サントラ盤のページ

このページでは、第2の趣味である映画のサントラ盤を中心に音楽の紹介をしていきます。
とりあえず寸評的にしておきますが、いずれ充実していくに違いありません。

サントラレビューのページ(最近更新しているのはここ)

                     
   

 愛と追憶の日々
  映画は何かとりとめもない話だが、音楽のおかげで感動の映画だと言う雰囲気に。続編の「夕べの星」も前作の主題曲を流用して得してる。同時期に公開された「インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説」と同様の「エニシング・ゴーズ」をしようしてるあたりも、ちょっと古い話っぽくていい。

 アニー
  近年なかった大型のミュージカル大作。(もっともその後、続かなかったが)どの曲もそれなりに楽しいが、ちょっとおませな少女が「トゥモロー」を歌うシーンが感動的。もっとも、いくらヒットしたからと言って、ずっと音楽ナシで来て、最後に突然歌い出すTV「アニー2」はちょっといただけない。

 アベンジャーズ
  サントラの方は最近よくある歌中心のタイプだが、昔懐かしい(って見た事はないのだが)TV「おしゃれ(秘)探偵」の曲を現代風にアレンジしたものが割といい。

 アマデウス
  まあ、サントラと言ってもモーツァルトのクラシックばかりだが、映画のおかげで有名になったあの曲とか、結構いい。

 雨に唄えば
  まあ、あの曲は有名なのでいいが、ドラマ中盤の歌よりも、冒頭のアップテンポの曲の方が個人的には好き。

 アメリカン・ジゴロ
  これは歌中心タイプのサントラだが、映画史上最も長いかも知れない主題曲ブロンディの「コール・ミー」は割と好き。

 アンタッチャブル
  重厚な感じの音楽は、スリリングなシーンや派手なアクションを期待させてなかなか良い。

 E.T.
  職人ジョン・ウイリアムスの音楽は、ちょっとくさい時もあるが、やはりうまいと感じさせる。個人的には、クライマックスの自転車チェースあたりの曲が好き。

 ウエストサイド物語
  歌のない冒頭の曲から、「マリア」「トゥナイト」「アメリカ」等、スタンダードなメンバーが目白押しで、昔結構好きだったから、歌詞とか覚えていて最近見ても思わず歌い出す始末だ。

 ウォー・ゲーム
  アーサー・B・ルービンスタインと言う、ション・バダム監督としか組まない作曲家の2大ヒットは「ウォー・ゲーム」と「ブルーサンダー」で、早くCD化されないか待ち遠しいところ。このサントラは時々セリフが入っていて、クライマックスのミサイル発射シーンの曲や基地閉鎖の曲なんかかなりの迫力だ。

 宇宙の七人
  ひいきのジェームズ・ホーナー作曲なので映画は未見の時に買ったが、当時はLPで、誤って回転数を間違えて聞いたらアップテンポで凄い曲に思えたのだが、途中で誤りに気づき、正しい回転で聞いたらノンキすぎてちょっと失望。以降、このサントラだけは回転数を変えて聞いたものだ。

 エイリアン2
  映画の方は「エイリアン」の方が出来がよかった気がするが、あちらの音楽はちょっと地味すぎて印象が薄い。こちらの音楽は、「スタートレック2」の流用という気もするが、とにかく重低音の連続で、ボディソニックでLDを見ると、結構体が疲れてぐったりさせられたものだ。クライマックスでクイーンを宇宙へ放り出すシーンの曲は、なぜかマイケル・ケイメン作曲の「ダイハード」のクライマックスに利用されている。同じ20世紀FOXだから、勝手に編集でつけられたに違いない。

 エグゼクティブデシジョン
  同時期に公開された「ザ・ロック」に比べると、地味な音楽に思えたが、映画はこちらの方が面白くて、そんな観点で聞き直してみると、こちらもなかなか迫力のある曲だ。「世界まるみえテレビ特捜部」等でよく流れている。

 オースティン・パワーズ:デラックス
  これは歌中心のサントラであまり好きではないのだが、かつてモード学園のCMに使われた「ソオル・ボサノバ」が気になって、それだけのために買ってしまった。

 オーメン・オーメン2 ダミアン
  残酷シーンがはやりだした頃のホラー映画で、そう言う意味ではあまり質の高い映画とは言い難いのだが、さすがジェリー・ゴールドスミスと言う事か、祈りを感じさせる曲はなかなか不気味だ。

 オール・ザット・ジャズ
  ボブ・フォッシー監督の自伝的半ミュージカル映画で、何だかひとりよがりにも思えるが、最後の「バイ・バイ・ラブ」は割と好き。

 オズの魔法使
  昔は芸達者な子役が多かったのか、ジュディ・ガーランドの「虹の彼方に」「黄色いレンガをたどれ(ちょっと違う題名だったかも)」はかなり感心させられる。セリフも多くて、映画を思い出させる感じのサントラだ。

   

 キャバレー
  映画の方はあまり面白くなかったのだが、ライザ・ミネリの熱唱は割と評価している。

 恐怖の報酬
  ハンフリー・ボガード版でなくロイ・シャイダー版の方。タンジェリンドリームによる音楽は印象に残るが、映画の方はなかなか再見できない。

 キング・ソロモンの秘宝
  映画はB級ぽくて、音楽の方もそれなりの雰囲気だが、それはそれでよかったりするものだ。

 グーニーズ
  とりあえず、シンディ・ローパーのあの曲だけは記憶に残っている。

 グラン・プリ
  かつては深夜放送に使われたテーマ曲が印象に残る。

 クリフハンガー
  このサントラもよくバラエティ番組等で流用されている。記憶にあるのは主題曲だけだが。

 グレムリン2/新・種・誕・生
  「グレムリン」の方は、半分が歌中心だったが、今回は全編スコアもの。前作の曲をアレンジしたような曲で、いつあの曲が出るかとイライラさせられるが、アルバムの最後でようやくあの曲が登場。ついにグレムリンが暴れ出したと言うような感じで、映画を見る前から期待させられた。ジェリー・ゴールドスミス作曲で、自身の「ランボー」のパロディもなかなか良い。

 荒野の七人
  こちらはかつて「読売新聞ニュース」で使われていた。(名古屋だけ?)同じジョン・スタージェス監督の「大脱走」と何かと比較したくなるが、やっぱり映画の印象があちらの方が強いせいか、こちらの曲も主題曲くらいしか記憶がない。エルマー・バーンスタイン作曲。

 ゴーストバスターズ
  まあ、例の主題曲は忘れることはあるまい。

 ゴーストバスターズ2
  続編でもあの曲は使用されたが、前回も今回も歌中心。当時売り出し中のハマーの曲がちょっと気になったが、もちろん映画とはあまり関係がない。

 氷の微笑
  このサントラもよくテレビで流用されるジェリー・ゴールドスミス作曲。やっぱり主題曲くらいしか印象にない。

   

 サイコ
  有名なのは殺人シーンの曲(とも言えない効果音のような物)だが、むしろ冒頭のいきなり始まる曲がすごい気がする。もう強引に映画に引き込む感じ。

 サウンド・オブ・ミュージック
  スタンダードなメンバーが目白押しのミュージカル。「ドレミの歌」は子供向けみたいでちょっと恥ずかしい気もするが、「サウンド・オブ・ミュージック」「私のお気に入り」「エーデルワイス」「すべての山に登れ」等、何かと比較したくなるオードリー・ヘップバーンと違い、ジュリー・アンドリュースは自分が歌っている点が強い。「私のお気に入り」はJRのCMで使用されている。

 サスペリア
  ちょっと夢に出てきそうなゴブリンの曲はちょっと記憶に残るが、映画はあまり質が高いとは言いづらい。

 猿の惑星
  不気味な効果音みたいな曲を多少覚えている。ジェリー・ゴールドスミス作曲

 新・猿の惑星
  こちらもジェリー・ゴールドスミス作曲で「猿の惑星」とカップリングのサントラだが、冒頭から何かアクション映画みたいな曲で、そう言う意味でちょっといい。

 ザ・ロック
  重厚な感じでスリリングな曲は、見る前から映画をかなり期待させたが、映画の方はちょっといまいちと言う感じで、しかも迫力ある音楽の使われ方も、ボリュームを下げられていたりして台無し。

 ジーザス・クライスト・スーパースター
  確かこれも「シェルブールの雨傘」と同様に全編歌ばかりの作品だったはず。キリストの物語をロックで描く異色作だが、まあそれなりの曲ばかりで、サントラで曲を知っていたから、映画もまあ見れる。

 シェルブールの雨傘
  こちらは間違いなく全編歌ばかり。物語はあまり面白くなく、サントラのおかげでセリフを全部知っているから(意味は分かってないけど)、逆に苦痛だった気もする。

 死刑台のメロディ
  映画は未見だが、ジェーン・バエズの祈りのような歌は聴き応えあり。「死刑台のエレベーター」とは別。

 ジャッカル
  歌中心のサントラだが、タイトルシーンの曲は割といい。

 シャレード
  ヘンリー・マンシーニ作曲のちょっといい時代のサスペンスと言う感じで、有名な主題歌もいいのだが、モーリス・ビンダーのタイトルバックと共に現れる歌なしの主題曲もよい。

 ジュラシック・パーク 
  あの曲はまあ覚えたが、それ以外はあまり印象がない。ジョン・ウイリアムス作曲

 ジョーズ
  ジョン・ウイリアムス作曲のこのサントラは、ズンズンズンズン……と言う曲(とも言えない曲)で知られているが、この映画は恐怖映画風の前半と、冒険映画風の後半にはっきり色が分かれている。映画自体と同様に、個人的には後半の3人でサメ退治に出かけるシーンがよい。細かい旋律を繰り返す曲を聴くと、マンネリと言われるジョン・ウイリアムスだが、さすがと感じさせられる。

 白い恋人たち
  これなんかも歌中心だが、有名な主題曲もさることながら、三冠王キリーのテーマなんか割といい。ただし、映画の方はかなり退屈。

 スーパーマン
  最初はスター・ウォーズと違いがわからなかった主題曲だが、まあジョン・ウイリアムス作曲でそれなりに聞かせる。ただ、彼が時々やるのだが、オーティス(ネッド・ビーティ)の出るシーンの曲は、「ジェダイの復讐」のイウォーク族の曲とまったく同じ。同じ例は、「フック」と「イーストウィックの魔女たち」の曲が同じという物があった。

 スーパーマンV 電子の要塞
  ジョン・ウイリアムスは第1作だけで、後は別の作曲家が担当。3作目で言うと、テレビゲーム風の対決をするシーンの曲がほしかったが、それはサントラには入っていない。

 スター・ウォーズ
  ジョン・ウイリアムスもスーパーマンとは気合いが違う気がする。有名テーマ曲はもちろんだが、表彰シーンからエンドクレジットに続く「王座の間」とか言う曲もなかなか良い。「最後の戦い」と言う曲は、サントラ史上最も長い曲かも。最初のテレビ放送の際には、この曲の途中でCMになったものだ。

 スター・ウォーズ/帝国の逆襲
  続いてジョン・ウイリアムス作曲。テレビ等でよく使用されるダースベーダーのテーマが登場。雪の中で遭難したルークを救助に行くシーンの曲とかはなかなかいい。ただ、CD化するに当たって、LPの時と曲順を変えたのはいただけない。そういう事って、結構重要だったりするのだ。

 スター・ウォーズ/ジェダイの復讐
  LP2枚組が続いたシリーズも、3作目で1枚に減ってややペースダウンか。音楽も前述した、スーパーマンからの流用であるイウォーク族の曲くらいしか印象がない。

 スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス
  久々の新作はやはりジョン・ウイリアムス作曲だが、前3作に比べると印象に残らない。あの少年が出るシーンで、ダースベーダーのテーマがかかったのは面白かったが、こういう手は、「ゴジラVSキングギドラ」でキングギドラに変身するペットのドラッド登場シーンでも使われた手だし。

 スター・トレック
  TVシリーズの映画化で、ジェリー・ゴールドスミスを引っ張り出したが、勝手にテーマ曲を作ってしまい、TVシリーズ時代の曲に愛着がある者としては何かピンとこない感じ。この後、他の作曲家に交代するが、「新スタートレック」で結局このテーマ曲を使用するあたり、結構頑固なのかも。

 スター・トレック2/カーンの逆襲
  2作目は当時新鋭のジェームズ・ホーナーに交代。TVの曲は多少引用する程度でやっぱりオリジナルなのだが、前作と違って大作ぶらないところがいいのか、最初から最後まで飽きさせない曲が続く。

 スター・トレック3/ミスター・スポックを捜せ!
  3作目もジェームズ・ホーナーが続投。正直、前作との違いはあまりわからない。

 故郷への長い旅/スター・トレック4
  最もヒットした4作目は、寡作なレナード・ローゼンマンに交代。前の作曲家たちをまったく意識せず、全然違う曲に。同じローゼンマンの「ロボコップ2」と似たような雰囲気。4作目にして方向転換したぞと言う感じの映画で、音楽の方もそんな感じ。

 スティング2
  前作は有名な主題曲だが、こちらはラロ・シフリンに交代。冒頭に例の曲を引用しつつ、それが途中で今回の主題曲に次第に変わり、その後はそればかりと言うあたり、ラロ・シフリンもなかなかの技巧派だなと言う感じだ。

 ストリート・オブ・ファイヤー
  歌中心のサントラだが、映画の方も歌ばかりで、それでいてなかなかいい映画だったので、このサントラもそれなりに楽しめる。

 砂の惑星
  宇宙の話なのでもちろん架空だが、「ナバロンの要塞」的に冒頭にナレーションが入っていて、それが終わると主題曲が始まる重厚さが割といい。おまけにナレーションはひいきのバージニア・マドセンだ。

 スパイ大作戦
  TVシリーズの有名な音楽はラロ・シフリン作曲で、彼はこれと「燃えよドラゴン」で有名に。実際にはアルバム用のアレンジでサントラとは言えないが、主題曲のTVでは聞けない部分や「ローランのテーマ」とも言うべき曲なんか結構いい。

 スピード
  日本でも発売されたサントラは歌中心のもの。スコア中心の方は輸入盤のみ。バスの暴走と同様、音楽の方も一直線という感じでなかなかスリリングだ。

 セイント
  こちらも「アベンジャーズ」と同様昔のTVシリーズの映画化で、TV版は見ていないのだが、主題曲はアルバムでよく聴いていたので、現代風アレンジはなかなかいい。

 007/ドクター・ノオ
  モンティ・ノーマンと言うよくわからない人の作曲で、「ジェームズ・ボンドのテーマ」は、2小節でテーマを印象づけたのはこれとベートーベン第五だけ等と、ややオーバーにほめられている物。まあ、近作で使用されても古くさく感じないのでよくできた曲なんだろうが、サントラ自体はこの曲以外はパッとしない。

 007/ロシアより愛をこめて
  2作目でジョン・バリー登場。後の作品でもよく使われる「007のテーマ」も登場するが、完成版は「サンダーボール作戦」と言う感じ。主題歌も有名だが、むしろ歌のないタイトルバックの曲の方がかっこいい。

 007/ゴールドフィンガー
  冒頭の主題曲で言えば、やはりピカイチはゴールドフィンガーか。オッドジョブを倒した後、原爆を止めるまでの間の曲がなかなかスリリング。

 007/サンダーボール作戦
  印象に残るのは、敵のフィオナと踊りつつ銃弾を避けるシーンの「フィオナの死」。そして「007のテーマ」だが、実際は水中での戦闘シーンでは、「007のテーマ」をアレンジしたような曲が使われ、これはサントラに収録されていなかったので気になっていたが、最近発売された「ボンド・バック・イン・アクション」にバッチリ収録されていた。映画完成前にサントラだけ先行して発売してしまうため、こう言うことはよくあるらしい。

 007は二度死ぬ
  近作の作曲家デビッド・アーノルドは、本作を007音楽の頂点と言っているようだが、個人的には映画の内容と相まってちょっと野暮ったい感じ。ヘリで敵の車を海に落とすシーンは、「007のテーマ」の二番煎じみたい。

 女王陛下の007
  実はサントラ道に入ったのは、本作をテレビに見た際に気に入って、当時はビデオもなかったのでまずサントラを買ったため。他の作品と違って、歌のないタイトルシーンの主題曲もなかなかいいが、その他はちょっとパンチに欠ける。

 007/ダイヤモンドは永遠に
  ゴールドフィンガーのリメイクを狙った作品のため、主題曲のシャーリー・バッシーが再登場。やはりこの主題曲もなかなかよいが、肝心の音楽の方は人工衛星が攻撃するシーンくらいしか印象にない。

 007/死ぬのは奴らだ
  作曲家がビートルズがらみのジョージ・マーチンに交代。ロック調になったのも変化があっていいのだが、いかんせん劇音楽としてのセンスはあまりない感じ。

 007/黄金銃を持つ男
  ジョン・バリーが復帰。ちょっと不気味なお化け屋敷での対決シーンの曲などは上出来だが、車が空中回転するシーンの曲や、ロック調の主題曲などは調子に乗りすぎという感じ。

 007/私を愛したスパイ
  今度はマービン・ハムリッシュ作曲に。ロジャー・ムーアの軽い感じにピッタリのけだるい主題曲とかはいいが、スパイ映画は不慣れなのか、劇音楽の方はいまいち。

 007/ムーンレイカー
  またまたジョン・バリーが復帰。SFブームに乗って作られた作品で、必然性もなくシャーリー・バッシーを再々登場させたような安易な感じで、音楽の方も今までの流用で工夫なしという感じ。

 007/ユア・アイズ・オンリー
  今度はビル・コンティに交代。「ロッキー」で知られる彼だが、アクション映画のアップテンポな曲が得意そうで、なかなか快調。当時人気のシーナ・イーストンの主題曲もヒットした。

 007/オクトパシー
  ジョン・バリーが復帰。前作あたりから映画自体がマジメ路線を復活させ、音楽の方もよくできてる感じ。インドを舞台にしていて、インド風とは言えないが何か異国風の音楽も割といい。

 007/美しき獲物たち
  ジョン・バリーが続投。冒頭のスキーシーンから、金門橋の戦いまで同じ曲の繰り返しと言う感じ。

 007/リビング・デイライツ
  さらにジョン・バリー。主役が交代しても、同じような調子で、ミサイルが飛び出すボンドカーが走るシーンとか、輸送機での戦いとか同じ曲の繰り返しで、頭にはこべりつくが、ちょっと退屈。

 007/消されたライセンス
  なぜか「ダイハード」のマイケル・ケイメンに交代。ジョン・バリー色に飽きていたのでなかなか新鮮。アルバムの最後の曲は、最初は静かで来て、次第にボンドのテーマが盛り上がりどんどんテンションが上がり、最後には声が裏返るみたいになるシーンは、すごいアクションが展開するのかと期待させられ、CM等で見せられたトラックの対決シーンで使われるに違いないと思ったが、中盤で早くも使われ、クライマックスでも使われたが、音量も押さえ気味で盛り上げ不足。

 007/カジノ・ロワイヤル
  007の番外編作品は、会社が違うので、もちろんボンドのテーマはまったく使用されず。サントラも廃盤で見る機会もないと思っていたが、LD発売に続き、CDも発売されて思わず購入。あの脱線ぶりが嫌いな人はダメかも知れないが、60年代風のちょっとデタラメなスパイ映画と言う感じの音楽がなかなか。CD発売後、テレビでも結構よく使用されている。主題歌「恋の面影」は、こんな映画に似合わないスタンダード曲。

 ネバーセイ・ネバーアゲイン
  007の2つ目の番外編。これもボンドのテーマは使用されず、コネリーがふけていて楽屋落ち的な雰囲気があったのと同様、音楽の方もピンとこない感じ。

 卒業
  これは歌中心のサントラの走りみたいな物だが、サイモンとガーファンクルの曲だけだし、まあまあいいかも。ただし、サントラコーナーでなくロック/ポップスコーナーにある事が多い。

   

 ダーティハリー
   ラロ・シフリンの代表作の1つ。冒頭のサソリの射殺シーンから、タイトルが出てハリーが現場に着くまでのシーンの主題曲がなかなかよい。

 ダーティハリー2
   こちらもラロ・シフリン作曲。雰囲気は前作と同じだが、盛り上げすぎでやや気恥ずかしい主題曲。

 ターミネーター
   B級ぽかった第1作は音楽もちょっとチープな感じで、逆にそれがいいかも。マイケル・ビーンとリンダ・ハミルトンのラブシーンで流れる、ピアノによるテーマ曲もなかなかもの悲しくてよい。

 大脱走
   エルマー・バーンスタイン作曲で、有名な主題曲はもちろん、国境をバイクで越えようとするシーン、ラストにマックイーンが再び独房に入れられるシーンの曲などが印象に残る。

 ダイ・ハード2
   前作はサントラがなく、同じマイケル・ケイメン作曲で2作目にして登場。もっとも、このサントラはどうも歯切れがよくなくて失望。

 ダイ・ハード3
  3作目もマイケル・ケイメン作曲だが、今回はなぜか「博士の異常な愛情」等でも使われた軍歌「ジョニーの凱旋」が多用され、こちらが印象に残るが、これはサントラになし。シリーズに不似合いな主題歌はいただけない。

 沈黙の戦艦
  この主題曲もけっこうテレビ等で使用されている。

 ツイン・ピークスTV
  不思議な雰囲気のツインピークスを舞台にしたTVシリーズは、音楽もちょっと不思議な感じ。

 ディック・トレーシー
  「バットマン」ではちょっと感心させられたダニー・エルフマンだが、このディック・トレーシーで似たような曲を作って失望させられる。

 デルタ・フォース
  この曲も、「世界まるみえ特捜部」にて、救出シーン等で多用される曲で、結構いい曲なのだが、映画を見ると最初から最後までこの曲の連発で、さすがに飽きる。

 電撃フリント GO!GO作戦/電撃フリント アタック作戦
  ジェームズ・コバーン主演の軽いタッチのスパイ映画で、音楽もそんな感じ。決して出来が悪いわけではないが。

 逃亡者
  ハリソン・フォード版の方。結構迫力のある曲だった気がするが、今はあまり記憶にない。

 トータル・リコール
  映画はシュワルツェネッガー主演とは言え、B級的SFだったのだが、それをやたら音楽が盛り上げるのが困りものだ。

 時計じかけのオレンジ
  性転換したというウォルター・カルロスによる、全編シンセサイザーによるクラシック曲は、何か不思議な感じの物語と相まって印象に残る。

 ドラゴン ブルース・リー物語
  映画を見た際はあまり印象に残らなかったのだが、その後「フォレスト・ガンプ」の予告編でこの主題曲が流用され、きっとあの曲のシーンで感動するぞと思って見たが、出てこなかったので不思議に思ったら、こんな映画の曲だった。

   

 ナイトホークス
  邦画「幻魔大戦」も担当したELPのキース・エマーソンが担当。アップテンポな曲はさすがな感じ。もっとも、映画の方はそれほど面白くもなかったが。

 ナチュラル
  冒頭の落雷のシーンから、何かすごい事がありそうな曲で、いつ聞いてもいい映画だったなと感じさせる。

 ナバロンの要塞
  いかにもと言う感じのナレーションに続いて、映画では使われなかったコーラス曲。歌なし版もなかなかいい。

 ナポレオン
  アベル・ガンスによるサイレント映画にカーミン・コッポラが音楽をつけたもの。サイレント映画は、どうしてもセリフの部分が字幕になって、テンポが悪く、音楽もその間、延々と演奏していてちょっと退屈な感じ。ホールで開催されたので、思わずサントラは買っちゃったけど。フランス国歌に似た曲が、最後に国歌に変わるあたりはちょっといい。

 2001年宇宙の旅
  有名な「ツァラトゥストラはかく語りき」や「美しき青きドナウ」はいいのだが、後は音楽とは言えない退屈な感じのもの。ツァラトゥストラとかも映画のためのオリジナルではないので困りものだ。

 ネバーエンディング・ストーリー
  何か公開当時はやった曲だが、映画自体もエンドレスで続きそうな展開だが、音楽もそんな感じで、ちょっとウンザリしそう。

   

 ハード・ウェイ
  ひいきアーサー・B・ルービンスタインのたぶん初のCDで、「ブルーサンダー」等のインパクトには及ばないものの、テンポの速い曲がスリリングな物語を盛り上げる。

 パシフィック・ハイツ
  映画の方はそれほど面白くもなかったが、ハンス・ツィマー作曲のこの曲、特に冒頭の曲がなかなかの盛り上げ方で楽しめる。

 ハタリ!
  映画もなかなか良くできた作品だったが、音楽もそれなりの出来。有名な「子象の行進」はむしろ気恥ずかしい。

 バック・トゥ・ザ・フューチャー
  1作目は歌半分曲半分。主題歌もやたら使われたが、未来へ帰る準備をするシーンで延々と流れる曲もやたら使われる。当時「盗まれた空母」と言う小説の、反撃の準備をするシーンをこの曲を聞きながら興奮して読んだものだ。

 バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2
  今回は前作で良かった曲ばかりが延々と続く。1曲1曲の違いがピンと来ないのが難。

 バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3
  物語が西部劇調になったので、音楽もそれっぽくなる。アラン・シルベストリなかなかの職人だ。

 パッセンジャー57
  その筋で知られるスタンリー・クラークが映画音楽に挑戦。なかなか激しい曲なのでかなり映画が期待させられたが、映画を見ると、その内容も音楽の使われ方にもちょっと失望。

 バットマン
  映画の方はピンと来なかったが、ダニー・エルフマンの音楽はなかなか盛り上がって、かつダークヒーローと言う感じで良い。

 バットマン・リターンズ
  と思っていたら、この続編では冒頭のペンギンが捨てられるシーンをやたら盛り上げて、監督や作曲家の心理状態を疑わせた。

 パピヨン
  実は最初に入手したサントラ盤。と言っても買ったのは姉ですが。
  主題曲は名曲だが、後はあまり印象がない。

 バリー・リンドン
  これと同じ曲が、「風の谷のナウシカ」で使われていた。
  2001年のサントラよりは楽しめる。

 パルプ・フィクション
  既成曲を集めた感じだが、主題曲はなかなか印象に残る。

 ビバリーヒルズ・コップ
  流行りの曲を集めたサントラだが、アクセル・フォーリーのテーマは
  この手の映画では珍しく印象に残る、歌なしのヒット曲。

 ビバリーヒルズ・コップ2
  こちらも流行りの曲を集めたサントラ。
  CDのサントラで最初に買ったのはこれ。

 ファイナル・カウントダウン
  なかなか印象に残るテーマ曲で、電波少年や歴史への招待なんかでも使われた名曲なのだが
  それよりも驚かされるのは、キャサリン・ロスとのラブシーンで流れる曲が
  岩崎宏美の「聖女たちのララバイ」とほぼ同じ曲だと言う事。
  どういう事かと思ったが、実は作曲者が同じジョン・スコット。
  経緯はよくわからないが、これに気づいた時はなかなか衝撃を受けた。

 フェーム
  フラッシュダンスと並んで、アイリーン・キャラの主題曲で話題に。

 フェノミナ
  ダリオ・アルジェントの映画自体はあまり見る気がないが
 ゴブリンの不気味な曲は、「サスペリア」と並んでちょっと好き。

 フットルース
  これも当時はやった歌中心の映画。映画の方はあまりできは良くない。

 フラッシュダンス
  これが歌中心の映画がはやるようになった転機のはず。
 何曲も日本語でカバーされて話題に。

 ブルーサンダー
  ジョン・バダム監督とアーサー・B・ルービンスタインのコンビで
 映画もすごかったが、音楽の方も驚異的で、早くCD化されないか待ち望んでいる。
 何しろ、ファイヤーフォックスやザ・ソルジャー他の映画の
 洋画劇場での放映時に、勝手に曲が借用されたくらいだし。

 ブルース・ブラザース
  これも歌中心なんだが、映画の内容と同じく
 選曲もごった煮で、節操ありませんって感じでそれはそれで良し

 ブレードランナー
  CMでも使われたバンゲリスのテーマ曲だが、なかなかサントラが出ず
 映画の方もいろんなバージョンが出て、何がなんだか。

 ヘアー
  ジーザス・クライスト・スーパースターと並ぶロックミュージカルで
 その曲はどれもこれもかなり良くて、未見のまま舞台版のサントラまで買っちゃったが
 期待して映画を見たら、ちょっとつまらなかった。

 ベスト・キッド
  ジョン・G・アビルドセンとビル・コンティのロッキーコンビだが
 何しろこれも歌ばかり。主題曲はヒットして、
 原題も変えられたと言うが、スタンダードと言うほどでなし。

 北北西に進路をとれ
  ヒッチコックの映画の中でも、印象に残る曲。でもサイコの方が好きかな。

 ボディガード
  これまたホイットニー・ヒューストンの主題曲は
 今やスタンダード曲となったが、その他はこれと言って印象に残らず。

 炎のランナー
  バンゲリスがはやったのはこの映画から。当時はシンセサイザーが新鮮だった。

   

 マイ・フェア・レディ
  大作のミュージカルの中でも好きな作品の1つで
 もうどれをとってもいい曲ばかり。映画で見るとゾクゾクするくらい。
 ゼナのCMの以前使われてた曲は、ヘップバーンの父親の歌の替え歌だと思う。

 M★A★S★H
  とぼけた感じの映画と、ちょっと古い時代設定とあいまって
 日本語の歌とかもいいが、セリフの少しずつ入っているサントラは
 個人的にはそれほど好きではない。

 未知との遭遇
  スピルバーグとジョン・ウイリアムスの黄金コンビで
 5音階ばかりかと思ったら、そうでもない曲もなかなかの迫力あり。
 しかし、特別編で追加された「星に願いを」は入っていない。

 ミッション・インポッシブル
  スパイ大作戦のリメイクで、曲もラロ・シフリンの名曲を使うが
 何かセンスの悪い感じで、特にトンネル内の対決の曲は
 バック・トゥ・ザ・フューチャーかと勘違いするほど。

 ミッドナイト・エクスプレス
  政治的事情でなかなか見られない映画のサントラが出て
 これにはなかなか驚かされたか、ラストの曲はかなり印象に残る。

 メトロポリス
  昔々の映画を最新のロックとくっつけて再公開。
 古い映画が見られるのはいいが、曲はアンマッチと言う感じだ。

 めまい
  これもヒッチコックの記憶に残る曲。でも映画は個人的にはちょっと退屈だった。

 燃えよドラゴン
  ラロ・シフリンのスパイ大作戦と並ぶ名曲で、
 おかげで、ブルース・リーのファンにはラロ・シフリンの名前も有名に。
 同じシフリンの「ブリット」をTVで放映した際には、
 チラリと鏡の間の対決の曲が流用されていた。

   

 48時間PART2 帰って来たふたり
  48時間の1作目は音楽も重厚で迫力満点だったのだが
 サントラは出ず、2作目は発売されたが、映画と同様パッとせず。

   
  

 ライトスタッフ
  TV「南軍と北軍」というのとくっつけたサントラ。
 やはり印象に残るのは最後の曲。クラシックみたいだが、実はクラシックではない。

 ラ・マンチャの男
  数あるミュージカルの中でも、一番気に入っていた一作。
 サントラを聴いただけでも、だいたい筋がわかるあたりが良い。

 リーサル・ウェポン2/炎の約束
  48時間と並び、曲も1作目が良かったと言う作品で
 LPでサントラは出ていたのだが買い損ない
 CDでは発売されない。マイケル・ケイメンに注目させられた作品。
 2作目以降はちょっと骨抜き。

 レイダース/失われた聖櫃
  おなじみレイダーステーマで、スピルバーグとジョン・ウイリアムスコンビ。
 映画の方が、ややしつこい描写が多いが、曲もそんな感じ。

 インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説
  これも同様だが、エニシング・ゴーズのオープニングはなかなか良い。
 ジェットコースターの曲は、映画を見る前からそれっぽくてちょっと恥ずかしい。

 レッド・オクトーバーを追え!
  バジル・ポールドゥリスに注目した1作で、
 特に、最後の敵潜水艦との対決シーンの曲は絶妙だ。

 ロスト・イン・スペース
  TV「宇宙家族ロビンソン」の曲のアレンジで、
 日本未公開の3シーズン目のアレンジ。後は印象に残らず。

 ロッキー
  まあ、おとなしめだが、テレビ等でよく拝借されるあたりを考えると
 よくできた曲に違いない。

 ロボコップ
  レッド・オクトーバーと並び、バジル・ポールドゥリスの曲で
 エンドレスという感じの追っかけあいの曲に、聞いている方も力が入る。

 ロボコップ2
  2作目では作曲家がレナード・ローゼンマンに代わり
 彼はスタートレックに続いて、また今までとは全然違う曲調に。
 しかもスタートレックに似た感じ。しかしこれはこれで良い。

 ロボコップ3
  3作目でバジル・ポールドゥリスに戻り、
 何事もなかったかのように元の曲に。
 映画も怪しい出来だったが、音楽もそんな感じで、個人的には割に好き。