「ラブひな」コマ数による考察

「ラブひな」…今年、2000年になって買い始めた「赤松健」の書いた作品である。この作品とても面白い。とてもテンポがよく、ギャグの切れも良い。そして、私が読んだ作品の中で最高の天然系ボケキャラと思われるキャラ…「乙姫むつみ」。彼女のボケっぷりはとても良い……っと話がそれつつあるようです。
ここではその面白さについてコマ数の視点から、考えてみました。ここに一つの資料をご提供します。私が自分で約二時間かけて調べたものです。

作品名	平均ページ数	1話平均コマ数	1ページ平均コマ数
ラブひな	18.5	130	7.029298246
名探偵コナン	15.1	85	5.627083333
封神演義	18.8	99.7	5.313099415
テニスの王子様	18.3	76.8	4.190872463
まもって守護月天！	29	143.5	4.948275862
HAUNTED じゃんくしょん	32.3	166.9	4.610001331

これよりも詳しいものを提供します。もし欲しい人はダウンロードの所に用意してあるので持っていって下さい。
さて、この表の説明ですが、それぞれの作品の初期の10話について調査しました。初期というのは最初からではありません。たいてい最初の頃はページが増量されているので1話のページ数が落ち着いてきた所から調べました。あと、作品はデータがバラけるように、月刊、週間を問わずそして、雑誌名もバラバラにしました。ただ、ジャンプのみは2作品調べました。そして、「平均ページ数」とは1話の平均のページ数です。「1話平均コマ数」とは、1話にある平均のコマ数です。コマとは、基本的に四角でくくられた漫画の絵の最小単位です（この定義であってるのだろうか？）。「1ページ平均コマ数」は1ページに平均で何コマ入っているかを調べたものです。ほとんどの場合最高でも1ページに8コマ以上にはなりません。
それでは、このデータを見てみて下さい。コマ数に関してはラブひながダントツに多い事が分かります。逆に少ないのは「テニスの王子様」ですがこれはスポーツ物なので少ないのは仕方ない…というか当然でしょう。「ラブひな」はコマ数で言えば、月刊に匹敵するかもしれません。ただ、データ数が少ないので断定はできませんが…。それにしても多いです（このデータが必ずしもあっているという自信はありませんが）。1ページ平均が7コマというのは多いです。先ほども書きましたが、1ページに8コマ以上書く人はなかなかいません。それ以上書くとコミックスでは1コマが相当小さくなってしまいます。
「ラブひな」を読んでいるとテンポが良いと感じると冒頭に書きましたが、その割には1巻を読むのに時間がかかるというのに気がつきました。ページ数がほぼ同じサンデーやジャンプのコミックスを1巻読むのに私はじっくり読む方なので20分ぐらいかかるのですが「ラブひな」の場合は30分以上かかっていました。「ラブひな」は他の作品と比べて読むのに時間がかかる模様です。
テンポが良いというのと時間がかかるという理由はこのデータより理由が導けると思います。ですが、このように解析してしまうとつまらないと思う人もいるかも知れません。まあそれは良いんですがこの集計をして思ったのは意外と時間がかかった事、そして結構こうしてみると面白い事が分かった事でした。
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