黄金の蛇(89)(TV作品)
東南アジアの麻薬組織「黄金の蛇」を捜査するため、
フェルプス(ピーター・グレーブス)らは作戦開始。
某国の王子が組織に麻薬を売っているが、組織のボスは不明だ。
そこで旧メンバーのバーニー(グレッグ・モリス)が王子の屋敷に潜入。
彼はパーティで息子グラントに接触するが、
それを監視カメラが捕らえたため、レーザー式の拷問を受ける。
シャノン(ジェーン・バトラー)は、組織が彼の始末を始めたとの情報を流す。
グラントらは王子の屋敷で、麻薬をニセ物とすりかえる。
だが、衰弱したバーニーを置き去りにしなくてはならなかった。
マックスは慈善パーティに出た王子に、遠くの橋から狙撃の演技。
ニセの麻薬に激怒した組織のボスは、王子と電話。
グラントが盗聴し、相手の声を解析。相手が実業家とわかる。
続いて実業家の口座の金を、王子の口座に移す。
怒った実業家は、女用心棒に王子を処分させる。
フェルプスとニコラスは実業家に接触、組織の買い取りをもちかける。
金を失った実業家には、悪い話ではない。
フェルプスの資金源は、王子がかすめた金による金塊だ。
王子の屋敷で、水中に金塊の映像を映してみせ、組織の情報を要求。
モニターに映し出された映像を、ニコラスの小型カメラが捕らえる。
実業家はフェルプスたちを処分しようとするが、生きていたバーニーがかばって負傷。
女用心棒が撃ったダーツが機械を故障させ、屋敷は爆発。
フェルプスらは、からくも脱出する。
というわけで、新スパイ大作戦のスペシャル版。
バーニーが再び登場と言うわけだが、どうもふけて変な顔になってしまった。
どうやら本国では2週にわけて放送したようで、
敵が途中から王子から実業家に変わっている。
作戦は相変わらずだが、ボートでのチェース等はなかなか激しかった。
だが、機械が壊れただけで大爆発する屋敷はいただけないぞ。
TV放送 91/11/01 04CH 21:00-22:52
第1話 ”ザ・キラー”
フェルプス(ピーター・グレーブス)の同僚で後任のリーダーだったトムが
殺し屋ドレイクに殺される。毒矢で幻覚を見せられ、ビルから飛び降りたのだ。
ドレイクは正体不明のスコルピオの専属殺し屋で、トムはスコルピオを追っていた。
そこでフェルプスは復帰し、新メンバーを集める。
変装の名人ニコラス。元モデルのケイシー。力持ちのマックス。
バーニーの息子で、メカに強いグラントだ。
ドレイクは同じ手は使わない殺し屋で、実行寸前までその方法を決めない。
フェルプスらは空港に到着したドレイクを、ニセのホテルへ誘導。
仲介役の女性から連絡があるが、ニコラスがドレイクに扮して作戦を受ける。
今回の標的は、建設業組合長とわかり、グラントが彼に扮する事に。
ドレイクは真下から部屋を爆破するが、間一髪逃れる。
ケイシーは、ドレイクの後釜の殺し屋と称し、怒ったドレイクはスコルピオの所へ。
それはトムの親友のはずのチェンバースだった。
ドレイクは毒矢でチェンバースを飛び降りさせるが、自らもナイフで刺される。
と言うわけで、復活したチームの顔見せ的作品。
ホテルをでっち上げるあたりが、スパイ大作戦的だが、
クールなはずの殺し屋が、意外に簡単に怒り出すのは困りもの。
ドレイクは新スタートレックのQ役の人。
TV放送 2001/05/20 11CH 0448-0545
第2話 バハマトラップ
組織のトップであるコナーズを有罪にするため、bQマーレーに証言させる作戦。
まず殺し屋がマーレーを狙っているとの情報を流す。
グラントが金庫にわざと金を入れ、会計監査に扮したフェルプスが異常を指摘。
ニコライはマーレーに扮し、金の無断使用で部下の不信感をあおり、
コナーズの罠にはまったと感じたマーレーは、警察に証言する事を約束する。
と言うわけで、ボスに狙われたと感じた腹心が証言を決意すると言う展開だが
それだけの事なら、危険を冒して防犯装置つきの金庫に金を入れたりしなくても
他にもいろいろ簡単なやりようがあった気がするが。
TV放送 97/10/09 06CH 02:20-03:20
第3話 ヒトラーの遺産
元ナチの子孫4人が、ナチス復興のため再び集まり、隠された金塊を回収する事に。
彼らに面識がない事から、その1人ポールを捕らえ、ニコラスが彼に扮する。
グラフら4人は、それぞれ記憶した銀行の口座番号を言わなくてはならない。
フェルプスらは頭取を催眠状態にし、口座番号を聞き出し、伝える事に成功。
彼らは、手紙と時計に隠されたマイクロフィルムで、金塊の隠し場所を突き止める。
だが、フェルプスらが先回りし、金塊が奪われたように見せる。
そのため仲間割れが発生。グラフは仲間を射殺するが、警察が急行する。
と言うわけで、旧シリーズのリメイクらしい作品。
ナチスの財宝を探すため、メンバーが乗り込む話はもちろん面白みがあるのだが
墓地に隠されていた事を突き止めてからは、勝手に仲間割れが起きたと言う感じで
別に彼らの作戦が成功したと言う印象は受けないが。
グラフ役は、ST2のヨアキム役の役者だと思う。
TV放送 97/10/16 06CH 02:20-03:20
第4話 ホログラム……幻影
麻薬密輸に関与する某国のアッシャー大佐を、米領で逮捕せよとの指令。
グラントが、逃げた妻の子供の幻覚を見るよう装置を設置。
フェルプスは子供の医師に扮し、近隣の島へ案内。
彼が自分の息子と確信した大佐は、再び飛行機で島へ向かうが、
そこは米領の似た別の島。大佐は米国に逮捕される。
と言うわけで、奇妙な設定を信用させる話は多々あったが、今回は割とマシな方。
でも、1回目は自国内の島へつれていくまだるっこしさに、必然性がない。
TV放送 97/10/23 06CH 02:20-03:20
第5話 死刑囚バーニー
トルコ。英国人スタントンが殺害され、旧メンバーのバーニーが逮捕される。
ニコラスらは神父に扮し、彼を脱獄させる。バーニーの愛人と称したリディアを追及。
彼女は、実は生きていたスタントンと手を組み、財宝のネックレスを盗み
一味の刑務所長ハミドゥ大尉をだますため、バーニーを罠にはめたのだ。
格闘でスタントンらは死亡。バーニーはハミドゥに会い、真相を話させ録音。
真相を知った警官らによって、ハミドゥは逮捕される。
と言うわけで、旧メンバーで一番ヒマそうなバーニーが登場。老けて精悍さはない。
脱走・スタントンの追跡・ハミドゥをはめると言う3段階で、めまぐるしく展開し
どうも1つの作戦を成功させたと言う印象は弱い。
TV放送 97/10/30 06CH 02:20-03:20
第6話 壁−最後の脱出
東独のゲルズナー医師は、亡命を手助けすると称して金を得て
バックス大佐に捕まえさせ、私腹を肥やしていた。
この状態を維持するため、特使の娘を誘拐し、通商交渉を反故にしようとする。
マックスらはゲルズナーを捕らえ、KGBの尋問で大佐が自白したと思わせる。
亡命者に扮したフェルプスと逃走。娘を監禁している場所を聞き出す。
自白のビデオを見て、本物のKGBが現れ、大佐を逮捕。逃走するゲルズナーは射殺。
捕らわれていた娘を救出し、無事西側へ脱出する。
と言うわけで、ゲルズナーらが私腹を肥やしている点がわかりづらく
KGBが意外に良心的に、彼らを逮捕しようとして、敵に回らないのも拍子抜け。
いつか壁がなくなる日が来ると言うラストの言葉が、まさか現実になるとは。
TV放送 97/11/06 06CH 02:20-03:20
第7話 アボリジニの呪い
オーストラリア。マシューズがミサイルをテロ組織に渡すのを阻止する任務に。
フェルプスらが接近。マシューズが犯罪者のためアボリジニの呪いをかけられ、
フェルプスは逮捕。ケイシーは自殺したと思わせる。
脅えるマシューズは、テロ組織用のミサイルを、即金で払うと言うグラントに売る。
だがそれはニセ札で、マシューズはアボリジニに捕らわれる。
と言うわけで、テロ組織用のミサイルを、無理に買い取って
テロ組織の反感を買うと言うのならわかるが、そう言う作戦には出なかった。
アボリジニの呪いに脅えさせるまではよしとして、
なぜ急にミサイルを売る気になったのか。
金作って国を離れれば呪いが解けるとでも思ったのだろうか。
TV放送 97/11/13 06CH 02:20-03:20
第8話 アサイラム−亡命−
科学者でチェス王者のアントロフは亡命を決意。だがナタリア少佐が厳重に警備。
パーティでマックスはマジシャンに扮し、アントロフに扮したニコラスとすり替える。
だが、列車事故で娘の到着が遅れ、ニコラスがチェスの試合に出る事に。
無線を利用し、アントロフは手をニコラスに指示。見事勝利する。亡命も成功。
記者会見に紛れてニコラスらは逃走。
ナタリアはニセのカバンで亡命の疑いをかけられ逮捕される。
と言うわけで、フェルプスらの役柄にあまり必然性がないものの、
遠隔操作でチェスをするハメになり、一部はニコラス自身が指す展開は面白い。
ナタリアに濡れ衣を着せるのも、必然性はない気がするのだが。
TV放送 97/11/20 06CH 02:20-03:20
第9話 サイコ・トラップ
石油輸出国のジェーファン王女が失踪し、フォスターに殺された可能性が高いが、
捜査は難航。このままでは石油貿易に影響する。
ニコラスは王女の兄に扮し、フェルプスは霊媒師に扮して接近。
フェルプスは王女が狙われた事を気づいたフリをし、
動揺したフォスターは死体を埋めた穴を掘りに急行。警察に逮捕される。
と言うわけで、ただ脅して動揺させるだけとはちょっと安易すぎる作戦。
結局、王女は殺されていて、救出が成功するわけでもないし。
TV放送 97/11/27 06CH 02:20-03:20
第10話 王家の謎
ネパールあたりをモデルにしたと思われる某国の王が逝去した。
亡き王は近代化を勧めようとイギリス女性と結婚し、
息子もイギリスへ留学させていた。
しかし、彼の弟(ジェームス繁田)は逆に近代化に反発し
次の王位を皇太子から奪おうと考えている。
この国では、即位の際に何千年も続いている儀式がある。
祭壇に祭られた美徳を表す5つのライオンを順番よく並べなくてはならないのだ。
順序を誤ると、祭壇のバランスが崩れ、仕掛けから刃物が飛び出して
挑戦者は死んでしまうのだ。
だが、ライオンの警備をする王の弟はひそかにライオンをすりかえ
重さを変えてしまっていた。
フェルプス(ピーター・グレイブス)は帰国した皇太子の家庭教師として
ニコラスはライオンの警備担当として、ケイシーとマックスはマスコミとして、
そしてグラントはひそかに入国する。
ニコラスは王の弟にケイシーに不審な点があると警告。
さらに彼は王の弟の腹心である僧侶を気絶させ、変装で彼になりすます。
その上でケイシーから金を受け取り、
ケイシーを尾行した王の弟の手の者に、わざと写真を撮らせる。
ライオンの資料を入手したフェルプスは、5つの重さに差がない事から
順序はなく、同時に並べるのが正解だと推理する。
そこで、マックスとグラントは祭壇の天井裏へ通路を作り、
グラントを宙吊りにして、警報装置をかすめて軽いライオンに重りをつける事に成功。
その上で、わざと僧侶の首飾りを落として警報装置を作動させる。
気絶からさめた僧侶は何事かわからないまま、裏切り者として王の弟に殺される。
僧侶は警報装置にかかったため、ライオンのすりかえは未遂に終わったと推理して
王の弟は確認もせずに戴冠式に入る。
5つの美徳に差はないと考えた皇太子は、
盆に5つのライオンを乗せ一時に置いて成功する。
王の弟はライオンが偽物だと証明しようとして、
祭壇のバランスが崩れ、刃物に刺されて死ぬ。
しかし、ライオンを祭壇から降ろす時にバランスは崩れないのかとか、
重さが重い偽物にすりかえたら、かえってバランスが崩れないかなどという
いろいろな疑問の残る仕掛けだが、
ひょっとしたら、多少の事ではバランスは崩れないものなのかも知れない。
この強引さが「スパイ大作戦」なのだとしか言い様がない。
TV放映 91/05/05 04CH 22:30-23:26
第11話 ドラッグ・シンジケート
ある麻薬シンジケートのボスが
第三世界の救援用薬物を横流ししていることがわかった。
彼の仲介で、アフリカのボスがもつ薬物を
各国のボスが買うと言う商談をする事になる。
会場はギリシャにある彼のヨットでだ。
だが、2人のボスは事故などで来られないと言う事を彼は知らない。
さらに、これまでこうして直接ボス達が会う事はなかったので、
彼らはお互いの顔を知らない。
そこで、フェルプスは警察のマークで来られないボスの代理人として
グラントは事故で死んだボスの後継者として商談に参加する。
ヨットのスクリューに漁師の網をかけたため、出発が遅れる。
その晩はレストランでパーティをする事になるが、
1人のボスがフェルプスの挑発でシンジケートのボスの情婦に接近。
フェルプスがこのボスの酒に薬を混ぜたため、彼は倒れてしまう。
彼をひそかに船から連れ出し、彼の部屋から情婦の声の録音を流し、
他のボスに聞かせる。
グラントはシンジケートのボスの船室へ入り込み、帳簿の修正に成功。
連れ出されたボスは牢に閉じこめられ、そこでニコラスに会う。
ニコラスは本物のオーストラリアのボスだといい、
シンジケートのボスが彼らを陥れようと何かをしていると言う。
彼らは脱走を試み、ニコラスは殺された事にして、このボスだけが船に戻る。
そして帳簿の修正が発覚し、ボスたちの不信感がつのる。
グラントとフェルプスは自分側の帳簿を持ってくると言って船を降りる。
残されたボスたちは撃ち合いになって、次々と死んでいく。
というわけで、この話はボスが大勢出てきて、
どいつがどいつか区別がつかなくてまいった。
シンジケートのボスは最初は東南アジア用の薬物を横流ししているはずなのに
結局出てきたのがアフリカのボスだったのも変。
どうも、様子が変なのに、
勝手にお互いのせいだと決めつけて撃ち合いになるのもねえ……。
TV放映 91/05/12 04CH 22:30-23:26
第12話 女帝エメリア
カリブ海の某国は独裁者が仕切っていたが、実際にはその妻が影で操っていた。
しかし、彼が病気で弱っているとの噂が流れ、
革命の気運が起こり、彼らはアメリカへ亡命。
だが、莫大な財産を持ち出しており、
フェルプスらはそれを本国へ返すよう指令を受ける。
すでにケイシーが潜入しているが、彼女は独裁者の妻エメリアに捕まってしまう。
彼女の代役としてシャノン(ジェーン・バトラー)が参加。
フェルプスとグラントはアメリカの石油会社の人間として彼女に接近。
本国で油田を発見したので、
もし政権を取り戻したら石油採掘権の独占させてくれと頼む。
そのためには、ニコラス扮する役者が独裁者に変装し、
本国向けに演説をし、国内の気運を取り戻せばいいという。
その変装の出来に感心したエメリアは、この作戦に乗る。
そんな時に、ケイシーの死体が発見される。
エメリアらの家には完璧と言うべき監視カメラがあるので、
必ずケイシーの姿が映っているはずだ。これで、彼らを殺人で起訴できる。
マックスはエメリアの男好きにつけ込んで家に潜入。
フェルプスやシャノンらがTV撮影の準備と称して作業している間に、
ケイシーが映っていると思われるテープを持ち出す。
グラントはすでに上へ別の映像が書き込まれているテープから、
前の映像を復元。ケイシーが映っているのを見つける。
ニコラスが演説しているフリをして、実はすでに録画したテープを流し
ニコラスは独裁者の扮装で弁護士の所へ行く。
彼は全財産を本国へ移す事を依頼するが、
弁護士はエメリアに、独裁者はボケているから、
エメリアの許可なく財産を動かしてはいけないと言われている。
その間に、グラントが独裁者のコンピュータにアクセス。
独裁者が映画好きである事から、パスワードは「エニシングゴーズ」だと判断。
資産に関する細かい内容を送信。
サングラスの内側に映った情報を話す独裁者に、弁護士は信用し、財産を本国に送る。
やがてTV放送が実際には本国にされていなかった事がわかるが、
時すでに遅く、エメリアらは身動きできなくなっていた。
というわけで、この話は明らかに
フィリピンの元大統領マルコスとイメリア夫人をモデルにしているが、
いったん亡命した者があとで演説したところで、
国民が再び支持してくるなどと思うのは夢でしかない。
でも、この話は実際の所、紅一点メンバーをケイシーから
Vシリーズのジェーン・バトラーに切り換えるために、
ケイシーを処分してしまうための話としか言いようがない。
かつてのシリーズでは、メンバーを代えるために、殺してしまう事はなかったのだが、
ケイシーをやっていた奴も、
自分が絶対に今後出られなくなるような話に出演するとは……。
犬死にという感じで、ちょっとかわいそうな感じね。
今まであまり目立たなかった存在だけど。
TV放映 91/05/19 04CH 23:00-23:56
第13話 ワシントン・スキャンダル
とあるジャーナリストは、
その仕事を利用して政治家などを脅迫して私服を肥やしている。
だが、委員会で彼の悪事が追及されようとしている。
ジャーナリストはいくらでも弱みは握っているので平気。
フェルプスはジャーナリストの悪事を追及している上院議員の知人を装い、
事故を起こしたので助けるよう依頼。
ジャーナリストは上院議員の弱みを知らせるよう指示する。
シャノンは彼が開くパーティ用のデコレーションを担当。
その間に、グラントが彼の金庫に書類を入れようとして、
防犯装置で感電してしまい、計画は変更。
そこでニコラスが彼を脅迫するが、仲間によって殺されるという演技をする。
マックスがその写真を撮る。
フェルプスは手回しして、上院議員をパーティに出席させる。
ジャーナリストは書類はシュレッダーにかけ、フロッピーも消去していて
証拠は残さない。彼の部屋のどこかに、秘密のファイルがあるはずだ。
シャノンがジャーナリストの仲間に接近するが、
彼はフェルプスから、シャノンは上院議員の調査員だと聞かされる。
怒って問いつめるが、彼女から自分の殺人現場の写真を見せられ、
ジャーナリストが彼までも裏切ろうとしていると知らされる。
ジャーナリストが自分のTV番組でパーティの模様を放送するため、メイクに行くが、
その間にグラントが秘密のファイルを盗み出す。
ニコラスが彼に変装して、仲間に用済みだと話した後で気絶させる。
ジャーナリストはファイルが盗まれた事に気づくが、
そこへ目が覚めた仲間が現れ、悪事をすべて委員会で証言すると言い出す。
だが、その模様は全国ネットで放送されていた。
というわけで、この話はジャーナリストがいったいどういう調子で
政治家たちを脅迫していたのかよくわからなかったし
そんな奴がTV番組を持っているというのもわからない。
それに、昔からよくある、仲間同士に不信感を与えるという話は
本当にこんなに効果があるのかねえという疑問が残る。
TV放映 91/05/26 04CH 22:30-23:26
第14話 悪魔の儀式
とある邪教の教祖は、儀式で証人を自殺などに追い込み、自らの悪事を隠している。
しかも、儀式に必要な女性のいけにえを楽しむというサディスティックな面もある。
すでに3人の女性が殺されており、次の犠牲者は夏至の日に出るに違いない。
そこで、フェルプスとマックスは、
目が燃えているように見えるコンタクトレンズをつけて、
悪魔だと称して教祖に会うが、教祖は取り合わない。
一方、シャノンとニコラスは、ジプシーとして邪教の集会場近くに行き、
教祖の腹心に、まもなく悪魔が現れるなどと吹き込む。
グラントは、女性の死体が発見された池と、邪教の祭壇がつながっていることから
邪教が殺人に関係あるのだと、警官に知らせるが、警官も一味だった。
教祖はグラントの抹殺を指示するが、警官は自殺してしまう。
続いて、ニコラスらはいけにえ用の女性の救出に成功。
教祖は悪魔だと称したフェルプスらの言うとおりになっている事から不安になる。
そこへフェルプスたちが現れ、教祖に変装したニコラスを見せ
おまえの魂はすでにいただいたと言う。
様子を見ていたシャノンは、教祖の腹心に捕まり、いけにえの代役にされてしまう。
いけにえの儀式を強行する事で、魂が取り戻せるかも知れないと教祖は考える。
だが、儀式に現れたフェルプスたちにうろたえ、
教祖は火のついた油の祭壇に落ちて死ぬ。
というわけで、この話は、いったい教祖が儀式を隠れ蓑にして
何をしていたのかよくわからない。
警官の自殺は予定にはないはずなのに、それによって教祖が不安になったと言う事は
本当に計画通りに行っているのかと言う疑問が残る。
それに、とたんに教祖が弱気になったのも納得いかない。
悪魔だと言う話をそんなに簡単に信じるだろうか?
自分の体に変調がきたわけではないから、
魂が奪われたという話は信じられない気がする。
シャノンがさらわれるのも計画通りと言うのは、まずい気がするし、
最後の救出方法もいいかげん。
悪魔の儀式とかって、きれいな手口とはいいがたい。
TV放映 91/06/02 04CH 22:40-23:36
第15話 バイオ・ウォーズ
パリの軍事施設から脅威的な細菌兵器が盗まれた。
あまりの恐ろしさに開発が中止され、唯一のサンプルだったものだ。
盗んだのは情報ブローカーである女性(モード・アダムス)。
フェルプスは細菌兵器を開発した博士に扮して彼女に接触。
細菌兵器が盗まれた後、大勢が死んだと警告。
自らも細菌に侵されていると言い、
はやく兵器を処分しないといけないと警告するが彼女は取り合わない。
ニコラスは買い手の細菌の評価をする博士として彼女に接触。
彼女はサンプルのごく一部しか検査させてくれないが、これをアームを使って回収。
途中、ガラスを割ってしまい、外気にふれて細菌が活動しかけるが
30秒以内に回収したのでOK。
グラントは米軍の人物として、
兵器衛星の秘密を渡す代わりに細菌兵器を渡すよう彼女に依頼。
同時に、フェルプス扮する博士が、解毒の方法を知っていると言う。
シャノンが女性ブローカーの大事にしているイヤリングをすりかえ
これに仕掛けられた機械から、潜在意識をくすぐったり、三半規管を刺激したりして
症状が起きたかに見せる。
ニコラスがわざとらしく、細菌の培養液をブローカーと一味にかける。
肌に変化が起きたかに見える液体によって、発病したと信じた彼女たちは
フェルプスに接触し、解毒薬の製作を依頼。
フェルプスはその代わりに、細菌兵器の隠し場所を聞きだす。
解毒薬は1人分しかできなかったと言うと、奪い合いになるが
肌の変化がにせものだと気づく。でも、あとの祭。
というわけで、細菌をめぐっていろんな人物が
あの手この手で近づいてきたら不審に思っていいはずだが。
研究室のガラスが簡単に割れるのも変だし、その事にずっと気づかなかったのも変。
研究室を監視していなかったのも変。(サンプルを奪われてしまった)
ニコラスがくさい芝居で、培養液を2人にかけたのも強引な手口。
フェルプスが解毒薬を作ると言うのも、そんなに簡単にできるとは思えないが
彼らは疑わなかったのだろうか?
意味も知らずに盗むのも変だし、こんなに簡単にだまされるかなあ。
TV放映 91/06/09 04CH 22:30-23:26
第16話 灼熱のマッド エージェント
英国秘密情報部のトップエージェントだった男が
東西の秘密情報を売買するようになった。
今は、中央アフリカで
数種のガスを混合して作った最悪の化学兵器を売っているらしい。
エージェントは資金源としてダイヤを使っているので
フェルプスはダイヤのバイヤーとして接近。
マックスとグラントは化学兵器工場の護衛用の傭兵として潜入。
古い砂糖工場を隠れ蓑としている事がわかる。
KGBの医師が協力して、エージェントが実験に使った村を調査。
ガスの成分を分析する。
ニコラスとシャノンは自然学者である神父と、彼の伝記を書く記者として
エージェントの部屋に入れてもらい、盗聴マイクを仕掛ける事に成功。
あとは、フェルプスがダイヤを鑑定する時に、
金庫の番号を盗聴マイクの特殊な装置でつきとめるだけだ。
しかし、エージェントがフェルプスをコンピュータで調査。
マックスらは雑魚なのでわからなかったが、
大物のフェルプスは素性がばれてしまった。
そこでニコラスたちが停電を起こし、暗闇の中でエージェントを気絶させ
ダイヤを盗み出すが、フェルプスが負傷する。
フェルプスは作戦中止を命じ、マックスたちは脱出。
エージェントは別のダイヤを手配したため、彼らには何の支障も起きない。
KGBの医師の分析では、2つのガスの混合を逆にすれば
人畜無害で爆発性の高いガスになると言う。
そこで、マックスたちがラベルをはりかえ、工場は大爆発するが
エージェントだけは逃げてしまう。
というわけで、元英国情報部員が悪事に手を染め
フェルプスの正体がばれてしまうと言うまではかなり面白かったが
ガスのラベルをはりかえるという作戦は間抜けすぎる。
KGBの医師が協力すると言うのも面白いが、
過去の因縁を感じさせながらしり切れとんぼ。
神父がエージェントの部屋へ入れてもらう作戦も強引。
金庫の番号まで分かる盗聴マイクは無理だと思うし
フェルプスの正体を突き止めたコンピュータはどこから情報を得ているのか。
だいたい、元エージェントが悪事に手を染めても
他人とは組まないような気がするぞ。
TV放映 91/06/16 04CH 22:30-23:26
第17話 殺人鬼ジム・フェルプス
IMFの旧メンバーが殺された。
現場にはフェルプスの指紋が残されており、彼に容疑がかかる。
十数年前、フェルプスと3人のメンバーがIMFの元メンバーを罠にかけて逮捕した。
彼は変装用マスクを発明したほどのトップメンバーだったが、
交通事故以来、精神に変調が起き、女性を連続殺害する異常犯になってしまったのだ。
そこで3人の女性メンバーが彼を罠にかけたわけだが、殺されたのはその1人だ。
おそらくこの旧メンバーが監視病棟から抜け出すか、誰かに指示するかして
殺人に関与しているに違いない。
そこで、ニコラスは警備体制の視察と称して潜入。
グラントは監視カメラに割り込んで調査。
だが、旧メンバーは抱き込んだ看守から変装用マスクを受け取り、
監視カメラ用に壁に仕掛けた装置でにせの映像を流して脱出。
フェルプスは残る2人の旧メンバーが危ないと考える。
1人はリサ・ケイシー(リンダ・デイ・ジョージ)。
今はミュージカルの監督をしている。
もう1人は連絡がとれないが、旧メンバーより電話予告があり、
フェルプスに変装して殺害。
目撃者の証言で、フェルプスの顔がニュースに流れてしまう。
グラントは旧メンバーがにせの映像を流していた事をつきとめる。
ケイシーは逆に旧メンバーを挑発。
旧メンバーは抱き込んだ看守を殺して、最後の殺しに出かける。
フェルプスたちはこの看守の部屋に、隠れた部屋があって
そこで旧メンバーがマスクなどを作っていた事を発見。
だが、旧メンバーの仕掛が働いて部屋は爆発。
作戦本部に何かを仕掛けたという伝言を残していた。
フェルプスは本部にかけつけるが、キーボードにつけられた接触麻酔で倒れてしまう。
旧メンバーはケイシーを殺害し、
かけつけた警官にフェルプスを逮捕させようと言うのだ。
だが、グラントがフェルプスに中和剤を塗っておいたため、実は平気だった。
旧メンバーはフェルプスに扮して、彼女のステージへ現れる。
旧メンバーは事故で死んだと称して、他のメンバーを帰らせ、
ケイシーを殺害しようとするが、これも罠のうちで
鏡ばりのなかに閉じこめられ、気が変になってしまう。
というわけで、IMFの旧メンバーが復讐しようとするあたりは
いつもならフェルプスたちの強引な手口を逆に
敵に使われてしまうという事でなかなか面白い。
ケイシーは確かに旧シリーズに出ていたが、知名度は落ちるらしい。
しかし、鏡ばりの部屋で気が変になるというのは、ちょっと……。
見た感じでは、ぴったり鏡を張りつめたわけではなく、かなりすき間があったが……。
割と最後の手口が貧弱だったと言う事で。
TV放映 91/06/23 04CH 22:50-23:46
第18話 海底3000フィートの告白
米軍の原潜が沈没した。
遭難信号に乗せたコンピュータウィルスが、原潜のコンピュータを狂わせたらしい。
何者かがウィルスのデモンストレーションにやったらしい。
このウィルスがまもなく香港で競売にかけられる。
フェルプスたちは買い手の1人を税関で罠にかけ、逮捕する。
彼が接触しようとした男に、
偽造した新聞記事で買い手の友人だとだましてニコラスが接触。
男はコンピュータウィルスの天才と言われる
海軍の提督(ミッチェル・ライアン)だった。
彼は買い手たちにすでにウイルスを配布しているが、
ワクチンプログラムも持っていないと、自分のコンピュータも狂ってしまう。
そこでこのワクチンプログラムをセリにかける事になるが、
屋敷に侵入したグラントたちがニセのニュースを流す。
毒ガスを積んだタンカーが謎の沈没事故を起こして、
ガスが市街へ流れていると言うものだ
提督は何者かがウィルスを誤って使用したと考える。
だが、屋敷に催眠ガスが流され、一同は眠らされてしまう。
提督はワクチンプログラムの入ったフロッピーを握りつぶしてしまった。
気づいた提督は、海軍に助けられて潜水艦に乗り込まされる。
潜水艦は炎上中のタンカーを沈めるのが仕事だと言う。
やがて沈みかけたソ連の戦闘機が発見され、その中からウィルスの発信器が見つかる。
提督は発信器を持ち込む事をやめさせようとするが、聞き入れられず、
タンカー撃沈の魚雷発射が失敗して、潜水艦は沈没し始める。
提督はウィルスの解除ができると称して、端末に向かう。
続いて脱出ポッドに乗り込み、自らの悪事を話すが
これらはすべて罠で、端末に入力したプログラムはすべて保存され、
白状した悪事は録音されていた。
というわけで、
原潜を狂わすコンピュータウィルスという話はなかなか面白いのだが、
はたして遭難信号に乗せてそんなに複雑な事ができるかと言う疑問は残る。
フロッピーを握りつぶされて、
ワクチンプログラムの回収が失敗に終わった事になっているが
多少つぶれたぐらいなら平気のような気もする。
タンカーから毒ガスが流れたという話は強引だがまあいいとして
どうして誰も見ていないのに、自分の悪事をペラペラと白状したのかよくわからない。
TV放映 91/06/30 04CH 22:30-23:26
第19話 呪われた美女売買
有力実業家の娘がさらわれたが、身代金などを要求する動きはない。
どうやら、国際的な人身売買組織に女性を、
年に何百人も売っているブローカーのしわざらしい。
ニコラスはブローカーにバイヤーとして接触。
彼は目隠しして監禁された美女たちに会わされるが、居場所はつかめない。
バイヤーが女性を見つけ出すために利用しているクラブのオーナーである
腹心の黒人女性がブードゥー教徒である事を利用する事にする。
シャノンやグラントらがブードゥー教徒として彼女に接近。
呪いがかかっているなどと脅すが、効果はない。
フェルプスは彼女にブローカーの悪事を証明すれば、
無罪にすると約束するがそれも効果はない。
フェルプスはブローカーが彼女を裏切って何やら儀式をやっていると称して
彼女を儀式へ招待する。
そこではシャノンやグラント、そしてニコラスの変装によるブローカーがいた。
裏切られた事に怒った彼女はブローカーに復讐を誓うが、
ブローカーとの取引を終えたニコラスによって捕らえられ、
ブローカーの目の前で射殺される。
だが、実際には死んでおらず、人身売買の船の中で目覚める。
彼女はブローカーが女性たちを隠した場所を教える代わりに
ニコラスに助けるよう要求。しかし、船は沈没する。
ニコラスらが監禁された女性たちを救助する。
一方、ブローカーの前に怪しい現象が多発し、ブードゥー教の呪いかと恐怖する。
そして死んだはずのオーナーの黒人女性が現れ、
恐怖のあまり、人食いワニのいる池に落ちて死に、
彼の杖の中から帳簿が発見される。
というわけで、ブードゥー教の呪いという手段は
スパイ大作戦の常套手段だが、いつもながらいただけない。
なぜブローカーが儀式にいるのを目撃しただけで、
彼が裏切ったと女性が判断したのかはよくわからない。
いずれにせよ、作戦もずいぶん安易だったし、
実業家の娘がさらわれてから、ようやく行動を開始すると言うのも何だ。
それにこんな商売で、いきなり現れた客に売るとも思えない。
困ったものである。
TV放映 91/07/07 04CH 23:00-23:56
第20話 ザ・暗殺者〜血塗られた映画祭
ワルシャワ条約加盟国である某国の王子は、
アメリカ大使の娘と結婚して以来西側よりになった。
これを快く思わないテロ組織が、王女の暗殺をもくろんでいるらしい。
彼女をアメリカなどにかくまう事も考えたが、
国の収益を握る映画祭に出席しなくてはならないので承諾しない。
組織は大物の殺し屋に暗殺を依頼したらしいが、
それによって資金難になったらしい。
ニコラスとグラントはこのテロ組織に現金輸送車襲撃の話を持ちかける。
催眠ガスによって運転手を眠らせ、輸送車を奪う事に成功するが、
続いてこれでテロ組織のリーダーも眠らせて監禁する。
フェルプスらはサディスティックな警察を装い、
ニコラスを射殺してみせ、計画を聞き出す。
それによれば、コヨーテと称する正体不明の殺し屋に暗殺を依頼しており
いったん依頼するとキャンセルは不可能だと言うのだ。
そこでフェルプスたちはコヨーテの正体をつかんでおり、
これを映画化すると称して記者会見して挑発する。
だが、逆に襲撃を受け、シャノンが重傷を負う。
彼女は香水のにおいがしたと話し、そこからコヨーテは女性だと言う事がわかる。
グラントは香水探知機を作り、
映画祭に出席した女性をすべて調査するが見つからない。
それもそのはず、コヨーテは男装して侵入し、カセットに見せかけて爆弾を仕掛ける。
偶然、彼女を探知したグラントは、コヨーテを発見。
彼女は窓から逃走するが、続いてグラントが投げた爆弾によって死ぬ。
というわけで、国際的な映画祭までやっている王国が
ワルシャワ条約に加盟していると言うのも何か変な感じ。
テロ組織が意外に情けなくて、困ったものだ。
コヨーテと言うのはジャッカルのいただきだろうけど、女性というのは意外でいい。
でも、せっかくフェルプスたちが男性と誤解しているのに
わざわざ襲撃に行くというのは、プロとは思えない行動だ。
だいたい、香水をしていくと言うのもいただけない。
自分の爆弾で死ぬと言うのもマヌケ。
それも、グラントが後で投げたものによってと言うのは大マヌケ。
途中で、敵がテロ組織からコヨーテに移って、
何か安易な話を2つつけたという感じになってしまった。
それに、フェルプスたちは映画祭に堂々と出て、テレビにまで出てしまったが
今後の活動に支障はないのだろうか。
TV放映 91/07/14 04CH 22:50-22:46
第21話 運命の十字架
某国では首相を差し置いて国防相が実権を握っている。
彼は自分の政敵は次々と殺害してしまう男だ。
ある男が国防相の悪事の証拠が隠されていると言う十字架を盗み出し
彼の最大の政敵である神父の所へかけつけたが、秘密警察に射殺されて死んだ。
国防相は古城の牢へ神父を監禁し、自白剤で十字架の隠し場所を聞き出そうとするが、
男はどこかへ十字架を隠して、暗号めいた言葉だけを残したので
神父にも国防相にも隠し場所は分からない。
この国で首相も出席するサーカスが後援されると言うので
フェルプスとシャノンは夫婦と称してこのサーカスに参加する事にする。
一方、ニコラスは考古学者に扮して、十字架の鑑定をするために国防相に接近する。
国防相の副官はニコラスの電話を盗聴し、
ニコラスがサーカスにいるフェルプスたちと何かたくらんでいる事を突き止める。
ニコラスもフェルプスも否定するが、
国防相はシャノンから十字架はすでに見つけたと聞き出す。
ニコラスは副官と共に、牢に入れられた神父に会うが、
ニコラスは副官を気絶させて、通気孔から侵入したグラント、マックスらと脱出。
副官に神父の変装をさせる。
偽物の十字架を見つけた国防相は、神父と思って副官を射殺。
十字架に隠されたマイクロチップに入れられたデータも、偽物だと言う事に気づく。
国防相はフェルプスたちの罠だと気づくが、
サーカスはすでに始まっており、首相もきているのですぐには捜査ができない。
フェルプスたちは、
男が言い残した言葉が聖書に関係する言葉だと気づき、十字架を発見する。
国防相はサーカスへかけつけ、フェルプスたちを捕まえようとするが、
神父を含む全員が出演してドサクサに脱出。
首相の乗ってきたヘリを奪って逃走する。
というわけで、十字架の隠し場所が関心だったわけだが
何だかわけのわからない文句で、途端に分かってしまうのはだまされた感じ。
国防相に分からなかったのも謎だ。
神父が政敵の割には、周囲に彼を保護する者がいなかったのも変な話。
だいたい、悪事がすべて隠された十字架などと言う物がある事自体がおかしい。
変装させられた副官は、どうしてすぐにマスクをはずさなかったのだろうか。
それほど装着感がないのだろうか。
サーカスを利用して逃走するという事をしたわけだが
危なかしくて、普通に逃げた方がよかった気がする。
首相は国防相を快く思っていなかったようだから、
それを利用すると言うのも手だったのでは。
だいたい、ヘリを奪っただけで国外へ逃走できるのか。
十字架を奪っても、国内で国防相を追い込んだ方がいい気がするが。
TV放映 91/07/21 04CH 22:30-22:26
第22話 核弾頭爆発3秒前
アジアの某国で、ある将軍が国家転覆をもくろみ
核弾頭を盗み出して、首都で爆発させるという計画を立てている。
この計画には、女テロリストが当たったが、
彼女はある宗教の信者で、将軍によって国外追放にされている教祖の
追放をとく事が交換条件だ。
ニコラスが寺院で教祖の居場所を聞き出し、
仕事を終えたテロリストが面会に行くと考えて、駅で張り込む。
同行したシャノンが彼女を気絶させ、途中の駅で降ろさせる。
秘密を知る者をすべて処分しようとする将軍は、
テロリストが途中の駅で降りた事を知って、腹心に捜索させる。
フェルプスたちは、列車事故があったという設定で、
病院にテロリストを入れ、反乱分子だというグラントを同室にする。
テレビで、将軍が教祖を国内へ連れ戻すと発言しているニュースを流す。
テロリストは、将軍が教祖を処分しようとしていると考え、グラントとともに脱出。
各爆弾が仕掛けられている寺院へ行くが、
将軍によって時限装置が取り替えられていたため、テロリストには手が出せない。
彼女はグラントの体に発信器がつけられているのを発見。
だまされたと感じて、将軍に復讐しようとするが、
寺院を警備していた将軍によって射殺され、グラントは逃走する。
そこでニコラスが教祖に変装して、戻ってきたかに思わせて信者を集める。
シャノンは将軍に、テロリストが時限装置を止めたと証言するテープを渡す。
それを知った将軍は調べに行き、爆発寸前という事に気づいて止めるが、
その模様が集まっていた信者に聞かれて捕まってしまう。
というわけで、国家転覆をもくろむも何も、
人民の信頼を集める教祖を国外追放できるくらいなら、
すでにかなり権力があったはず。
女テロリストが協力したわけだが、そこらへんの利害関係はよくわからない。
だいたい教祖を国外追放した奴の、味方になっているのは変だ。
列車事故などという強引な設定は相変わらず。
グラントなら時限装置を止められたような気もするが。
将軍も核弾頭のそばには見張りをつけなかったのが不思議。
時限装置が止められたかも知れんという事で、
本来なら爆発寸前の時間に調べに行くとはマヌケな奴。
だいたい、将軍がトチって爆発させてしまったら、どうするつもりだったんだ。
TV放映 91/07/28 04CH 22:30-22:26
第23話 隣国侵攻!狙われた油田
東ヨーロッパの某国の将軍は国家の意志に反して、
演習に乗じて、同盟国である隣国への侵攻をたくらんでいる。
公式には所有していない事になっている弾道ミサイルで、
隣国の重要拠点をたたきつぶす計画だ。
不審に思った大尉は処分されてしまった。
フェルプスたちは、国連の使節と称して基地を視察。指令室のパネルを調査する。
マックスは軍隊に侵入するが、正体がばれて逮捕されるが
グラントが小型バズーカで救出する。
将軍が占星術に熱中していると言う事で、シャノンは占星術の大家として接近。
占いによって大尉がつかんだ事を知っていると称して、逮捕される。
彼女は、将軍が計画などの参考にしている星占いは時代遅れだと言い
大尉は隠されたミサイルを発見し、ヒューズをはずしたと警告。
信用しない将軍だが、念のために調査。
これによってニコラスたちはミサイルの隠し場所を発見。基盤の取り替えに成功する。
そしてシャノンはジープに乗せられ、演習の攻撃目標にされる。
フェルプスたちの立ち合いのもと、演習が開始される。
マックスがシャノンを救出し、グラントがコンピュータに侵入して
攻撃が成功したかのように思わせる。
ミサイルは途中で自爆し、パラシュート部隊も国内に降りていたが
パネル上は順調に進んでいるように見え、
将軍は国内外へ作戦の成功をTVで公表する。
だが、途端に実際の侵攻状況がパネルに映し出され、軍の上層部がかけつける。
というわけで、一番気になるのは、マックスがつかまって何もできなかったあたり。
将軍が占星術に執心と言うのはいいが、
特にカリスマがあるわけでもないのに、周囲がそれにしたがっているのはマヌケ。
国連にはあんなに権限はないと思うし、指令室に簡単に入れるあたりも変だ。
TV放映 91/08/04 04CH 22:30-22:26
第24話 奪われたスペース・シャトル
民間初のスペースシャトル打ち上げに関係していた人物が、行方不明になった。
このシャトルには軍事的にも利用できるレーザーを積んでいる。
そこで、フェルプスはNASAのオブザーバーとして
ニコラスは乗員を決定する博士として、グラントも博士として侵入。
シャノンは乗員候補として侵入し、テスト中、グラントが無線で指示したため
競争相手に圧勝して彼女が乗員に決定する。
ところが、同乗していた競争相手は、シャノンを気絶させ、
シャトルを発射させてしまった。
センターはテロリストに占拠され、センターの中心人物は気絶させられる。
テロリストのリーダーは、フェルプスに作業の続行を指示。
シャトルはレーザーで通信衛星を破壊。
テレビ映像に侵入してテロリストは、すべての衛星を破壊可能だと警告。
アメリカに対して協力を求める。
米軍はセンターのミサイル攻撃を決定。
シャノンはグラントの指示でレーザーを使用不能にするが、
同乗者が、彼女には船外活動ができるはずだと言ったため、シャノンは船外に出る。
フェルプスらは、放射能漏れと称して、
テロリストのリーダーを別室に行かせ気絶させる。
ニコラスがリーダーに変装し、シェルターへ一味は行かさせられ、閉じこめられる。
シャノンはレーザーを修理するが、命綱がからまってしまったため、
命綱を外すと、同乗者がレーザーか何かを操作して、シャノンを宇宙へ放り出す。
しかし、空気を噴出してシャトルに戻り、エアロックを解放して同乗者を追い出す。
シャノンの操作で、フェルプスは米軍と連絡でき、ミサイル攻撃は中止。
シャノンも生還する。
というわけで、テスト中のシャトルが発射してしまうと言うのは
「スペースキャンプ」と同じ展開。
本当に燃料とか、酸素とかは大丈夫だったのかとかも気になる。
宇宙服とか見ていても、あんな物では宇宙では生きられないと思うほどだ。
グラントが指示していたとは言え、素人にシャトルが操縦できるとは思えない。
だいたい、グラントが何でも知っているあたり変。それにシャノンは1人だった。
テロリストという連中が意外に情けないし、
米軍のえらいさんが、どうして簡単にフェルプスを信用したかなどと
派手な話はずいぶんとケチがつけられる。
スパイ大作戦にしては、ずいぶん派手な話になったものだが
思いがけない展開になってしまうあたりや、
1つの部屋にテロリストと一緒にいる中で、
変装用のマスクなんかを作ったりしたあたりはなかなか面白かったぞ。
TV放映 91/08/11 04CH 23:00-23:56
第25話 ゴースト・霊界からの警告
ある武器商人たちが、アイルランドの人種間抗争に乗じて
双方に武器を売って、抗争を激化させてさらに儲けている。
老人たちの乗ったバスを爆破して、お互いのせいにさせる始末だ。
シャノンは武器商人の根城である飲み屋に行き、
迷信深い武器商人に、老人を殺すと幽霊が出ると脅す。
武器商人に扮したフェルプスは、仕事を持ちかける。
関心を持った武器商人のリーダーと共に行動する事になる。
グラントは抜けるが、秘密を知られた者としてマックスが処分。
だが、マックスは黒人を殺すとたたりがあると脅す。
ニコラスが武器に細工し、フェルプスは武器商人の武器を欠陥だと言う。
その上で、武器の売買契約をする。だが、武器商人たちは金を払う気はない。
グラントの装置とシャノンの扮装で幽霊が出たように見せ、迷信深い武器商人を脅す。
ニコラスたちは、アイルランドの集団双方のリーダーに
武器を売ると持ちかけ灯台へ呼ぶ。
2人は手錠で縛られ、殴りあいのケンカを始める。
シャノンは、フェルプスたちが直接武器を売る事にしたと話し、
裏切られたと知った武器商人たちは、灯台へ向かう。
だが、途中で幽霊が出て、逃げ出した迷信深い武器商人は、
武器商人のリーダーに撃たれて死ぬ。
幽霊はリーダーをも遅い、教会に逃げて罪を告白。
モニターで見ていた集団のリーダーたちは和解。武器商人を捕まえる事を約束。
というわけで、また出た幽霊の手口。
アイルランドの抗争という事自体は、いったい何だったのかよく分からなかった。
武器商人と言いながら、2人しかいないあたりが情けないし、
妙に信心深いのでは、仕事にならないと思うが。
まあ、最初から恐がっていたので、成功は約束されていたのか。
それにしても、ああいう手口を使うフェルプスたちって、本当にプロなんだろうか。
TV放映 91/08/18 04CH 22:50-22:46
第26話 ネオ・ナチの恐怖
狂信的な白人中心主義集団のリーダーは、実はネオ・ナチの幹部だ。
潜入した政府のスパイも殺害してしまった。
ドイツで行われるネオ・ナチの世界大会で、秘密兵器を公開して
中心的存在になろうとしている。
シャノンは大会が開催されるホテルのオーナーに、
フェルプスは幹部の世界征服計画を協力するコンピュータのプロに扮する。
彼は、幹部に世界の金融機関等をつないだネットワークを作り
金の出し入れを自在にすると提案。
一方、グラントは幹部の部屋に盗聴装置などを仕掛けるが、見つかって捕まる。
グラントが部屋で見つけたメモから、
フェルプスたちは貨物船に秘密兵器が隠されている事を突き止める。
ニコラスらが定期検査と称して乗船。そこで秘密兵器を発見。
赤ん坊の頃に誘拐した白人の子供たちを、
ヒトラーを崇拝するよう英才教育していたのだ。
幹部は子供たちに、グラントを標的に人間狩りさせるが、
間一髪、ニコラスらに助けられる。
教官に扮したニコラスらは、子供たちに今までの指導が間違っていた事を教える。
幹部たちの前で、フェルプスは銀行預金を引き出してみせ、
信用させて、幹部たちの預金番号をすべて聞き出す。
そして、幹部が秘密兵器である子供たちを紹介するが、
後ろに流れていたヒトラーの映像が、キング牧師やケネディらの映像になり、
裏切り者と思われた幹部が、他の幹部たちに攻められる。
というわけで、ネオ・ナチが裏でいろんな副業(白人何とか集団など)
をやっていると言うのも、おかしな話。
ナチスはゲルマン民族中心主義だったわけだから、アメリカ人ではダメだと思うが。
第一、世界大会などと言うものがあろうはずもない。
ネオ・ナチがそんなに大規模で存在し続けているとは思えない。
問題の幹部が、こんなに秘密の話をフェルプスらには
意外に簡単に話してしまうのはおかしいぞ。
英才教育されていた少年たちが、簡単に考えを変えるのにもまいった。
もっと、悪意に満ちて描いた方がよかったのでは。
ヒトラーの映像が、キング牧師らの映像になったからと言って
そんなに殺意までもって攻めなくてもいいと思うが。キョトンとして終わりそうだが。
しかし、ネオ・ナチ自体は放置しておいていいのだろうか。
TV放映 91/08/25 04CH 23:00-23:56
第27話 地下室のコレクション
美術館で名画が盗み出され、米国は持ち主である某国に借りができてしまった。
実は画商(アレックス・コード)が名画を盗み出し、
大臣にリゾート開発権を要求していたのだ。
シャノンは同業者として画商に接近。ドガの隠された名作を持っていると称する。
グラントの作ったマシンは、
ドガの別の作品からドガのタッチをまねてオリジナルを作成。
画商はシャノンの家に侵入して、絵画を盗み出し、シャノンを殺害する。
もちろんシャノンは死んでおらず、絵画には発信器が取り付けられていた。
グラントらは画商のビルの地下まで追跡するが、鋼鉄の壁によってさえぎられる。
そこでフェルプスらは警官に扮し、大臣に会って、名画はもう回収したと称する。
大臣は名画を確認するために、画商の所へ向かうが、
大臣に扮したニコラスと入れ代わる。
彼は地下にある秘密の画廊へ連れていかれ、そこで名画を発見。
しかし、厳重な防犯装置のため、盗み出す事はできない。
ニコラスが隠しどりした写真から、画商のコレクションのニセ物を作成。
ひそかに本物とすり替え、煙をたいて非常ベルを鳴らす。
目が覚めた大臣は画商の所へ行くが、火事に気づいた2人は、地下の画廊へ向かう。
ドガのニセ物を盾に名画を取り戻す大臣だが、
すでにアメリカに貸しができているので、必要ないと名画を焼いてしまう。
怒った画商は大臣を殺害。
しかし、実は火は見せかけで、フェルプスたちは名画を回収、画商は逮捕される。
というわけで、アレックス・コードが「エアーウルフ」と似た感じで
杖をついて現れるが、本当に足が悪いのだろうか。
しかし、アメリカに貸しができたから、名画がいらないと言うのなら、
最初から画商なんか相手にしなくてもよかったと思うが。
画商が1人で盗んで、1人でコレクションにしていると言うのも非現実的。
ドガの贋作を作るマシンにはまいったが、
こんな物があったら、芸術品の価値などなくなってしまう。
それに、元ネタとしてマックスが、美術館で写真を撮るシーンがあるが、
美術館で写真は撮れないものだし、それくらいの資料はないのか。
画商がシャノンの所から盗み出す所では、
他の作品が全くない事に気づかないのだろうか。
贋作を作るマシンがありながら、画商のコレクションのニセ物を作るシーンでは
「すぐにばれるぞ」と言うセリフがあるのは変。
それに、他のコレクションには防犯装置はないのだろうか。
TV放映 91/09/01 04CH 23:00-23:56
第28話 ブラック・シーズ
米国への脅迫をたくらむ某国は、
ある科学者に、米国内で小麦を全滅させる種の開発を進めさせる。
しかし、女性助手にばれて、科学者は助手を殺害。
だが、彼自身もレーザーを掃射する部屋に閉じこめられ、大火傷を負う。
某国の大臣は、開発を進めるため、科学者を迎えに来る。
整形手術のために顔が変わったと称してニコラスが科学者に扮し、
シャノンが助手に扮して、共に某国にある研究室へ行く。
ニコラスのめがねから送信された情報で、フェルプスらは状況を把握。
スキを見てシャノンが種のすりかえに成功するが、
レーザー掃射の部屋に閉じこめられる。
めがねからの指示で、ニコラスが間一髪停電を起こして、シャノンを助け出す。
さらにコンピュータディスクの中に保存された情報を消去するが、これが大臣に発覚。
裏切り者として、ニコラスは裁判にかけられる。
だが、ニコラスは大臣が種をアメリカに売れと指示したのだと称する。
マックスがスプリンクラー用の配管にガソリンを注ぎ、研究室は炎上。
容疑をかけられた大臣は連行され、
ニコラスらは兵隊に扮したマックスらに助けられる。
というわけで、大臣が助手の顔を知らなかったと言うのもマヌケだが、
ニコラスが科学者に扮すると言うのは強引。
いつもなら、そっくりに変装するくせに、どうしたものか。
これで信用しろと言う方が無茶だ。
レーザー掃射の部屋のドアが開いていたのに、
全然不審に思わないで、ドアを閉じるだけの奴もマヌケ。
ディスクを完全に消去すればばれるのは当然。ニセのデータを入れるべきだ。
こんな国の裁判に、フェルプスが政治犯擁護委員会だなどと言って入っていっても
ムダだと思うが。それに、大して役に立っていない。
ニコラスが真相と称して話だした途端、大臣に疑いがかかるのもマヌケ。
どこにもそんな証拠はなかったのだが。
TV放映 91/09/08 04CH 23:00-23:56
第29話 熱き欲望の金脈
太平洋の某国は、火山とジャングルの島だ。
この島で金鉱が発見されたため、
役人が人体に危険なシアン化合物で発掘を続け、住民に死者が続出している。
フェルプスとグラントは、金を換金する闇ブローカーとして、
ニコラスとシャノンは火山学者として潜入する。
しかし、火山に向かうニコラスらは、途中で原住民に捕らえられる。
墜落した飛行機に乗っていた考古学者は、原住民に神とあがめられ、
それを利用して役人と結託し、金の発掘と作業用の橋の建設を住民にさせていた。
ニコラスらはいけにえとして火山に捧げられるが、
グラントが麻酔銃で住民を気絶させて、救出する。
住民は、神としての考古学者に不信感を抱き始める。
そこで、火山に爆薬をセットして、噴火に見せる。
さらにフェルプスの声と共に、気絶していた住民が目をさまし、
映写装置で火山に神の顔を映し出し、フェルプスたちこそ神の使者だと信用させる。
不利だと気づいた役人と考古学者は車で逃げ出すが、
シアン化合物の倉庫にしかけられた爆弾の爆発によって、橋が崩壊し転落する。
というわけで、意外に出たとこ勝負の計画。
闇ブローカーや火山学者と言う設定も、結局、潜入するためだけで
他に必然性はなかった。
ニコラスらは信用されて、火山へ行くわけだが、
火山へ行ってもいい事はないのに、どうしてノコノコ行ってしまったのか。
英語が通じるとは思えない住民に、英語で指示する考古学者。
たかが爆薬で火山の噴火に見せかける。
ほとんど計画が終わりかけた時に、簡単に捕まってしまうフェルプス。
考古学者も、スピーカーで火山の音に思わせていたようだが、
どう考えてもうまく行くとは思えない。
だいたい、これって単なる内政干渉では。
TV放映 91/09/15 04CH 23:00-23:56
第30話 暗殺者ニコラス
各国の要人が暗殺された。犯人はすべて身近の者で、事件後に射殺されている。
暗殺者たちは同じ精神医にかかっており、この医師は必ず暗殺現場にいた。
そこで、ニコラスはアル中のジャーナリストとして、医師にかかる。
マックスがニコラスに接触するが、すでに洗脳されて人が変わっていた。
ニコラスを尾行した結果、競馬場で某国大使を狙っている事がわかる。
ニコラスを気絶させて阻止。しかし、おとりだった可能性もある。
グラントは医師の部屋へ行き、その設備を調査。
体内に人工細胞を埋め込み、これでコントロールしているのだ。
しかも、これは暗殺後に体内に溶けてしまう。
気絶していたニコラスは立ち上がり、銃を持って出ていく。
催眠療法に使われていたテープには、獲物を襲うライオンと某国大統領が映っていた。
大統領は動物園に来ているのだ。
ニコラスは動物園の係員に変装。フェルプスはニコラスに気づき、暗殺を阻止。
その間に精神医はグラントらに追われ、誤っておりの中に落ちる。
ライオンが精神医を襲うのを見て、ニコラスの洗脳はとける。
というわけで、要人が続いて暗殺されたからと言って、
それが同一犯のしわざではと考えるには、ずいぶん発想に飛躍がある。
犯人が実は精神医ではなかったとかだったら、もう少しマシだったのだが。
最後に溶ける洗脳用細胞というのも調子よすぎる。
どちらかと言うと、要人の近くの者が突然暗殺者になると言うのが理想だが
ニコラスの場合はエンエンと準備して、変装マスク製造器まで持っていく調子だ。
どうやってそこまで洗脳するのか。
ニコラスを完全に監禁しなかったのも失敗。
精神医は必ずしも、現場にいなくてもよかったと思う。
TV放映 91/09/22 04CH 22:30-22:26
第31話 ガンファイター
引退した政財界の有力者は、西部を再現した町に住んでいた。
FBIの男がこの町に潜入するが、行方不明になる。
ニコラスらはカウボーイとして、シャノンは酒場の女として潜入。
鉱山の話を聞き、グラントが調査するが、高価な鉱物はない。
地下には坑道が続いており、その先には政府が原発用核廃棄物を埋めていた。
これを掘り出し、核爆弾の原料としてテロリストに売っているに違いない。
フェルプスは、表がディスプレイになったトランプで有力者と勝負。
グラントがカードを操作して大勝。
怒った有力者と決闘になるが、発射速度の速い麻酔銃で倒す。
というわけで、FBIが消えただけで、行ってしまうとは。
西部を再現した町に、ずっと生活している奴がいるのは変。
ニコラスたちがカウボーイになったくだりは意味なし。
フェルプスがトランプで勝負する必要も、決闘する必要もない。
実に簡単な仕事だったのでは。
TV放映 91/09/29 04CH 22:30-22:26
第32話 麻薬戦争の果てに
コロンビアの麻薬王を捕らえるため、シャノンは歌手として麻薬王の甥に接近。
しかし、2人が乗った小型機が墜落。ショックでシャノンは記憶喪失になる。
甥を尾行するが、麻薬王はなかなか人前に姿を現さない。
フェルプスは赤外線防犯システムを売る武器商人として接近。
ひそかにシャノンに接触。記憶を刺激する装置で、シャノンの記憶を取り戻させる。
だが、シャノンは甥と恋に落ち、求婚されていた。
そこでニコラスが神父にすり代わり、結婚式に潜入。
麻薬王がシャノンを迎えに行ったところへ、ニコラスが行き、彼を眠らせる。
そして、麻薬王を連れ出して脱出に成功する。
というわけで、シャノンが記憶喪失になるあたりが見所だが、
意外に簡単に正気に戻ってしまい、甥へのわだかまりとかがないのは、ちと拍子抜け。
その後は、麻薬王を連れ出すという話に変わってしまうが、
こいつが簡単に捕まってしまい、
いったい今回の計画は何だったのかと思わせてしまう。
しかし、記憶喪失になったスパイというアイデアは使えるなあ。
TV放映 91/10/06 04CH 23:00-23:56
第33話 BC4000年の呪い
エジプト政府の高官が次々と殺害される。犯人は古代博物館の館長らしい。
彼は古代エジプトの神を崇拝し、国家の近代化に反発しているのだ。
フェルプスは、古代エジプトの神に関する巻物を発掘したと称して、関心をもたせる。
グラントの分析では、館長は神の言葉に従い、いけにえを捧げているのだ。
マックスはフェルプスを裏切った助手に扮する。
館長はフェルプスらを洞窟に閉じこめ、マックスを入信させようとする。
グラントがフェルプスらを救出。ミイラに扮したりして、腹心を寝返らせる。
腹心は他の信者に殺戮をやめるよう勧めるが、裏切り者として殺される。
ニコラスは館長の殺害リストを発見するが、信者に見つかる。
マックスの入会に際して、マックスにニコラス殺害が命じられる。
フェルプスらは、砂漠の砂の下に宮殿を発見。
グラントの装置で、神がかりの演出。
信者たちは、館長が間違っていると思い、彼を底なしの砂に落とす。
というわけで、得意の宗教の話。
本来の発掘というのもあるはずだから、どれが正しいやら。
勝手に洞窟を破壊してしまうのも考えもの。
グラントの装置を使うと、専門家にわからなかった事までわかってしまうのは変。
最終回だというのに、たいしてコメントはないぞ。
TV放映 91/10/13 04CH 23:00-23:56
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