京広播電視台の一放送(所在地は同局と同一、北京市朝陽区建国門外大街14号)で「Radio Beijing International」の英語名で主として英語の講座や文化紹介番組等を放送している。放送時間は07:00-01:00。

同局のロゴ「AM 774kHz」は「AM774.com」となった


◎南アSentechに短波デジタル放送の噂
 米国のKim Elliott(KD9XB)氏によると、短波放送を廃止した南アフリカSentechが新たに短波デジタル放送に乗り出す可能性が出てきた。Advanced Technology誌の9月18日号によると、南アフリカではデジタルオーディオに対する関心が高まっている。南アフリカ政府はSentech社のMeyerton短波送信所からアフリカ南部諸国に対して短波によるデジタル放送を開始することになる。当面はナミビア、ボツワナ、レソト、エスワティニ、ザンビアと南アフリカ自身の6カ国向に放送し、将来は中波・FMもアナログ放送からデジタル放送に移行する。原記事はhttps://advanced-television.com/2020/09/18/saba-partners-with-ta-and-sentech-to-deliver-digital-radio-in-sadc/を参照のこと。(WORIG 9/21) DRM?

◎女性BCLがYouTubeでBCL番組の配信開始
 女性BCLである「李里」さんがYou TubeでBCLに関する番組「李里のHappy BCL Radio~気軽にBCLを楽しむひととき~」の配信を開始した。https://www.youtube.com/channel/UCNrSnyVrkNuhHOenRO9E4Kg/videos。既に複数回配信されている。(埼玉県 Radio Siesta氏)

◎Czech Radio AM放送全廃へ
 米国のStephan Luce氏によると、Czech Radioは2021年12月31日で長波270kHzを含むすべてのAM放送を全廃する予定である。数年前270kHzの出力が大幅に削減されたのも送信所廃止の準備であったことがわかる。すべてのAM放送と言っても同国には6局残存しているだけである。技術部門の責任者Karel Zýka氏によると、AM放送廃止の理由はそれが過去の陳腐化した技術であるからだ。老年世代には新しい技術の受信機に切り換えることに抵抗のある人が多いが、そういう人のためには老人専用のデジタルチャンネルが用意されることになる。(WORIG 9/22)

◎BBC Sounds受信の新アプリを提供開始
 英国のMike Terry氏によると、BBC Soundsは9月22日より従来使用されてきたiPlayerに代わるスマホ用の新受信アプリの無料配布を開始した。iOS11、Android 5、Amazon OS5以降のOSで稼働可能で、世界的に提供される。個人用に特化したカストマイズが可能になるほか、Chromecast、Android Auto、Apple CarPlayを使ってコンテンツをストリーミングできるようになる。BBC Soundsは英国で350万人/週が利用しており、世界では4億8600万人が使用していると推測される。原記事はhttps://www.bbc.co.uk/blogs/internet/entries/166dfcba-54ec-4a44-b550-385c2076b36bを参照のこと。(WORIG 9/22)



◎ラジオの製作創刊65周年記念特大号発行  3版追加 4版追加
 1954年に創刊(電波新聞社からの発行は1955年)され、1970~80年代のBCL時代に絶大な人気を誇り、1999年に定期発行を終了した「ラジオの製作」の特別号が創刊65周年を記念して9月10日「ラジオの製作 2020年10月号」として電波新聞社から発行された。できるだけ当時の雰囲気に近づけるために1970年代後半に撮影されたオランダ・ホールンの写真を使った表紙となっており、内容は●巻頭カラー特集(ラ製が拓いたエレクトロニクス・ホビー70年の軌跡、秒速4.75cmが巻き起こしたオーディオの黄金時代、ある時代のラジオの製作編集部)、●復刻版製作記事(ICインターホン、簡易型3入力ミキサー、1石で作るBCL用プリセレクター 高田継男、Cdsフォトリレー、他)、●製作記事特集(6AQ5シングルローコストパワーアンプと簡易歪測定、One Chip AM Radioの設計・製作、FM専用機をAMも受信できるようにしてみよう!、ACコントローラ、シリコンダイオードを使った鉱石ラジオの製作、他)、●やさしいアンテナ製作集(3エレ八木アンテナ)、●無線大特集(アマチュア無線入門、ライセンスフリー無線を始めよう、他)、●BC関連記事(BCL全盛期を振り返る 長廻政志、FM受信用MLAの製作、小型短波ラジオで楽しむBCL 須藤達也、永遠の「BCL少年」で 山上達也、世界の日本語放送、HCJBだより 尾崎一夫、個性的で魅力的な日本語放送や対外宣伝放送を聴いてみよう 山下透、BCLリスニングスクエア)、●記念特別寄稿(ラジオ少年の熱意を支え続けたラ製 六本木栄、錦水堂 NEW RADIO BOOKを読む、昔の真空管ラジオを復活中)、●原理を学ぼう(オシロスコープで音速を計る、やさしい電気理論、未来を拓〔ひら〕く量子コンピュータと量子理論)、すばらしきオーディオの世界、アクティブクラブ紹介、その他、と多彩な内容である。B5版192ページ。価格は税込\2,640。初版は発売とともに完売し、Amazonではプレミアムもついていたが、10月6日増刷版が発行された。(赤林)

厚紙を使っているため16mmの厚さがある



◎ブラジルEBCに短波DRM送信機設置 2版追加

 英国のRichard Langley氏によると、ブラジルが短波のDRM化に乗り出した。Port AlegreにあるBT Transmitters社で開発・製造されたブラジル初の短波DRM送信機が公共放送EBCに納入された。設置先は首都Brasiliaの近郊Rodeador Parkにある送信所で、Radio Nacional da Amazoniaの短波送信用アンテナに接続された。出力は2.5kWで、Brasilia大学・科学技術革新省の協力で今後試験運用が開始される。原記事はhttps://www.drm.org/a-new-era-begins-for-brazilian-radio-broadcasting/。(WORIG 9/23)
 英国のMike Terry氏によれば、同局は2014年と2016年にDRM放送の試験を行っている。2016年11月には150Wの低出力DRM送信機をBrasiliaのRodeador送信所に設置し、9750kHzでDRM試験送信を行った。この時EBCは将来もっと強力なDRM送信機を取得する予定としていた。(WWDXC TP 1441)

BT Transmitters社製SW2K5 DRM短波送信機(同社のHPより)



◎アルジェリアBechar短波送信所B20より稼働か?

 ドイツのWolfgang Bueschel氏によると、アルジェリアのBechar新短波送信所は2018年にAmpegon社の送信施設が完成していたが、完成後3年のB20 シーズン用にようやくサハラ南部向16mbの周波数がHFCCに登録された。同送信所には2017-18年にThales社とAmpegon社のドイツ人技術者が入り3本の短波用マストを完成し、スイスTurgiのAmepgon社工場で製作された短波送信機を設置している。同時に2018年に倒産したAEG Telefunken社に発注中であった中波用のマスト、送信機、アースもAmepgon社が引き継いで整備し直した。その後この送信所は使用されていないが、同時に完成する予定であったQargla短波送信所が未完成であるためと考えられる。(WWDXC TP 1440)

◎Radio Tumbrilの現行スケジュール
 英国のクラシック音楽局Radio TumbrilのBrice Avery社長によると、同局の「Encore-Classical Music」はWRMIからの新周波数5800kHzを含めて以下の様に行われている。Channel 292は欧州向、WRMIは北米東部・欧州向である。
 日曜 19:00-20:00 6070 Channel 292 (本放送、以下は再放送) 
    月曜 01:00-02:00 9670 Channel 292  06:00-07:00 3955 Channel 292 11:00-12:00 9455 WRMI
 火曜 22:00-23:00 15770 WRMI
    木曜 12:00-13:00 5800 WRMI   22:00-23:00 15770 WRMI
    金曜 05:00-06:00 15770 WRMI
    土曜 04:00-05:00 6070 Channel 292  10:00-11:00 5850 5010 WRMI
    日曜 06:00-07:00 7780 WRMI
    受信報告等はencoretumbril @ gmail.comへ、番組詳細はwebページhttp://www.tumbril.co.uk/を参照して欲しい。
(WORIG 9/18)

◎グアムKSDAがQSL発行を終了
 ロシアのAnatoly Klepov氏がRUS DX#1098に報告したところによると、グアムのAdventist World Radio KSDA局はQSLカードの発行を停止している。現在番組を制作しておらず、各団体が製作した番組を請負送信しているだけなのでQSLを発行する権限がないとしている。本来の「Voice of Hope」の放送はインターネット上のみで行われている。今後はKSDA局から放送している各放送団体に直接受信報告を送って欲しい。(WWWDXC TP 1440)
 
◎オランダ小電力短波局の最新状況
 ドイツのThomas Kamp氏によると、オランダの小電力短波局の最新状況は以下の通りである。出力はすべて1kW。
 3920  Zwolle送信所 Radio Piepzender 主として週末に放送
 3940  Heerde送信所 Mike Radio  02:00-08:00
    5940  Borculo送信所   Onda Radio   不定期送信
 6005  Elburg送信所  Radio Delta International   現地時間金・土曜の夜間
 6020  Elburg送信所 Radio Delta International   現地時間木曜~土曜
 6195  Heerde送信所 Mike Radio  16:00-20:00
 6200  Borculo送信所  Onda Radio   不定期送信
(WWDXC TP 1440)  RNW全盛期と比べると隔世の感あり。

◎荒野之声放送周波数変更
 ブルガリアのIvo Ivanov氏によると、韓国から行われているキリスト教の対北放送「荒野之声」(Voice of Wilderness)は9月19日より周波数を7615kHzから7625kHz(出力100kw、76度)に変更した。スケジュールは、毎日23:00-24:00、月曜00:00-01:00である。言語は朝鮮語。送信所はRRTM Telecom Tashkent。Radio Iran International(11570kHz)と同じ送信機が使用されているが、同送信機は数ヶ月前より不調が続いている。(WWDXC TP 1440)

◎HFCC B20スケジュールの注目点
 ロシアのAnatoly Klepov氏がRUS DX#1099に報告したところによると、9月16日発表の「HFCC B-20 season request table」に記載されたB20要求周波数での注目点は以下の通りである。なおまだ登録の段階であり実際に行われるかどうかは確定していない。
 アルジェリア:Bechar新短波送信所が初めて16mbの周波数を登録。(関連記事を参照のこと)
 台湾:中国の反対で登録が行われていなかった台湾の送信所の内、台北送信所が英国Encompass社の送信所として登録された。
 ポーランド: 新短波局用の10kW送信所を新規登録。
 米国:・WBCQのMonticello送信所の登録出力が500kWから半分の250kWに変更されている。
     ・USAGMのGreenville送信所中継の韓国KBSスペイン語放送が出現(10:00-11:00 5990kHz 250kW 172度)、英国Encompass社の仲介。旧WHRIが保持していた枠である。
  ・Radio JapanとVoice of VietnamのWHRIのFurman送信所中継が登録されている。
  ・USAGMのSaipan送信所からはVatican Radioの中国語放送(250kW)が登録されているだけである。
  ・90mbに2波(WWCR 3195、WWRB 3215kHz)を登録。
 アルバニア:Cerrik短波送信所からの中国国際放送(CRI)の送信が300kWの北米向送信も含めて引き続き登録されている。西側に対する中国の政治的アピールと考えられる。
 ベトナム:・ハノイ第2送信所からのVoice of Vietnamベトナム語放送(19:00-22:30 11720kHz 50kW 187度)が登録されている。
  ・2015年に廃止された筈のハノイMe Tri送信所からの周波数が登録されている。
 タジキスタン:Dushanbe Orzu送信所からの米国USAGM系列のウイグル語放送が登録されている。中国に対するメッセージである。
 インド:長らく行われていたAIRのネパール語放送(22:15-23:30 4870kHz)が削除されている。中国による60mb内ジャミングの影響またはリソース不足か?
 バングラデシュ:Dhaka局からの周波数が多数仮登録されている。
 オランダ:4カ所の小電力短波送信所が新規登録されている。(関連記事を参照のこと)
 アルメニア:Erevan Gavar送信所の送信時間がブルガリアのSpaceLine Ltd Kostinbrod送信所によりレンタルされている(15780kHz)!
 キューバ:Quivican送信所からのCRI中継の周波数に5990kHzが非常に高い打ち上げ角度(「噴水アンテナ」)で登録された。
    ソロモン諸島:SIBCの短波が、Radio New Zealand管理として登録されている。
 ドイツ:・新たな小電力局としてErzgebirge山の1kW局、Radio SE-TA2が登録されている。
  ・Shortwave ServiceのEifel送信所6030kHzが登録されている。
  ・USAGMのLampisham送信所からソマリア・エチオピア・エリトリア向放送が登録されている。
  ・Nauen送信所からのHCJBロシア語・チェチェン語放送は土曜日のみとなり周波数は11900または9500kHzの一波となる。
 ロシア:・YakutskとIrkutskの旧短波周波数が登録されている。
  ・Yakutsk地方向DRM短波放送が登録されている。
  ・Kaliningrad送信所からのDRM周波数がいまだに登録されている。
  ・St.Petersburgの6115kHz(送信機結合で出力800kW!)が登録されている。
 フランス:・Issoudun送信所に、RTIドイツ語(07:00-08:00 5995kHz)、不明局KRI(6180kHzサヘル諸国向)、Radio Republica(キューバ向、7225kHz)、Eye Radioの南スーダン向放送が新規登録。 
  ・RTA-Algerは新短波送信所が完成したにも拘わらずIssoudun中継が登録されている。
    モルドバ:クルド秘密局「Denge Welat」の周波数が多数登録されている。25・22・19・16mb内での代替周波数登録も目立つ。
 ウクライナ:Livov送信所からの短波周波数が登録されている。
 韓国:金浦送信所からの北米向英語放送の周波数が多数登録されている。
 中国:・昆明の雲南人民広播電台が「6035、7210(旧6937)kHz」として登録されている。6937kHzは1970~80年代に秘密放送「マラヤ共産党の声」に使用されていた周波数である!送信所は昆明西山区沙朗(北緯25度9分55秒12、東経102度40分42秒40)にあり2005年にBBEFが建設した短波用アンテナが立っている。
    ・南京送信所からの金陵之声広播電台(6200kHz)の放送時間を22:00(旧21:00)-24:00と登録。 
 マダガスカル:太陽活動の活発化を予想してかMadagascar送信所からのRFIアフリカ向放送に13mbの21690kHzが登録されている。
 バチカン:St.Maria di Galeria送信所からRadio Veritas Asiaのミャンマー・中国南部諸言語の放送が09:00-09:30に9700kHzで行われる。またUSAGM各局の中継も継続される。
 ブルガリア:Kostinbrod送信所がThe Overcomer Ministry用に3930kHz(20kW)を24時間確保。
    モンゴル:国内向放送用に3短波周波数を登録。
 イラン:Ahwaz短波送信所が削除された。
(WWDXC TP 1440)

◎RTIが双十国慶節特別実況放送  4版追加
 台湾国際放送は9月18日の日本語放送で今年10月10日の双十国慶節特別実況放送の予定を発表した。スケジュールは以下の通りである。
 日本語 11:00-12:00 15730(P 100kW 45度 EA)
    英語     11:00-12:00 15665(P 100kW 225度 SEA)
    中国語    10:10-12:00  1557(K 250kW 299度 EA)  9745(P 100kW 225度 SEA)  9770 (T 300kW 352度 EA) 12025 (K 100kW 310度 EA)  15465( P 300kW 300度 SEA) 15530(K 100kW 310度 EA)
(赤林)
    送信所・出力・方向が判明した。送信所名 K:口湖、P:褒忠、T:淡水、方向 EA:東アジア、SEA:東南アジアで上記に追加。また上記とは別に同日21:00-22:00 6140(K 300kW 299度 SEA)でアモイ語の特別放送も行われる。(Ivo Observer 10/8)

◎National Radio Clubが新規公開
 米国のNational Radio Clubの会誌DX News Volume 88(9月25日発行)によると、同クラブは次のアイテムをURL(http://www.nationalradioclub.org)上で新規公開する。
 ・会誌DX News Volume に掲載のDDXD(Domestic DX Digest、Volume 73~87)及びIDXD(International DX Digest、Volume 70~87)コラムのExcel形式インデックス。
 ・会誌DX News Volume 1(1933年)~84(2017年)のアーカイブ。
 ・Ernie Cooper氏収集の中波・FM局QSLコレクション。(QSL'sの項に追加)
    ・「The History of Courtesy Program DX Tests」、「The Days of AM Radio Frequency Checks」、「Interesting Radio Articles」、「DX Audio Service Audio tapes」のオーディオアーカイブ。
(WORIG 9/28)

◎Radio Emma Toc World Serviceの10月放送予定
   Radio Emma TocのJim Salmon氏によると、同局World Serviceの10月の放送予定は以下の通りである。10月の主題は「英国におけるラジオの世紀」。開始時間を示す。
   水曜 07:00 09:00 9955kHz WRMI ラテンアメリカ向
   月曜 10:00 945kHz WRMI 北米東部向
 ニュージーランドWorld FM中継 88.2/107.6MHz 現地時間日曜22:00 木曜16:30
   10/9 16:30 10/10 03:30 10/19 04:30 10/24 05:00 6070kHz Channel 292 欧州向
   10/3 15:00 6170kHz / 11690kHz / 1602kHz / 94.9MHz Scandinavian Weekend Radio 欧州向
   詳しくはURL https://www.emmatoc.org/worldservicescheduleoct2020を参照のこと。なお上記の放送を受信できない地域の場合はKiwi SDRで受信して欲しい。受信報告にはeQSLを発行する、宛先はemmatoc1922 @ gmail.com、Kiwi SDRの場合は受信機の所在地を明記すること。上記のURLでオンライン放送も受信できる。
(WORIG 9/28)

◎Radio Joystickの10月放送以降予定
 スペインのManuel Méndez氏によると、ドイツのRadio Joystickは来る10月4日の19:00に7330kHz(以降毎月第一日曜日の予定)でMoosbrunn送信所より「The Charie-Prince Show」ぼ番組を放送する。URLはhttps://radiojoystick.de/。同局は2013年以来Media Broadcast社の仲介でMoosbrunn送信所より、毎月第一日曜日の欧州標準時間12:00に同じ77330kHz(100kW)で放送を続けている。(WORIG 9/28)

◎スイスのロックバンドが特別放送
 スイスLuceneのロックバンドBranefiveのLinus Ruckstuhl氏によると。同バンドは最初のシングル「Free the Animal in You」を9月25日に発表した。この曲をアナウンス付でWRMIから短波で放送する。
 WRMIからの放送は10/3及び10/4に以下のスケジュールで行われる。開始時間を示す。
      10/4 08:00 7570 北米向 08:30 9345 北米向 10:30 9395 北米向 12:00 5800 カリブ海・ラテンアメリカ向
   10/5 06:00 9455 北米向 08:00 7570 北米向  08:30 9395 北米向 08:45 9955 カリブ海・ラテンアメリカ向(インターネットhttp:www.wrmi.netで同時放送)
   10/5 12:00 5800 カリブ海・ラテンアメリカ向 13:30 5985 中央アメリカ向
 受信報告には特別eQSLを発行する。宛先はqsl @ branefive.com。BranefiveのURLはhttp://branefive.com。
(WORIG 9/28)
 


出典の略称
 
   WORIG : World of Radio io group
   SRSB: Shortwave Reception from Sofia Bulgaria
   WWDXC TP:World Wide DX Club Topnews  
   HCDX: Hard-Core-DX  
   JSWC: Japan Shortwave Club  
   NDXC: Nagoya DXers' Circle  
   WRTH FB: World Radio TV Handbook facebook


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