第1話 ユーゴスラビアに潜航せよ
監督 リチャード・ドナー
秘密情報機関アンクルのナポレオン・ソロ(ロバート・ボーン)と
イリア・クリアキン(デビッド・マッカラム)は、ネイバン博士の狂乱死事件を調査。
一味は全米の軍事基地をマヒさせるガスを開発したが、ソロらが基地を爆破する。
と言うわけで、ナポレオン・ソロの第1作。最初に自己紹介もある。当時は白黒。
学芸会的安易な展開で、ソロらが事件を解決したと言う感はない。
一味の野望もよくわからないし。スラッシュと言う名前は今回は出てこなかった。
ウェバリー課長に、レオ・G・キャロル。博士の娘マリアンに、ジル・アイルランド。
一味のパットナ大佐に、リチャード・アンダーソン。
仲間になる男にSTのハリー・マッド役の人。イリアに見殺しにされる。かわいそう。
TV放映 97/10/28 BS11 23:40-00:30
第2話 アンデスにロケットを撃ち込め
監督 リチャード・ドナー
逃走したジャベル夫人を追跡するため、マリアン(ジル・アイルランド)を囮に。
マリアンは捕らわれるが、発信器で居場所を突き止める。
逃走し、追跡してきたジャベルらを警察が逮捕する。
と言うわけで、前回の話の続き。のんきさは相変わらずで、
2作で1時間にまとめても退屈なくらい。題名にあるロケットは出てこない。
TV放映 97/11/04 BS11 23:05-24:00
第3話 手錠のままのアベック
アンクルは国際陰謀組織スラッシュの幹部ストライカーを捕らえる。
スラッシュは彼の奪還を計画したため、アンクルは囮を利用し敵をおびき出す事に。
本物はソロらが護送。一味のしつこい追跡にあい、ストライカーは捕らわれる。
実は彼の方が囮の捜査官と判明。ソロらが急行し、彼を救出する。
と言うわけで、相変わらずかなりのノンキさ。見せ場の密度は現在の1/3程度。
囮を使ったり、味方をもだましたりの展開がハードだと言わせたげだが、
それほど凝った展開とも思えず。そこまでして敵のフリする必要があるのか?
TV放映 97/11/11 BS11 23:00-24:00
第4話 S−9を奪回せよ
監督 リチャード・ドナー
ソロは工作員フリーランダーを倒し、彼の恋人ジルと共に周囲を調査。
隣人スピナーらは、空軍基地を毒ガスで襲い、新兵器S−9で南米を攻撃。
政権を倒し、乗っ取る計画だ。だがソロは警報を鳴らし、一味は軍により逮捕される。
と言うわけで、4話目だが今回はまだマシな方。相変わらずノンキな調子だ。
今回はイリアは登場せず。話はサスペンスぽいが、緊迫感はまったくない。
TV放映 97/11/18 BS11 00:00-00:55
第5話 海底王国を粉砕せよ
ソ連各地に毒性酵母を積んだミサイルが撃ち込まれ、米国の仕業と疑われる。
ソロは次の目標付近を調査。酵母の開発者セビモア博士の娘フェリシアと協力。
ビンス博士らは、海底に基地を作り、セビモアらを脅して協力させ、ミサイルを発射。
米ソを共倒れにし、世界を改造する計画。だがソロは基地を爆破。
セビモア博士を救出し、間一髪脱出する。
と言うわけで、今回はイリアも出るが最初だけで、後はソロの独り舞台。
物語の展開は007風で、最初の頃よりはマシ。
でもやっぱりノンキ。この調子はシリーズ全作に続くのかも知れない。
TV放映 97/11/25 BS11 23:00-24:00
第6話 僧衣の野望
東西の科学者の失踪事件が続発。どうやらスラッシュがロケットを作る気らしい。
新興宗教の教祖ブラザー・ラブ(エディ・アルバート)を怪しみ、彼を調査。
人類を抹殺し、楽園を作るのが目的だ。
ソロは捕らわれていたラドニー博士らと共に、施設ごと爆殺されそうに。
しかし脱出し、逃走するブラザー・ラブのヘリを爆破する。
と言うわけで、以前の事を思うと、多少マシになった気はするが相変わらず退屈。
今回もイリアはほとんど活躍せず、どうして人気が出たのか不思議だ。
TV放映 97/12/02 BS11 23:00-24:00
第7話 死体を殺せ!
大戦終結時に死んだはずの、ナチのノーブル大佐の死体が見つかる。
彼はボルク博士の監視役で、博士秘蔵の切手も見つかり、彼が生きている可能性も。
博士は何か秘密の研究をしており、スラッシュのアンジェリークも狙っている。
ソロは切手を競売に出した学生チャックに会う。彼は謎の人物に依頼されたと言う。
相手はチャックの学校のアマデアス教授と判明。彼こそボルクだったのだ。
死体蘇生の研究をする彼は、血液を買うために切手を売却。
今こそ研究の成果で、「彼」を復活させようとするが、
ソロが妨害し、博士も「彼」の死体も火にまみれる。
と言うわけで、当初の事を思うと、多少面白みが出てきたが、
どうしても展開の退屈さは変わらない。
「彼」はヒトラーの事だろうが、顔も見せないのでもったいぶっただけで拍子抜け。
TV放映 97/12/09 BS11 23:00-24:00
第8話 拾った危険
監督 ジョセフ・サージェント
アンクル翻訳部のマンディは諜報活動をしたがり、
ソロはタバコ入れを届ける任務に。だがそこにスラッシュの幹部名簿が入っていた。
スラッシュのジャベル一味は、イリアを追跡。
だが、マンディがイリアと接触したため、一味は彼女を捕らえる。
ソロも捕らえ、かけつけたウェイバリーごと爆殺する気だ。
だが、ソロが暴れてジャベルを倒す。
と言うわけで、一般の女性職員が事件に巻き込まれると言う面白そうな展開だが
意外に活躍するとか、皆が振り回されると言う面白みが弱い。
TV放映 97/12/16 BS11 23:10-00:05
第9話 コップの中の嵐
スラッシュはアンクル本部で行われる会議を、会議場ごと爆破する事を計画。
警備担当のライリーが、実はスラッシュの一味だった。
それとは別に、謎の男が本部を攻撃。一般の女性が本部に入ったり不思議な事件が。
実は彼ヘミングウェイは、本部の警備をチェックに来ていたのだ。
会議室に関係者を集めると、ライリーが動揺して犯人と判明。彼を倒す。
と言うわけで、怪しい奴が犯人ではなく……と言う展開だが
真犯人の方が早い段階で正体はばれてるし、ソロとイリヤは相変わらずのんきだし。
シリーズの中では面白い一編だとの話だが、これがそうだとすると……。
TV放映 98/01/06 BS11 23:00-00:00
第10話 老スパイは死なず
監督 ジョゼフ・サージェント
フランス政府転覆を企むレイモンは事故で死亡。
彼が正体不明である事を利用し、過激派の会議に潜入する事に。
失敗で仕事を干されていたウェイバリーの旧友サリー(マーチン・バルサム)は、
現場復帰のため、素顔を知っていると称して、レイモンに扮する事に。
ソロらは真意を知るが、レイモンは尾行を出し抜き勝手に行動。
レイモンと対立するゼットは、爆薬入りのバッチをつけられるが、すり替えに成功。
ゼットの方が爆死。組織は徹底的につぶされる事になる。
と言うわけで、ソロらが脇役になるこの展開は、今までの中では一番面白い。
今回はソロが負傷で降板し、イリアの方がまだ活躍する。
TV放映 98/01/13 BS11 23:00-00:00
第11話 アザラシが死を運ぶ
潮流でアザラシの死体がとある島へ流れ着き、住人が全滅する。
大戦中に開発された、老化を早める病原菌が広まったらしい。
ソロは謎の指輪を持ってノルウェーへ。
乙女の像に指輪をつけると、薬品の隠し場所が判明。だが某国の将軍一味も狙う。
薬品はなくなっており、撃ち合いの末、将軍らを倒す。
と言うわけで、怪しい病気が広まる展開はむしろスタートレック的。
でも病原菌はなくなっていて、拍子抜け。
ソロにつきまとい、意外に活躍する若きカート・ラッセル少年が面白みかも。
TV放映 98/01/20 BS11 23:00-00:00
第12話 ポーロック館の地下牢
かつて帝国建設を阻止されたパートリッジは、イリアを捕らえて監禁。
続いてソロも捕らわれ、パートリッジの妻イーデスが彼らを拷問。
さらにウェイバリーも捕らえようとする。
逃走するソロらをパートリッジは射殺しようとするが、イーデスのおかげで失敗する。
と言うわけで、アンクルが窮地に陥ると言う雰囲気だが、
もちろんそれほど緊迫した展開にはならず。
おっとり型のくせに残忍なイーデスがちょっと面白い。
TV放映 98/01/27 BS11 23:00-00:00
第13話 午前0時03分
ソロらはスラッシュの幹部コーデルに接近し、資金を焼き払う作戦に。
金庫破りのルドルフを無理矢理仲間に。警報装置だらけの金庫を破る計画だ。
ソロは地雷原解除に手間取るが、イリアも侵入に遅れて事なきを得る。
コーデルは侵入に気づき窒息させようとするが、かけつけたイリアが救出。
5500万ドルの資金は灰になり、一味は捕らわれる。
と言うわけで、だんだんマシになってきて、今回は割とそれらしい展開だが
なぜ二手に分かれて金庫に侵入する必要があったのかとか、必然性のなさも感じる。
厳密に時間決めた割に、ちょっと遅れても問題ないし。
TV放映 98/02/03 BS11 23:10-00:05
第14話 猛犬にご注意
ウェイバリーのいとこレスターは、ジプシーに脅され飼い犬に襲われて死ぬ。
同様の事件が多発。アンドレ一味が薬で犬を惑わせ、持ち株を奪っているらしい。
一味はレスターの姪アリスをさらい、株を狙うが、イリアが救出。
薬でアンドレは犬に襲われて死ぬ。
と言うわけで、ウェイバリーのいとこが出てくるがすぐ死ぬ展開。
話の方は意外に簡単。今回はイリアが活躍して、逆にソロはあまり出てこず。
TV放映 98/02/10 BS11 23:00-23:55
第15話 束の間の生涯の物語
ケルビン博士が姿を消し、関係すると思われるスラッシュのナザローネを追跡。
射殺されるのを目撃するが、何と彼女は生き返ってしまった。
ケルビンが開発した血清の効果らしい。一味は処方箋の独占を狙い
ソロたちが処方箋をつかんだのではと聞き出そうとする。
だがナザローネは副作用で体力を使い果たして結局死に、一味は姿を消した。
と言うわけで、死者を甦らせる薬とはまたもスタートレック的。
一味は独占を企むが、薬をほしがるのはわかっても、独占しても意味はないのでは。
TV放映 98/02/17 BS11 23:05-24:00
第16話 全員課長を救助せよ
ウェイバリーが毒を盛られ入院。うわごとで3人の名前を言うが、
3人とも死んだり廃人状態になったりしていた。
スラッシュのエルモン医師らが廃人を作る方法を開発したらしい。
一味はウェイバリーを捕らえてアンクルの秘密を聞き出そうとする。
だがソロらが急行し、エルモンは機械にかかり廃人に。
と言うわけで、精神コントロールを利用した犯罪と言うのはありがちでつまらないが
今までの話の中では、割とまともな方。
TV放映 98/02/24 BS11 23:00-24:00
第17話 没落への脱出
ソロらは元上官モーガン大佐に協力し、某国の独裁政権を打破するため
錫杖を奪う作戦に協力。これに成功するが、大佐は事故で死亡。
ソロは大統領一味に捕らわれ、彼の母親が腐敗を憎み独裁に走らせたと知る。
逃走したソロは、大佐が生きていて実は錫杖に隠された宝石が狙いと気づく。
撃ち合いで大佐を倒す。
と言うわけで、元上官が実は悪事を企むという話だが、
大統領一味は、別に敵ではなくて拍子抜け。(結局みんな倒すけど)
TV放映 98/03/04 BS11 23:00-23:55
第18話 香港の黒い霧
ソロたちは秘密情報を運ぶマックスを監視。だが彼は一味に襲われて死ぬ。
運び屋の彼は値上げを要求して殺されたらしい。ソロは一味アプリコットに接近。
マックスが持っていた銀貨は、特殊合金でできていたのだ。
銀貨の在処を知るソロが競りの対象に。
イリアが競りに参加するが正体がばれ、一味のヘブンリーが実は警官で一味を逮捕。
と言うわけで、香港が舞台になるが、銀貨が特殊合金という設定だけで
あとは水増しのよう。リチャード・キールが後のジョーズのような殺し屋の役。
TV放映 98/03/26 BS11 23:00-24:00
第19話 おんなの喉を裂け
ウラニウムを入手したギャレーが、謎の一味に捕らわれる。
ソロは武器商人に扮して一味に接触。王権を追われたファシックが私設軍隊を作って
奪還を企んでいた。ソロは仲間に選ばれるが、娘を殺せと指示され拒否。
イリアらが乱入し、一味を捕らえる。
と言うわけで、私設軍隊で政権奪還という設定は意外にまともで
ハード路線かと思えたが、何かそれだけと言う感じで尻すぼみ。
TV放映 98/03/28 BS11 00:10-01:05
第20話 鳩は何を告げる
某国サウンズ前総理が死に、ソロは遺体から鳩の勲章を奪う。
そこにはスラッシュの情報が隠されていたのだ。
逃走を手引きするはずのサティン(リカルド・モンタルバン)は
実は抵抗組織の一員で、情報はむしろ危険と奪還を企んでいたのだ。
ソロは列車に乗って国境を通過。
鳩はサティンが奪うが、ソロも情報を写真に撮っていた。
と言うわけで、ソロとモンタルバンの虚々実々の駆け引きと言う感じだが
どうもナポレオン・ソロだと安っぽいドラマと言う印象を否めない。
TV放映 98/03/28 BS11 01:05-02:00
第21話 パリの夜ダイヤを追う
マックスとジョセフは1000万ドルのダイヤを盗み出す。
ダイヤを狙うスラッシュは、2人を仲違いさせ殺そうとする。
ソロらは恋人マックスの恋人マリーを捕まえるが、警察に捕まり足止め。
スラッシュはダイヤを隠した家具を奪うが、ヘリで追跡して捕らえる。
と言うわけで、どんな設定でも結局アンクルとスラッシュが絡んできて
最後には安易な話に落ち着いてしまうのは困りもの。
TV放映 98/03/30 BS11 23:00-24:00
第22話 ユカタンのサメ
アンクル局員ヘンリーが謎の言葉を残して昏睡する。
ソロは言葉をもとにユカタン半島へ。一味のブラックの秘書におさまる。
そこにはなぜか誘拐された主婦クリスも。正体のばれていたソロも捕らわれる。
一味は精神改造の技術で、ソロやクリスの夫のロケット学者を、
スラッシュのために働かせようと言うのだ。
だが、実は精神改造されていなかった部下に寝返られ、ブラックは殺される。
と言うわけで、精神改造で世界支配という設定は、そこそこなのだが
それがかなり未然で防がれたしまっては、絵に描いた餅と言う感じだ。
TV放映 98/03/31 BS11 23:00-24:00
第23話 失われた2時間
新型ウソ発見器を運ぶダンカンの機が墜落。
ソロはインドの強盗団サグの仕業とにらむが、捕らわれてしまう。
政府転覆を企む元国王らは、カリの神に捧げようとする。
荷物の発見器を奪おうとするトムと格闘に。かけつけた警察が一味を捕らえる。
と言うわけで、三つどもえで戦う展開はいいとして、
その奪い合う物がウソ発見器と言うのはどうも。
三つどもえの互いの意図がわかりにくいし。
TV放映 98/04/04 BS11 00:00-01:00
第24話 裏には裏をかけ
監督 リチャード・ドナー
ソロはかつての恋人クララに頼まれ、迫害を受けるジプシーの指導者
エミールの脱出に協力。クララの夫ステファンは、秘密警察に通じていたが
用済みと判断されて処刑されることに。ソロは救出に向かうが捕らわれてしまう。
ステファンと共に処刑されそうになるが、上官に扮したイリアが救出する。
と言うわけで、かつての恋人の手助けをするとか、
その夫が実は敵という展開はいいとして、簡単に夫が味方になるので拍子抜け。
TV放映
第26話 箱船号の反乱
誘拐事件や海賊事件が連発するが、誘拐の人選や強奪した物は謎だ。
ソロらは遭難したフリで海賊船に捕らわれる。
船長シャーク(ロバート・カルプ)の目的は、世界を破滅させる戦争を起こし
生き残るべく選ばれた者が船に乗り、必要な物資をかき集めたのだ。
だが爆弾をセットし、一同は退散。シャークのみが船と運命を共にする。
と言うわけで、ナポレオン・ソロだが物語は007的。
だがスケールが小さいので、世界を破滅させると言われても。
TV放映
第27話 計算機に身体を張れ
南アメリカ某国では、刑務所でひそかに博士が計算機を開発。
それをスラッシュに引き渡す予定で、動き出せば世界はスラッシュの手の内だ。
刑務所長サバンティは、ソロの正体に気づくが、破壊に協力すると言う。
一度は捕らわれたイリアも脱出し、共に計算機を破壊。
だが、実は博士とサバンティは、わざとニセの計算機を爆破させ
任務完了と報告させようとしていたのだ。
ソロは捕らわれるが、イリアがソロを救出。
博士とサバンティは、爆弾に巻き込まれる。
と言うわけで、万能コンピュータという発想あたりが時代を感じさせるが、
ソロたちが潜入したのに正体がばれていたと言うのは、まあ工夫した感じ。
その割に最後の逆転にはひねりがない。
刑務所長サバンティは、STのハリー・マッドの人。
TV放送
第28話 スラッシュはゴーゴーがお好き
アンクルへの反撃を企むスラッシュは、本部の見取り図入手を計画。
本部向かいのビルに住む女優サンディの部屋に盗聴器を仕掛ける。
盗聴に気づいたソロは、ニセの情報を流す。
一味はゴーゴークラブを隠れ蓑にし、経営者はスラッシュの幹部カーバーだ。
組織に始末されそうなパリーナがソロに協力。
裏口を案内するが、寝返られて捕らわれてしまうソロら。
自爆装置を作動させられるが、危機一髪阻止。
カーバーは逃げるが、かけつけたウェイバリーに捕らわれる。
と言うわけで、ゴーゴークラブを隠れ蓑と言うあたりでもうふざけた感じ。
後は語るまでもなし。
TV放送
第32話 殺虫剤でトラ狩り
某国の刑務所に送られた補給物資が、盗賊に盗まれる。
革命の動きがあり、パナット殿下を監視するため調査員を送るが、溺死してしまう。
ソロらは記者に扮して取材。殿下は虎狩りをしており、盗賊には手を焼くと言う。
イリアは、スザンヌ(ジル・アイルランド)の協力で一味の狙いを知る。
彼らは補給物資の殺虫剤を村に捨て、村人が多数死亡。
殿下は盗賊とアンクルの仕業にしようとするが、抜け出したソロらが一味を捕らえる。
と言うわけで、何だかよくわからない陰謀で、
首謀者の殿下もさしたるおとがめなしだし。
当時デビッド・マッカラムと夫婦だったはずの、ジル・アイルランドがゲスト。
TV放送
第65話 同志コズロフ書記長
東西の平和共存に重要な人物であるコズロフ書記長が来訪し、
ソロらが護衛する事に。度重なる暗殺を阻止。
実は公安部長ラディッシュは、西側との融和を快く思っておらず、妨害していたのだ。
書記長はサンタの学校を訪問するが、またも襲撃を受けた事でアメリカに腹を立て、
国連総会で訴える事に。ラディッシュはそこで書記長を爆殺しようとするが、
知り合ったプリシラに頼まれ病気の少年を見舞に。
爆殺は失敗し、ラディッシュは送還される。
と言うわけで、東西の融和を妨害しようとする陰謀を防ぐ話と言っても
ナポレオン・ソロなので、展開は至ってのんき。
TV放映
第67話 アンクルは燃えているか
スラッシュは、ニールセン博士が偶然発見した生体静止装置を狙う。
ソロの活躍で、装置を奪われるのは阻止するが、博士が誘拐される。
スラッシュの一味であるベックマンは、協力を求めるが、博士は拒否。
一味はソロと博士の娘を捕らえ、装置を奪う。
ソロらは静止させられ、運河に捨てられるが、静止状態のため、溺死を逃れる。
一味は装置を利用し、アンクルのオスロ支部を襲撃。だが、ソロが反撃。
追いつめられたベックマンは、自爆しようとするが、
博士の助手に扮していた一味のインガは、ベックマンを射殺して降伏する。
と言うわけで、また何ともふざけた発明の話で
世界情勢を左右するというのも空々しく、
ソロが静止させられたフリをして敵をだます作戦も見え見え。
TV放映 2005/07/19 BS8 1000-1055
第68話 ナポレオンの棺
某国のチューニック大統領がパリを訪問。
ソロらが護衛するが、副官マナレスは騒ぎを起こしてた大統領を失脚させようとする。
大統領の死んだ妻にうり二つの洗濯係マナレスを誘拐し、
大統領は野蛮人だと侮辱する手紙を送らせ激怒させる。
フランス外務省の参事官に扮した男にも侮辱され怒りが頂点に。
マナレスにそそのかされ、ナポレオンの棺を盗もうとする。
一味に捕らわれていたソロが抜け出し、間一髪大統領を止め、
記者会見で大統領になりかわろうとしたマナレスを倒す。
と言うわけで、これも安易なエピソード。
基本的には陰謀ってこんな感じなので、もう少し肉付けすれば良かったのだろうが。
TV放映 2005/07/26 BS8 1000-1055
第69話 オーシャンウェーブ号の反乱
スラッシュはパワーズ教授が開発した津波発生装置を船で運ぼうとする。
イリアが船に潜入するが、密航者として捕らわれてしまう。
エンジンを修理して船長に気にいられたイリアだが、
スラッシュの命令を仲間に連絡しようとして、再び捕らわれる。
イリアは、普段から不満を持っていた船員を率いて反乱を起こし、一味を倒す。
と言うわけで、何と言う事のないドタバタ。
TV放映 2005/08/02 BS8 1000-1055
第73話 1/2
超小型原子炉の設計図を売ろうとしたスコーが、スラッシュ一味に始末される。
だが、その設計図は半分だけで、残り半分はマービンが持っていると言う。
そこでバックストリート一味はマービンを捕らえ監禁されるが、彼は知らないと言う。
ソロらはマービンの姉は一味を追うが捕らわれる。
設計図はマッターホルンにあるとわかり、一味は現地へ。
だが、実はマッターホルンと言う愛称の、サムの墓石の下にあったと判明。
墓石に隠されたフィルムを発見。
マービンの姉が人質に取られるが、格闘の末一味を倒す。
と言うわけで、設計図の半分を狙って。。。とか言う展開は
一昔前のスパイ映画にありがち。
いろいろ振り回されて、マッターホルンに行ったりするが、必然性はあまりない。
TV放映 2005/08/30 BS8 1000-1055
第75話 リンゴを一口
スラッシュはリンゴを爆薬に変えるサイクロトロンと言う物質を発見。
核爆弾の起爆用に使うとわかり、一味を追って田舎町へ。
イリアが潜入するが、捕らわれて炭坑に閉じこめられる。
そこで地下の工場を発見。再び一味に追われる。
ソロはニーナと言う女性に気に入られ、その祖父に無理矢理結婚されそうに。
逃げ出すがイリアと共に再び捕らわれる。
一味は、鉱山のサイクロトロンを利用し、各地で爆発を起こす事を計画。
見張りを倒し、一味を撃ち合いの末倒す。
と言うわけで、もう説明不要というくらいナポレオン・ソロな話。
バカバカしさも極まれり。
TV放映
第76話 ローマの出来事
一味に追われるソロは、香水に似せた設計図をローマ旅行中の娘シムズのカバンに隠す。
ソロを尾行する一味はそれを知り、
弱みを握るプレイボーイのグアルディア伯爵に、シムズに接近させる。
シムズはその気になるが、香水はおばさんに渡していて失敗。
ソロもまた彼女に接近。香水はすでに廃棄されたとわかり、回収は断念。
シムズも伯爵の正体を知り、ショックを受ける。
一味はソロらを捕らえ、シムズを追求。
改心した伯爵がソロらを助け、娘も救出するが、自身は撃たれてしまう。
最後が録画切れ。
と言うわけで、まあ設定だけはスパイ映画風だが、
基本的にはナポレオン・ソロなのでそんな深刻ではなくあくまで軽いノリ。
TV放映
第77話 ウェイバリーを葬れ
ウェイバリーが母校で演説する事に。
暗殺をたくらむスラッシュは、学生デモを演出するが、
潜入した生徒エーミッシュが逮捕される。
そこで一味は、学部長ドワイトにうり二つの人物を送り込む。
だが、娘ミネルバがニセ者と見抜き、ソロらと共に捕らわれる。
ソロらは問題を不正解すると毒ガスが出る装置に縛られ、300問以上正解を続ける。
マイクのスイッチを入れ、学生に助けを求める。
ついに不正解を出してしまうが、気づいた学生が間一髪救出。
演説をするウェイバリーが狙われるが、ソロらが駆けつけ阻止。
ニセドワイトは娘が見抜いて撃たれ、一味も逮捕される。
というわけで、ウェイバリー暗殺計画のエピソードだが
ナポレオンソロなのでお手軽な感じ。
うり二つの学部長が出てくるのもお約束。
TV放映
第81話 マシンガン・ソロ
ベルリン支部長のニューマンが暴れ出し急死。
支部内にスラッシュの二重スパイがいるらしく、頂上会談が襲撃される危機に。
ソロは秘書ヘルガを怪しむが、彼女は襲撃を受け、
彼女のロッカーにはソロのファイルが。
支部長ストロンザスはソロを怪しみ、尋問を受けるハメに。
実は死んだのはヘルガの身代わりとわかり、今度はストロンザスが疑われるように。
だが、実は最高責任者ベルトンこそスラッシュで、
頂上会談で幹部の一網打尽を計画していると判明。
ベルトンは幹部を捕らえるが、ソロらが急行。撃ち合いでベルトンを倒す。
と言うわけで、シリーズ終盤に来て、シリアス路線を復活させようとしたあまり
何だか半端な出来になってしまったエピソード。
出来不出来はともかく、やはりナポレオン・ソロはああいうノリが必要だったのでは。
妙にシリアスぶっているのが、かえって白々しい感じ。
TV放送
第82話 カリブのクリヤキン
ウェイバリーが会見したアスベート大佐が転落死する。
重要人物が次々スラッシュに流れており、彼らが裏カジノへ行っていたと判明。
イリアがカジノを調査するが、見つかってしまい捕らわれる。
ソロは一味モニカの、元恋人である実業家コールマンに協力を求める。
モニカはコールマンを巻き込む事をためらうが、黒幕カートリッジの指示を受ける。
洗脳されたイリアは、ソロと撃ち合いになるが、格闘で意識が戻る。
改心したモニカの協力で一味を捕らえ、自ら洗脳を受けたカートリッジは転落死する。
と言うわけで、カジノがスラッシュのアジトで、
そこへ来た要人から機密を聞き出すと言うのはいいとしても
別に「裏カジノで負けさせて」から聞き出す必要はなかったのでは。
TV放送
第83話 12時の殺人鬼
イリアは脳しんとうで入院するが、侵入した一味に捕らわれてしまう。
黒幕は死んだはずのカーマックだと言う。
カーマックはソロをハントするため、冷凍工場へ呼び出す。
度重なる襲撃を切り抜け、青酸ガスが吹き出す部屋に閉じこめられたイリアを救出。
現れたカーマックと対決。カーマックが部屋に入ってしまい死ぬ。
と言うわけで、旧敵がソロとイリアを標的に復讐すると言う話で
設定は面白そうなんだけど、敵が何だかもったいぶって、なかなか手を下さず
結局やられてしまうので苦笑させられる。
TV放送
第85話 アメリカ大陸征服作戦
ナチの戦犯フォン・エトケが脱走。相手を洗脳する装置を利用したのだ。
ヒトラーの側近だったガーニアス元帥と、部下のフォン・エトケ、
そして正体不明で死んだとされていたネクサー大佐が集結。何かを計画する。
イリアは移動中のネクサーを倒すが、自分とうり二つだと気づき、
ネクサーに扮して一味に潜入する事に。
一味はスラッシュのブラウン氏の監視下で作戦を実行していたが、
スラッシュは不要として始末。
人間の思考を制御する電波で、全米を征服しようと計画。
だが、ソロらが装置を破壊。陰謀は阻止される。
と言うわけで、ナチの復興を企む一味なんて、ナポレオンソロにしては面白そうだが
それがスラッシュと手を組んでたり、イリアとうり二つだったりで結局ご都合主義的。
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第86話 アンクル進学教室
アンクルの訓練所の島に、スラッシュの二重スパイがいると判明。
イリアはカッター所長と協力して裏切り者を突き止める事に。
怪しいのは卒業が近いメリッサ、ヘイグ、セイムズだ。
監視を開始するとセイムズが何者かに襲われ、犯人はハリーが捕らわれる。
実はハリーはカッターの部下だったが、囮としてそのままスパイだと思わせる事に。
イリアも囮としてわざとハリーを逃がすが、
得点稼ぎをしようとするメリッサに捕らわれる。
実はメリッサと恋仲のセイムズこそスラッシュで、
ハリーに見つかりそうになり襲撃したと判明。
追いつめられたセイムズは、訓練所の機関銃に撃たれて死ぬ。
と言うわけで、アンクル内部に敵が潜んでいると言う展開で
ハードなムードを出そうとしている感じだが、
まあ、発想も安易でさしたるサスペンスもない。
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