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サクラユタカオー12年目の危機

1982年生まれ 牡
テスコボーイ アンジェリカ 母父ネバービート
境勝厩舎
生産者 北海道・静内 藤原牧場
  • 天皇賞(秋)(86年)GT レコード
  • 共同通信杯4歳(85年)GV
  • サンケイ大阪杯(86年)
  • 毎日王冠(86年)GU レコード
通算12戦6勝
毎日王冠、天皇賞(秋)と日本レコードを樹立したほどのスピード馬。
種牡馬としても成功している。



昨年11月18日にシンジケート・サクラユタカオー会が開かれ、本会の解散が決まってしまった。 

種牡馬の管理にはかなりの経費がかかり、「ユタカオー」クラスで年間1000万から1200万が必要とされてる。

99年に89頭種付けをし受胎0なのだから仕方の無いことなのかもしれない。しかしその会の時出席していた株主

から

「みきりをつけるのはまだ早い、希望者を募ってシンジケートを再開する道はないのか」との意見がでたらしい。

12月3日再編成にむけて会議が持たれ15名の旧株主が集まった、そして年間600万の経費で再結成が決定し

ユタカオーの再シンジケートが決まった、異例のことだと言う。本当に嬉しい、15人の株主の方たちに感謝したい、

楽観は出来ないけれど、なんとか頑張ってほしいですね。

 谷岡毅新和牧場場主も、晩年になって生産能力が低下し、種牡馬として復活した例は無いと言うし。今回の

ユタカオーの不受胎は「加齢現象です」とのことだし。

 また、服部牧場の服部和則場主も「回復の見込みはほとんどないとおもっています、遺伝だと思っています

から。」

でも、引退させようとは思っていない、「種馬として、仕事をまっとうさせてやりたいからです。種付けを嫌がっている

のなら、もちろん諦めます。でも、そんな感じはこれっぽちもない。最後まで種牡馬ユタカオーを見届けよう。

そう考える仲間が、15人いたということですよ。」

「命ある限り、ご苦労さんといってやれる環境をユタカオーに作ってやる事。それが私の仕事なんです。」


 藤原牧場の藤原悟郎場主は「遺伝ではないと思う。難しいのは確かだが、僕は回復の見込みはあると思ってい

ます。」「今年たとえ駄目でも、死ぬまでちゃんとユタカオーの面倒は見ます。どこに行ったのかわからない状態

には、絶対しませんから。」

              優駿より


ゆくえしらずになる種牡馬が多いなか、ユタカオーは温かく見守られている。

1ファンとして本当に嬉しく感謝します。頑張れサクラユタカオー
                                     
2000年7月追加

今年17頭に種付けするも、全部不受胎。ついに種牡馬引退へ今年の3歳が48頭2歳が8頭の合計50頭。
頑張れ子ども達。
これで引退になりましたが、ゆっくり余生を送ってほしいですね。