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つれづれなるざれごと



『人生の五計』
    

     

  『生計』

      我いかに生きるべきか。普通生計というと「暮らし」の意味だが、ここではもっと本質的な問題。


  『身計』

    いかに身をたてるか、自分の社会生活のあり方。

 『家計』

     家庭をいかに営み、意地していくか。

 『老計』

     いかにうまく年齢をとるか、美しく死ぬのはさほど難しいことではない。だが美しく老いることは、
    難しい
                                                        −アンドレジイド

 『死計』


    いかに死すべきか「死をみること帰するが如し」というところまでいけば「死計」を確立したと言えよう。



    この「五計」を要約すれば、結局は第一の「生計」つまり「いかに生きるか」に尽きるが、人間である以上

   老いればその延長線上に死が待っているのは当たり前のことである。しかしこの当たりり前のことを

   忘れさせる老人というものは意外に少ないものだ。

    
    「天下ヲ以テ人ニ与ウルハ易ク、天下ノタメニ人ヲ得ルハ難シ」
                                                                            −孟子
    
   




   まだ続く