月刊短波2022年10月号(第4版)
編集 赤林隆仁  時間 JST

◎アラスカHAARPが送信実験  4版新規
 
英国のLichard Langley氏によると、アラスカのHAARPはGakonaの実験施設より「Ghosts in the Air Glow」と称する送信実験を10/23・10/24の15:00、及び10/26・10/27の01:30より29分30秒にわたり実施する。これは「大気光」(air glow:夜間でも大気が光を発する現象)と「ルクセンブルグ現象」(電離層内で反射した電波が混変調を起こす現象)の観測のために行われるもので、狭帯域TV放送技術(NBTV)の実証のために行われる。協賛はカナダのビデオアート芸術家Amanda Dawn Christieさんである。Amandaさんは短波にも興味がありRCIの旧短波送信施設を素材とした「Requiem for Radio」などのパーフォーマンスを行っている。実験で使われる周波数や内容は同氏の主催するHP(https://ghostsintheairglow.space/transmission/october-2022)を参照のこと。アマチュアや短波リスナーの参加を歓迎する。同じHPのフォーム上から受信報告を送ることができ、特別QSLが発行される。(BDXC via WWDXC TP 1520)

◎Radio Caroline Northが旧海賊放送船より記念放送  3版新規
 
英国のMike Terry氏によると、同国のRadio Caroline Northは2022年10月15-16日(現地時間)に旧海賊放送船「Ross Revenge」上より特別放送を実施する。1960-90年の人気曲に加えて今年10月の人気曲も流される。また仮想通貨が当たりwebショップ上で買い物ができる催しも放送内で開催される。周波数は648kHzで、英国、オランダ、ベルギーでは直接受信できる。期間中Manx Radio(1368kHz)でも中継される。詳細や連絡はhttps://www.radiocaroline.co.ukへ。(WORIG 10/10) 旧海賊局Radio Carolineの「末裔」です。オランダは海峡を挟んだ対岸ですので、Twente SDRで聞くことが出来ます。

◎KTWR日本語放送「フレンドシップラジオ」正常に復帰  3版新規
 
KTWR Guam送信所の第7号送信機(Thomson社製 TSW2250D)の故障で、2022年7月10日から休波し、9月4日~10月2日にはTashkent送信所から臨時送信(100kW 66°)していたKTWR日本語放送「フレンドシップラジオ」(毎週日曜日21:15-21:45 9380)が10月9日よりGuam送信(100kW 345°)に正常復帰した。修理部品が届き修理が完了したためと思われる。なお10月30日よりは9975kHzに周波数が変更される。(赤林)

◎台湾国際放送10月10日に双十国慶節祝賀式典実況中継  3版新規

 アジア放送研究会の放送情報板に小川竜也氏が投稿した内容によると、台湾国際放送日本語放送は10月3日・4日(再放送)に放送された「宝島再発見」の番組内で、2022年10月10日に双十国慶節祝賀式典の実況中継を行うことを告知した。短波で行われる実況中継は以下の通りである。
 日本語 11:00-12:00 15625
   英語 11:00-11:58 15530
   標準中国語 10:10-12:30 9670 9790 12065 15300 15460
   日本語による短波放送の終了後、12:00~12:30にFacebookページやYou Tubeチャンネルで引き続き実況中継を継続する。
(赤林)第111回目の双十国慶節となります。放送内で告知されただけで、告知メールは来ませんでしたし、HP内でも短波特別放送への言及はないようです。2022年双十節専用のページhttps://doubleten.rti.org.tw/2022/が設けられており実況を画像付で中継する模様です。

◎マレーシアのKajan送信所からの短波放送一時停止  3版新規
 米国のArt Delibert氏がマレーシアKajan送信所の副局長Ts. Khairuddin HJ Osman氏から受取ったメールによると、同送信所は保守作業のため2022年10月1日~8日の間すべての短波送信を停止する。送信再開は10月9日の予定である。(WWDXC TP 1519)

Atlantic 2000が10月8日に特別放送  3版新規
 フランスのAtlantic 2000は2022年10月8日(土)の17:00-18:00にChannel 292の6070、9670kHzより特別放送を実施する。なおは同時にhttp://radioatlantic2000.free.frでストリーミング放送が行われる。受信報告は<atlantic2000international @ gmail.com>へ。詳細は上記URLを参照のこと。(Atlantic 2000 10/7)

◎イランの夏時間が終了  3版新規
 英国のChris Greenway氏によると、イランの2022年の夏時間は9月21日に終了した。9月22日以降はGMT+3.5時間となる。今後夏時間はなくなり一年中GMT+3.5時間となる見込みである。同国は1978年以来夏時間を採用した筈だが、1981-1990年、2006-2007年には実施されていない。(BDXC Communication October 2022 via WORIG 10/5)

◎Scandinavian Weekend Radioのアンテナが損傷  ~10/8は正常に放送 3版新規
 フィンランドのScandinavian Weekend Radioの25mb(11690/11720kHz)用のアンテナが2022年8月30日、落雷による倒木で損傷した。アンテナは修理されて再架設された。10月8日に予定されている次の放送は正常に出る筈である。(BDXC Communication October 2022 via WORIG 10/5)
   Scandinavian Weekend Radioの10月8日の放送予定は以下の通り。放送時間はフィンランド時間の10月8日00:00から24時間である。日本時間では00:00i以降は翌9日となる。送信所はVirrat、出力は100W、無指向性送信でターゲットは欧州西部。放送はフィンランド語・英語。
 10/8 06:00-24:00 6170 11690
    10/9 00:00-03:00 6170 11720
    10/9 03:00-05:00 5980 11720
    10/9 05:00-06:00 6170 11690
 16:00-06:00にはhttp://radioverkko.fi上でストリーミング放送も行われる。
(Bulgarian DX blog 10/7) 

◎RNZ Pacificがスケジュール改訂  3版新規
 ニュージーランドのRNZ Pacificは2022年10月6日よりスケジュール改訂を行った。新スケジュールは次の通り。すべてRangitaiki送信所、50kW、35°。放送は英語。
 09:00-14:58 15720 毎日
 14:59-16:58 9700 毎日
    16:59-19:58 7245 月-金
 19:59-21:58 7245 北西太平洋・パプアニューギニア向 月-金
 19:59-21:58 7245 土・日
 21:59-01:50 5980 日ー金
 21:59-02:58 5980 土
 01:51-02:55 9655DRM(6135より変更) 9700AM(7425より変更) クック諸島・サモア・トンガ向 月ー土
 02:56-03:35 11690DRM(9655より変更) 11725AM(9700より変更) トンガ・ニウエ・サモア・クック諸島向 月-土
 02:59-04:58 11725(9700より変更) 日
 03:36-05:58 13840DRM (11690より変更) 11725AM クック諸島・サモア・トンガ向 月ー土
 04:59-05:58 15720 日
 05:59-09:00 15720 毎日
(WORIG 10/5) (Bulgarian DX blog 10/7)

◎CRI日本語放送の中波1044kHz復活  2版新規
 CRI日本語放送は2022年3月25日に、送信機器保守作業のため20:00-01:00に行われている1044kHzの中波放送を2022年9月26日08:00まで休止すると発表した。1044kHzの放送は9月26日には復活せず、10月2日より従来通りの時間に行われている。1044kHzの放送は中国江蘇省常州市武進区横林鎮にある中国国家広播総局第623送信所より送信されている。送信機は米国Harris社製DX-1000で、最大送信出力は1000kWであるが、WRTH2022によると、現在の出力は600kWとされている。(赤林)
 この送信所の正確な位置は31°42’32.6”N、120°6’42.18”Eである。Google Earthで見ることができ、4本のマストを持ったSidefire Directionalアンテナ2基が配置されており、送信方向は70°(日本向)に固定されている。(ドイツ Wolfgang Bueschel氏)10月2・3日は若干以前より信号強度が下がった感もあり、減力したようにも思われましたが、10月4日には以前の状態に戻ったように感じられました。

◎Voice of Korea欧州向は一足早くB22スケジュールに   2版新規
 英国のAlan Holder氏によると、北朝鮮のVoice of Koreaは欧州向放送について2022年10月3日にB22スケジュールに変更した。これは他局より約1ヵ月早い。なおB22スケジュールはB21と同じである。
 英語放送  22:00-23:00 00:00-01:00 03:00-04:00 06:00-07:00 12015 7570
    ドイツ語放送 01:00-02:00 03:00-04:00 04:00-05:00 9425 6170
    球場(クジャン)送信所では混乱しているらしく、10月3日当日は英語放送が9435kHzで、ドイツ語放送が12015kHzと逆に送信されていた。また7570、6170kHzは送信されていなかった。(WORIG 10/3) 他の言語のスケジュールも同じく変わったのかは不明です。

◎Tropical Band Monitor最新版発行  2版新規
 米国のGlenn Hauser氏によれば、DSWCIより2022年10月1日Tropical Band Monitor最新版が発行された。http://www.dswci.org/tbmonitor/2022.pdfよりダウンロードできる。(WORIG 10/4) 新たにオーストラリアShortwave Australiaの2310・4835kHz、同Station Xの2345kHz、チリRCWの3910・3995kHz、Norfolk諸島Radio DXの5045kHz等がリストされています。4940kHzのスペイン語局は以前と同じコロンビアのFuerza de Paz Radioとリストされています。

◎ハリケーン「Ian」で短波局に大きな影響 ~キューバ・米国フロリダ
 
カリブ海南部のハイチ沖で発生したハリケーン「Ian」はカテゴリー4の大きさに発達し、キューバ、米国のフロリダ半島を横断して北上している。キューバでは9月25日頃より短波送信に異変(送信停止、誤送信)が出始め、9月26日には大規模な停電が発生し、短波送信所への送電が途絶えた模様でRadio Habana Cuba、Radio Rebelde、スパイ数字放送、ジャミングのすべてが停止した。その後ハリケーンはフロリダ半島を襲い、9月29日には同州の全域が停電し、WRMIは短波送信ができなくなったが、自家発電でweb放送の電源は確保している。キューバ、米国ともに短波送信施設に被害があった模様だがまだ明らかになってい ない。(Bulgarian DX blog 9/25) (WORIG 9/27 9/28) 
 米国のMatthew Keys氏によれば、フロリダ州では中波局6局、FM局15局が放送不能となった。(WORIG 9/29)  最大風速70mの超強力なハリケーンです。5025kHzのRadio Rebeldeが一時的に出ていななかったため、同周波数のペルーRadio Quillabambaが聞こえることがあったそうです。なお10月初旬現在徐々に復旧してきているとのことです。


9月28日現在のハリケーンIan   キューバのBauta・Bejucal・Quivican、米国のOkeechobee送信所を総なめだ (National Weather Serviceより)


◎BBC World Service 400人近くを解雇に ~多くの言語のラジオ放送を廃止に
 英国のMike Cooper氏が、Daily Mail紙の報道として伝えたところによると、BBC World Serviceは2850万ポンド(約6%)の経費削減を目的とした放送のデジタル合理化計画を発表した。それによると、今後382名の解雇を行う予定である。まずアラビア語及びペルシャ語のラジオ放送を廃止し、次にウズベク語、ベンガル語のラジオ放送も廃止する。中国語、グジャラティ語、インドネシア語、イグボ語、ウルドー語、ヨルバ語のサービスもデジタル情報提供のみとする。中国語部門は再編成し、ロンドンを本拠地として素材制作を行う、また朝鮮語部門はソウル、タイ語部門はバンコク、ベンガル語部門はダッカに分散して合理化する。人々が危険にさらされているロシア、ウクライナ、アフガニスタン向(ロシア語、ウクライナ語の放送はなく同地域向は英語)は他のメディアとともにラジオ放送も継続する。24時間の英語ラジオ放送は番組構成を見直して継続されるが、podcastの割合を増加させる。なおアゼルバイジャン語、ブラジルポルトガル語、Marathi語、Mundo語、パンジャブ語、ロシア語、セルビア語、シンハリ語、タイ語、トルコ語、ベトナム語はすでにデジタル情報提供のみとなっている。原記事はhttps://www.dailymail.co.uk/wires/pa/article-11262615/Nearly-400-job-cuts-announced-BBC-World-Service.html。(WORIG 9/29)

◎4940kHzのスペイン語局 ~ベネズエラ局?

 
コロンビアのRafel Rodoriguez氏によると、コロンビア付近では4940kHzの「Fuerza de Paz」(平和軍)と称するキリスト教布教スペイン語局が24時間聞こえている。方向探知ソフトを使って送信地を推測したところ、北緯7°20’、西経 69°00’となりベネズエラ南西部のコロンビア国境付近となった。これはあくまで推測に過ぎないがどうもコロンビアよりはベネズエラから出ているように見受けられる。
 米国のGlenn Hauser氏によると、この局はWRTH2022にはコロンビアに残る唯一の短波局で、所在地はArauca、出力1kW、QSLマネージャーは Rafael Rodoriguez氏自身と記載されているが、これはどういう事であろうか?やはりベネズエラの海賊局か?(WWDXC TP 1516) BonaireのリモートKiwi SDRで良好に確認できます。

◎Radio OZ-ViolaよりeQSL

 ロシアのAlexander Kornykhin氏によると、デンマークのRadio OZ-Violaは5980kHzにて06:30頃モスクワではロッドアンテナだけでも受信できる。受信報告を〈jansteindk @ hotmail.com〉に送るとすぐに返信が来た。(RUS-DX #1200 via WWDXC TP 1515)

◎Radio VanuatuのB22スケジュール予定
 ドイツのWolfgang Bueschel氏によると、ニュージーランドRNZがブローカーとなっているRadio VanuatuはB22では以下のスケジュールで放送する申請を出している。送信所はEmten Lagoon(Port Villa)、出力は10kW。
 19:00-04:00 2485
   16:00-19:00 3945
   04:00-09:00 3945
   05:00-08:00 5040
   10:00-16:00 7260
(WWDXC TP 1515)

◎Norfolk諸島から短波放送計画
 オーストラリアとニュージーランドの間にあるNorfolk諸島から短波放送を行う計画がある。計画しているのはオーストラリアのアマチュア無線家Nick Hacko氏である。氏は1kWの短波送信機を探しているが、スロベニアの中古品には部品がついておらず、新品を宣伝していたメーカーでは実は製造していなかったためまだ入手できていない。同島での電力料金は3ヵ月でAS$1,200で、オーストラリア本土の4倍もする。QSLカードの印刷はウクライナに発注したが戦争で届くかどうかわからない状況である。低電力の試験送信は今年4月に行ったので、9月にはまた行いたいと考えている。局名は Radio DX、周波数は5045kHzである。オーストラリアQueensland州から送信している5045kHzとは別局である。(WORIG 9/1) FMLISTによると、放送時時間は15:00-23:00、出力200W。

◎2023年のEDXC会議について
 EDXC事務局のChristian Ghibaudo氏によると、EDXC会議は2020年以来3年間続いて中止となった。2022年はBucharestで開催予定であったが、ウクライナ戦争勃発の影響で参加希望者が10名以下となったために中止せざるを得なくなった。2023年のEDXC会議はフランスLorraine地方のMetzで開催することを考えている。同時にSaarlandにあるEurope 1の旧長波送信施設の見学も計画している。実は当初Luxembourgも候補に挙がっていたのだが、同国にあるRTLの旧長波送信施設の見学が不可能なこと、会場のホテルの値段が高すぎることから断念した。春に開催するか秋に開催するかは決まっていない。参加希望者は〈chr.ghibaudo @ gmail.com〉宛に意見を寄せて欲しい。(EDXC 9/1)

◎The Glory Days of Shortwave Radio
 短波放送局のインターバルシグナルと開始アナウンスをQSLカードの映像とともに紹介した40分のビデオ「The Glory Days of Shortwave Radio」がYouTube上で公開されている。https://www.youtube.com/watch?v=sf_UzdvTyKQ。 (WORIG 9/1) 2012年から公開されているようです。

◎VerbergのGrimeton Radio鉄塔修理中に転落死亡事故
 スウェーデンのStigo Anders氏によると、9月3日同国Verbergにある保存局Grimeton Radioの130m鉄塔を修理中であった作業員の男性が転落して死亡した。地上100mの地点で鉄塔の塗り替え中にゴンドラごと転落したものとされている。男性は塗装を請け負った会社の下請け企業で働いていたアフリカ人労働者であった。警察は事故の原因を調査中である。本記事・ビデオはhttps://www.expressen.se/nyheter/person-foll-ner-fran-hog-mast-i-varberg/を参照のこと。(WORIG 9/4)

◎VOAソウル支局刷新
 VOAソウル支局長のBill Gallo氏によれば、VOAソウル支局はスタジオ設備をこのほど一新した。
(USAGM Twitter 9/1) アジア総局の役割を果たしているそうです。

新しいスタジオ設備(同氏提供)


◎スペイン語版「530kHz以下の世界」無料提供
 スペインのDXクラブAERはスペイン語版「530kHz以下の世界」(El mundo debajo de los 530kHz)をこのほど発行した。著者はアルゼンチンのAlejandro Daniel Álvarez氏で、0~530kHzの周波数帯を利用している業務について周波帯別に内容や歴史を詳しく説明している。92ページ、写真多数。https://aer.org.es/wp-content/uploads/2022/09/590788882-El-Mundo-Debajo-de-Los-530-KHz-Ago22-v2-1.pdfより無料でダウンロードできる。(WORIG 9/5)

◎アルジェリア新短波送信の状況
 英国のDave Kenny氏によると、アルジェリアの新短波送信所からの試験送信が2022年7月より開始されているが、8月末現在の状況をHFCCに提出のスケジュールと対比した結果は以下の通りである。試験送信の周波数や時間は日によって変わっている。前半がHFCC登録周波数(org:Ouargla送信所、 bec:Bechar送信所)、後半は実際に確認された周波数(この内の一周波数のみが日によって使われている)である。確認された周波数はBechar 送信所からのものが殆どで、Ouargla送信所からのものは聞こえても変調が浅い状況である。Becharからの17600kHzは現地時間の昼間に連続して出ている。
  10:00-13:00 7430-org 9750-bec      なし
  13:00-14:00 7205-bec 7430-org      7200 7430 9450
   14:00-15:00 7430-org 9750-bec      7430 9450
   15:00-16:00 7430-org 15680-bec    9450 15100 15340
   16:00-17:00 15340-org 15680-bec  9450 15100 15340
   17:00-20:00 15340-org 17600-bec  9450 15340 17600
   20:00-22:00 15700-org 17600-org  15340 17600
   22:00-23:00 15700-org 21500-bec  17600
   23:00-03:00 17550-org 21500-bec  17600 21450
   03:00-04:00 17550-org 17600-bec  17600
   04:00-05:00 9835-org 17550-org 17600-bec   17550 17600
   05:00-06:00 9835-org 15250-bec 17550-org   13600 15100
   06:00-08:00 9835-org 13600-org 15250-bec   13600 15100
   08:00-10:00 13600-org 15250-bec     なし
 なお8月現在併行してフランスIssoudun送信所からの中継も行われている。そのスケジュールは次の通りである。
   13:00-14:00 6055
   14:00-15:00 7295 9535
   03:00-04:00 13815
   04:00-05:00 11985
   05:00-06:00 9510 9660
   06:00-07:00 5930 9585
   07:00-08:00 5930
(CIDX Messenger September via WORIG 9/5)

◎ドイツHCJB太陽光発電に切換
 ドイツHCJBのStephen Schaa氏によると、同局のWeenermoor送信所では電力料金が著しく値上がりしたため、電力を太陽光発電に切り換えて3995、5920、 7365kHzの送信を行うことになった。(ADDX Radio Kurier Nr. 8/2022 via WORIG 9/5)

◎MFJ社創立50周年
 ARRLによると、米国のアマチュア無線・BCL機器メーカーであるMFJ社は2022年10月で創立50周年を迎える。同社はアマチュア無線家 (K5FLU)のMartin Jue氏が1972年に設立した。同氏はそれまでCW用フィルターのキットを個人的に1セット10ドル以下で販売していた。現在2,000種類以上の製品を販売中でこれからも成長が期待できると同社顧客広報室長のRichard Stubbs氏は語っている。創業者のMartin Jue氏はミシシッピー州立大学電気工学部を卒業した後ジョージア工科大学で修士の各位を取得し、1972-1979年には母校ミシシッピー州立大学で教授を務めた。1977年には同社が成功・成長したため博士号を返上して経営に軸足を移した。なお新型コロナウイルス蔓延の影響で特別な50周年記念行事は現在のところ予定されていない。(CIDX Messenger September via WORIG 9/5)

◎ニカラグアで最も古い放送局閉局させられる
 VOAによると、ニカラグアで最も古く、70年以上の歴史を持つ独立系ラジオ放送局のひとつが、そのディレクターが「政治的」なため放送免許を取りあげられた。ニカラグアの電気通信庁は8月12日にRadio Darioに対して文書で放送免許取消しを通告した。表向けの理由は同社のスタジオが検査の結果「免許条件と一致しない」であったが、同局がVOAの連携放送局でディレクターが政府に批判的なことが真の理由であるとされている。原記事はhttps://www.voanews.com/a/nicaragua-revokes-license-of-oldest-radio-station/6702694.html参照のこと。 (CIDX Messenger September via WORIG 9/5) ニカラグアでは2011年に就任した左派系のオルテガ現大統領が独裁的な政治を行い言論弾圧を強めており既に17のメディアが活動禁止となっています。Radio Darioは1949年創立で、89.3MHzで放送していました。同局のURLはhttps://www.radiodario893.com/で、閉局後もpodcastを公開し抵抗を続けています。



◎6017vkHzにコロンビア海賊局
 コロンビアのRafael Rodriguez氏によると、6017vkHzでコロンビア海賊局「Organizacion Radial El Prado」が出現している。過去1年以上不定期に放送を行っており、内容はアナウンスなしの音楽ばかりで、時報さえ放送しない。放送している時には 07:30~08:30頃開始し11:00~12:00頃終了している。放送は平日のみのこともあれば金・土曜日のみのこともある。局名は数ヶ月前に苦労して聞き取ったものであり、その時は一緒に「88.1MHz Prado Stereo 、98.1MHz Musical Stereo」でも放送していると言っていた。両局ともにやはり海賊局であろう。Barranquilla近くのMagdalena地方のPelermo から送信されているものらしい。周波数は6016.3~6017.2kHzをフラフラしている。摘発を恐れてかコンタクト情報は一切放送していない。(WWDXC TP 1516)
  

◎World Music Radio放送を縮小
 デンマークWorld Music RadioのStig Hartvig Nielsen氏によると、電力料金の著しい高騰(デンマークは欧州で一番高騰している)のため、同局は放送の縮小を余儀なくされている。
 5930kHzと15700kHzの放送は平日のみとなり、5930kHzは100W、15700kHzは10Wに減力する。927kHz(250W)、25800kHz(60W)の放送は従来通り週7日・24時間放送を実施する。オンライン放送はhttp://radio.garden/listen/world-music-radio-classic-am-927/g27WAsrYで聴くことができる。
 直接受信(リモートSDRは不可)の受信報告にはQSLカードを発行する。宛先はWMR  World Music Radio, P.O.Box 112, DK-8960 Randers S+, Denmarkである。返信料としてIRC1枚または€5の同封が必要である。(WWDXC TP 1516)  欧州では郵便料金も急騰していることがわかります。

◎東京ローズのpodcast公開
 米国のJohn Wesley Smith氏によると、「Twenty Thousand Hertz」podcastの一つとして「東京ローズ」の話題が公開された。https://www.20k.org/episodes/tokyorose。30分にわたり日系人アイバ戸栗が「東京ローズ」に仕立て上げられ、戦後米国政府に逮捕・投獄された過程を説明している。 (WORIG 9/9)
 米国のBCL Bill Tifford氏は1980年代にChicagoのBelmont通りでアイバ戸栗が運営していた「J. Toguri Mercantile」の店を訪れ彼女と会ったことがある。その時戦時中の話はしなかったが、終始笑顔で店も繁昌していたことを思い出す。(WORIG 9/9)

◎ブラジルではラジオ放送開始100周年 ~記念切手発行
 英国のMike Terry氏がブラジルMerco Pressの報道として伝えたところによると、ブラジルは2022年9月7日にラジオ放送開始100周年を迎え、記念切手が発行された。同国の最初の放送は1922年9月7日~1923年7月24日に行われたRio de Janeiro博覧会に合わせて市内のCorcovadoの丘とPraia Vermelhaに送信所を新設し、9月7日の初日には当時のEpitácio Pessoa大統領の挨拶とオペラ「O Guarani」の実況中継が放送された。放送局はEdgard Roquette Pinto氏 (1884-1954)によってその後正式放送Rádio Sociedade do Rio de Janeiroとなり、現在はEBC(Empresa Brasil de Comunicação)配下のRádio MECとして継続している。1930年代にはラジオの黄金期を迎え1936年には国営のRádio Nacional do Rio de Janeiroも放送を開始した。原記事はhttps://en.mercopress.com/2022/09/09/brazil-s-post-office-launches-stamps-on-radio-s-first-100-yearsを参照のこと。(WORIG 9/9) Rádio MECのMECは「Ministério da Educação e Cultura」(教育文化省)の略。現在Rio de Janeiroでは800kHzと99.3MHzで放送中です。

シート全体がラジオの形である


◎ドネツク・ルハンスク州のロシア局リスト
 ロシアが占領したウクライナのドネツク州及びルハンスク州ではロシアが早速ラジオ局の運営を開始している。そのリストがradiomap.euに掲載されている。https://radiomap.eu/lnr/lugansk。このリストには中波用のcage antennaの写真も掲載されている。https://radiomap.eu/lnr/lugansk_img/sv_03.jpg。(RUS-DX 9/11 via WORIG 9/13)

◎短波放送研究の専門書「The Wireless World-Global Histories of International Radio Broadcasting」発行
 ウルグアイのHoracio Negero氏によると、英国Oxford Pressより短波放送を研究した専門書「The Wireless World-Global Histories of International Radio Broadcasting」(無線の世界-国際ラジオ放送の歴史)が2022年9月15日に発行された。20世紀初頭から現在までの国際ラジオ放送の歴史をテーマ別に概観し、主要な年代の年表と参考文献を掲載しており、複数の国、言語、時代にまたがり、南半球の国際放送にも言及されている。国際的な第一線の研究者による共同執筆で、多くの国・言語の資料を用いて、幅広い地域やテーマをカバーしている。各章では、国際ラジオ放送の歴史における重要なテーマについて、事例やケーススタディーを掲載している。取りあげられているテーマは、支える技術、初期のアマチュア無線家やDXer、初期のオランダ海外放送、植民地における英国の放送、ソ連崩壊に伴う東側の放送、第二次大戦戦中におけるラジオ放送による宣伝戦、第二次大戦後の各局の動き、冷戦時代の東側によるジャミング等である。著者はSimon J. Potter(Bristol大学教授)、David Clayton(York大学講師)、Friederike Kind-Kovacs(Hannah Arendt Institute上級研究員)、Vincent Kuitenbrouwer(Amsterdam大学講師)、Nelson Ribeiro(ポルトガル・カトリック大学講師)、Rebecca Scales(Rochester工科大学教授)、Andrea Stanton(Denver大学教授)の各氏。(WORIG 9/15) OUP Oxford発行、307ページ。日本Amazonではハードカバー版\11,295、Kindle版は¥12,570とKindle版の方が高く設定されています。 



◎KVOHが短波放送のスケジュールを縮小 ~電力危機の影響
 KVOHのRay Robinson氏によると、同局のスタジオのあるカリフォルニア州Simi Valleyを含む地域では電力不足による全面停電(ブラックアウト)が多発しており、電力料金も値上がりして数ヶ月で倍となり、経営上耐えられない状況となってきている。対策として、2022年9月17日より短波放送のスケジュールを以下の様に変更する。
 土・日・月 09:00-14:00 9975 100kW 100° (英語、日曜09:00-09:30のみスペイン語)
 24時間のwebストリーム放送(http:/www.voiceofhope.com/上)は継続される。土・日・月曜の短波放送の内容は同日の14:00-19:00に再放送される。また19:00-09:00はスペイン語放送となる。
 スペイン語DX番組「Frecuencia al Día」は日曜09:00に、また英語DX番組「Wavescan」は月曜09:00に短波で放送され、何れも同日14:00よりwebストリームで再放送される。なお11月6日以降は冬時間になるため上記スケジュールより1時間遅くなる。(WORIG 9/16)

◎USAGMメンバーに2名を新規任命
 英国のMike Cooper氏によると、米国バイデン大統領は2022年9月16日、USAGM配下のInternational Broadcasting Advisory Boardメンバーとして新たにJeffrey Gedmin、Kathleen Matthews氏2名を任命した。Jeffrey Gedmin氏は元RFE/RLの社長で、現在はオンラインマガジン「American Purpose」の発行者である。Kathleen Matthews氏は元TVジャーナリスト・元Marriot International幹部、2015年からはメリーランド州選出の民主党下院議員を務めている。(WORIG 9/16)

◎湖南省の株洲文藝生活広播が停止
 中国湖南省の株洲文藝生活広播(FM105.7MHz)が2022年9月8日に停波した。既に8月から自主番組の放送を停止し、24時間音楽を流して繰り返し停波の予告アナウンスを行っていた。同局は2021年5月1日に「Young Radio 青春1057」のニックネーム、「都市文化生活のリーダー」をスローガンに放送を開始したばかりであり、わずか1年半で閉局となった。中国では過去10年間で最も寿命の短かった放送局となった。廃止の理由は「実際の番組内容が局のスローガンや名称と一致しなかった」からとされている。(Cahcn的自留地 9/18)



◎Radio Prague Internationalの放送開始86周年記念ビデオ公開
 オーストリアのPaul Gager氏によると、チェコのRadio Prague Internationalは放送開始86周年を記念して、現在の同局の活動を記録したビデオ「Behind the scenes at Radio Prague International」を公開した。https://english.radio.cz/86th-birthday-radio-prague-international-8760166。(WWDXC TP 1517) YouTube上ではhttps://www.youtube.com/watch?v=bNLyqazb3K8です。

◎ShortwaveserviceのA22最終スケジュール
 ドイツのRoger Thauer氏によると、同国のShortwaveserviceの9月現在のスケジュール(10/29まで)は以下の通りである。
 3985kHz 00:00-04:30
  00:00 Radio Tiranaドイツ語、01:30 Radio Slovakia Internationalフランス語、02:00 SRF Switzerlandドイツ語、03:00 Radio   Bulgariaドイツ語・英語、04:00 Radio Slovakia Internationalドイツ語・フランス語、05:00 SRF Switzerlandドイツ語
 6005kHz 18:00-02:00
     18:00 Radio Ukreine Internationalウクライナ語、19:00 Radio Slovakia International英語、19:30 Radio Pragueドイツ語、    20:00 Radio Slovakia Internationalドイツ語、20:30 SRF Switzerlandドイツ語、21:00  Radio Slovakia International英語・フ  ランス語、22:00 月-土Voice of Mongolia英語 日 Radio Amathusiaオランダ語、22:30 月-土Radio Tirana英語 日Radio      Amathusiaオランダ語、23:00 Radio Slovakia Internationalドイツ語・フランス語・スペイン語・英語、01:00 Polskie Radioドイ  ツ語、01:30 Radio Slovakia International英語
 6085kHz 17:00-03:00 Radio MiAmigo International
 (WWDXC TP 1517)

◎今日のRRI-Yogyakarta  3版修正・追加
 米国のRon Howard氏によると、日本の山田寿一氏はRRI-Yogyakartaより返信を得た。それによると同局は現在以下のように放送中である。
 第1放送 07:00-02:00 91.1MHz 15kW 2011年設置のRohde&Schwarz社製送信機
 第2放送 07:00-02:00 102.5MHz 10kW 2001年設置のRVR社製送信機
 第3放送 24H 102.9MHz 10kW 2020年設置のRVR社製送信機
 第4放送 07:00-02:00 106.6MHz 5kW 2018年設置のNautel社製送信機 1107kHz 10kW 2005年設置のHarris社製送信機
 山田寿一氏がインドネシア各地のSDRで調査した結果では1107kHzの放送は受信できなかったとのことである。
 (WWDXC TP 1517) かつては5047、2350kHzで短波放送を行っていました。2022年8月発行のPacific Asia-Logによると、中波の1107kHzは2021年9月時点では受信が確認されていたとのことです。



◎今日のRRI-Kendari  3版新規

 RRI Kendariから得た返信によると、現在のRRI-Kendariの送信機は下記のとおりである。
 第1放送 96.7MHz 10kW 2013年製Nautel社NV10LT送信機
 第2放送 90.8MHz  5kW 2013年製Nautel社NV5LT送信機
 第3放送 88.8MHz 0.5kW  2010年製RVR社送信機
 第4放送 954kHz  10kW 2004年製Harris社DX10送信機
(奈良県 山田寿一氏)Kendariはインドネシア・スラウェシ島の南東部にあります。かつて4000kHzで放送していました。2022年8月発行のPacific Asia-Logによると954kHzの中波放送は06:00-01:00に放送されていましたが、2019年7月以来停波中とのことです。

◎IRIBからeQSL
 ロシアのIvan Zeleny氏によると、イランIRIBはeQSLを発行している。受信報告の宛先は<radiotehran1982 @ gmail.com>である。
(RUS-DX #1202 via WWDXC TP 1517)

◎カザフスタンの首都名変更
 ロシアのAnatoly Klepov氏によると、カザフスタンのKassym-Jomart Tokayev大統領は9月17日、首都の名称を現在のNur-SultanからAstanaに変更する命令に署名した。9月19日より発効する。(RUS-DX #1202 via WWDXC TP 1517) 1997年まではAlmaty(Alma-Ata)が首都でしたが、同年Astanaに遷都され、更に2017年に初代大統領 Nursultan Abishevich NazarbayevにちなんでNur-Sultanに改名されていました。今回元の地名に戻った訳です。

◎ポーランド2030年にアナログ放送を全廃に
 ロシアのAnatoly Klepov氏によると、ポーランドの国立放送審議会はこのほど2030年までに同国のアナログラジオ放送を全廃しDAB+方式のデジタル放送に切り換えると発表した。この方針に対して多くの反対運動が起きている。反対の中心はポーランド放送労働組合、現在放送中のAgora Radio Group、RMF、Eurozetなどの局である。なおDAB+機器を供給するLenovo、 LG、Panasonic、 Samsung、Sonyなどの音響メーカーは逆にデジタル化の促進を訴えている。 (RUS-DX #1202 via WWDXC TP 1517)

◎Radio SE-TA2が10月1日・2日に特別短波放送
 ドイツのRadio SE-TA2が2022年10月1日・2日に特別短波放送を実施する。
 10/1 19:00-20:00 6095 125kW  240° Nauen送信所
    10/2   19:00-20:00 6115 1kW 無指向  Gera送信所(自前)
 放送内容は第10回の「Let’s Go Rock’n Roll」で1955-1963年のロック音楽を扱う。受信報告は〈se-ta @ web.de〉宛に。受信報告は少なくとも20分以上受信した番組内容と番組に対する感想を必須とする。これを満たしていない受信報告は役に立たないため、QSL発行対象とならない。(AER El Dial via WORIG 9/21)

◎オランダMike Radioの新スケジュール
 9月24日よりオランダのMike Radioは以下のスケジュールで出ることになった。
 日・月(非定期) 01:00-09:00 6205 Heerde 2kW 無指向 欧州西部向オランダ語(5830kHzより変更)
 また非定期に3940kHz(Heerde 2kW 無指向)で現地時間の土曜日に24時間放送を行う場合がある。なお6205kHzには「Laser Hot Hits」と称する海賊局(公称200W)が24時間出ており、混信の可能性もある。(Bulgarian DX blog 9/24)

◎Hans Knot International Report
   英国のMike Terry氏によれば、欧州海賊局の歴史を掘りだしている「Hans Knot International Report」の2022年8月版が発行され公開されている。この号では1960年に放送を開始したRadio Veronicaや最近新造されたミニチュア海賊局船「Laissez Faire」などが取りあげられている。31ページ。https://hansknot.com/reports/hans%20knot%20int%20radio%20report%20-%202022-05.pdfよりダウンロードできる。なお2004年以降のバックナンバーはhttps://hansknot.com/intrep.htmで参照することができる。(WWDXC TP 9/24)

◎SIBCの放送開始70周年記念ビデオ公開
 ニュージーランドのBryan Clark氏によると、ソロモン諸島のSIBCは放送開始70周年に当たる2022年9月23日に記念ドキュメント番組を放送した。この番組は1980-1984年に同局で働いていたNZ Radio DX League会員のMartin Hadlow氏によって制作されたもので、ソロモン諸島における放送の歴史について語っている。放送内容に説明を付け加えた約35分のビデオ「Solomon Islands Broadcasting History (70th Anniversary) 」がYouTube上で公開されている。https://www.youtube.com/watch?v=25x-Fcz6Lr4。(WORIG 9/25)

◎IRCAから2022年秋版MEXICAN LOG発行
 米国のInternational Radio Club of America(IRCA)は「IRCA Mexican Log」の2022年秋版(通算第25版)を発行した。Tim Hall氏編集によるもので、メキシコのすべての中波局について、周波数、コールサイン、昼夜の出力、スローガン、放送時間、フォーマット、属しているネットワーク、その他の情報を網羅している。周波数の他、コールサイン、所在地からも検索できる。また送信所の検索もできる。送信所、webサイト、オンライン放送、facebookの情報もできる限り掲載している。以下のURLからpdf版を無料でダウンロードできる。https://www.ircaonline.org/editor_upload/File/2022-23_IRCA_Mexican_Log.pdf。(WORIG 9/26) 全64ページ。

◎Radio Andorra Revival 10月2日に放送
 フランスのChristian Ghibaudo氏によると、Radio Andorra Revivalは2022年10月2日の04:00-05:00に6180kHz(Moosbrunn送信所)より特別短波放送を実施する。(WORIG 9/27)

◎Street Viewによる短波送信所写真プロジェクトが進行中
 オーストラリアのIan Baxter氏により、GoogleのStreet Viewによる短波送信所写真プロジェクトが進行中である。現在インドの送信所の映像を収集している。例えば以下の様に取得されている。
 AIR-BengaruluのAralu送信所 
    アンテナとマスト  https://goo.gl/maps/4SBojKEzdu338jSi8  
    入口  https://goo.gl/maps/cewckc2pSpNVuYWE6
  AIR-Jaipur  入口  https://goo.gl/maps/EyxRvePBpBhXmucN8
  AIR-Mumbai   旧短波送信所のアンテナマスト  https://goo.gl/maps/i5DSpNunmN5uzy1s6
  AIR-Hyderabad  送信所入口  https://goo.gl/maps/1Co5LTygjPdhGgRJ6
(WORIG 9/27)

◎Radio Cairoの送信機修理か?
   Andy Reid氏によると、Radio Cairoの英語放送(9440、9990kHz)がこのと頃出ていない。Abis送信所の送信機の変調部分を修理しているためと思われる。(WORIG 9/28)

◎Radio Joystickが11月よりKostinbrod送信に
 「Charlie–Prince-Show」の番組をオーストリアMoosbrunn送信所(月最初の日曜日19:00-20:00 7330kHz 100kW)より行っていたドイツのRadio Joystickは、電力料金の高騰で送信継続が難しくなったため、2022年11月よりブルガリアのKostinbrod送信所からの送信に切り換える。周波数は11935kHz(月最初の日曜日20:00-21:00 100kW)の予定。(WORIG 9/28)



◎RRI-Nabire短波で健在
 米国のRon Howard氏によると、インドネシアのRRI-Nabireが17:00-18:00台に7290kHzで健在である。第一放送が流れている。(WORIG 9/28)




◎Longwave Now and Thenの最新版発行
 「DX Guide Longwave Now and Then」の2022年9月改訂版がスペインのDXクラブAER(Asociación Española de Radioescucha)により公開されている。現在出ている長波放送の詳細を周波数別に網羅し、過去の長波放送局周波数表も収録している。Tony Rogers氏編集、British DX Clubにより編集された1990、1997、1998年の長波周波数表が合わせて掲載されており、現在との対比ができる。12ページ。https://aer.org.es/wp-content/uploads/2022/09/11-LONGWAVE.pdf。(WORIG 9/29)





 出典の略称

 
   WORIG : World of Radio io group
   WWDXC TP:World Wide DX Club Topnews  
   HCDX: Hard-Core-DX  
   JSWC: Japan Shortwave Club  
   NDXC: Nagoya DXers' Circle  


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