インディ・ジョーンズ/若き日の冒険(91)(TV作品)

 老インディは、博物館を見学する子供たちに、かつての冒険を話す。
インディは1899年7月1日生まれ。9歳の時に、大学教授の父について世界一周。
父の恩師セイモアと共に、カイロへ。そこでロレンスに会い、考古学の面白さを知る。
王家の谷の発掘に同行。墓でラシッドと言う男が殺される。
彫像の王冠にあった、宝石の目のジャッカルが盗まれている。
犯人がデメトリウスだと突き止めるが、彼は船で逃走した後だった。
そして16歳の時。いとことメキシコを旅し、革命軍に捕まる。
パンチョ・ビラ将軍らの行為に共感したインディは仲間に。
彼らに武器を売る商人が、デメトリウスだと気づく。
革命軍の形勢は好転せず、革命を口実に略奪が続く。ヨーロッパで戦う事を決意。
デメトリウスの屋敷へ行き、ジャッカルを奪う。格闘の末、デメトリウスを倒す。
そして、ジャッカルは博物館に納められた。

 と言うわけで、インディ・ジョーンズの少年期を描いたTVシリーズ第1話。
9歳の時の墓の発掘の話は面白いが、16歳の革命の話はダラダラしている。

TV放送 92/12/20 10CH 21:02-22:54
 

インディ・ジョーンズ 若き日の大冒険 孔雀の目の秘宝(97)(TV作品)

 18年。若きインディと戦友レミーは瀕死の二重スパイシンから地図を得る。
クジャクの彫像の盗まれたダイヤの目の在処を示すらしい。
2人は秘密を追ってエジプトへ。だが同じくダイヤを狙うゼイツに地図を奪われる。
ゼイツは地図を基にダイヤの入った箱を入手。
だがゼイツは仲間に殺され、彼らを追って2人は客船に乗り込む。
船は海賊に襲われ、取り返した箱も奪われる。
海賊は近くの島へ上陸。島の部族に襲われ海賊は殺され、箱を取り返して脱出。
別の島へたどり着き、マリノフスキー博士と出会う。
レミーは箱をこじ開けるが中はただの石。本物は僧侶がインドの寺に隠したらしい。
だが、インディは博士のアドバイスで考古学者を目指すならダイヤは不要と気づき
訪れた貨物船で帰還することにする。

 と言うわけで、なかなか日本では放送されない若きインディのTVシリーズ。
話が二転三転するのは映画譲りで、今回のヒロインかに思えた女性が簡単に死亡。
途中まではそれなりに面白いが、島に流れ着いてからはインディが悩むだけで退屈。

TV放送 99/01/03 10CH 21:02-22:54
 

インディ・ジョーンズ 若き日の大冒険 ハリウッドの愚者たち(94)(TV作品)

 若きインディは、浪費家の映画監督シュトロハイムの映画を
10日以内に完成させる仕事に。監督は際限なくシーンを追加する始末だ。
脚本家のクレアと協力し、追加シーンの役者を酔わせてメキシコへ連れ出す。
さらに、監督扮する主役が、決闘のシーンで負ければ話が完結するため
睡眠薬で眠らせ負けた事にするが、監督はスタッフを連れてメキシコで撮影を続行。
クビになったインディは、知り合ったジョン・フォード監督の手伝いをする事に。
低予算のため、物語は臨機応変に変えられる。
役者が事故死しインディが代役に。危険なスタントを成功させ、講義のため去る。

 と言うわけで、今回は危険な事件にはからまず、なぜか映画撮影に参加。
たまにはこういう回もいいが、それほど奇想天外な展開にならないのが難だ。

TV放送 99/09/14 10CH 03:40-05:25
 

第1話 10歳のインディに迫る危機!

 1909年。10歳のインディはイギリス領東アフリカへ。
父の友人のコーヒー園で、狩をするセオドア・ルーズベルト前大統領に会う。
彼は絶滅寸前の珍獣オリックスを探しているのだ。
インディは現地の子メトと親しくなる。オリックスは地面の下のメロンを食べる。
彼らはメロンを探し、オリックスを発見。
火事で地下に逃げたネズミがメロンを食べたため、オリックスは移動したのだ。
ルーズベルトはオリックスを撃つが、インディが止める。
彼もオリックスを殺せば他の動物が困ると気づき、立ち去る。

 と言うわけで、テレビにしてはスケールのでかいシリーズ第1話。
まあ、とはいえ話は結構単純だ。
猟の企画をしたのがポール・フリーマン。別に悪い奴ではない。

TV放映 93/01/08 10CH 21:00-21:54
 

第2話 スパイのインディ大脱出作戦

 1917年。インディはデファンスと名乗り、フランスの情報部に勤める。
オーストリアのカール皇帝の2人の弟を護衛し、皇帝の親書をもらう事が任務。
秘密警察の追跡をかわし、皇帝の城へ。皇帝は、英仏等との交渉に乗り気だが、
外交官のチャーリー伯爵(クリストファー・リー)はドイツの怒りを恐れる。
彼の作成した親書はあまりに漠然。だが、皇帝はひそかに別の親書をインディに託す。
帰路、再び秘密警察の追跡を受け、列車の中にまで現れる。
兄弟は敵の軍服を奪い通過。インディも屋根の上を走って通過する。
だが、結局ドイツ皇帝にもくろみがばれ、戦争は終結しなかった。

 と言うわけで、青年版は、相変わらずアクションが多めで話は単純。
クリストファー・リーは悪役なんだかよくわからなかったが、
秘密警察の男ジョス・アックランドは間違いなく悪役。

TV放映 93/01/15 10CH 21:00-21:54
 

第3話 ダンサーに変身!大混乱のバルセロナ

 1917年。中立国スペインは、同盟国とドイツ双方が味方にしようとする。
インディらは、ドイツスパイ組織のリーダー、シュミット大佐の活動阻止を計画。
シュミットがロシアバレイ団のナディアと恋仲と知り、インディが入団。
ラブレターを盗み、伯爵夫人へあてた手紙に偽造する。
ナディアはインディの企みに気づき、シュミットに連絡しようとする。
インディは何とか彼女を捕らえ、監禁。その間にシュミットと伯爵は決闘する事に。
どちらが死んでも、ドイツには打撃となる。
ナディアは米国情報員だと言い出す。そして、シュミットは二重スパイだと。
本部に確認。彼らは決闘場へ急行。事実を話し、決闘を中止させるす。

 と言うわけで、全体にコミカルな感じ。
事実を話して決闘を中止させたわけだが、護衛も二重スパイだったのだろうか?

TV放映 93/01/22 10CH 21:00-21:54
 

第4話 壮絶!大激戦下インディの活躍

 1916年。ベルギー軍はフランス軍配下に編入される。
ベルギー軍は将校が死んで、伍長になったインディが指揮をしている事態。
将校が来るまでフランス軍のモロー少尉が指揮をする事に。
だが、兵たちはフランス将校の指揮に不満。
特に、フランダースでの戦いで、大尉を殺害したと疑われているジャックは
裏切り者としてインディを狙う。
メゾネット城を攻略する事となり、危険な任務にベルギー軍が先頭に立たされる。
最後が録画切れ。

 と言うわけで、第一次大戦の激戦を描いたエピソードで、
後のプライベート・ライアンあたりでやりたかった事を、
とりあえずやってみたと言う感じか?
制作はスピルバーグでなくルーカスだから違うかも。
実は本放送時に見逃したエピソードで、今回初めて見るはずが、
録画ミスで最後を見ずじまい。

TV放送 2004/02/24 01ch 0142-0237
 

第5話 痛快!要塞収容所からの大脱出

 1916年ドイツ。インディはベルギー軍で戦うが、友人のエミールと捕虜に。
待遇がいいと知り、死んだブラン中尉の軍服を奪う。
収容所で脱走を決行。だが、エミールは射殺され、インディは逮捕。
ブランが脱走常習犯だったため、脱走不可能なダステルスタット刑務所へ。
ここは河の島にある古城だ。ドゴールはインディがアメリカ人だと見抜く。
インディはロシア兵の脱走に協力。だが、失敗し、ロシア兵は水死する。
彼はドゴールと共に、棺に入って脱走する事を計画。
墓掘りと話をつけるが、棺は火葬場へ。
2人は逃げ出し、ドゴールは捕まるが、インディは見事に脱走に成功する。

 と言うわけで、以前にも増して、老インディのホラ話と言う感が強くなった。
最初の収容所の脱走は、「大脱走」にそっくり。

TV放映 93/02/05 10CH 21:00-21:54
 

第6話 9歳の初恋!美少女への禁じられた愛

 1908年ウイーン。インディは乗馬でソフィ王女と知り合う。
こっそり2人で散歩し、侍女にしかられる。
彼女が忘れられないインディに、セイモア先生は恋かも知れないと言う。
贈り物を買い、城へ行くが衛兵に追い返される。
フロイト(マックス・フォン・シドー)、ユングら精神分析医との夕食会で、
彼らは愛に背を向ける事は危険だと忠告する。
インディは再び城へ。帰国前にソフィに会いたいと頼むが、
ソフィの父である大公はアメリカ人との結婚を許さず、馬車で送り返す。
インディは城へ戻る馬車に隠れ、ソフィの部屋へ。彼女にプレゼントを贈る。

 と言うわけで、若きインディが恋をしたと言う話。
謎ときもアクションもなく、そういう意味ではちと退屈。

TV放映 93/02/12 10CH 21:00-21:54
 

第7話 死の行軍!

 1916年ドイツ領東アフリカ。インディは命令無視で敵を壊滅。
大尉に昇進するが、ブーシェ少佐と対立する。次の任務は武器運搬。
途中、村が天然痘で全滅。子供1人だけが生きていたが、少佐は置いていけと命令。
バーテルミー軍曹がひそかに連れていく。
少佐の知る所となるが、インディらが銃を持って抵抗。子供を連れて出発する事に。
隊の中に黄熱病が蔓延し、死者が続発。少佐も倒れる。
敵襲でバーテルミーが負傷。町に到着するが、彼は死亡。
子供に彼の名をつけ、後に初代大統領となった。

 インディが若造のくせに大尉だったとは、困ったものだ。
前回ソフィにもらったロケットで、弾を防ぐシーンもある。
毎回有名人が出るが、今回はどこだかわからん国の初代大統領ではねえ。

TV放映 93/02/19 10CH 21:00-21:54
 

第8話 重体インディを救うのは?

 1917年コンゴ。インディらは武器を入手するが、人員は不足のままだ。
やがて、病気のため全滅寸前に。ドイツ人シュバイツァー博士の診療所に運ばれる。
最初は警戒するインディだが、博士の意図は診療のみで捕虜にする気はない。
だが、仏軍の巡視艇がドイツ人全員を強制送還する事に。
インディらが武器を運搬する基地はすでに陥落しており、ヨーロッパに運ぶ事に。
戦後、シュバイツァーはアフリカに戻り、診療を行った。

 と言うわけで、前回の後編と言う感じ。でもそれぞれ完結している。
シュバイファーの偉業をたたえる感じで、インディはあまり活躍しない

TV放映 93/02/26 10CH 21:00-21:54
 

第9話 大攻防戦!最後の伝令

 1916年ベルダン。仏軍の伝令としてインディは、最前線へ攻撃命令書を運ぶ。
独軍に大型砲到着の噂が流れ、ドイツ語の才能を見込まれ、インディは敵陣へ。
2門のベルタ砲が届く事がわかる。攻撃をかければ、全滅は必至だ。
偵察機も確認し、攻撃は中止に。だが、総司令官ジャングルは攻撃再開を指示。
だが、前線のバーク大佐は命令書を要求。
インディが命令書を運ぶが、彼は途中でそれを燃やし、攻撃は1日延期された。

 と言うわけで、年代が前後するので何か変な気がする。
前線の司令官とかが大勢出てきて、どれが誰だかわかりにくい。

TV放映 93/03/05 10CH 21:00-21:54
 

第10話 少年インディ重病で大ピンチ

 1910年北京。インディは、母やセイモア先生らと旅行に。
インディは熱で倒れ、村のワンの家にかつぎ込まれる。
アメリカ人の医師を呼ぶため、セイモアが出かけるが時間がかかる。
しかたなく、母は中国人の医師に依頼。ウェン医師は針で治療。
アメリカの医師モートンが到着。腸チフスだったが、ウェンの治療は適切だった。
高利貸しがワンに、担保の土地を取り立てに来るが、
母は高価な借りがあると金を支払う。

 と言うわけで、前半は泥棒に狙われる展開だが、それは何事もなし。
北京旅行と言いながら、地理がデタラメと言う気がするが。

TV放映 93/03/12 10CH 21:00-21:54
 

第11話 革命の中、迫る危機!

 1918年ペトログラード。ロシア皇帝が倒れ、次の政権をめぐり各派が対立。
インディはフランス情報局員として調査。
レーニンの帰国で暴動が予想されるが、革命グループと親しくなる。
インディはストのビラを発見するが、日付がない。
同僚のブロスアールは、プチロフの工場で3万人が集まると推理。
友人のセルゲイは、時期が早いと革命を否定。レーニンも静養中だ。
だが、革命グループは動き、非常体制に。しかし、レーニンらは引き上げを命令。
早まった一部の連中の行動だった。鎮圧のため、コサック兵が出動。
インディはセルゲイらに警告するが、信用せず行進。
セルゲイを含め400人が死ぬが、10月には革命が成功する。

 と言うわけで、今度はロシアで活動した話。
あまりにいろんな所で活躍しているので、シリーズの一貫性が感じられなくなった。

TV放映 93/03/19 10CH 21:00-21:54
 

第12話 初めてのプロポーズ

 1916年ロンドン。軍人になればもてると聞き、インディはベルギー軍に入隊。
未亡人に迫るが、うまくいかない。
ツェペリン号の爆撃を受け、バスの車掌ビッキーと逃げる。
彼女は外交官の娘で、婦人参政権論者だった。
インディはセイモア先生に紹介。彼女は参政権に関してはチャーチルとでも口論。
2人は接近するが、召集がかかる。
インディは結婚を求めるが、結婚しては仕事ができないと彼女は拒否。
出兵するインディを、ビッキーは見送りに来ていた。それが最後だった。
レストランで行動が大切と話す老婦人が、インディはビッキーと気づき、再会する。

 と言うわけで、インディがプロポーズした話。
駅まで見送りに来られたら、思わず列車を降りてしまいそうだが。
老インディの方にも、ちとドラマがあったのが、他の作品と違ってよかった。

TV放映 93/03/26 10CH 21:00-21:54
 

第13話 マタハリの恋

 休暇でパリを訪れたインディは、父の知人の紹介でパーティへ。
そこでダンサーだが、悪女と名高いマタハリと知り合う。
インディは彼女の魅力に惹かれるが、マタハリもまたインディを愛していると言う。
だが、彼女はしばしば予定があると言ってインディとの約束をすっぽかす。
インディは彼女が誰と会っていたか知りたがるが、彼女は話そうとしない。
ついに男と密会するのを尾行するが、警察に逮捕されてしまう。
警察はマタハリをドイツのスパイと疑っており、インディも仲間ではと疑われたのだ。
隊に戻る事で解放されたインディは、マタハリの所へ行くが、
彼女はスパイではないと言い、誰とつきあおうと自由だと言う。
翌日インディは前線へ戻ったが、1年立たない内に彼女は射殺された。
彼女がスパイかどうかはわからないままとなったが、
インディは彼女に何もしてやらなかったと後悔するのであった。

 と言うわけで、どうももう1作見逃していたらしい作品で、
これが日本での最終回だったようだ。
まあマタハリに振り回される様が延々と描かれている感じで、
マタハリがどんな女性かイメージができているので、
何かインディも間の抜けた感じだなと言う印象を受ける。

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