月刊短波2026年3月号(第2版)
編集 赤林隆仁 時間 JST
◎BBC World Serviceがペルシャ語放送を緊急増強 2版新規
米国のRichard Cuff氏によると、対イラン攻撃開始を受けてBBC
World Serviceはペルシャ語放送の緊急増強を行い、ライフライン情報をイランに届けることになった。新たに追加されるのは以下の通り。
01:30-02:00 702 9465
03:00-03:30 702 5935
(WORIG 3/2) 702kHzはCyprus中継局、5935kHzはOman中継局、9465kHzは不明ですがDhabbaya中継局と思われます。
◎BBC World Service中波の中東向英語放送を強化 2版新規
米国のRichard Cuff氏によると、対イラン攻撃開始を受けてBBC World
Serviceは、中波の中東向英語放送にCyprusからの2波を加えて強化した。新スケジュールは以下の通り。
毎日 10:00-14:00 1413
毎日 15:00-15:30 639 720
金・土曜 15:30-16:00 639 720
毎日 22:00-03:00 1413
土・日曜 23:00-24:00 639 720
毎日 23:30-24:00 00:30-02:00 02:30-03:00 639 720
日・月曜 04:00-04:30 639 720
毎日 04:00-06:00 1413
(WORIG 3/2) 1413kHzはOman 800kW、639/720kHzはCyprus 250kW。
◎NHK World Radio Japan中東在留邦人向臨時短波放送開始
対イラン攻撃の開始に伴い、NHK World Radio
Japanは2026年3月1日より、中東に在留する邦人向に24時間の臨時日本語短波放送を開始した。スケジュールは以下の通り。送信所;Y:八俣 300kW
305°、I:Issoudun 250kW
140°、*はB25定時放送。https://www3.nhk.or.jp/nhkworld/upld/thumbnails/ja/information/nhk_world_radio_japan_middle_east_broadcast_schedule.pdfを参照のこと。
01:00-02:00 11915Y
02:00-04:00 11670Y 11800I*
04:00-06:00 9665Y
06:00-08:00 11675Y*
08:00-10:00 11660Y
10:00-14:00 17560Y
12:00-14:00 6150I*
14:00-18:00 9700Y
18:00-22:00 9740Y
22:00-23:00 11685Y
23:00-01:00 9450Y
(赤林)放送内容は基本的に通常のNHK World Radio
Japanの内容と同じですが、時々外務省の海外安全情報とこの臨時放送の案内が放送されます。また開始時の「数え歌」のISは出ず、突然開始します。
◎VOAがペルシャ語短波放送を開始
2月28日の対イラン攻撃開始に対応してVOAは2026年1月11日に再開された1548kHz(Kuwait中継局)からの中波放送に加えて2026年3月1日より1日6時間のペルシャ語短波放送を開始した。スケジュールは02:30-08:30
9915 11575 (Tinang 250kW 315°)でイラン全土をカバーしている。
なお米国内にいる旧パーレビ王朝復活派はトランプ政権が自分たちを意図的に無視して放送でも取り上げないのを不満としてVOAペルシャ語放送のボイコットを呼びかけている。(小林放送局
2/22-28)他に7590kHz(Kuwait 250kW
58°)でも放送しているようです。すべてをKuwait中継局から放送しなかったのは、ミサイル攻撃で破壊されるリスクを考慮したのかも知れません。
◎対イラン攻撃開始でIran International TVが短波放送開始 2版追加
ドイツのRoger
Thauer氏によると、2026年2月28日午後開始された米国・イスラエルの対イラン攻撃を受けて、英国からイランに向けてTVによる衛星・インターネット放送を行っているIran
International
TVは、TV音声の短波中継を開始した。短波放送はネット上でのストリーミングの音声よりも1秒遅れて聞こえている。放送は24時間で、スケジュールは以下の通りである。
12:00-01:30 9500 (3/1より12110/12090kHz、下記参照)
01:30-12:00 5885
Iran International
TVのストリーミング映像はhttps://www.iranintl.com/live、https://live.livetvstream.co.uk/LS-63503-4/chunklist_b1196000.m3u8で聴取可能である。
同氏が中東のリモートSDRを使いTODA(到着時間差)技術で調査したところ、発信地はブルガリアのKostinbrodと推測された。(WORIG
2/28)
英国のDave
Kenny氏によると、同局の第1回目の放送の周波数は2026年3月1日は当初12110kHz、20:00から12090kHzに変更された。ストリーミング放送とは相当の時間差がある。イランからのジャミングを避ける目的であろう。同局は英国Londonの本拠地を置くVolante
Media UK Ltd.が有する国際TV局で、英国とサウジアラビアの投資家が出資している。(WORIG 3/1)
いいっk
◎イスラエルのKAN REKA放送 2版追加
英国のRichard Langley氏によると、対イラン攻撃が開始される中、イスラエルの情報を知るためには同国の放送局KAN
REKAが英語放送を行っていることを忘れてはならない。この英語放送は毎日03:00よりストリーミング放送されており、「空襲警報発令」等緊迫した事態が同時刻で伝わってくる。
ドイツのRoger
Thauer氏によると、ストリーミング放送はhttps://www.kan.org.il/content/kan/kan-reka/p-10861/で行われている。
米国のJohn Figliozzi氏によると、World Radio
Network(WRN)の北米ストリームでも毎日09:30、14:00、18:00、03:00及び月-土曜の00:00に中継されている。更にWRMI局からも短波中継されている。ただしこれらは再放送でライブではない。(WORIG
2/28)
米国のHarold Sellers氏によると、WRMIからWRNとして中継されているKAN REKA英語放送のスケジュールは以下の通りである。
14:00-14:30 5850 7730 7780
00:00-00:30 9395
03:00-04:00 9395
(WORIG 3/3) イスラエル国営KAN Newsによる放送です。

◎Radio Iran Azadが中波でも放送開始
英国のTony Rogers氏によると、英国からイラン向に衛星・インターネットで放送しているRadio Iran
Azadはイラン国内でインターネットが遮断されたことから2026年1月中旬よりアルメニアのGavar送信所より中波での放送も開始した。カーラジオで受信した人は「2-0-44-79-39-48-44-66」に連絡して欲しいというアナウンスが出ている。放送は01:30-02:00過ぎで周波数は864kHz(1000kW)である。実際には01:15頃から電波が出ている。ペルシャ語放送だが英語によるレポートの部分もある。(WORIG
2/28)
◎New Zealand Radio DX Leagueの新施策
米国のGlenn Hauser氏によると、New Zealand
Radio DX Leagueは会誌「New Zealand DX
Times」(月刊)を全面pdf化して、既存メンバーには今後無料でオンライン送付することにし、寄付だけを受付ける。新規に入会するする場合は入会金NZ$10のみを支払う必要がある。(WORIG
2/1) 会誌の印刷・郵送コストが増大し続け、運営できるスタッフが高齢化している中での現実的な対応だと思われます。

◎Kari Lake氏戦術を転換
National Public Radioの報道によると、USAGMのKari
Lake暫定CEOは当初配下のVOA等の放送局の廃止解体を目指していたが、それは法的・政治的は障害に直面した。そのため連邦法や国全体の政策方針に違反するのを覚悟の上で、米国政府所有のネットワーク上でトランプ大統領個人やその政策を宣伝する戦術に転換してきている。既にVOAペルシャ語放送では自らインタビューを受ける形でトランプを賞賛した。原記事はhttps://www.npr.org/2026/01/30/nx-s1-5683246/kari-lake-trump-voa-pnn-iran-firewall-propaganda。(WORIG
2/2)
◎VOACAPの活用方法の動画公開
フィンランドのJari Perkiömäki氏によると、短波伝播予測ソフトVOACAP
Onlineの活用方法ー特にプロ仕様のカバレッジエリアマップの作成方法をRadio New Zealandの周波数を例にして説明した動画をオーストラリアのRob
Wagner氏がYouTube上で公開した。VOACAP
Onlineへのアクセスはhttps://voacap.com/swl/、動画はhttps://www.youtube.com/watch?v=foA2JEN0cKcである。(WORIG
2/3)
◎Radio Romaniaが国内番組の短波中継開始
英国のAlan Roe氏、ドイツのWolfgang Bueschel氏らによると、ルーマニアのRadio
Romaniaは、Galbeni送信所より6145kHzで国内向放送の短波中継を開始した。14:00頃から1日10時間放送されているらしいが詳しいスケジュールは発表されていない。国内向Radio
Romania
Actualitatiの番組の他Radiojurnalのニュースが14:00、23:00、01;00、05:00に行われているのが確認されている。欧州西部、欧州東部、イスラエル、北米東部で受信可能である。(WORIG
2/2)
ドイツのAlexander Busneag氏によると、国内放送の短波中継は次の内容で行われている。
Radio Romania Actualitati
毎日 14:00-14:56 "Matinal"
月-金 23:00-24:00 "Objectiv
Romania"
火ー土 05:00-05:56 "Agenda
globara"
Antena Satelor
月 00:00-01:00 "Departe de acasa"
Radiojurnal
特定の時間帯のみ毎正時にニュース
(WWDXC TP 1644)
目的は海外で働くルーマニア人向かも知れません。HFCCには300kW、285°で登録されています。

◎RRI Pro3が周波数変位~混信回避のため
米国のDavid Foster氏によると、2026年2月2日より、RRI
Pro3(Jakarta送信所)は中国等の混信を避けるために周波数を7205kHzから7203kHzに若干変位させた。
21:00頃より出てくる中国局の混信が若干軽減されている。出力は現在600Wだが、アンテナ利得を向上させる対策に取り組んでいる。(WORIG 2/4)
◎Radio 567が短波放送終了
米国のRon Howard氏がオーストラリアのCraig Seager氏より得た情報では、Peter
Tate氏が運営する同国のRadio 567は4970kHz(New South Wales州Wee
Waa)での放送を2月第1週で終了する。Tate氏は他の土地から短波放送を再開することを計画している。(WORIG 2/6)
◎中国局の改廃
・広東省の湛江(たんこう)経済広播(95.1MHz)及び湛江交通音楽広播(102.1MHz)は2026年2月3日より、湛江綜合広播(98.1MHz)に統合され、以降はこの周波数でのみ24時間の放送を行う。(小林放送局
2/1-7)
・貴州省の黔東(けんとう)南州綜合広播(104.9MHz)は2026年2月11日01:00に放送を終了した。その後黔東南交通広播(89.8MHz)が改名して新たな黔東南州綜合広播になる。(小林放送局
2/8-14)
・四川省の射洪(しゃこう)市広播電視台綜合広播(104.9MHz)は周波数を近日中に94.9MHZから107.4MHzに変更する。(小林放送局 2/8-14)
・CRI環球資訊広播が天津で出していたFM放送105.4MHzが春節後停波している。理由は不明。
・四川省の重慶経済広播(101.5MHz)は2026年3月1日で放送を終了した。同時にTVの重慶時尚購物(ショッピング)チャネンネルも終了した。
・雲南省の大里州旅遊文化広播(90.2MHz)は2026年3月16日01:00で放送を終了する。同時にTVの文化旅遊チャンネルも終了する。
(小林放送局 2/21-28)
◎RFAがウイグル語・チベット語放送を再開
フィンランドのMauno Litora氏によるとRadio Free
Asia(RFA)が2026年2月4日よりウイグル語、チベット語の短波放送を再開した。スケジュールは以下の通り。
チベット語 08:00-08:15 7620
ウイグル語 10:00-10:15 7580
(WRTH facebook 2/4)
各言語が復活したRFAのHP冒頭

◎VOAのペルシャ語放送Kuwait中継局から中波放送を再開
WRTHによると、VOAペルシャ語放送は、2026年1月11日より02:30-08:30に1548kHz(Kuwait中継局)で再開された。VOAは次のようなアナウンスをイラン国民に向けて発表した;イラン国内の聴取者向のVOAペルシャ語放送が開始された。VOA
Televisonで行われている放送の音声を1548kHzで、家庭の受信機、カーラジオ、高速バスの中で同時に聞くことができる。(BDXC
"Communication" Feb 2026 via WORIG
2/10) 報道体制の入れ替えでトランプ政権が好まない情報は報道されなくなったといわれています。

◎欧州で聞こえるVLF局
英国のColin
Briden氏によると、同氏がYorkで庭にVLF用60cm径ループアンテナを立てて受信したVLF局は2026年1月21日現在以下の通りであった。
16.400kHz JXN Novik,Norway
18.100 RDL Russia
19.580 GBZ Anthorn UK
20.270 ICV Isola di Tavolara Italy
21.750 HWU Rosnay France
22.100 GQD Skelton UK
23.400 DHO38 Rhauderfehn Germany
24.000 NAA Cutler Maine USA
(BDXC "Communication" Feb 2026 via WORIG 2/10)
◎Radio Kuwaitの短波放送は生存!
ドイツのWolfgang Bueschel氏によると、7250kHzでRadio
Kuwaitのペルシャ語放送が2026年2月8日の17:48に確認された。18kHzに及ぶ広い帯域を占有していた。(WWDXC TP 1644)
短波放送は停止されたとの噂もありました。
◎3月中に危機となるBBC World Service
英国のAndy
Reid氏が、2026年2月10日付けGuardianの報道として伝えたところによると、2026年2月初めの時点でBBC World
Serviceは25年度内で資金的は危機に陥り、現時点で政府からの資金提供の契約はない、と同局のTim
Davie総裁は語った。同総裁は4月に退任することになっているが政府との新たな資金契約の締結が緊急課題であるとしている。このままでは大幅なサービス縮小を余儀なくされるが、中露による国家プロパガンダやフェークニュースが増大する中でこれは大問題であるとしている。BBC
World
Serviceの年間予算額は約4億ポンドで、65%はBBCの受信料収入から、35%は外務省からの支出で賄われている。外務省は2026年4月以降は資金拠出契約を締結していない。Chris
Elmore外相はBBC World
Serviceの重要性は認めるが、資金提供については予算配分プロセスの中で慎重に検討するとしている。原記事はhttps://www.theguardian.com/media/2026/feb/10/bbc-world-service-funding-tim-davieを参照のこと。(WORIG
2/11) 4月以降は65%以下の規模に縮小される恐れがあるということです。
◎Channel 292がモナコから1000kWの中波放送
ドイツChannel 292のTony
Pavick氏によると、同局はモナコから1476kHz-1000kWの高出力中波送信を開始した。夜間には今までになかったパターンでの伝播が可能で、英国、ロシア東部、北アフリカまで安定に電波が届く。現在番組枠を販売中である。(WORIG
2/12)
◎Radio Zaman Bidariの詳細
ドイツのRoger Thauer氏はイラン向秘密局Radio Zaman
Bidariの内容について研究した。同局の放送姿勢は、反イスラム、反独裁であり、イラン国内のイラン人及び国外のイラン難民に対して短波の15540kHzにて04:30-05:30に行われている他、WRMIのオンライン、Telegramによる電話放送も行っている。放送内容の骨子は以下の通りである。①グローバル行動への参加呼びかけ、②立憲君主制の提唱、③イスラム教の宗教的・哲学的分析、④スローガン・詩・歌などによる感情的訴求。イラン難民のためのイラン現政権交替と君主制復活を目指したプラットフォームを目指している。(WORIG
2/13)
◎Washington Post紙がKari Lake氏の批判記事掲載
英国のMike Cooper氏によると、米国Washington
Post紙は2026年2月13日、「Kari Lakeは、イランにおけるトランプ大統領の仕事を困難にしている」と題するUSAGM暫定CEOのKari
Lake氏を批判する記事を掲載した。イランとの実戦的戦争が成功するためには情報戦争を併行させるのが定石だが、彼女は情報戦争の手段をすべて封じてしまい、米国政府はイラン国民と直接コミュニケーションをとる手段を失ってしまった。具体的にはVOAペルシャ語部門、RFL/RLのRadio
Fardaを完全に弱体化してしまった。特にVOAペルシャ語部門の全スタッフは2025年3月以降休職処分・解雇処分とななってしまい、彼らを呼び戻そうとしたが不可能であった。Radio
Fardaはそれでも半分位のスタッフを温存していたが、同局の送信拠点であったKuwait送信所へのアクセスを遮断してしまい、イラン全土で大規模な抗議活動が発生した際にもアクセスを拒絶し続けた。また放送を使えなかったRadio
FardaがVPNネットワークを通じてイラン向に情報を発信できるように共和党選出の上院議員が尽力して用意した約1,000万ドルの資金の使用を拒否した。結局議会の意向でVOAペルシャ語放送、Radio
Fardaの放送は再開されたが、Kari Lake氏の行動は相手国を利することになってしまっている。(WORIG 2/13)
◎RRIのJakarta Kebayoran局増力
オーストラリアのDavid Foster氏によると、インドネシアRRIのJakarta
Kebayoran局(7203kHz)は2026年2月13日のは出力を600Wから800Wの増力した。そして2月14日には更に1kWの増力し、2月15日以降は安定している。インドネシア国内のリスナーからは若干音が歪んでいるとの指摘がある。RRIのMohammad
Roha氏によれば送信アンテナの改善も行ったとのことである。7205kHzに中国が出ていない時間を狙えば海外でも直接受信できそうである。(WORIG 2/15)
◎ABC-Perthが全面的にFMへ移行
インドのAlokesh Gupta氏によると、ABC-Perthの3ラジオ局(ABC Radio
Perth、ABC NewsRadio、ABC Radio
National)は2026年2月23日以降中波放送を廃止し、全面的にFM放送に移行する。これを以て6WFを送信してきたPerth北郊のHamersleyにある中波送信所も94年の歴史を閉じる。(WORIG
2/14)
オーストラリアのCraig Tyson氏によれば、ABC Perth
Radioは20世紀には短波で放送しており。6140、9610、15425kHzが使用されていた。15425kHz用送信アンテナはまだ立っているが、他の2波用のアンテナは一部撤去されている。短波は中波放送の補完用の他、サイクロンの季節に地元ABC局が送信不能となった場合のバックアップ用にも使用されていた。(WOR
via WWDXC 1845) ABC-Perthは20世紀には短波放送も行っており日本でも普通に受信できました。ABC Radio
Perthは720kHz(6WF 50kW)から102.5MHz、ABC NewsRadioは585kHz(6PB 10kW)から104.1MHz、ABC
Radio Nationalは810kHz(6RN
20kW)から103.3MHzとなります。詳しくはhttps://www.abc.net.au/news/2026-02-15/perth-am-to-fm-switch-goes-ahead/106343336を参照して下さい。
Hamersleyにそびえ立つ720kHz用の送信鉄塔(上記HPより)

◎ベラルーシでアマチュア無線禁止~違反は死刑も
オーストリアのChristian
Kahle氏によると、ペラルーシではアマチュア無線が禁止され、違法に運用した者は厳しく罰せられることになった。既に逮捕者を出している。アマチュア無線を運用した者は西側のスパイと見なされる。人権団体によると、現在までに7名が逮捕されており、内3名は死刑になる可能性がある。(WWDXC
TP 1645)
◎Radio CairoがB25スケジュールを変更
英国のAlan Holder氏によると、エジプトRadio
CairoはB25スケジュールで周波数を一部変更した。
00:00-01:00 アルバニア語 9490 → 9810
05:00-06:15 フランス語 9410 → 9485
06:15-07:45 英語 9440 → 9885
変更の理由は一基しか残っていない運用可能な送信機を効率的に使うためであろう。
(WWDXC TP 1645)
◎ギリシアERAのアテネ局729kHzが停波
ギリシアのZacharias
Liangas氏によると、同国ERAのAthens本局からの729kHzが1月以来停波している。ギリシアではDAB+化が推進されており、伝統あるAthensの729kHzも停止された模様である。(HCDX
2/9 viaWWDXC TP 1645)
◎Julingster送信所から6140kHzで3波
スペインのManuel
Mendesz氏によると、ルクセンブルグJulingster送信所から6140kHzで以下の3局が出ていることが確認された。
Radio Onda ... 04:00以前
Radio Augusta Inernational ... 04:00以降
Radio Gloria ... 16:30頃
(BDXC iogr 2/15 via WWDXC TP 1645) ベルギーのRadio
Ondaを介して中継されています。
◎Radio Augusta Internationalが6140kHzで復活
ドイツのHansjörg Biener博士によると、ルクセンブルグより6140kHzでRadio Ondaが中継していたコートジボワールの音楽局Radio
Augusta
Internationalは一時中継が途絶えていたが2026年1月末より再び04:00-06:00に中継が復活した。中継内容はhttps://radioaugusta.com上に出ているストリーミングと同じである。受信報告にはeQSLが発行される。宛先は<radioaugustainternational@
gmail.com>である。番組はフランス語。(WORIG 2/24)
◎マレーシアKajang送信所近況
ドイツのWolfgang Bueschel氏によれば、スイスAmpegon社はRadio TV
Malaysia(RTM)のKajang短波送信所に2025年新規100kW短波送信機2基を導入し、2月より11885及び15295kHzで試験送信を開始した。米国Continental社の技術者がKuala
Lumpurで開催されたHFCCのA26周波数調整会議期間中(2026年1月19-23日)にKajang送信所を訪問し、9835kHz及び11665kHzの電波を出している同社製短波送信機の修理及び調整を実施した。(WWDXC
TP 1645)
◎Radio Maliの短波放送状況
ドイツのHansjoerg Biener博士によると、Radio
Maliの短波放送が欧州では良く受信できている。スケジュールは基本的には以下の通りである。
15:00-17:00 5995
17:00-03:00 9635
03:00-09:00 5995
15:00からの放送(朝の番組)は15:00より早く開始する場合もあれば遅くなる場合もある。9635kHzは01:00頃まで受信できるが、隣接のCNR17が混信する。(WWDXC
TP 1645)
◎オランダ短波局情報
スペインのManuel Mendez氏によると6020kHzでRadio
Casanova中継の「RuquiRadiol AM」が16:00の開始より受信できる。スペイン語である。同局の連絡先は<ruquiradioam @
hotmail.com>である。また16:30過ぎからはRadio Casanovaのオランダ語放送となる。(WWDXC TP 1645)
イタリアのFabio Bonucci氏らによると、Radio
Europaは2026年2月中旬現在従来の6130kHzから若干低い6129kHzで出ている。Kloosterzande送信所から100W送信で放送は英語。(WWDXC
TP 1646)
英国のPaul Watson氏によると、3965kHzでオランダRadio
Deltaが2月下旬より02:00-08:00に日・月曜の02:00-08:00に試験放送を行っている。Elburg送信所、出力5kW。(BDXC iog
via WWDXC TP 1646)
◎Radio Romania Internationalは1カ所1基の短波送信機のみで運用中
ドイツのWolfgang Bueschel氏によると、ルーマニアのRadio Romania
Internationalは予算上の制限の基づき、各送信所(Tiganesti、Galbeni)では1カ所1基の短波送信機で運用することになった。送信所に設置されている米国Continental社製短波送信機は2088年製造であり。特にTiganesti送信所では3基に1基がしばしば故障し、しかもどの送信機にも故障が起こる状況になっていることも原因である。(WWDXC
TP 1645)
◎米国WRNOの現状
ドイツのHansjoerg Biener博士によると、米国New
OrleansのWRNOは最近webサイトのリニューアルを行った、http://wrnoworldwide.com。他但し内容は以前とほぼ同じで、しかも短波放送に関する情報は一切ない。webサイトでは7505kHzの放送の音声を常に流しているが、実際に7505kHzが出ているのは冬季11:00-14:00、夏季は10:00-13:00のことが多い。これは2026年1月にも確認されている。英語のヒンズー語の説教を混合して放送している。米国のTom
Gavaras氏によれば、同局は印刷したQSLカードを発行しているが、発行にはSASE(返信切手を貼り、自分の宛先・氏名を記入した封筒)と発行料US$5が必要である。(WWDXC
TP 1645)
◎短波を廃止しても続くDWの弱体化~大幅予算削減
ドイツのHansjoerg
Biener博士によると、ドイツ政府は2026年度のDWへの支出金を前年より1,000万ユーロ削減して、4億5000万ユーロとすることを決定した。DWは法律に基づき賃上げを行う必要があるため、実質的には2,100万ユーロの削減を要求される。そのため来年度はギリシア語サービスの廃止、ドイツ語サービス・アフリカ・アフガニスタン向番組・スペイン語ニュース番組の大幅削減、DWアプリの開発凍結、国際特派員の人数削減を行わざるを得なくなり、弱体化が一層促進される。常勤ポストの数も減るが人員整理は予定されていない。(WORIG
2/18)かつてはケルンに巨大なビルを持っていました!
◎Radio Nacional del Peruが中波撤退完了
Fredrik Dourén氏がRadio
Niusの報道として伝えたところによると、ペルー国営のRadio Nacional del
Peruは2025年末に中波放送からの撤退を完了した。Limaの850kHz(OAX4A)及び1320kHz(OAX4I)も停波・廃止された。中波撤退は予告なく勧められたが特に混乱はなかった。この件について取材を同局は拒否している。なおLimaでは2026年2月現在13局の中波放送局が放送中である。(Arctic
Radio Club mv-eko 2/16 via WORIG 2/16)

◎フィンランドに新たな中波放送
英国のMike
Terry氏によると、フィンランドのTurkukに2026年2月初旬新たなロック専門局「ZoomRock
FM」が誕生し1242kHzで放送を開始した。この周波数はかつてRadio
Luxembourgが放送を行っており、フィンランドでも1970-80年代には良く聞かれていた。設立者は地元ラジオ界のベテランHarri
Kujala氏で、氏はかつてラジオ局「Auran
Aalto」で28年間勤務した経験がある。昼間はTurkuk市内・周辺の10-25km、夜間にはフィンランド国外でも受信可能である。中波で運用する理由は、カーラジオではFMとともにAMも受信可能なことと、音楽著作権料が比較的安価なためである。3カ月ライセンスで、現在のライセンスは4月末までである。同国の放送法では以後1カ月の休止を行えば更に3か月間放送を行うことができる。50代以上の男性をターゲットにロック音楽をノンストップで放送するが、ヘビーメタルは放送しない。原記事はhttps://aamuset.fi/artikkeli/6906061を参照のこと。(WORIG
2/20)
◎Radio Slovakia
InternationalがJunglinster送信所より短波放送再開 2版追加
フランスのJean-Michel Aubier氏によると、Radio Slovakia
InternationalがルクセンブルグJunglinster送信所より6140kHzで放送しているのが確認された。23:40頃はドイツ語放送であった。(WORIG
2/21)
Franz Bleeker氏によると、Radio Slovakia
Internationalは2025年12月中旬ドイツKall-Krekel送信所からの短波送信を廃止して以来短波から離れていたが、2026年2月15日よりルクセンブルグJunglinster送信所より短波放送を復活した。スケジュールは23:30-24:00
6140kHzで、放送はドイツ語である。放送の開始時と終了時に連絡先のアナウンスが出る。放送は23:30にスイスのRadio
Gloriaが終了した後に出てくる。また24:00の終了後にはVatican Radio(ドイツ語)が出て来る。(SW Bulletin 3/1 via
WORIG 3/1)
◎カナダのVHF気象予報は3月16日で廃止
カナダのRicky
Leong氏によると、カナダ政府は過去50年間VHFで行われてきた気象予報「Environment Canada
Weatheradio」を現地時間2026年3月16日以降廃止すると発表した。以降も海上で聴きたい人はカナダ沿岸警備隊の短波海上気象通報を利用することができる。また地域の天気予報や警報はインターネットやWeatherCANアプリで入手して欲しいとのこと。原情報はhttps://www.canada.ca/en/environment-climate-change/services/weatheradio/find-your-network.html。(WORIG
2/23) 162MHz帯でAMまたはAMで放送を行ってきました。
◎2026 NASWA SWL Fest情報更新
米国のRichard Cuff氏によると、2026年5月1-2日に同国ペンシルバニア州Fort
WashingtonのHoliday Inn Express & Guest Suitesで火災される「2026 NASWA SWL
Fest」の参加情報が更新された。http://www.swlfest.com。今回もZOOMできるが、直接参加を希望する人は会場の広さに制約があるため早めに申し込んで欲しい。(WORIG
2/22)
◎Hans Knot International Radio Report
2026年第1号発行
英国のMike Terry氏によればオランダのHans Knot氏による海賊局を中心とする情報誌「Hans
Knot International Radio Report」の2026年第1号が発行された。海賊局界で最近逝去した3名、1970年代の海賊局Radio
Seagull、VOAがロードス島から運用した放送船Courier号、1970年代を代表する海賊局Radio Nordsee
Internationalに関した記事等が掲載されている。https://offshoreradio.info/wp-content/uploads/2026/02/hans-knot-int-radio-report-2026-01.pdfよりダウンロードできる。(WORIG
2/22)
◎ボスニア・ヘルツェゴビナ国営放送が財政難で放送中断
英国のMike
Cooper氏が新華社の報道として伝えたところによると、ボスニア・ヘルツェゴビナ国営放送局(BHRT)は、財政危機から2026年2月26日の放送を1日間停止した。これは同局始まって以来のことである。同局は財政破綻の危機に瀕している。特に欧州放送連合(EBU)への債務は約1330万ドルに達しており、返済期限は2月末で、口座が凍結される可能性がある。そのため同局は2月26日にはニュース以外の一切の番組の放送を停止した。同局の従業員の60%は国の定める最低賃金で働いている状況で、放送の運営をいつまで続けられるか不透明な状況である。そのため経営陣は国に対して緊急の財政支出を要請している。EUは公共放送の安定は同国のEU加盟の条件の一つであるとしている。原記事はhttps://english.news.cn/20260227/94bc7e8afdd64f62a8eea42751f58932/c.htmlを参照のこと。(WORIG
2/26)
サラエボにあるBHRT本部の建物(Wikipediaより)

◎2026年度USAGM予算正式執行に
USAGMの次年度予算に対してトランプ大統領は2026年2月3日署名を行い、正式に履行されることになった。予算自体は前年度比で25%削減されており、「賢明な支出」が義務づけられている。RFEのブルガリア語、ルーマニア語サービス廃止の措置はこれに対応する形で行われている(小林放送局
2/22-28) 2026年1月22日に議会で正式承認されました。既報のようにトランプ政権が希望していない予算約6億5300万ドルを議会が強制的に割り付けたものです。
◎RFEがブルガリア語及びルーマニア語放送を3月いっぱいで廃止
AFPの伝えるところによると、Radio Free
Europeは2026年3月31日で財政上の理由からブルガリア語及びルーマニア語放送を廃止すると発表した。「国境なき記者団」は今回の発表は遺憾であり、特に独立系メディアがほとんど存在しないブルガリアには悪影響を与えると懸念を表明した。この2つの言語は1950年のRFE設立時点から放送されていた。東西冷戦の終結に伴い、ブルガリア語放送は2004年に、ルーマニア語放送は2008年に一度廃止されたが2019年に双方ともストリーミング放送として再開されていた。なおトランプ大統領は2025年11月のハンガリーの首相が訪米した時にRFEの廃止を約束していた。原記事はhttps://www.courthousenews.com/radio-free-europe-closes-in-bulgaria-romania/を参照のこと。(WORIG
2/26) 上記の約束に従う形でRFEのハンガリー語放送は2025年11月に廃止されています。西側向けよりもロシアや旧ソ連諸国向は優先されるからでしょう。短波からインターネットに変わっても結局廃止という結末になるのです。
RFEブルガリア語放送(左)ルーマニア語放送(右)のロゴ

◎トランプ政権がRFE/RL幹部の選任に拒否権を要求 2版新規
英国のMike Cooper氏が2026年2月27日のNew York
Timesの報道として伝えたところによると、トランプ政権はUSAGM配下の局に強制的に予算が配分されたのを受けて、RFE/RLに対して、報道・経営内容を大幅に制限する資金調達契約案を提示した。その内容は同社の編集長、最高経営責任者、取締役会メンバーの選任の当たってトランプ政権に拒否権を与える事を定めている。ニュース編集における「報道編集の自由」という「ファイアウォール」を突破するすることが目的とされている.RFE/RLは議会で承認された予算を使うためにはトランプ政権と契約を結ぶ必要がある。原記事はhttps://www.nytimes.com/2026/02/25/us/politics/trump-radio-free-europe.html。(WORIG
2/28)USAGMのKari
Lake暫定CEOが2月にプラハのRFE/RL本部を訪れたという報道があり、この件について何らかの話し合いが行われたものと思われます。上記の2サービスの廃止も関連する可能性があります。
◎Vatican Radioが紙の新QSL発行
日本のAkiyoshi
Teraoka氏が、イタリア「italradio」の報道として伝えたところによると、長らく紙のQSLを発行していなかったVatican
Radioが最近紙のQSLカードの発行を再開した。詳細はhttps://www.italradio.org/portale/index.php?module=News&func=display&sid=5170を参照のこと。(WORIG
2/27) St.Maria di Gelria送信所をバックに立つローマ法王Leo15世の写真です。
◎RAEがeQSLを発行
イタリアのTanino
Marabello氏によると、アルゼンチンRAEのイタリア語部門はWRMI中継のイタリア語放送(21:00-21:30
15770kHz)の受信報告に対してeQSLを発行した。受信報告の宛先は<raeitaliano @ gmail.com>である。(WORIG 2/27)
出典略称
WORIG : World of Radio io
group
WWDXC TP:World Wide DX
Club Topnews
HCDX: Hard-Core-DX
JSWC: Japan Shortwave
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