けじめをつけなさい!!
9月17日
いろんな事がありすぎてここに来るのも久しぶりになってしまった。
相変わらず京*線で仕事に通っている毎日。大体昼頃出社する事の多い私は
その日も、西村京太郎の単行本を片手にこれも相変わらず各駅停車に乗りこんだ。
新宿の二つ手前までしか乗らないので、読むと言ったら殆ど西村京太郎、山村美紗
等の推理小説か4コマ漫画である。
たま〜に、安岡正篤なんかを読んだりもするが、そういう時は仕事で行き詰まったり
自己嫌悪に陥ったり、自分を励ましたい時に限られている。
烏山を過ぎた頃、3人の小学生が隣の車両から走り移ってきた。2〜3年生位だろうか。
電車の中を走りまくって騒いでいる。
乗客は私のほかに12〜3人、それぞれ思い思いのスタイルで短い旅?を楽しんでいる
ようだ。私も、うるさいなぁ・・・と思いながらも推理の方に気をとられ、没頭しつつ
巧妙な鉄道トリックにすっかり心を奪われていた。
突然、3人の男の子達が車内を走り始めた。
走りながら一人の子が入り口付近の一番高い吊革にジャンプしてはぶら下がっている。
私は後側の入り口の所に陣取っていたが、ついに前の方から走り寄ってきた。
ジャンプして私のすぐ横の吊革にそのリーダー格の男の子がぶらさがった。
「T君、カッコイイ!!。」
後の2人の男の子がはやし立てた。
私はすかさず言ったね。
「カッコ悪〜い!そんなのカッコイイなんて言わないよ。学校の体育館とか運動場
だったらカッコイイけどね!」
男の子達は互いに顔を見合わせると、すごすごと隣の車両に歩いて行った。
最近は他人の子供を叱るとかしなくなった。いろいろな問題があるから、起こるから
だろう。学校の先生でさえPTAに押さえつけられて何も出来ないご時世である。
先生の質が落ちてきている事も否めないが・・・
子供は社会の宝である。
誰の子であろうと「いけないことはいけない」と教えるのは大切な事だと思う。
良い事をしたら「えらいね。」と誉めてやれば良い。
私が子供の頃は、周りの沢山の人達がいろんな事を教えてくれたし、いけない事は
ちゃんと叱ってくれた。
自分の事も大変な時代。自分の事だけで精一杯・・・
情けない世の中になったもんだ。