第1話 

 1750年西アフリカ。オモロの息子クンタ(レバー・バートン)が生まれる。
マンディンカの戦士として成人の儀式を終えたクンタは、奴隷狩りに捕らわれる。
同じく捕らわれたオキユ先生と暴動を起こすが、鎮圧されオキユは死ぬ。
レイノルズ(ローン・グリーン)に買われたクンタは、トビーと名付けられ
召使いフィドラー(ルイス・ゴセットJr)が教育する事となる。
だが抵抗心を捨てないクンタに、エイムズ(ビック・モロー)は厳しく当たる。

 同郷で捕らわれた娘ファンタの父にO・J・シンプソン。
原作はアレックス・ヘイリー。音楽はクインシー・ジョーンズ。

TV放映 96/12/24 10CH  01:30-04:30
 

第2話 

 フィドラーはクンタを教育するが、彼の脱走への意欲はなくならなかった。
9年後。クンタ(ジョン・エイモス)はまたも脱走し、同郷のファンタのいる農場へ。
アフリカへ戻ろうと誘うが、ファンタはとどまる事を選ぶ。
捕らわれたクンタは足の先を切られ、レイノルズの借金のため、
フィドラーと共に弟の医師ウイリアムの所へ売られる。
4年後。御者ルーサーが脱走し、クンタは代役になる。彼はコックのベルと結婚。
娘キジーを出産。やがてフィドラーが死ぬ。同郷の男に脱走を持ちかけられるが、
クンタは家族のためにとどまる事を決意する。

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第3話

 16年後。キジーはウイリアムの娘アンにかわいがられ、白人への抵抗心がない。
恋人ノアの脱走に手を貸すが、ノアは捕らわれ、見せしめとして
キジーはモーア(チャック・コナーズ)の所へ売られる事となる。
18年後。キジーには闘鶏士の息子チキン・ジョージ(ベン・ベリーン)がいた。
御者サム(リチャード・ラウンドトリー)と親しくなったキジーは、結婚を考えるが
父クンタの死を知り、白人への抵抗心がないサムへの結婚を断念する。
17年後。マチルダと結婚したジョージは、モーアに彼を自由にする意志がないと知り
怒りを覚えるが、母キジーにモーアが父親だと聞かされ愕然とする。
闘鶏で敗れたモーアは、借金のためジョージをイギリスへやる事になる。
戻れば自由にすると言う約束だ。だがモーアは借金のため家族を売ってしまった。

 サムの主人ベネット役にジョージ・ハミルトン。

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第4話

 14年後。チキン・ジョージが帰国。ハーベイ農場で働く家族と再会する。
自由になったジョージだが、この州には滞在できず、再び旅に出る。
息子トムは貧しい白人ジョージ(ブラッド・デイビス)を助け、
監視をゆるくするため、ジョージに監督をさせる。
1865年南北戦争で南軍は敗戦。トムらは自由になるが、農場にとどまる事に。
だが黒人の自由に反発するブレント(ロイド・ブリッジス)らは、覆面で農場を襲撃。
トムは正体をつかむが、保安官も尻込み。再び襲撃を受ける。
チキン・ジョージが戻り、一家は彼の購入したテネシーへ移動。ついに自由を得る。
トムの娘シンシアは、パーマーと結婚。その娘バーサはヘイリーと結婚。
その息子アレックスは、12年間祖先の歴史を調べ、小説にまとめた。

 と言うわけで、黒人の歴史を描いて大評判になったTVシリーズ。
クンタ・キンテが抵抗心を捨てない姿勢は熱いものがあるが、
後半は彼も死んでしまい、また時間の流れもぴょんぴょん飛ぶので面食らう事も。
一番驚かされたのは、ブラッド・デイビスが出ていた事だ。

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