第1話 遙かなる地球へ 前編
カーデシアとの和平に反対する戦闘集団マキの宇宙船が、
バッドランド付近で消息を絶つ。
ジェーンウェイ(ケート・マクグルー)は宇宙船ボイジャーで捜索に出る事に。
元マキのパリスもオブザーバーとして参加。だが謎のビームに接触。
船体は7万光年も移動し、乗員の多数が死亡する。
気がつくとホログラムらしき惑星へ。歓迎されるが納屋の捜索だけは拒否される。
マキの船も発見され、仕方なくチャコティ司令官らと手を組む事に。
ボイジャーのキム、マキのクリンゴン人ベラナが姿を消していた。
彼らは何者かに捕らわれ、いつの間にか治療法がないと言う病気にかかっていた。
TV放送 98/04/09 35CH 01:55-02:55
第2話 遙かなる地球へ 後編
艦はこの星系に詳しいニーリックスを仲間に加え、オカンパ人の案内をさせる。
惑星ケイゾンのジャビンと交渉するが決裂し、オカンパ人の娘ケスを奪い取る。
実はニーリックスの恋人だったケスによれば、
オカンパ人内部にも、管理者に依存する生活に疑問を感じる者が出ていた。
ケスの案内で惑星地下へ戻り、捕らわれたキムらを救出。
ケイゾンはステーションに攻撃をしかけたため、艦長はステーションへ。
そこで出会った管理者とは、かつて惑星を誤って砂漠にしてしまった科学者で
以来オカンパ人を保護してきたのだ。後継者を求め銀河系の隅々から人々を呼び寄せ
分身を作ろうとしたが、失敗が続いてきたのだ。
今やケイゾンに支配されないためには、ステーションを破壊するしかない。
チャコティらはマキの艦を体当たりさせ、マキの乗員はクルーとして迎え入れられる。
ジェーンウェイは管理者に代わり、ステーションを爆破。
だがそれにより地球へ変えるすべを失う。帰還には75年かかるのだ。
と言うわけで、まさに宇宙を漂流するハメになる物語で
その意味では、「宇宙家族ロビンソン」より漂流っぽい。
だが、まだ登場人物の紹介が中心と言った感じで、物語としてはこなれていない。
TV放送 98/04/16 35CH 01:25-02:20
第3話 ブラックホールからの脱出
マキのベラナと連邦のケアリーの間で、船の修理をめぐり対立が生じる。
ブラックホールへ吸い込まれる船を発見し、牽引しようとするが失敗。
付近の星系へ助けを求めようとするが、なぜかブラックホールから離れられない。
空間のゆがみで各装置に異常が生じ、通信も妨害されていたのだ。
異常を修整し、船と通信するが、その結果それは9時間前のボイジャー自体とわかる。
ブラックホールに捕らわれ、自身の影を見ていたのだ。
亜空間から脱出するための穴を広げるため、ベラナとシャトルで急行。
穴をギリギリまで広げ、パリスが何とか通過。ベラナは主任機関士になる。
と言うわけで、いかにもシリーズが始まったばかりと言う感じの
メンバー同士の確執はどうも感心できず。
どんな現場にも行ってしまう艦長や、意外に素直な元マキの副長も違和感がある。
TV放送 98/04/23 35CH 01:25-02:20
第4話 24時間の過去
艦は惑星の衝撃波に接触。惑星では極性イオンをエネルギー源にしていたため
爆発が起きたらしい。だが調査する艦長とパリスは亜空間のゆがみに巻き込まれる。
彼らは爆発の1日前に到着。極性イオンを追って発電所を発見。
極性イオン発電に反対するデモ隊と知り合うが、彼らは艦長らがスパイだと疑う。
テロ活動を早める事を決定。どうやら彼らが現れた事が爆発を招いたらしい。
艦長は発電所に侵入し、破壊活動をしようとする一団とにらみ合いに。
チャコティらが亜空間ビームに穴を開けようとするのに気付き、これを阻止する。
爆発は回避され、時間の流れは元に戻る。
ケスだけが惑星の異変を感じるが、実際には無事だと知り安心して立ち去るのだった。
と言うわけで、前回に続いてタイムスリップを扱った話で
似たような展開で困りもの。今回も艦長がノコノコ出向くのでトラブるし。
最後には万事OKとなる訳。
TV放送 1998/04/30 35CH 01:25-02:20
TV放送 2007/10/03 スーパードラマ 0200-0244
第5話 盗まれた臓器
ダイリチウムが豊富な小惑星を調査するが、ニーリックスが何者かに襲われる。
彼は肺を一瞬にして取り除かれ、危険な状態だ。人工臓器も移植も適さず、
ドクターはホログラムの肺で急場をしのぐ。だがこのままでは彼は身動きできない。
艦は逃走するエイリアンの宇宙船を追跡。
捕らえたダレス人は、フェイジと言う病気で苦しみ、種族は壊滅状態。
生き残るために他の宇宙人の臓器を奪っていたのだ。艦長はやむなく彼らを釈放。
ダレス人はその医療技術で、ケスの臓器移植を成功させる。
と言うわけで、新たな手段で乗員を危機に陥れる敵が登場と言う感じだが
どうもあまり目新しく感じられず、意外に簡単に助かるのも困りものだ。
TV放送 98/05/07 35CH 01:25-02:20
第6話 星雲生命体を救え
エネルギー不足を解消するため、オミクロン粒子が豊富な星雲に突入。
だが、未知のバリアに妨げられ、謎の物質が船体に付着。
魚雷で星雲に穴を開け脱出するが、物質を調査した所、巨大な生物だったと判明。
魚雷によってできた穴から粒子が漏れ、生命体を傷つけたと知る。
艦は生物を救うため再度突入するが、制御不能に。ビームによる治癒は効果が少ない。
エネルギーに反応する生物をおびき寄せ、縫合するように傷口を閉じさせる事に成功。
と言うわけで、巨大な生物の傷口を縫って助ける話で
そのアイデアはともかく、話としては散漫な感じだ。
TV放送 98/05/14 35CH 01:25-02:20
第7話 ワームホールの崩壊
ロミュラン船長 科学士官
艦の付近にワームホールが見つかる。
大きさは30センチ程度で、消滅まで48時間の為、
探査装置を送り込んで通信を試みる事に。
向こう側は故郷アルファ宇宙域とわかり、ロミュラン科学船と連絡が取れる。
デルタ宇宙域にいると言う話に、ロミュラン船長は半信半疑だが、
自らを転送して乗り込むと言う。
転送は成功するが、トゥボックは彼が20年前の過去から来たと気付く。
時間の流れは変えられない事から、
船長にメッセージを託し、20年後に宇宙艦隊に届ける様に求める。
トゥボックの調査によると、ロミュラン船長は4年前に死んでおり、
メッセージがどうなったかは不明だ。
と言う訳で、見逃していた1話。
まだ漂流直後で、アルファ宇宙域に通じる小さなワームホールを発見。
何とか向こう側と交信ができるが、出た相手はロミュラン人だったと言う訳。
ちょっと面白い小ネタと言う感じだが、
この時の話が後の運命を左右する事はなかったみたい。
TV放送 2007/10/06 スーパードラマ 0200-0244
第8話 殺された者の記憶
レン博士 科学者
リデル 博士の妻
クレイ長官
医師
ベニーン星から帰還したキムは、パリスが逮捕されたと報告。
艦の改造を求め、キムらはレン博士を訪問。
パリスは待機していたが、博士の妻リデルと密会している所をとがめられ、
博士を殺害したと言うのだ。
この惑星では、殺人を犯した者は、犠牲者の死の寸前の記憶を移植され、
繰り返し体験させられると言う。パリスは、殺人もリデルとの関係も否定。
神経系統に異常が生じ、艦で治療を受ける事が許可される。
トゥボクは精神融合で真相を探る事に。
その結果、博士の記憶が改ざんされていると指摘。
記憶ではパリスとリデルの背は同じくらいだが、実際にはパリスの方が高いのだ。
さらに記憶には記号が埋め込まれており、パリスの脳を利用して、
ベニーンの技術を敵対するニューミリ星へ持ち出そうとしたとわかる。
ドクターこそ真犯人で、リデルも共犯と判明。
無実が証明されたパリスは、トゥボクに感謝するのだった。
と言う訳で、見逃していた1話。
とある惑星で、パリスが殺人容疑で逮捕される。
そこでは、犠牲者が殺される寸前の記憶を抽出し、
数時間おきに犯人に体験させる刑が行われていた。
その記憶こそが、犯行の動かぬ証拠と言う訳だが、もちろん真犯人は別に。
旧シリーズにも似たような話があったが、
簡単に改竄できるようでは、意外にたいした技術ではないのかも。
TV放送 2007/10/10 スーパードラマ 0200-0244
第9話 未来への旅
惑星でエネルギーに利用できそうな未知の元素を発見。
調査に向かうが、そこには無数の死体があり、元素は死体から発生していた。
亜空間の穴が発生し、キムが姿を消す。
キムがたどり着いたのはパノリ星で、そこでは来世へ導く儀式が行われていた。
自然現象で亜空間の扉が開かれ、そこへ遺体を流すのだ。
儀式に抵抗を示すガランに代わり、キムは棺に。
ボイジャーは棺を収容。キムを蘇生する。
と言うわけで、亜空間を結ぶ穴に巻き込まれた話。
来世を信じる住人に、そんな事は現実にはないとさとすような感じだが
こんな遠い場所で、彼らの価値観が通るかも疑わしい。
TV放送 98/06/04 35CH 01:35-02:30
第10話 転送4万年
ボイジャーはシカリス星で休暇をする事に。
歓待されるが、彼らには4万光年もの転送技術があると知る。
艦長は技術協力を依頼するが拒否され、彼らが関心を示す物語との交換を検討する。
シカリス人のジャレットはこれに関心を示し、行政官にその気がないとわかると
セスカらは独断で交渉する事に。結局、トゥボックが交換する事に。
装置はシカリス星周囲でしか効果ないとわかるが作動。
だが、連邦の技術には適合せず艦を危機に。
何とか回避し、隠そうとするセスカに対し、トレスらは事実を報告する。
と言うわけで、いろんな星に行ってれば、こんな技術もありそうだが
いつも内政干渉を避けてきた彼らが、逆に技術を提供されない目に。
そんな技術がうまく行けば、すぐシリーズが終わってしまい、失敗は当然だが
型どおりに行こうとする艦長と、元マキの連中の確執もそこそこ面白い。
TV放送 98/06/11 35CH 01:20-02:20
第11話 裏切り者
ケイゾン船の救難信号を受け乗船。連邦の技術のインストールに失敗し、
コンソールの爆発で全滅したらしい。問題は乗員の誰が連絡したかと言う点だ。
惑星の捜索中に、単独行動を取ったセスカに疑いが。
ドクターは唯一の生存者を治療するが、ケイゾンは口封じに彼を殺す。
機関部長の座を奪われたケアリーにも疑いがかかるが、
血液検査で、実はカーデシア人と判明したセスカは、スパイではと疑いが強まる。
カーデシアの骨髄移植が原因と否定。
何者かがセスカのコードで部品のデータベースにアクセス。
ケアリーが彼女に罪を押しつけようとしたかに思えたが、
骨髄移植で遺伝子は変わらない事から、セスカ自身の隠蔽工作と判明。
セスカは艦長に振り回されているクルーのためにやったと主張。
ケイゾン艦へ転送で逃げて去る。
と言うわけで、これまでも何回か登場していたセスカが、
実はカーデシアのスパイだったと、急に思いついたような展開に。
元がスパイだったとしても、こちらでの敵ケイゾンと簡単に手を組むあたりも不思議。
今後も再登場するようで、その展開はちょっと気になる。
TV放送 98/06/18 35CH 01:20-02:20
第12話 英雄伝説
キムがホロデッキで行方不明に。チャコティらが捜索に。
舞台は地球で、怪獣グレンデルと戦う英雄の話で消去ができない。
転送装置のテストの影響らしく、チャコティらも非物質化されてしまう。
再度物質化の可能性を調べるため、唯一非物質化されないドクターが調査に。
不死身さから救世主とされたドクターは、国王にも気に入られる。
強力な光子エネルギーが観測され、それが生命体と判明する。
惑星でサンプルを転送した際、捕獲してしまい、仲間が報復してきたのだ。
誤解を解くため、グレンテルに仲間を返す必要がある。
ドクターが館へ向かうが、不審に思う家臣が国王の娘フレアを誤って刺殺。
だが生命体を返すと、3人の不明者は帰還し、生命体は姿を消す。
と言うわけで、人間が非物質化して云々と言う設定はいまいちよくわからないが
緊急事態に頼りになるのはドクターのみと言う展開はなかなか面白い。
物語の方は、もう少し奇想天外な展開がほしかったが。
TV放送 98/06/25 35CH 01:20-02:20
第13話 幽体離脱
チャコティはシャトルでエネルギー放電を受け、脳死状態になって帰還。
艦の操縦は何者かに奪われ、ケスは何者かの存在を感じる。
何者かがシステムをロックしており、DNAからパリスと断定。だが彼は否定。
さらにワープエンジンの停止でベラナにも疑惑が。彼らの脳を何者かが支配したのだ。
唯一支配されないドクターのプログラムが制御され、起動する事もできない。
エイリアンコーマー星人はトゥボックに乗り移り、艦を掌握。星雲に向かわせる。
だがベラナは何者かの許可でワープコアを放出。
どうやらチャコティもエイリアンと同様に、人間に乗り移れるようになったらしい。
エイリアンは乗員の生命エネルギーを奪おうとするが放電で倒す。
チャコティは星雲の出口を知らせ、脱出に成功。チャコティも回復する。
と言うわけで、毎度よくわからない理屈で危機に陥り
よくわからない理屈で脱出する事が多いが、まあ何だか大変そうで面白い事は面白い。
TV放送 99/07/02 35CH 01:25-02:20
第14話 二人のトレス
第3惑星を調査したトレスらは、ビリア共同体に捕らわれる。
不治の病フェイジの免疫開発のため、クリンゴンと地球人に分離されてしまう。
クリンゴンのトレスは乱暴で、力尽くで脱出しようとするが、
地球人のトレスは臆病で、2人で協力し、フィールドの解除を試みる。
やがてフィールドは解除され転送収容されるが、クリンゴンのトレスは撃たれて死ぬ。
再生能力の衰えからこのままでは生きられず、
トレスはDNAの複製で再び混血に戻る。
と言うわけで、「2人のカーク」のバリエーションで
トレス役の女優が意外に美人だとわかった。
ただ、話としてはいまいちひねりがなく、2人が合体するわけではない結末も難。
TV放送 99/07/09 35CH 01:25-02:20
第15話 殺人兵器メトリオン
カーコニアのジェトレル博士が乗船。
彼はメトリオン爆弾でタラクシア星を壊滅状態にした人物で、30万人が死に
ニーリックスは彼を人殺しと拒絶していた。
だが博士は、ニーリックスが放射能で発病しているはずと調査を行う。
実は博士自身も発病しており、
博士は転送装置を利用し、分解された犠牲者の分子を再構築しようとする。
だが多数の復元は不可能だが、怪物でないと証明したい。政府は協力を拒否。
そのため、ニーリックスの事を口実に乗船し、可能性に賭けたのだ。
だが復元は失敗し、博士は病に倒れる。ニーリックスは彼を許す事にする。
と言うわけで、ニーリックスの過去の話がメインに。
大量殺人兵器を作った科学者が悩む展開は陳腐な感じ。
それにしても、この宇宙でボイジャーが有名なのは不思議な感じだ。
TV放送 99/07/16 35CH 01:25-02:20
第16話 バイオ神経回路
トゥボックは元マキ乗員の規律の乱れを問題視し、彼らを再訓練する事に。
だが、彼らは不満な様子だ。バイオ神経回路ジェルパックに故障が発生。
伝染性の菌に侵されているらしく、全システムに影響を及ぼす。
訓練中のトゥボックらは、故障で貨物室から出られなくなる。
船全体を熱消毒するため、ワープのプラズマ照射を行うが、貨物室に有毒ガスが発生。
トゥボックは危険を冒して、乗員を救出し、元マキガルビーらの信頼を得る。
と言うわけで、バイオ神経回路なんてものが使われていて
それが病気になると艦が危険になるとは、今まで聞いた事もない話でビックリ。
トゥボックとマキの確執は、根性マンガ風で時代遅れの感あり。
TV放送 99/07/23 35CH 01:25-02:20
第17話 ミッシング1937
宇宙空間で20世紀のトラックを発見。SOSを受信し惑星へ上陸すると
その洞窟には、8体の地球人が冷凍保存されていた。
内1人は、30年代に消息を絶った女性パイロット、アメリア・エアハートだった。
どうやらエイリアンに連れ去られたらしく、帰還に役立つかもと彼らを蘇生。
彼らは信用しなかったが、ボイジャーを見せてようやく納得。
謎の連中と撃ち合いになるが、彼らも地球人とわかる。
1937年に300名がブリオリ人に連れ去られ奴隷にされるが、
反乱を起こして10万人が生き残り、その子孫だと言う。
アメリアらは蘇生できないものと思われ、神格化されていたのだ。
彼らの都市は地球に告示しており、艦長は乗員が留まるのではと危惧する。
そんな中、アメリアら37年組はすべて留まり、乗員は艦に留まる事を決意する。
と言うわけで、歴史上の人物を登場させるSF的発想の1作。
物語としては、特に乗員を危機に陥れるものではなく、新しい事実の連発。
最後に惑星に留まるかどうか悩むあたりが物語の主題か。
アメリアの仲間フレッドは、ポリアカの拳銃魔だと思う。
TV放送 99/07/30 35CH 01:25-02:20
第18話 ケイゾン戦士誕生
シャトルに乗ったチャコティは、ケイゾン船の攻撃を受ける。
チャコティの反撃で船は損傷し、危機一髪乗員を転送収容する。
勇気を見せようとした少年カーにすれば、生きて捕らわれるのは屈辱だった。
ケイゾン艦に捕らわれるが、カーと共に惑星へ脱出。
カーには、チャコティを殺さない限り戻る場所がない。
だがカーは二人を追ってきたリーダーのラジークを倒し、
新リーダーに戦士として認められる。
と言うわけで、旧シリーズならクリンゴンに当たる役柄をケイゾンに割り当て
意外に簡単に相互に理解し合える事がわかるあたりは、
これまた将来的に仲間になりそうで、そろそろ安易な展開をやめたいものだ。
TV放送 99/08/06 35CH 01:25-02:20
第19話 ホログラム
ドクターは気がつくと、ケイゾンの攻撃で損傷した艦にいた。
だが艦長らに生命反応はなく、むしろドクター自身に生命反応が。
彼の前にドクターを作ったバークレーが現れ、
ドクターは、生みの親ジマーマン博士自身で、博士が現実を混同していると指摘。
架空の宇宙船ボイジャーを舞台にしたホログラムを作成したが、
コンピュータの異常が発生し、ホロデッキから出なければ放射能で危険だと言う。
そして、脱出するには、ドクター自身がワープコアを破壊するしかない。
トリコーダーの情報はバークレーの話を裏付けるが、罠だと言う考えも捨てられない。
やがて現れたチャコティは、ホロデッキとドクターが事故で混在したのだと言う。
そして、ワープコアを破壊すれば、ドクターのプログラムが破壊されると言う。
妻だと言うケスの説得にも耐え、修理が完了。ドクターは元の世界に戻る。
コンピュータの異常で、ホロデッキにいたドクターに影響が出たのだ。
だが、ケスはやはり妻だと言い出し、気がつくと元の世界へ。
今までの話すべてがホロデッキでの体験だった。
と言うわけで、ホログラムの存在であるドクターが、
実は実際の人間ではと悩む話だが、思いつきとしてはいいとしても
ホロデッキなんだから悩む事はないはず。
TV放送 99/08/13 35CH 01:25-02:20
第20話 繁殖期エロジウム
艦は未知の生物に取り囲まれ、その影響でケスの体に異変が。
エロジウムと言う妊娠期が早まったと言う。
しかも今出産しないと、二度と子供を産む事はできないのだ。
ケスは相手にニーリックスを選ぶが、ニーリックスが父親になる事にためらう。
どうやら生物は艦を仲間と誤解し、性的魅力を感じているらしい。
さらに仲間の巨大な生物が敵対行為を示したが、小型のように服従心を示すと
小型の生物は艦から離れ出し、脱出に成功。
エロジウムかに思えたケスの体は元に戻った。
と言うわけで、短命の存在であるケスが突然妊娠してしまうと言う話で
それはそう言う存在なんだから、それがどうしたと言う感じだ。
TV放送 99/08/20 35CH 01:25-02:20
第21話 現実への脱出
シャトルに乗っていたはずのキムは、気がつくと地球にいた。そこは別の世界だ。
彼は行方不明になったボイジャーの勤務を却下され、設計担当になったと言うのだ。
ケンカが元で乗船しなかったと言うパリスに会うが、彼は取り合わない。
ボイジャーの機密にアクセスし、監視下に置かれる。
コーヒー店主に扮していた男は、時空を監視しておりキムに真相を告げる。
それによると、キムは謎の事故で時空連続体に巻き込まれたのだ。
再び飛び込めば戻る可能性はあるが、保証はないと言う。
意を決したキムは、彼から装置をもらい、パリスと共にシャトルで事故現場へ。
同じ状況下で再度転送。気がつくと元の世界のシャトルにいて、転送収容される。
と言うわけで、旧作でもあった別の世界へ来た話だが
何かそれが面白い設定になっておらず、何だか理屈でごまかされたよう。
TV放送 99/08/27 35CH 01:25-02:20
第22話 空間変動波
艦は未知の変動波に衝突。各装置に異常が生じ、艦長はブリッジへ行けない。
それどころか、空間がねじ曲がり、違うデッキの部屋が隣り合っているのだ。
ニーリックスは姿を消し、艦長は空間に巻き込まれそうになり失神。
転送による移動もできず、通路の構造も徐々に変化している。
トレスはパルスで変動波を押し返そうとするが、逆効果で変化の速度が早まる。
トゥボックの指示で何もせずやり過ごし、変動波は艦を通過。
意識の戻った艦長によると、あれは何者かのメッセージだと言う。
艦のコンピュータには大量の情報が納められ、逆に情報を収集された形跡が。
それは彼らなりのコミュニケーション方法だったのだ。
と言うわけで、艦の構造が変わってしまい、誰もブリッジへ行けないと言う
きわめてSF的な展開は面白いのだが、
それが高度な知性の仕業という、STではありがちの結末は拍子抜け。
TV放送 99/09/03 35CH 01:25-02:20
第23話 地獄の星
干渉波が強く転送できない惑星へ、シャトルで食料調査する事に。
艦長はパリスとニーリックスを指名するが、2人はケスをめぐり対立していた。
シャトルはパワー現象で墜落。ガスは皮膚炎を起こすため洞窟に逃げ込む。
一方、艦は未知の艦の攻撃を受ける。
洞窟には生物の卵があり、生まれる。それは脳が発注しているは虫類だった。
だが彼らが巣を荒らしたため、母親は見捨てるかも知れず、
ニーリックスは育てようと主張。生物は弱るが、ガス自体が食料とわかり回復。
艦と連絡が取れ、母親が接近するが、受け入れないかも知れずギリギリまで待機。
親は子供を受け入れ、危機一髪パリスらは転送収容され、2人は和解する。
と言うわけで、対立する2人が同行し仲直りすると言う話は
旧作の「ゴリラの惑星」等のバリエーションでそれほど目新しくない。
生物の話はおまけみたいな物。
TV放送 99/09/09 35CH 01:25-02:20
第24話 ボーサ人の攻撃
艦はボーサ人の領域を通過する事になるが、領域侵犯と言われ交渉する事に。
その頃から、艦長はホロデッキの人物を艦内で目撃するようになり、
他の者には見えないが、ケスには見えると言う。
ボーサ艦は攻撃。艦長は降伏を要求するが、その顔は
艦長には恋人マークに、パリスには父に、トゥボックには妻に見える。
艦内の乗員は次々幻覚に捕らわれ、動けなくなる。
艦長やチャコティも捕らわれ、対抗プログラムを作っていたトレスも捕らわれる。
無事なのはドクターとケスのみで、ケスが対抗プログラムを起動しようとするが
彼女も幻覚を見るように。だが精神集中で乗り切り、エイリアンが正体を現す。
乗員の意識は戻ると、エイリアンは姿を消した。
と言うわけで、またまた高度な生物に艦が襲われる話で
無事なのはドクターとケスだけと言う展開は面白いのだが
やはり訳のわからない存在の仕業と言うのはだまされたようで困りものだ。
TV放送 99/09/17 35CH 01:25-02:20
第25話 天の精霊
ある惑星で鉱物を探すチャコティは、7万光年離れたこの地で
彼らゴムの木族の印を見つける。彼は父の後を継がず、アカデミーに入ったのだ。
嵐で取り残されたチャコティは、住人に出会い、彼らに接触を試みる。
その結果、彼らはチャコティが後継者の末裔だと気づく。
彼らの祖先は地球へ行き、チャコティの祖先に冒険心を持つ遺伝子を与え、
地球中に広がった。だが、武器に破れ他の部族に同化したのだった。
チャコティは、彼らが崇拝していた天の精霊だと気づく。
艦の意図が分からず、接触を妨害していたが、ようやく受け入れられる。
と言うわけで、チャコティは乗員の中ではなかなか好きな役柄だが
インディアンの部族の心とかその手の話が出てくると
何かだまされているようで、ちょっといただけない。今回はそれが全編に渡る始末。
TV放送 99/09/24 35CH 01:25-02:20
第26話 管理者サスピリア
タニス オカンパ人の代表
サスピリア 管理者
10ヶ月前、管理者によって艦はデルタ宇宙域に飛ばされた。
管理者は死んだが、もう1人仲間がいると言い残した。
ドクターは艦内に謎の物体を発見。
それは生命体で、すぐに死んでしまうが、
管理者の仲間に反応したと判断し、発生源に向かう事に。
そこには宇宙ステーションらしき建造物があり、オカンパ人のコロニーとなっていた。
代表のタニスは、艦があちこちを荒らしていると警戒するが、
ケスの存在を知り、乗船してくる。
彼らは管理者サスピリアによって、想像を絶する能力を持つようになったと言う。
タニスはケスに仲間になるよう勧め、能力を引き出す訓練をする。
ケスはトゥボックにその成果を見せるが、危険な能力でもあると知る。
それでもなおタニスは、
管理者サスピリアが精神世界へ連れていってくれるとケスを誘う。
異常なプラズマエネルギーを観測し、艦長らは艦内に管理者がいると気付く。
少女の姿をしたサスピリアは、艦長らが仲間を殺したとして、艦を破壊しようとする。
ケスがそれを阻止。艦長はあらかじめ用意した毒を撃ち込み、サスピリアを拘束する。
艦長は協力を求め、サスピリアを解放するが、彼女はタニスと共に姿を消してしまう。
タニスが去り、ケスは力を使えなくなるが、トゥボックは能力は残っていると言う。
闇の部分は誰にでもある。それを使いこなす事が大切だと。
と言う訳で、見逃していた1話。
艦をデルタ宇宙域へ飛ばした管理者なる存在の仲間が登場。
ただの対面ではつまらないと考えたか、オカンパ人も登場し、ケスに力を与える。
人類を超越する存在になった彼女が、艦に留まるか否か迷うと言う訳。
旧シリーズで見た事あるエピソードを3つくらいひっつけた印象で、
おかげでまとまりがない気が。。。
TV放送 2007/11/10 スーパードラマ 0200-0244
第27話 ケイゾンの謀略
ケイゾンがボイジャーへの侵入に成功。まんまと転送モジュールを奪う。
実はカーラ艦長に、元ボイジャー乗員セスカが協力したのだ。
セスカはさらにボイジャー自体も奪おうとする。
カーラをそそのかし、分裂したケイゾンの勢力を同盟で1つにしようとする。
一方、かつてセスカの恋人だったチャコティは、彼女に憤りを感じ
単身シャトルで向かい捕らわれる。転送モジュールの使用は失敗。
チャコティは、ボイジャーのコードを聞き出すため拷問を受ける。
トレスらはセスカの裏をかき、フィールドで隔離されたチャコティを発見。
だが妨害で転送はできず、代わりにケイゾンの各艦艦長を転送収容。
チャコティと交換と言う条件で、彼らを解放する。
艦長はチャコティが規律を乱したと非難。
さらにセスカは、人工授精で彼の子供を妊娠したと連絡してきた。
と言うわけで、ケイゾンと言う敵はまだ設定がよくつかめないのだが
かつて乗員だったセスカが敵に回ると言う展開は、ちょっと面白そうな展開。
ケイゾンの話の方はあまりパッとしない。
TV放送 1999/10/08 35CH 0155-0250
第28話 レジスタンス
エネルギー不足のため、ある惑星に上陸した艦長らはモークラに見つかる。
トゥボックらが捕らわれるが、艦長はケーレムと言う男に助けられる。
ケーレムは、艦長を娘ラルカナと思いこみ、共に捕らわれた母を救出しようと言う。
彼らがいるのは脱獄不可能な刑務所。武器なしでは乗り込めない。
艦長が色仕掛けで潜入。装置を破壊し、シールドを解除。
トゥボックらと合流するが、ケーレムの妻子が死んだ事を知る。
撃ち合いで看守長を倒すが、ケーレムも撃たれ死ぬ。
と言うわけで、ボケてるかに思えた男が奮戦して、結局死ぬと言うのは
何だか古くさい話みたいでいただけない。艦長の色仕掛けにも無理がある。
TV放送 1999/10/15 35CH 0155-0250
第29話 ユニット3947
ボイジャーはロボットのような装置を回収。トレスが動力を回復させる。
それはユニット3947と言い、小惑星の爆発で宇宙空間を漂ったと言う。
建設者は全滅したため、トレスに仲間を作る事を求める。
艦隊規則に反すると拒否するが、仲間の艦へトレスを連れ去る。
転送収容もできず、ボイジャーを攻撃したため、やむなくトレスは承諾。
単純に複製はできないが、共通のコードを作れば、すべてのユニットが動くはずだ。
コードの作成に成功するが、別の艦が攻撃してくる。
敵対した建設者同士がロボットを作成したが、休戦したため、
ユニットを停止しようとし、逆にユニットによって建設者は抹殺させられたのだった。
コードを変えて複製をできなくしたのは、建設者の意志だった。
トレスは試作品の破壊に成功し、間一髪ボイジャーへ帰還する。
と言うわけで、コンピュータが戦争を続けていたと言うのは
旧シリーズでもあったもので、テーマとしては面白いのだが、
物語はトレスが苦戦するシーンが延々と続き、ちょっとまだるこしい。
TV放送 1999/10/22 35CH 0125-0220
第30話 平和協定
ケイゾンとの戦いで死者が続発し、チャコティらから同盟を結ぶべきとの声も出る。
艦長もついに決意。セスカとミストラムに持ちかけるが交渉は決裂。
トレイブ人のネイバスに出会い、彼らはかつてケイゾンを支配したが反乱を受け
今では新しい故郷を求めていると知る。艦長は彼らとの同盟を決意。
ケイゾンのリーダーを集め会議する事になるが、ネイバスは会議場を攻撃。
ネイバスはケイゾンを一網打尽にする気だった。
艦長は彼を追い出し、この宇宙域では同盟できないと確信する。
と言うわけで、新たな種族みたいなのが出てくるが、
地球へ向かって移動しているはずのボイジャーが、
なぜいつまでも、同じ連中とあれこれしているのか不思議なものだ。
TV放送 1999/10/29 35CH 0125-0220
第31話 限界速度ワープ10
パリスらは、新しい鉱物で可能になったワープ10の突破に挑戦。
ワープ10を突破できれば、宇宙のどこへでも瞬時に移動できるようになるのだ。
残された問題を克服し、パリスは有人飛行テストを申し出る。
シャトルでテストし、見事成功して帰還。これで可能性は無限だ。
だが帰還後のパリスに異変が発生。生化学組織が変化しているのだ。
いったんは死亡したかに思えたが、もう1つの心臓があると判明。
急速に成長。遺伝情報に異変があり、ドクターにも機能は不明だ。
DNAを復元するには、反陽子で新しいDNAを破壊すればいいとわかるが
暴れるパリスは艦長を捕らえ、シャトルでワープ10を突破。
チャコティらは惑星で、怪物になっていた2人を発見。子供も産まれていた。
子供を惑星に残し、2人を救出。2人はドクターのおかげで回復する。
と言うわけで、パリスが奇病に陥ると言うのはありがちなテーマで
他の乗員が平気なのでちょっと痛々しいが、
後半あっという間の展開で、艦長の子供までできてしまうのはなかなかおかしい。
TV放送 1999/11/05 35CH 0125-0220
第32話 殺人犯スーダ
機関部でダーウィンの死体が見つかり、元マキのベタゾイド人スーダに疑いが。
彼はそれを認めるが、理由はないと言い、取り調べするトゥボックは疑問を感じる。
そのため精神融合を行うが、以降スーダは自分を制御できるようになり
逆にトゥボックが暴力的になる。ドクターは感情抑制神経がやられていると言う。
暴れるトゥボックは再びスーダと精神融合し、精神を元に戻す。
トゥボックは快復し、スーダは監禁される事となる。
と言うわけで、精神融合で逆にバルカン人が危機に陥る話で
暴力的なヤツがいると言うだけでパッとしないのだが、
このスーダが後に出てくるので、そう言う意味では覚えておきたい。
TV放送 1999/11/12 35CH 0125-0220
第33話 惑星破壊ミサイル
船を破壊した兵器が発見され、トレスはミサイルドレッドノートだと気づく。
それはカーデシアのミサイルだが、マキが奪い逆にカーデシア攻撃用に改造。
臨機応変に対応するようにしたが、時空を越えてこの宇宙域に現れたのだ。
ミサイルは惑星ラコザを敵と誤認し標的に。トレスが解除を試みるが、
ミサイルはトレスが敵の手に落ちたと判断しこれを無視する。
このままでは200万人の市民が死ぬ。乗り込んでのトレスの必死の作業も効果なし。
敵の手に落ちたと生命維持装置が止められる。
艦長は自爆でミサイルもろともに破壊する事を決意。
トレスは、かつて消したカーデシアのプログラムを起動させ、混乱させる。
ミサイルはカーデシアプログラムを止めるが、そのスキにトレスを転送収容る
ミサイルは爆破され、自爆停止となる。
と言うわけで、暴走するコンピュータと対決する話は
旧シリーズでもなかなか面白かった物が多いが、今回もまずまず。
ただ、途中からあまり展開がなくなり、カーデシアプログラムと混乱させるのも
それで自爆するわけでもないみたいだしいまいち。
TV放送 1999/11/19 35CH 0125-0220
第34話 Q1・Q2
彗星のような物体が接近。現れた人物はQと言うが、エンタープライズに現れた
者とは別人だ。彼(Q2)は自殺したいと申し出る。
彼を追って、有名なQ(Q1)も現れ連れ帰ろうとするが、Q2は保護を求める。
艦長は保護すべきか否か聴聞会を開く。Q2は永遠に生きるのは拷問と主張。
だがQ1としては安定を傷つけるとそれを認めない。
Q1はQに人生を変えられた者を証人として呼ぶ。それはライカーやニュートンらだ。
実はQ2がライカーの祖先を助けたのだ。
Q2は連続体を地球人風にアレンジして紹介。そこは新しい話題がなく進歩がない。
一度は新しい事を求めて追放されたQ1も、結局屈服したと指摘する。
Q1は艦長と取り引きし、地球へ返す事を条件に勝たせろと言うが
艦長はQ2の保護を求める。その結果、彼は乗員クインとして力を失う。
Q1は彼に感化されたのか毒を与え、Q2は自殺。Q1は立ち去る。
と言うわけで、Qやライカーがゲストで出てくる展開は面白いが
Q1とかQ2とか、生きるのは苦痛だとか言う討論まで分かりづらい。
TV放送 1999/11/26 35CH 0125-0220
第35話 ドクターの恋
宇宙船で衰弱したビリア人が助けられ、ドクターが治療に。
脳死の危険があるため、ホログラムで肉体を再生し、脳の情報を移す。
7歳から病気だったと言うダナラは、自らも医者なのだが、体調を崩したのだ。
娯楽のない惑星に住んだダナラは艦での待遇に感激。
ドクターは彼女に恋心を抱くようになる。
肉体を快復させ、再度脳の情報を戻そうとするが、脳が拒否反応を示す。
実は、ダナラが元の姿に戻ることを拒否し、薬を投与したのだ。
移植しなければ数日で脳死するのだが、ダナラは醜い姿に戻りたくないと言う。
だがドクターの説得で手術を決意し、元の姿に戻り医療のため去る。
と言うわけで、ドクターが恋に落ち、長生きよりも美しく生きる事を望む女性
と言うあたりがテーマなのだが、サイドで展開する、
パリスが暴れて拘留されたり、ジョナスが破壊工作するのも気になる
ドクターの技術には、マッコイの物も含まれているとの事。
TV放送 1999/12/03 35CH 0125-0220
第36話 パリスの裏切り
艦内用の番組を作ったニーリックスは、勤務態度が悪化したパリスが
艦を出てタラクシア船に移る事を知る。船はケイゾンに襲われ、
パリスはセスカに捕らわれる。一味の狙いは、パリスの腕と情報だ。
何者かがケイゾンに情報を漏らしたと考えニーリックスは調査。
パリスの通信記録を見つけ、パリスの犯行と断定するが
艦長やトゥボックは、内通者を突き止めるため、パリスに潜入捜査させたと言う。
何者かがパリスに罪を着せようとしたのだ。
そこで罠をかけ、ジョナスが怪しい事をつかむ。
ケイゾン艦の待ち受ける星へ、艦を向かわせる気だ。
パリスは脱出して転送収容。ニーリックスは格闘の末ジョナスを倒す。
と言うわけで、このシリーズは連続物である点が、見逃せない所かも。
パリスが潜入捜査し、長々と情報を流していたジョナスが倒される。
どこまで計画的にシーズン構成しているのかわからないが、こういう展開は面白い。
ただ、物語の方はちょっとちゃちな気もする。
TV放送 1999/12/10 35CH 0125-0220
第37話 二つのボイジャー
サマンサ少尉の陣痛が始まる中、艦はビィディア人の領域に入ってしまう。
亜空間の気流を通過した後反物質が漏れだし、船内強度が低下。
胎児は死に、キムが船外へ放り出される。ケスは空間ゆがみに吸い込まれて消える。
振動が激しくなり、艦長は全員の退避を指示する。
気がつくと艦長は自分がリフトに乗るのを目撃。ケスそっくりの患者が発見される。
どうやら気流を通過した際に艦の複製が生まれたらしい。だがこちらは全員が無事だ。
反物質は複製されていないため、2隻が合流せねば脱出はできない。
そこで注意を引く信号で互いの艦長が連絡。パルス発信で合体させようとする。
だがプラズマが逆行して中止。空間のひずみからケスを返し、艦長も乗り込む。
反物質は底をつき、最悪の場合は片方の艦が自爆し、相互消滅を防ぐしかない。
そんな時、無事だった方の艦にビィディア人が侵入。艦長は自爆を決意。
キムにサマンサの子供を連れさせてもう1つの艦へ逃がし、
自らはビィディア艦を巻き込み自爆する。
と言うわけで、2つの艦が混乱を巻き起こす展開は
旧作の「イオン嵐の恐怖」を思わせるが、その間も攻撃される点がサスペンスフル。
いろいろ死んで、どうやって帳尻を合わせるのかと思ったが、
何か最後は乗員の数を合わせただけと言う印象を舐めない。
TV放送 1999/12/17 35CH 0125-0220
第38話 怯える子供達
無人のはずの惑星に上陸したトゥボックは、そこでトレサと言う少女に会う。
生きているのは子供ばかりで、シャトルは故障で大人は死んだと言う。
電波乱流で艦とは交信できず、モロックと言う怪物を恐れる子供たちをなだめる。
一方、艦長はドレイアン2号星と交渉するが、アルシア司教長は外部との接触を拒む。
トゥボックは子供2人が姿を消したと知るが、怪物が現れた痕跡はない。
トゥボックの救難信号で、艦はアルシアの警告を無視し救助へ。
アルシアによれば、トレサは96歳で、彼らは地球人と逆の歳のとり方をする。
本能で生まれた洞窟へ戻り、このサイクルは変えられないのだ。
こうしてトゥボックはトレサの儀式を見届ける。
と言うわけで、人付き合いが悪そうなトゥボックが子供たちに慕われ
途方に暮れながら面倒をみると言う展開はなかなか面白いが
逆に年をとると言うオチは、SF的だがちょっと拍子抜けと言う感じだ。
TV放送 1999/12/24 35CH 0150-0250
第39話 悪夢の世界
大変動で絶滅の危機にあった惑星の住人ビオーサらは、冬眠状態で過ごすが
予定を4年過ぎても3体が目覚めず、2体は恐怖で死んだらしい。
キムとトレスは原因をつかむため、自ら冬眠ポッドに入る。
そこはピエロたちが遊び回る夢のプログラムで、3人が目覚めれば存在できなくなり
目覚めるのを妨害していた。逆らえば恐怖心をあおられ、やがては死んでしまうのだ。
一同は要求を伝えるためトレスを返す。
代わりにドクターが交渉に来るが、正体がつかめず困惑。
トレスはポッドと人間を引き離そうと工作。だが意図がばれ、ビオーサは処刑される。
作戦は中止し、艦長自体が乗り込む。一同は艦長を気に入り、他の人質を解放。
だが、艦長はホログラムに過ぎず、夢の世界は消えていった。
と言うわけで、夢から出られなくなると言うSFではよくある話。
ホログラムが夢の世界に乗り込めると言うのがいまいち納得できないが。
TV放送 2000/01/14 35CH 0125-0220
第40話 トゥーヴィックス
植物調査のため惑星に上陸したニーリックスとトゥボックが帰還。
だが転送装置に異常が発生し、2人は分子レベルで結合。
2人分の記憶があるが、自我は1人分の別人格、自称トゥービックスとなる。
同時に転送した蘭は、他の種族に融合する共生生殖で
通常は人間には影響ないのだが、転送中は分子レベルに分解されるため融合したのだ。
トゥボックの知識とニーリックスの感が役立つ彼は、意外な活躍を見せる。
さらにケスへの愛も同じだが、ケス自身はニーリックスを愛していて困惑。
ドクターは、放射性物質でDNAを抽出すれば、融合前に分離できると判断。
だが、トゥービックスは死にたくないと拒絶。自信の人権を主張する。
人殺しだと言う声を無視し、艦長はトゥボックらを助けるために分離を強行。
転送装置で再び分離される。
と言うわけで、旧シリーズの「二人のカーク」の逆バージョン。
簡単な事なのだが、意外に思いつかなかった。
発想が面白いだけでなく、1人の人格を抹殺するハメになると言う重い部分も。
しかし、艦長が決断した理由はあまりはっきりしない。
TV放送 2000/01/21 35CH 0125-0220
第41話 ヴィディア人の協力
艦長とチャコティは未知のウイルスに感染。ドクターでも治療ができない。
そのため、ウイルスの進行が止まる惑星に降り、そこで治療法を探す事に。
艦の指揮はトゥボックに任せ、先へ進むよう命ずる。
乗員は艦長らを置き去りにする事に反発するが、トゥボックは命令を遂行。
艦長らは感染源の虫を探すが見つからず、嵐で機材も破壊される。
彼らは治療を断念。永住する事を決意し惹かれあう。
一方、艦はヴィディア艦と接近。医療に詳しい彼らと交渉すべきとの意見も。
ついにトゥボックは交渉を決意。旧知のダナラと接触するが、
ヴィディア軍はこれを好機と攻撃を仕掛ける。間一髪薬を転送。
惑星へ引き返し、艦長らは無事収容される。
と言うわけで、艦長とチャコティが恋仲になりそうにと言う展開と
トゥボックが指揮官になり乗員と対立と言う展開が見所で
どんどん地球に向かっているのだから時間的余裕はないはずだが
意外に物語がノンキなのが困りものだ。
TV放送 2000/01/28 35CH 0125-0220
第42話 ケイゾン総攻撃 前編
セスカからチャコティの息子を産み、カラに狙われているとの通信が入る。
攻撃でセスカは死に、逃げてきたと言うティグナを救出。
シャトルは確かに攻撃を受けているが、どうも信用できない。
追っ手のケイゾン艦は右舷ばかりを攻撃。
ティグナは自爆し、損傷を受けたところをケイゾンが総攻撃。
右舷攻撃のため自爆もできず、ブリッジは制圧される。
危機一髪、パリスは援軍を呼ぶためシャトルで脱出。生きていたセスカも乗船。
DNAを借用して妊娠したのだが、カラはチャコティが強姦したと信じている。
乗員は数百万年前の地球に似た惑星に降ろされ、恐竜や原住民に追われる。
一方、セスカらは艦をハノン星系へ。そんな中、ドクターは自らを消去。
そして軟禁されているスーダは、ケイゾンの目を逃れて艦に留まっていた。
TV放送 2000/02/04 35CH 0125-0220
第43話 ケイゾン総攻撃 後編
セスカはドクターを発見。セスカはチャコティのDNAで妊娠したと言うが
子供はケイゾンのDNAだと判明。スーダと合流し、何とか反乱を起こそうと計画。
脱出したパリスはタラクシアと協力し、ドクターに攻撃を連絡する。
一方、惑星に置き去りにされた艦長らは、原住民に襲われ苦戦する。
スーダはひそかに破壊工作をするが、セスカは1人乗員が残っている事に感づく。
ついにタラクシア艦の攻撃が始まり、セスカはドクターのホログラム装置を破壊。
唯一残されたスーダは奮戦し、破壊工作を続行。だが撃たれて死ぬ。
破壊工作のおかげで反撃ができず、装置のオーバーロードでセスカは死ぬ。
タラクシア軍は艦に乗り込み、ケイゾンは撤退。
チャコティは火山の噴火から原住民を助け和解。パリスに救出される。
と言うわけで、今までボイジャーにかなうと思えなかったケイゾンが総攻撃。
絶対的危機状態で、見落とされがちなスーダとドクターが活躍する展開は面白いが
痛快感は今ひとつ。
魅力的なキャラであるスーダとセスカが、簡単に死んでしまうのも物足らない。
TV放送 2000/02/11 35CH 0125-0220
第44話 伝説のミスター・カトー
艦はシリリウムを含むガス星雲を調査に。その頃からトゥボックに異変が起こる。
幼い頃、少女を助けられなかった記憶に悩まされるが、実際の経験ではない。
抑圧された記憶が影響していると思われ、艦長が協力して精神融合で過去を探る。
ところが、少年時代へさかのぼるはずが、80年前の初配属のエクセルシオ時代へ。
カトー艦長(ジョージ・タケイ)は、カークらが裁判にかけられる危機に
命令違反を犯して急行。エクセルシオは艦が接近したのと似た星雲へ。
この後、トゥボックは艦隊を去りバルカンで結婚。再び艦隊に戻った。
クリンゴン艦の攻撃で同僚バルテインが死亡。動揺でトゥボックは危険な状態だ。
脳の損傷でカトーが艦長に気づいたため、艦長はジャニス・ランドの代役に扮する。
トゥボックの記憶に、別の記憶がある事が判明。
ウイルスのような存在で、バルテインの死でトゥボックに乗り移り
疑似の記憶を生み出していたのだ。ドクターがこのウイルスを死滅させる。
と言うわけで、前後編に続いて、今度は旧シリーズの2人がゲスト出演。
今まであまり明かされなかったトゥボックの過去も出てきて
ちょっとごった煮ぽい所もあるが、まあまあそう言うわけだから楽しめる。
TV放送 2000/02/18 35CH 0125-0220
第45話 地獄星からの脱出
キムとパリスはテロの容疑で逮捕され刑務所へ。ここでは神経を刺激装置をつけられ
人口制御のため互いに殺し合わさせられているのだ。
アクリティル星のビリア大使は、爆破事件がトリリチウムを使用したため
変造可能なダイリチウムを使用する艦に疑いをかけたのだ。艦長は捜査を拒否。
パラリチウムも変造可能と考え、不審な貨物船から犯人らしき兄妹を捕らえる。
だが、一度刑務所に入れられた者を出す事はできないと言う。
キムは脱走を試みるが、パリスは装置の影響で暴れ出し邪魔をする。
囚人仲間はパリスを殺せとそそのかすがキムは拒否。
兄妹の案内で艦は刑務所へ接近。キムらを救出し、装置はドクターが中和。
キムはパリスを殺そうとした事を悔やむ。
と言うわけで、脱出不能な刑務所の話なのでちょっと期待したが
物語は途中から神経を操作する装置の話に変化。
その影響がわかりにくいので、ちょっとつらい気もする。
TV放送 2000/02/25 35CH 0125-0220
第46話 ドクターのオーバーロード
パリスとトレスの乗ったシャトルが謎の敵に襲われ、ドクターが治療する事に。
だがドクターは記憶喪失になり、手術の方法が思い出せない。
何とかケスが代役を務めるが、診断用にジマーマン博士のプログラムを起動。
彼によれば、緊急用プログラムを2年間も作動させたため、オーバーロードが発生。
初期化するしかないと言うが、そうすれば、彼の記憶は失われてしまうのだ。
艦は敵の領域へ侵入。ドクターの記憶は混乱し、映像も不安定に。
ジマーマンの協力で、マトリックスの接ぎ木で何とか維持する事に。
敵の攻撃もフェーザーで破壊し突破。ドクターは復活。記憶も無事だった。
と言うわけで、ドクターが突然不調になり、謎の敵が現れたから、
何か関係があるのかと思ったが、敵は何の関係もなく、しかも正体もわからないまま。
ドクターの不調の方は、発想はいいが、あまり面白い展開にはならず。
TV放送 2000/03/03 35CH 0125-0220
第47話 救世主フェレンギ
神出鬼没のワームホールを発見。アルファ宇宙域と通じているらしい。
付近の文明の遅れた惑星に、アルファ宇宙域の痕跡を発見。チャコティらが調査に。
その惑星では、ワームホールに巻き込まれたフェレンギ人が、
レプリケーターで叙事詩のセージになりすまし、貧困の人々から金を搾取していた。
艦はフェレンギを転送収容するが、このままでは神を失い住人は絶望してしまう。
仕方なく彼らを帰し、その代わりニーリックスがフェレンギに扮し
故郷へ帰るよう命ずるが、正体がばれてしまう。
叙事詩の最後で、新星が輝きセージは去ったとあるため、艦の装置で新星を偽造。
住人は叙事詩に従い、彼らを縛って火をつけようとしたため転送収容。
人々は天に帰ったと信ずる。
フェレンギはシャトルを奪うが、ワームホールに巻き込まれ、ホールは消えてしまう。
と言うわけで、新スタートレック等で登場したフェレンギと出会う話。
その発想は面白いが、住人を傷つけない事を意識しすぎるのが難。
ワームホールを手段として使ったが、ヘタをすると簡単に帰還できてしまう難も。
TV放送 2000/03/10 35CH 0125-0220
第48話 偽善者の楽園
艦はエナラ人を運ぶ事になるが、その頃からトレスに異変が。
恋人の事で父と口論すると言うリアルな夢を見るようになる。
エナラ人はテレパシーで知識を伝え、それによって経験も共有するのだ。
だが、相手の同意を得なければ、それは彼らの倫理に反すると言う。
夢の中でトレスはコレナと言う女性で、ネイサンと言う恋人と密会。
彼は宇宙コロニー開発に反対するが、指導者である父は彼を処刑した。
艦で急死したミゲルは口封じのために殺され、死ぬ前にトレスに記憶を伝えたのだ。
トレスは彼らの犯罪行為を追求するが、干渉はできない。
しかし、話を聞く者もいて、トレスの記憶を受け継いだ。
と言うわけで、それほど正義感が強いタイプには見えないトレスが主役で
全然関係ない惑星の住人になったような気になって、その惑星の正義を追求する話。
やり場のない怒りと言う感じだが、だからどうしたいと言う気もする。
TV放送 2000/03/17 35CH 0155-0250
第49話 精霊の怒り
ネカーリ星で上陸休暇する事になるが、ケスは洞窟の中の神殿へ。
そこで何かに接触して気絶する。修道会は神聖な場所と調査を拒否。
通常の治療では効果ないが、修道僧は中に入れると言う。
伝説では、同様の事故に合った少年が、儀式の末快復したとも言う。
そのため、艦長は修道会の許可を得て、儀式に挑戦する事に。
その一方で、ドクターが治療薬を開発するが、かえって心臓に異変を起こしてしまう。
艦長は待合室で待ちきれず、先へ進むと何かを注射される。
精霊に会う準備ができたと言われるが、幻覚を誘発する薬らしい。
艦長は待つ事に意味があると考え、待合室へ。そこにいる老人が精霊ではと考える。
彼らはケスを一度殺せと言ったため、艦長は意を決してケスを連れて神殿へ。
その結果ケスは快復。ドクターはイオンの中和によるものと分析するが
艦長は、科学で割り切れないと感じていた。
と言うわけで、艦長が儀式の謎に科学的に取り組むが、
結局科学では割り切れない事もあると言う結論に至る話だが
他の話の科学的説明も作り話なわけで、割り切れないのはこっちだと言う気に。
TV放送 2000/03/24 35CH 0155-0250
第50話 29世紀からの警告 前編
艦は500年後から来たと言う時空パトロール艦と接触。
ブラクストン艦長によれば、艦が時空に問題を起こすと言う。
そんな中、時空のひずみに引き込まれ地球へ到着。だがそれは1996年だった。
艦長らは調査に上陸。一方、天文台職員レインは、未知の周波数を発見。
艦長はブラクストンと再会。彼は艦の影響で20世紀に引き込まれ
パトロール艦を実業家スターリングに盗まれたと言う。
スターリングはパトロール艦の技術でコンピュータ革命を起こし
さらに未来へ行こうとしていた。だがその影響で時空爆発が起き、太陽系は崩壊する。
艦長らは妨害しようとするが、一味は逆にコンピュータに侵入しデータを奪う。
むしろ一味の方がテクノロジーが進んでいるのだ。さらにドクターも奪われてしまう。
TV放送 2000/03/31 35CH 0125-0220
第51話 29世紀からの警告 後編
実業家スターリングはシステムの一部とドクターを奪い、
艦の秘密を聞き出そうとする。未来で新たな知識を得て、さらに儲ける気だが、
彼が未来へ行けば、時空の破滅で世界は滅びるかも知れない。
そこで天文台員レインにスターリングを呼び出させ、彼を転送収容する作戦に。
だが、部下が未来の技術でスターリングを奪還。
スターリングはパトロール艦で出発。乗りこなせず、このままでは時空爆発を起こす。
魚雷は妨害されるが、艦長が手動で発射し爆破に成功。
時空パトロール艦が現れ、艦長は未来の地球へ戻すよう求めるが
時間法に反すると認められず。結局自力で戻る事になる。
と言うわけで、前後編で未来の技術を得た過去の人物に苦しめられる話。
時間の違いはあるものの、いきなり地球へ戻ってしまうのは御都合主義。
ドクターが新技術でホロデッキの外へ出られるようになったのも都合がいい。
TV放送 2000/04/07 35CH 0150-0250
第52話 暴君の星
何者かに攻撃を受けた難破船を救出。だが乗員ティエラが死んでしまう。
生き残ったノーリらをイラーニ星まで運ぶ事に。
その頃からケスに異変があり、使者を撃って逃走。
実は死んだはずのティエラは、かつて恐怖政治で圧政を敷いた独裁者で
不老不死の研究を成功させ、肉体が死ぬ寸前にケスに乗り移っていたのだ。
彼は国王を殺し、第二王子アメロンを手なずけようとする。
ドクターはケスの体から離すために苦戦。一方ケス自身も必死に抵抗。
ティエラはアメロンと政略結婚しようとするが、第一王子デマスと艦が攻撃。
ドクターが作った装置で、ケスの体からティエラを追い出すと
今度はアメロンに乗り移るが、これも装置で倒す。
と言うわけで、かつての暴君が乗員に乗り移ると言う話で
ケスが暴れ出すが、すぐに皆に理由がわかってしまうので危機感もいまいち。
物語は旧シリーズの切り裂きジャックの話によく似てる。
TV放送 2000/04/14 35CH 0125-0220
第53話 レディQ
艦長の前にQが現れ、自分の子供の母親になってほしいと言う。
だが元恋人と言う女性のQが追ってくる。
Qは、クインの自殺により、Q連続体内に内戦が起こり危機的状態だと言う。
このままでは銀河に影響を及ぼすため、新種のQを生む必要があると言う。
艦は攻撃を受け、Qと艦長を処刑する事を求められる。
だが、チャコティらの攻撃で、敵軍は撤退。
Qはレディを相手にする事を決意。内戦は終結し、2人の間に息子が生まれる。
と言うわけで、艦長らがQの内戦に巻き込まれる話だが
高度なはずのQだけに、なぜそんな助けが必要なのか、説得力に欠ける。
TV放送 2000/04/21 35CH 0125-0220
第54話 巨大ウイルス
艦長らがタクタク族との交渉から帰還すると、乗員の反応がない。
システムがダウンし、謎の触手の攻撃を受けたニーリックスが姿を消す。
無事だったドクターによれば、コロニーで伝染病が発生し、
救援から帰還するがウイルスも持ち帰ってしまったのだ。
艦長も感染し、気が立つようになるが、単身立ち向かう事に。
タクタクは艦を清めると称して攻撃を仕掛けるが、治療可能と言って待たせる。
ホロデッキでエサを作りおびき寄せ、ワクチン爆弾で全滅させ、乗員は回復する。
と言うわけで、エイリアン2風のアクションを狙ったのかも知れないが
巨大ウイルスの造形がバカバカしい感じ。物語の方はありきたりだ。
TV放送 2000/04/28 35CH 0125-0220
第55話 密売人
艦はネクリッド星雲を通過する事になり、物資補給のため貿易ステーションへ。
ニーリックスはこの星域では知識もないため、艦内での価値に不安を感じるように。
旧友ウイックスと再会し、医療品を届け地図をもらうと言う仕事を受ける。
だが、撃ち合いになりそれが麻薬取引だったと判明。
殺人事件発生で、コロニーの責任者バラッドはチャコティらに容疑をかける。
正直に言おうとか考えるが、禁制品の密輸は禁固50年の刑だ。
取引相手のコラーディが現れ、撃ち合いでプラズマが爆発。
一味は逮捕され、艦長はニーリックスの裏切り行為に失望を感じる。
と言うわけで、いつまでもニーリックスが星域に詳しいのは変だと思っていたが
ついにそれが問題に。居場所を得るため、ついつい命令を違反する話は
なかなか教訓がありそうだが、SF的にはそれほど面白いわけでもない。
TV放送 2000/05/05 35CH 0125-0220
第56話 ホログラムの映像
マレーナ ホログラムの女性
艦は反転星雲と言う珍しい現象を観測する事に。
キムはトゥボックに、ホログラムの女性に恋したと相談。
興味を持ったトゥボックは、その相手マレーナに会い、論理的な会話に魅力を感じる。
キムが嫉妬心を抱いたと知り、削除しようとするが、
マレーナはモバイルリミッターを使用して艦内に現れる様に。
艦内にホログラムの世界を再現して乗員を混乱させる。
シールドをダウンさせるに至りトゥボックは要求を受け入れ、マレーナに会いに行く。
実はマレーナは実在する異星人で、星雲の管理人として1人で過ごしていたのだ。
艦が接近したのに気付き、退屈しのぎに話しかけていたと言う。
トゥボックに魅力を感じていたマレーナは引き止めようとするが、
艦の任務があると、トゥボックは去る事を選ぶ。
自分が思っているより君は孤独なのだと、帰還するように勧めて。
と言う訳で、見逃していた1話。
キムがホログラムの女性に恋したと言うから、
どこかで聞いた話と思ったら、物語のメインはトゥボックにシフト。
ホログラムが艦を乗っ取ろうとして、これも聞いた事ある印象。
焼き直し感が強いが、真相がわかると、焼き直しよりも期待外れだったりする。
TV放送 2008/01/08 スーパードラマ 0200-0244
第57話 霊界からの誘い
艦長はシャトルでビィディア艦に撃墜され、死にかけるがチャコティが何とか蘇生。
気がつくと再びシャトルにいて、時間の輪に巻き込まれたらしい。
タキオン掃射でビィディア艦を消して艦に帰還。だがチャコティに事件の記憶がない。
艦長の記憶だけが異なり、ドクターはビィディア人のフェイジによる混乱だと言う。
さらに気がつくとチャコティが蘇生中だが今度は失敗。皆が艦長は死んだと言う。
だが艦長にその意識はない。現れた死んだはずの父は、艦長も死んだと言う。
ケスらに呼びかけるが反応なく、宇宙葬にされる事に。
だがそれはすべて幻覚だった。生命体が艦長に寄生し、
母体の所へ連れて行こうとしていたのだ。
それも自分から望まなくてはならないのだが、艦長はこれを拒絶し、回復する。
と言うわけで、艦長が死にかけ、死んでいた父が現れると言う展開はまあいいとして
寄生体のせいで、死んでるのだか生きてるのだかわからなくなる描写は
見ている方も混乱するばかりで、実際の所よくわからない。
TV放送 2000/05/19 35CH 0125-0225
第58話 消えた村の謎
惑星で貴重な物質ギャリサイトを発見し、生命反応がないため採掘に行く事に。
バルカン人ポーラック少尉はトレスに求婚して迫り出す。
彼はポンファー状態にあり、本来バルカン星に戻る時期なのだ。
トゥボックも論理的な解決法はなく、自ら解決するしかないと言う。
一方、上陸班のトレスは妙に興奮状態にあり、普通ではない。
トゥボックによれば、ボーラックが触れた際にテレパシー結合し
彼女自身もポンファー状態になってしまったのだ。
惑星には隠れ住むサカーリ人がいて、上陸班を捕らえる。
彼らは何者かの攻撃で壊滅状態になり、以来、洞窟で隠れていたのだ。
ドクターはホロデッキの女性に相手をさせ、ボーラックのポンファーは克服。
同じ手がトレスにも使えるはずだ。だが帰還できず、トレスはパリスを相手に選ぶ。
現れたボーラックは実はポンファーを克服しておらず、
興奮状態でトレスの奪い合いに。決闘になり、トレス自身が相手をする。
本能の要求が満たされ、双方回復。技術支援でギャリサイトを得て、
トレスとパリスは接近した事はなかった事に。
その頃艦長は、惑星を攻撃したのがボーグであると知る。
と言うわけで、トレスがポンファーに巻き込まれると言う物語がメインで
惑星が攻撃されて隠れ住んでた話はおまけという感じ。
だが、最後にボーグが登場し、次へのつながりを感じさせる。
TV放送 2000/05/26 35CH 0125-0225
第59話 ボーグ・キューブ
カプラン少尉 チャコティに同行
フレイジャー 惑星の女性
シャトルで期間中のチャコティは、救難信号を受信して近くの惑星へ。
惑星は荒廃しており、現れた連中と撃ち合いになってカプランが死亡。
チャコティも負傷し、フレイジャーと言う女性に助けられる。
彼女もアルファ宇宙域から連れてこられたと言い、
そうした者の中には、すべてが敵に思える者もいるのだと言う。
彼女らはここにコミュニティを築いており、惑星を出る気はないと言う。
やがてチャコティは、彼らの秘密を知る。
彼らはボーグに同化されていたが、5年前にリンクが切れ、自分を取り戻したと言う。
負傷したチャコティの治療には、リンクが必要だとして、
トランシーバーを埋め込まれる。
治療は無事成功し、チャコティはフレイジャーらと心が通じたと感じる。
やがて救難信号を受信した艦と合流。
フレイジャーらは、コミュニティの平和の為にリンクを強くする必要があるとして、
ボーグ船の発生装置を起動したいと言う。
だが、それは他のボーグを呼ぶ危険性があると、艦長は反対する。
チャコティは操られてボーグ船に乗り込み、装置を作動させてしまう。
ボーグが目覚めるが、チャコティは間一髪転送収容され、ボーグ船は自爆する。
フレイジャーらは、チャコティの協力か必要だったと詫び、リンクは切れたと告げる。
だが、チャコティは責任を感じるのだった。
と言う訳で、見逃していた1話。
チャコティが惑星に遭難し、そこが元ボーグの人々のコミュニティだと知る。
彼らが生き延びる為には、ボーグの技術が必要だが、
それはボーグを呼び寄せてしまうリスクがあったと言う訳。
言うほど、派手な事にはならないです。
TV放送 2008/01/11 スーパードラマ 0200-0244
第60話 ドクターの内なる闇
艦は宇宙基地へ行き、トラベラーと言う連中から付近の情報を得る。
そんな中、ケスはザヒールと言う男に接近。
一方、ドクターは患者との接し方を工夫するため、過去の偉人の情報を参照する。
ザヒールは何者かに襲われ重傷。トゥボックらが調査するが、犯人の痕跡がない。
トレスは、ドレスが自身のプログラムを改造した事に危機感を覚える。
偉人にも感情のマイナス面はあり、それがドクターを動かす危険性に気づいたのだ。
不安定になったドクターはトレスを襲うが、それは別の人格で
本来の人格のドクターは自覚していない。
悪のドクターは、善のドクターを消す方法を教えろとトレスを脅す。
ケスも異変に気づくが、ドクターはケスを連れ出し冒険させると言う。
トゥボックらが追いつめ、思いやる心がなければ社会は成立しないと説得。
ドクターはケスを道連れに崖から飛び降りるが転送収容。
他のプログラムを削除し、ドクターは元の人格に戻る。
と言うわけで、ドクターに悪の人格が生まれると言う話で
旧シリーズで言えば、「2人のカーク」のバリエーションと言う感じなのだが
悪側の目的はよくわからず、突然ケスが惹かれたザヒールも付け足し程度。
TV放送 2000/06/09 35CH 0125-0220
第61話 謎の小惑星
艦はニーズー星に接近する小惑星の爆破に協力。
だが破片は蒸発せず、このままではコロニーも危険。
ベトム博士は、小惑星が人工的だと報告。
大使にしか真相を話せないと言い、トゥボックらがシャトルで迎えに行く。
だが乱気流で墜落。ニーリックスは補給用のコンパートメントでの帰還を提案。
ベトムが単独で脱出を試みたため、準備不足のまま一同は上昇。
彼は重要な物が外にあると言い死ぬ。どうやら毒殺されたらしい。
ニーリックスらは調査すべきと主張するが、危険と言うトゥボックと対立。
結局トゥボック自身が調査。異星人の艦の情報を記録した装置を発見。
ニーズー星征服を企むエタニアン人だったスクラが、コンパートメントを制圧。
だが格闘で倒し大気圏を脱出。艦はエタニアン艦の攻撃を受ける。
転送収容された記録装置の情報をもとに、エタニアン艦を撃退。
エタニアンは自然災害に見せて攻撃する種族で、ベトムは誰も信用できなかったのだ。
と言うわけで、小惑星を利用して攻撃する種族や
突然メカニック担当になるニーリックスなどの見どころはあるものの
何となくトゥボックとニーリックスの対立が中心。
雰囲気的には、旧シリーズの「ゴリラの惑星」を思わせる。
ニーリックスはコンパートメントの操作について模型でしか経験がなく
これは「飛べ!フェニックス」と同じだが、この設定はたいして生かされず。
TV放送 2000/06/16 35CH 0125-0220
第62話 女達の里
キムは接近したナサレ艦が攻撃すると予感し、独断で反撃。
顔に斑点が現れ、この星域にかつて来た記憶があると言い出す。
やがて彼の指示で付近の惑星へ。タレージアと言うその星は、キムを同じ種族と言う。
タレージアではDNAを冷凍保存し各地の惑星で受精させ、
惑星の接近でDNAが活性化し、記憶が甦ったのだと言う。
ナサレとタレージアは戦争状態で、キムがいなければ艦を攻撃はしないと言う。
キムは惑星の女性たちに歓待を受けるが、ドクターはこの話に疑問を持つ。
昔からDNAを持っていた痕跡はなく、上陸任務の際にウイルスに感染されたらしい。
だが艦が急行するとシールドで惑星に接近できない。
キムは軟禁状態に気づき、逃げ出すが、同じ状況の男がミイラになっているのを発見。
男のいないタレージアは、繁殖のため異星人を利用。その細胞を搾り取っていたのだ。
間一髪、シールドを突破した艦が転送収容。
追っ手が来るが、ナサレ艦の攻撃に紛れて逃走する。
と言うわけで、キムが見知らぬ惑星の出身だったとわかるが
それが細胞を搾り取る吸血鬼の仕業だったと言う展開で、何ともB級SF的。
まあまあ面白いのだが、ヒネリはあまりない。
TV放送 2000/06/23 35CH 0125-0220
第63話 9才のケス
気がつくとケスは老衰で死の寸前。孫アンドリューもいるが、記憶は失われている。
ドクターは生体活性化チェンバーで、細胞を若返らせ延命を試みたはずだが、
気がつくとチェンバーでの実験を検討中。夫であるトムも心配。
さらに気づくと誕生パーティをしていて、周囲の話と自分の記憶が一致しない。
どんどん時間を逆行しているらしいが、原因は不明だ。
周囲に事情を説明するが、検討する前にタイムスリップしてしまう。
ケスは放射能を浴びる事故に逢い、治療で回復したが、
この後行われる生体活性化チェンバーで活性化し、タイムスリップを始めたのだ。
気がつくとケスはシャトルで出産中。何者かの攻撃を受けている。
さらに過去へ。ここではトムとトレスは恋仲。
だがクレニム人の攻撃を受け、ジェーンウェイ艦長とトレスが死亡。
ケスはクロノトン魚雷の周波数を変更するため、放射能の危険を冒し調査に。
さらに過去へ。ドクターに事情を説明。魚雷回避の方法を説明する。
半クロノトン粒子でタイムスリップを止められると治療。
さらに過去へ。艦へ乗船した直後。少女時代。出産直後。胎児。細胞までさかのぼる。
だがドクターの治療が成功し、3歳まで快復。乗員は自分たちの未来を知りたがるが
可能性の未来だとケスは語ろうとしなかった。
と言うわけで、ケスがどんどん過去へさかのぼる話で
かなり面白い設定と展開だが、老衰寸前のケスの意識が、
最後に正しいケスの歴史に落ち着くと言う事は、2倍生きている事になる気がするが。
艦長死後の艦では、チャコティが艦長。トゥボックが副長。ニーリックスが保安部長。
TV放送 2000/06/30 35CH 0125-0220
第64話 ドクターの家庭
艦はボスティガイの科学ステーションへ行くが、亜空間の裂け目に接触し
破壊される。現象を調査するため、トムがシャトルで調査に向かう事に。
一方、ドクターは家庭を体験するため、ホロデッキに理想的な家庭を再現。
だが、トレスは理想的すぎると批判し、ランダムに事件が起きるように修正。
家庭は荒れ、息子ジェフリーはクリンゴンとつき合い出し、悩まされるように。
娘ベルは事故で負傷、助かる見込みがない。耐えられずドクターはプログラムを停止。
亜空間の乱流に巻き込まれたトムは、何とか帰還し収容される。
ドクターは仲間を悲しませる行為と非難。
だがトムは、人生には楽しい事もつらい事もあるはずと言う。
ドクターは再びプログラムを再開。ベルの死を見守り、ジェフリーとも和解する。
と言うわけで、ドクターが家庭を体験する話が中心で、発想は面白いが
展開は普通の家族ドラマみたいで、トムが危険を冒す話は水増し程度。
ケスの髪の毛は、前回から延びたまま。
TV放送 2000/07/07 35CH 0155-0250
第65話 遠隔起源説
トカゲのような種族ボス族のゲイガ教授らは、
1年前に死亡したボイジャーの乗員の死体を分析。その遺伝子の一致に驚く。
教授は、ボス族がボイジャーの星域の出身だと断定。だが元老院はこれを異端視する。
教授は、姿を消す遮蔽装置を利用し艦に乗り込み、艦内を調査。
だが侵入に気づかれ、チャコティを連れ去る。
ドクターも捕らえた助手を調査し、それが進化した恐竜だと気づく。
隔離された大陸で育った彼らは、その痕跡が埋もれてしまい、
独自に惑星を離れる技術を得て、地球の事を忘れてしまったのだ。
ゲイガ教授はチャコティを証人に元老院を説得しようとするが捕らわれ
艦も捕獲されてしまう。元老院はあくまで学説を否定。取り消せと言う。
ゲイガは過去を否定する事は遺産の否定だと批判するが
艦を抑留すると脅され、最終的に主張を取り下げる。
やがて目を開く日が来る事を信じ、艦は星域を去る。
と言うわけで、恐竜は進化し得たと言う説はあるものの、
その子孫たまたまボイジャーが来たこの星域にいたと言う強引な話。
真実とわかっていても説を曲げなければならないと言うのは
地動説の話みたいでちょっとテーマが古くさい。
TV放送 2000/07/14 35CH 0125-0220
第66話 消えゆくクルー達
艦内に突然男が現れる。彼は未知の星系ニリヤ3号から移動したらしい。
そうこうする内、次々現れる人物が増え、逆に乗員が次第に減る。
原因を調査するため、ニリヤ人科学者と検討するが、ついには艦長までも消える。
トレスは自然現象ではないと断定。だが彼女も移動させられコロニーらしき場所へ。
そこで艦長らと再会。狙いは不明だが、どうやら地球人用に作られた環境らしい。
艦に残されたチャコティは、ニリヤ人の罠と気づき妨害するが、結局移動させられる。
ニリヤ人は、苦痛を与えず船やコロニーを奪う種族だった。
現れたジャーラスと言う男も、別の場所で捕らわれてここへ連れてこられたと言う。
そこで周囲を調査。それが巨大の船の中で、94の種族を捕らえていた。
制御を奪い、彼らの技術で次第に交換。寒さに弱い彼らを、雪の地帯へ移動させる。
彼らは降伏し、捕虜すべてが帰還する事となる。
と言うわけで、TNGの「盗まれたエンタープライズ」を思わせる
手際のよい話かと思ったが、何かただ転送するだけとなるとパッとしない。
TV放送 2000/07/21 35CH 0125-0220
第67話 反乱
トレスは元マキのメンバーがセスカらと手を組み反乱を起こすホロノベルを発見。
パリスも夢中になり、艦長側についたり、マキ側についたりする。
皆が夢中になるが、物語は途中で終わってしまう。
実は作者はトゥボックで、マキの反乱が予想された当初、戦術訓練用に作ったが
反乱の可能性がなくなったため作成をやめたと言うのだ。
艦長は娯楽用に続きを作る事を許可し、パリスとトゥボックが取り組む事になる。
だが実は、セスカは艦を去る前にプログラムに細工し、
物語を修正しようとするとホロデッキに閉じこめられるようにしていた。
銃を撃つと暴発して艦長が死亡。このままではこの世界での死が現実になってしまう。
事態に気づいた艦長らはチャコティのキャラクターにアクセスするが妨害される。
セスカは銃でトゥボックらを処刑すると言うが、ライフルが暴発して死亡。
チャコティへのアクセスは妨害されたが、ライフルまでは気がつかなかったのだ。
ホロノベルが終了し、トゥボックらは外へ出る事ができた。
と言うわけで、乗員が反乱を起こすホロノベルと言うのも面白いが
それがだいぶ前に死んだはずのセスカが置きみやげだったと言うのもなかなか面白い。
ただ、話が進むと、どこが現実でどこがホロデッキの話かわからなくなるのが難。
TV放送 2000/07/28 35CH 0125-0220
第68話 生命体8472 前編
艦はボーグ領域へ突入。遠回りはできないと、宙域の突破を決意。
現れたボーグ艦は、何者かの攻撃で全滅していた。チャコティらが乗り込んで調査。
敵はバイオシップと言う有機体の船で、船体を溶かして侵入したらしい。
キムが敵に襲われ、危機一髪転送収容。
だがキムの体にはエイリアンの細胞が浸食していた。
それは複雑なDNAで、ボーグでも同化する事ができないのだ。
ボーグは生命体8472と呼ぶ以上の分析はしていないが
ドクターはボーグ細胞のメカニズムを利用して、エイリアンを駆逐する方法を発見。
ボーグとエイリアンの2つの敵にはさまれ、艦長はボーグと取り引きする事を考える。
ボーグにエイリアン対抗の手段を教える代わり、
ボーグ領域の通過を見逃させようと言うのだ。
艦長はボーグ艦に単身乗り込み交渉するが、バイオシップが攻撃してきた。
TV放送 2000/08/04 35CH 0125-0220
第69話 生命体8472 後編
艦長はボーグとの合意に達し、ボーグ艦に留まりエイリアン対策の研究をする事に。
ボーグ側は神経リンクを求めるが艦長は拒否。
そのためボーグ代表として、セブンオブナインと言う女性ボーグが現れる。
一方、エイリアンはケスの記憶を読みとっているらしく、ケスは苦痛を受ける。
バイオシップの攻撃で、危機一髪ボーグの研究室を艦の貨物室に転送。
艦長が負傷したため、代理のチャコティはボーグとの取引に懐疑的だ。
別のボーグ艦に向かえと言うボーグ側に対し、無人惑星への置き去りを検討。
ボーグは艦を奪い、優位に話を運ぶためブラックホールへ突入させるが、
チャコティは減圧でボーグを宇宙へ放り出す。
唯一生き延びたセブンは、ボーグがエイリアンに戦いを仕掛けたと認める。
だが予想外にエイリアンが強かったのだ。
回復した艦長は、チャコティの命令違反を怒り、再び協力体制をしく事に。
再度バイオシップの攻撃を受けるが、開発したナノプローブの攻撃が成功。
バイオシップを退却させるが、ボーグは艦を吸収すると言い出す。
そこでチャコティが危険を冒してリンクし、セブンとボーグとのリンクを切りはずす。
ボーグ領域の通過に成功し、艦長はセブンを人間として再生する事を決意する。
と言うわけで、ボーグを上回る敵の出現、ボーグとの同盟、
新たなるレギュラーとなるセブンの登場、ケスが去るべき異変を起こすと
目白押しの展開で目が離せないのだが、
エイリアンを追い出せたメカニズムの方はよくわからない。
TV放送 2000/08/11 35CH 0125-0220
第70話 ケスとの別れ
ドクターはセブンのボーグ部分を切り離す事に取り組む。
彼女は元地球人アニカ・ヘンセンで、20年前に両親と旅行に出て同化されたのだ。
一方、ケスは生命体8472との接触の後遺症で、超能力が強まる。
量子より細かい意識の部分まで見えるようになる。
艦を浸食するボーグ装置の切除にセブンを協力させるが、セブンは暴れ出す。
気がついたケスが超能力で阻止。彼女の周囲にエネルギーが発生し、
細胞が流動状態に。艦自体が危険な状態になる。
ケスは艦を去る事を決意。再び変化が始まり、シャトルで脱出。
ついに分子が分裂。ケスはお別れの贈り物として、艦を猛スピードで移動させる。
それは9500光年、10年分の距離で、ボーグ領域を脱出する事ができたのだ。
セブンは80%の器官が取り外され、彼女もそれを受け入れると言う。
と言うわけで、セブンの登場とケスの退場でそれなりに見せ場はあるのだが
何か、無理矢理ケス役の女優がはずされたような印象を受けさせられる。
TV放送 2000/08/18 35CH 0125-0220
第71話 ヴォリ防衛隊第4分隊
チャコティはヴォリとクレイリーの戦争に巻き込まれ、シャトルが撃墜される。
ヴォリ防衛隊のブローンはチャコティを仲間に受け入れるが、
彼らはクレイリーは野蛮だと敵意を燃やし、話し合いは無理だと言う。
合流するはずの第7分隊が全滅させられ、さらに怒りを燃やす。
撃ち合いで撃たれたチャコティは、村人に助けられ、防衛隊員と思われ歓迎される。
艦に連絡するため出発するが、その直後にラハナ村が攻撃されて全滅。
その頃艦では、行方不明のチャコティを探すため、トリーン大使が協力する事に。
ところが、トリーンは実はクレイリー側の人間だった。彼はヴォリは野蛮だと言う。
ヴォリの部下は全滅し、チャコティは共に戦う事を決意。
しかし救助に現れたトゥボックは、チャコティに洗脳されていると言う。
ヴォリは兵士を作るため、仲間意識を高める訓練を受けさせていた。
全滅したはずのラハナ村も元の通りに。トリーンはチャコティを迎え入れるが
チャコティの憎しみは急には消えなかった。
と言うわけで、チャコティが防衛隊に同調するが、実は洗脳されていたと言う話で
戦時中の独や日の兵士を思わせるものがあるが
トリーンが途中まで顔を不自然に見せないので、ある程度展開は想像できた。
セブンは今回は登場せず。
TV放送 2000/08/26 35CH 0125-0220
第72話 名誉の日
セブンは機関部で働きたいと言うが、トレスは不機嫌だ。
実はクリンゴンの「名誉の日」と言う儀式の日なのだが、乗り気でないのだ。
ボーグの攻撃を受けたと言うカターティの船を救助し、物資を供給する事に。
さらなる物資を要求されるが、限度があると拒否。
トランスワープの実験に失敗し、ワープコアをいったん廃棄。
回収に向かうが、カターティが先に奪い、シャトルは爆破。
トレスとパリスは宇宙服で浮遊するハメになる。
カターティはワープコアを盾に物資を要求。
だがセブンは、トリウムを生産する技術を教える事で交渉できると提案。
交渉は成立。セブンに今までにない親切心が生まれたらしい。
危機一髪トレスらは転送収容される。
と言うわけで、救援したはずの相手に脅迫されるという展開は面白いが
それはメインではなく、むしろ浮遊しているトレスらの恋の展開が中心。
しかしそう言う目で見ると、ちょっと陳腐な恋愛ものと言う感じ。
TV放送 2000/09/01 35CH 0125-0220
第73話 生命なき反乱
人型ホログラムHT25と言う存在から救助信号を得て
ドクターとトレスが救助に向かう事に。
出会った相手は、ドクターと同様のホログラムだった。
セロス星を出発し、惑星探査に出かけたが、乗員がウイルスで全滅したと言う。
しかし、乗員にひどい仕打ちを受けたと、人間に対し敵意を燃やし
ドクターに、共に自由を手に入れようと持ちかける。
艦内を調べるトレスは、HT25が乗員6人を殺したと気づく。
エミッターを切っていったんは倒したかに見えたが、
再び現れドクターを倒し、さらにトレスを襲う。
トレスは磁力でHT25を倒し、ドクターは復活する。
と言うわけで、前回以来トレスとパリスと恋仲に。
ドクターに反乱を起こさせるわけにも行かないので、同種を登場させる。
その発想はまあいいが、苦戦したり最後に倒せたりした理由はよくわからず。
TV放送 2000/09/08 35CH 0125-0220
第74話 心の傷を越えて
セブンはボーグの同化から逃れようとする悪夢を見るように。
艦はボーマ領域の通過を求め、厳しい制限を提案されて対立。
セブンは突然暴れ出し、シャトルを奪って逃走。
追跡を求めるが、ボーマに許可されず。
ドクターの分析ではボーグの部分が再活動し始めたらしいが、これは抑制できる。
トゥボックがシャトルに転送で乗り込むが、
セブンはボーグの信号を追っていると言う。ボーグ艦は付近にはいないはずだ。
悪夢を分析した艦長は、その行き先に気づいて急行。
セブンらは信号発信源の惑星へ。そこには同化されかけた連邦の船が。
それこそはレイブン号で、セブンは子供の頃この船に乗っていて同化されたのだ。
ボーマが攻撃。セブンらを転送収容すると、艦はこの領域から退却する。
と言うわけで、セブンがボーグに襲われた時の事を思い出して悪夢を見る話で
だんだん人間に近づくわけだが、そうした展開の中で
元ボーグとしての特徴していくのは難しい気がする。
物語の方は、どうせ艦に戻るはずと思うとパッとしない。
TV放送 2000/09/15 35CH 0137-0232
第75話 DNAに刻まれた悪夢
トムとトレスの密会は、乗員の半数が知る事実になる。
その頃から乗員に異変が。チャコティは老化し、
ニーリックスは別種族である曾祖父の血が活性化。疾患は次々広まる。
細胞にバーコードのような痕跡があり、何者かがひそかに操作しているらしい。
トレスも倒れ、ドクターはホロデッキから出られなくなる。
ドクターは、唯一連絡可能なセブンのセンサーを調整し、
姿を消しているエイリアンを発見させる。
エイリアンは艦内の至る所にいて、乗員の大半に何かの装置をつけていたのだ。
艦長も怒りぽくなる。セブンはフェーザーを調整して、エイリアンの姿を現す。
エイリアンは医療調査のためで、多少の犠牲は仕方がないと言う。
ついに死者が出て、怒った艦長は危険なパルサーに艦を突入させる。
エイリアンは艦を脱出。ドクターは遺伝子タグの取り外しに成功。
トムとトレスが急接近したのも、エイリアンの操作のせいかも知れなかった。
と言うわけで、艦内にエイリアンが一杯いたと言う話で、発想は面白いが
ボディスナッチャーみたいだが、過去の大事件の最中も艦内にいて
調査していたと言うのは考えづらい。チャコティが若返るのも変だ。
TV放送 2000/09/22 35CH 0125-0220
第76話 時空侵略戦争パートT
セブンの知識を利用し、艦は5年間短縮できる新しい航路を発見。
惑星ザールを通過する事になるが、不当に侵略されたと称するクレニム艦が攻撃。
武力はないと思われたクレニムだが、時空兵器を操り、ザール領を壊滅状態に。
攻撃を受け続け、崩壊するデッキも。チャコティは脱出を提案するが、艦長が拒否。
不発の魚雷をセブンが分析し、時空シールドを開発。
クレニムの攻撃を回避するため使用し、影響でクレニムは前ワープ時代へ逆行。
クレニム司令官のアノラックス(カートウッド・スミス)は、
チャコティらをサンプルとして回収。艦を歴史から消すため総攻撃を開始。
艦の半分が崩壊し、艦長はついに上級士官を残して乗員を脱出させる。
TV放送 2000/09/29 35CH 0155-0250
第77話 時空侵略戦争パートU
艦は敵の攻撃で崩壊寸前。艦長らは艦の修復に奔走する。
アノラックスはチャコティに交渉を求め、チャコティは歴史を戻す方法を検討。
同じく捕らわれたトムは、アノラックスの独裁に不満を持つ連中を味方に反乱を計画。
チャコティもアノラックスに帝国復活の夢がなくならないため失望。
アノラックスは歴史を操作する内、妻を失ってしまい、
妻を取り戻すため、何度でも歴史の操作を繰り返していた。
だが何度試みても、妻のいたキアナフライムだけは復活させられない。
乗員オブリストの協力で、トムは艦との連絡に成功。
周囲の国と同盟を結び、総攻撃を加える事に。艦長だけが艦に留まる。
ついに総攻撃開始。オブリストが時空装置を停止させ、チャコティらを返す。
艦長は艦を敵艦に突っ込ませ、それにより歴史は領域通過前に逆戻り。
警告を受け、艦はクレニム領の通過を断念し、
アノラックスは妻と平和な生活を送る事となった。
と言うわけで、弱い相手かと思えば時空兵器を操る強敵だったと言う展開で
前半は艦長らの反撃で、思わぬ打撃を受けたのだが、
後半になると、敵の司令官の暗い過去の話が出てきて雰囲気が変わってしまう。
激しい戦いと言うのはわかるが、歴史を操作して何でも自由になると言う話になると
何だか空々しい感じ。最後に何事もなかったかのようになるのも御都合主義。
TV放送 2000/10/04 35CH 0258-0358
第78話 心の罪を裁く星
艦は惑星マリに滞在。ここは誰もがテレパシーを持ち、暴力は根絶されていた。
ところが、フレインと言う男が暴力事件を起こす。
ニミラ調査官は、寸前にぶつかったトレスの思考が影響したと彼女を逮捕。
記憶洗浄手術をすると言い出すが、今度は老婆がタリと言う女性を刺殺。
トレスは拘束中のため、トゥボックは店員グイルを怪しむように。
グイルは怒りの感情を売買しており、トレスからひそかに奪っていたのだ。
精神感応で証拠をつかみ、トレスの手術を間一髪止める。
ニミラには信じられなかったが、法律で頭の仲間では制御できなかったのだ。
と言うわけで、トレスの怒りの感情が住民に影響を与えると言う展開は
なかなか面白いと思ったのだが、最後まで見ると怒りの感情を売買する一味の話。
旧シリーズにもあった発想で拍子抜け。
TV放送 2000/10/11 35CH 0158-0258
第79話 宇宙を飛んだダビンチ
艦は謎の敵に転送で装置を奪われ、エミッターも奪われドクターは外へ出られない。
艦長らは盗品売買の盛んな惑星に。
何と艦長がホロデッキで楽しんでいたダビンチ(ジョン・ライス・デイビス)までもが
ドクターのエミッターのおかげで、この惑星に来ていた。
彼はここを16世紀の地球と思い、パトロンである王子に雇われていると言う。
トゥボックは評価しないが、艦長はダビンチの地図をもとに捜索。
王子の建物を発見し、装置を奪還。敵が追跡するが脱出する。艦に帰還する。
撃たれても平気だったダビンチは、自らの存在に疑問を感じるが
かの地で見た物を再現させたいと意欲を燃やす。
と言うわけで、ホロデッキのダビンチが外へ出て大活躍と言う展開で
そのアイデアだけで、物語自体はそれほど面白い展開はない。
TV放送 2000/10/18 35CH 0230-0330
第80話 ボイジャー 大いなる森への旅
エネルギー源を得るため、星雲にシャトルで向かう作業にニーリックスが参加。
だが放電のような物を受け、ニーリックスが死亡する。
ドクターも手の打ちようがないと言うが、セブンは他種族の医学知識で治療。
死後18時間経過しているが、細胞に刺激を与え蘇生に成功する。
しかし、死後森に行き死んだ家族と再会すると信じていたニーリックスは、
それが現実でなかった事を悟り、ショックを受ける。
チャコティの助けで瞑想し、瞑想の中で妹らに生き返るべきでなかったと非難される。
ニーリックスは自らを星雲に転送させ自殺しようとするが、
チャコティは瞑想の解釈は多様だと説得。
彼を実の父のように慕うナオミの存在もあり、ニーリックスは自殺を断念する。
と言うわけで、死んだはずの乗員が新技術で甦るのは面白い展開だが
今後のシリーズに、「あの時の手を使えば」と言われそうな気も。
一度死んで世界観が変わるのは良くある話で、それ自体はいまいち。
TV放送 2000/10/25 35CH 0158-0258
第81話 プロメテウスの灯を求めて
セブンは異星人の技術を借用し、アルファ宇宙域の艦隊の船を発見。
交信を試みるが電波が劣化して失敗。そこでドクターのプログラム送信を試みる。
数万光年先の艦でドクターは再生。
それは艦隊の船プロメテウスだったが、ロミュランに乗っ取られていた。
艦隊の攻撃も新技術でけ散らし、他への通信もできない状態だ。
新型の医療プログラムEMHの協力を得て、艦内に麻酔をばらまき制圧。
ロミュラン領域へ向かうのを阻止するため、操縦に奮闘する。
ロミュラン艦や連邦艦隊が集結し、それぞれの攻撃を受けるが
デタラメにボタンを押した結果、ロミュラン艦を撃滅。
ドクターは無事帰還し、艦隊にボイジャーの無事を連絡したと報告する。
と言うわけで、新型の医療プログラムの登場と
新技術でアルファ宇宙域との行き来が可能になると言う展開は面白いが
アイデアのみで、ドクターらの活躍は簡単な感じ。
やはり今後のシリーズの展開に支障がありそうな気もする。
TV放送 2000/11/01 35CH 0158-0258
第82話 夢を呼ぶ夢
艦長らがそろって悪夢を見て、その中で謎の宇宙人を目撃する。
おまけにキムら数名が目覚めず、ドクターは原因不明として寝ない方がいいと言う。
夢をコントロールできるチャコティは、あえて夢を見る事で異星人との接触を試みる。
夢の世界でのみ存在できると言う異星人は、この領域から立ち去れと警告。
チャコティの報告を聞き、艦は領域を通過するが、
問題の異星人が攻撃。艦を制圧してしまう。
夢と現実を行き来できる彼らは、艦を罠にかけたらしい。
しかしチャコティは月が動かない事から、事件がすべて夢と気づいて目覚める。
ドクター以外は全員が寝ており、異星人に目覚めたと思わされていたのだ。
彼らは、起きている状態ではかなわず、乗員全員を眠らせたのだ。
トレスは目覚める寸前のチャコティの言葉から事態に気づき、乗員全員に伝える。
事態を把握すれば手出しできないはずと言うが、
現実世界で食事しなければいずれ死んでしまうのだ。
チャコティはエネルギー発信源の惑星へ。そこに大量の眠る異星人を発見。
彼は目覚めるための薬を異星人に使用。
連絡なければ惑星を攻撃しろとドクターに命じたと伝え、寝てしまう。
脅しがきいて異星人は退散。全員が目覚めるが、皆不安で不眠症になる。
と言うわけで、夢を自由に操作できる異星人と言うのは新手だが
夢か現実かわからなくなると言う展開は、よくある感じで特に目新しくない。
TV放送 2000/11/08 35CH 0158-0258
第83話 宇宙の闇に棲む狩人
異星人の中継ステーションから、地球よりの通信を受信。
ステーションに接近すると、それは太古の技術でブラックホールを動力源にしていた。
艦隊からの重要な連絡と共に、家族たちからの手紙も届く。
トゥボックは息子が結婚し子供ができ、艦長は恋人マークの結婚を知る。
そしてチャコティらはマキがカーデシアの攻撃で一掃されたと知りショックを受ける。
データが劣化したため、セブンらがシャトルでステーションに接近。
だが、付近を制圧し、ステーションの所有を主張するカイガナイル族に捕らわれる。
彼らは狩猟を楽しみ、セブンらを処刑し艦に攻撃を加えようとする。
事態に気づいた艦長は、ステーションの密閉フィールドを消去。
ブラックホールがむき出しになり、周囲の船は巻き込まれる。
間一髪、セブンらを転送収容。
ステーションは使用不能になり、残されたデータの解読を続ける事となる。
と言うわけで、地球との連絡が曲がりなりにも出来るようになり
最終回が近づいているような感じだが、まだ何シーズンか続くみたい。
狩猟する異星人や謎の異星人はおまけみたいで、
手紙をもらって悲喜こもごもの乗員の描写がメイン。
TV放送 2000/11/15 35CH 0158-0258
第84話 超獣生命体VS狩猟星人
艦は漂流する艦と接近。乗員1名が負傷しており、それは艦を攻撃した事もある
狩猟種族のヒロージェンだった。彼らは90以上の星を獲物として攻撃していた。
意識の戻ったヒロージェンによると、獲物に逆に襲われたと言い
ヒロージェン艦が次第に集結してくる。しかし艦内に謎の振動が発生。
生物が艦内に侵入したと判明。その正体はかつて艦を襲った生命体8472だった。
乗員はヒロージェンと協力して生命体を捜索。
発見するとヒロージェンは生命体を撃とうとするが阻止。拘束される。
トゥボックは生命体のテレパシーを感じる。ボーグとの戦いで傷ついた彼らは
退却したが彼だけが取り残され、以来さまよっていたと言う。
ヒロージェン艦は攻撃を加え、逃げ出したヒロージェンは生命体と格闘に。
セブンは独断で2人をヒロージェン艦に転送。艦は退却する。
艦長は命令違反に怒り、セブンの自由な行動を禁ずる。
と言うわけで、今までに戦った2つの敵が現れれ激突すると言う展開で
ネタがなくなった時のウルトラマンのような発想。
艦は振り回されるばかりで、思いつきだけで引っぱって感じ。
TV放送 2000/11/22 35CH 0158-0258
第85話 呼び起こされた悲劇の記憶
コービンと言う男が、艦のテクノロジーと交換に防衛システムを提供。
セブンと共同して作業する事になるが、何かと対立。
ドクターはセブンの異常な感情の高ぶりを測定。抑圧された記憶があると判断する。
セブンの夢を分析した結果、コービンらはボーグの技術を得るため、
セブンを銃で撃ち、外科手術でボーグ細胞を取り出し、記憶を消したらしい。
コービンの器具から生きているボーグ細胞が発見され、艦長らもこれを認める。
窮地に追い込まれたコービンは逃走。艦長は偏見を持っていた事を認め再調査。
ボーグ細胞は、コービンが主張する銃の暴発でも再生する事がわかる。
セブンの記憶は、ボーグ時代の記憶が混ざっていたのだ。
だが逃走するコービンは罠だと考え自爆。ドクターもセブンも彼の死に責任を感じる。
特にドクターは、プログラムを拡張し、心理学者になった気分になった事が
セブンを挑発していたと、アルゴリズムの消去を求める。
しかし艦長は、重荷から逃げるなとそれを拒否した。
と言うわけで、何かの犯罪の容疑をかけられ、いろいろ不利な状況の中
実はそうではなかったと言う話は旧シリーズからよくあったが
疑わうのが艦の側と言うのが目新しいところ。
TV放送 2000/11/29 35CH 0218-0318
第86話 史上最大の殺戮ゲームPARTT
狩猟種族ヒロージェンは艦を制圧。艦長以下、乗員をホロデッキで演じさせる。
ナチ制圧下のフランスで、レジスタンスや米軍の役柄を演じさせるが、
脳を操作され、全員が自分の本来の素性を覚えていない。
ドクターとキムは、ヒロージェンによる研究に協力させられていた。
彼らは艦内のホロデッキをフル稼働させ、いろいろな設定で地球人の研究をする。
ヒロージェンの中で、本当の殺戮をしたいと言う欲求が高まるが、
司令官はヒロージェンの文化が宇宙に散らばった事を嘆き
ホロデッキで殺戮の欲求を満たして、文化を発展させようとしたのだ。
ドクターらは艦の奪還を計画。セブンの神経接続器の除去に成功。
艦長はセブンを敵と疑うが、彼女の接続器も取りはずし、事態に気づく。
だが、ヒロージェンによる攻撃が過激化し、爆発でホロデッキが暴走する。
TV放送 2000/12/06 35CH 0158-0258
第87話 史上最大の殺戮ゲームPARTU
艦には85名のヒロージェンが乗り込み、乗員は独兵との撃ち合いを展開。
艦長は酒場へ行き、チャコティらに、独軍の秘密基地へ案内すると説明。
事態に気づいているのは艦長とセブンだけだ。
医療室で爆弾を作動させ、全員の神経接続器の解除に成功。
乗員は我に返るが、たちまち包囲される。
ヒロージェンの司令官は、狩りを続けるあまり絶滅の危機にあると言い、
狩りはホロデッキのみとして、文明を修復しようと考えていた。
艦長は交渉の末、ホロデッキの技術を与える替わりに休戦を求める。
司令官も応じるが、将校らは反発し撃ち合いに。司令官が射殺される。
捕らわれた艦長は処刑寸前になるが、
ニーリックスがホロデッキのクリンゴン兵を引き連れかけつける。
将校は射殺され、オーバーロードでホロ映像は停止。
生き延びたヒロージェンは、休戦に応じる。
と言うわけで、最近頻繁に出てきた敵のヒロージェンとの全面対決だが、
ホロデッキを舞台に展開すると言うのは、
それほど危機的状態にあると言う気がせず拍子抜け。
これ以降、ヒロージェンも出てこなくなるし。
TV放送 2000/12/13 35CH 0158-0258
第88話 人体を渡り歩く異星人
仮説の状態だった多重ワープを実現させた小型宇宙船が現れ、
オーバーロードしていたが救出し、修理を手伝う事となる。
ベンサム星のステスは、トムと親しくなるが、セブンは彼を怪しむ。
実はステスには、他の人間とDNAを入れ替える才能があり、トムに扮して歩き回る。
ステスになったトムは、ステスの船に乗せられ宇宙へ出される。
本物のステスと称する人物が現れ、彼も体を奪われたと知り、協力する事に。
一方、セブンらは偽トムの異変に気づき、暴れ出すが取り押さえる。
戻ってきたトムの通信を検討するが、
実は艦長にすり替わっていて、シャトルを奪って逃走しようとするが阻止。
ドクターのおかげで全員が元に戻る。
と言うわけで、旧シリーズでも人が入れ替わる話は何度かあったが
今回は単身でそれが自在にできるわけだから、コロコロ入れ替わる始末。
大安売りという感じでいただけず、アイデアとしても目新しくない。
TV放送 2000/12/20 35CH 0158-0258
第89話 戦慄!オメガ破壊指令
艦は出発前から組み込まれていたシステムで、自動的に停止。
艦長しかアクセスできない指令を受けるが、
セブンだけはボーグ時代の知識でその内容を知っていた。
乗員の憶測を呼び、艦長はついに真相を告白。
実は、オメガ分子と言う物質が付近にある事を察知したが、
艦隊は亜空間の断列をまねくほどの危険な物質として、発見次第破壊しろと言うのだ。
失敗すれば、ワープ航行は不能になり、地球へ戻る事はできない。
付近の施設で生存者を発見。
協力を要請するが、彼は種族を助けるパワーだと破壊に否定的だ。
一方、セブンもボーグ時代に入手すべしと指示されており、破壊をためらう。
あくまで破壊しようとする艦長に逆らい、セブンは一部の中和を試みるが失敗。
危険な状態になり、破壊して退散する。
と言うわけで、艦隊の影響の及ばないはずの宙域で、
艦隊の司令に振り回されると言う展開は、まあまあ面白いのだが
パワーをめぐっていろんな思惑が交差する展開は
映画版のジェネシスみたいで、二番煎じと言う感じ。
TV放送 2001/01/10 35CH 0158-0253
第90話 姿なき追跡者
艦は謎の振動を観測。姿を隠した艦の接近を感じるが、
相手は通信でチャコティに助けを求める。
転送で乗り込み、ケリー(バージニア・マドセン)を救出。
だがチャコティには彼女の面識はなかった。
彼女が言うには、彼らは他の種族の記憶に残らない生態を持つ種族だと言う。
1ヶ月前に逃亡者を追う任務についていたケリーはチャコティを愛してしまい
母星ラムラを去って戻ってきたと言う。
艦長らは何の痕跡もないのは怪しいといい、セブンが航行記録を分析。
追っ手が現れ、応戦する事になるが、ケリーは逃げ切れた者はいないと言う。
彼らは、逃亡者が外部の人間に、探知方法を教える事を恐れているのだ。
艦長は乗員として受け入れる事を決めるが、追っ手カーネスは艦に乗り込み、
ケリーの記憶を消し始める。もうドクターにも止められないのだ。
ケリーは記憶を失い、チャコティの呼びかけにも反応しなくなった。
カーネスは、すべての記録が消えるようにして去るが
チャコティは彼女を忘れないため、日記に書き留めていた。
と言うわけで、いつのまにか、当人も記憶していない経験をしていたと言うのは
SFではたまに出てくるネタだが、それを当たり前のようにしている種族が
いたと言うのが新味。しかし、そうした生態が本当に維持できるかは疑問だ。
しかし何と言っても、こんな所にバージニア・マドセンが出ていたのがビックリ。
TV放送 2001/01/17 35CH 0158-0253
第91話 700年後の目撃者
700年後のキリアン星。その博物館では、隣国バスカンの侵略の歴史が語られる。
バスカンは艦に助けを求めるが、過激な艦長やドクターらが細菌攻撃をしかけ
以来戦争は続き、今ではバスカンと同居するようになるが、わだかまりが残っていた。
艦長はキリアンの指導者テトランを処刑し、さらに200万人が殺されたと言うのだ。
史実を疑う者もいる中、博物館長トレンは、廃墟の中からドクターを発見。
再起動し、目撃者として証言を聞こうとする。
だが、ドクターの話はまったく逆だった。艦長はバスカン大使と取り引きしていたが
突如キリアンが攻撃を仕掛け、そのリーダーがテトランだったと言うのだ。
トレンらはこの話を疑うが、真相を追求する事に。
ドクターによれば、艦に侵入したキリアンは人質を取るが
バスカン大使がテトランを殺害。さらにテトランの攻撃を受けたと言うのだ。
ドクターは、トレンが語る乗員たちの情報の誤りを指摘。
一方、史実に疑いが出たとの事で、悪者とされてきたバスカンが暴動を起こす。
ドクターは自分が原因で争いとなった事を悩むが、
トレンと協力して真相を追求する事に。その結果、両国は同盟を結び、
ドクターは故郷への足跡をたどるため、宇宙船でたどったと言う。
と言うわけで、700年後の世界から、シリーズの時代を振り返ると言う展開は
SFならではの面白さと言える。しかし、艦長らが悪い事をしたはずがない
とわかっているので、そこらへんは中途半端。
ドクターは、艦が地球に帰還したか否か知らないらしくて
そうなると、最終回までドクターがいるとおかしいのだが、
そこまでシリーズ構成は考えられているのだろうか。
TV放送 2001/01/24 35CH 0158-0253
第92話 人を呼ぶ流動生命体
艦内のエネルギーが不足し、
トムとキムが危険を冒して、付近の小惑星から重水素を回収する事となる。
彼らは上陸するが、流動性の金属に引きずりこまれ、
いつのまにか防護服に傷がつき、2人とも酸素不足で倒れる。
連絡が途絶え、艦長は強行着陸で救助に向かう。
チャコティらが捜索に向かうが、防護服をしなくても平気になっているトムらを発見。
艦に収容するが、逆に酸素があると苦しみ出す。
惑星の大気がないと生きられないらしい。
金属性流動体には細胞レベルにまで侵入し、同化する機能があるらしい。
そうこうする内、倒れているトムらを発見。
どうやら流動体には、複製を作る能力があるらしい。
複製トムは艦を降りる事を要求。彼らは生きており、今まで感情はなかったのだが
トムらに接触して感情が芽生え、意識が目覚めるようになったと言う。
仲間がほしいという要求に対し、乗員の大量の複製を作り惑星に残す事となった。
と言うわけで、いつの間にか自分の複製ができていたと言う話は
クローンものみたいで面白いのだが、悪意も何もなく、
みな丸く収まってしまうのでは拍子抜け。
TV放送 2001/01/31 35CH 0158-0253
第93話 放射能星雲の孤独
艦は広大な星雲に接近。迂回には1年かかり、通過は1ヶ月かかる。
だが、致命的な放射能を発しており、乗員は耐えられない。
対策として考えられたのは、乗員を休眠カプセルで仮死状態にして通過する案。
その間、艦を管理するのは、放射能に対して無事だったドクターとセブンだ。
しかし、セブンが1ヶ月の孤独に耐えられるかは、不安要素がある。
休眠は開始され、2人による操縦が始まる。
最初は対応していたが、次第にドクターのプログラムが劣化。
エミッターが故障し、医療室から出られなくなる。後はセブンにかかっているわけだ。
セブンは次第に悪夢を見るようになり、艦のコンピュータも不調になる。
脱出まであと6日となり、現れたトレージスと言う男が取引を持ちかける。
さらにトムらが助けを求めるのを見たりして動揺するが、ドクターは幻覚だと言う。
やがてオーバーロードでドクターは消え、自信を失ったセブンは混乱。
生命維持装置を止め、休眠ユニットを維持しようとして倒れる。
気がつくと、艦は星雲を無事通過。再起動したドクターが彼女を助けたと言う。
乗員たちは、セブンに助けられたと感謝した。
と言うわけで、いつも冷徹な感じのセブンが、意外に動揺する方だったと言う展開は
旧シリーズのスポックみたいで、発想としてはいまいち。
出だしはまあまあ面白かったのだが。
TV放送 2001/02/07 35CH 0158-0253
第94話 裏切られたメッセージ
艦長は、艦隊から受信したメッセージの解読に取り組む。
ニーリックスは、言語に長けた人種であるアートゥリスを乗船させ、協力させる。
その結果得た座標へ向かうと、そこには艦隊の最新型艦が待っていた。
それは自動操縦のスリップストリームと言う機能で、
3ヶ月で6万光年を移動して帰還できると言う。
身体的影響もないが、乗り換えには抵抗もあり、艦を改造する案も出る。
艦長はこの話を怪しみ、セブンはアルファ宇宙域へ行く事を不安がる。
艦長らはメッセージの解読を続行。
その結果得た情報によると、艦隊には救助できる能力はなく
有益な情報を提供したに留まっていた。アートゥリスがメッセージをすり替えたのだ。
新型艦も、実は異星人の艦と判明。アートゥリスは艦長を乗せたまま新型艦で逃走。
チャコティは改造で得たスリップストリームで追跡する。
彼は、ボーグの侵略に苦しみ、艦長らが生命体8472に対抗するため
ボーグと取り引きした事に反発し、復讐しようとしていた。
追いつめられ、艦長だけでもボーグ領域へ連れて行こうとする。
だがかけつけた艦に危機一髪転送収容され、アートゥリスはボーグに同化される。
艦はスリップストリームのおかげで3万光年進むが、
危険な技術として以降の使用を断念する。
と言うわけで、艦隊からまさに助け船が現れると言う展開は面白いが、
艦長らへの復讐心が原因だったとなると、ちょっと拍子抜け。
TV放送 2001/02/14 35ch 0158-0253
第95話 暗黒の汚染空間
艦は2ヶ月以上も星一つない暗黒の領域を通過。
ホロデッキだけが唯一の楽しみで、乗員の志気は落ちていた。
艦長は部屋から出ず乗員の不信感を買う。実は指揮能力の自信を失っていたのだ。
謎の振動でエネルギーが落ち、エイリアンが乗り込んでいる事が判明。
だが、マロンのエムック船長らが現れ、彼らを追い払う。
エムックは、異星人を渡せば、出口へ近づける通路を案内すると言う。
しかし、どうやらマロンがこの領域を汚染し、異星人を苦しめている事を知る。
彼らは大量の廃棄物を、この領域に捨てているのだ。
艦長は廃棄物を処理する方法を教え、平和的に解決しようとするが
エムックは、仕事を失うこの選択を拒否。そこで渦を爆破し、通路をふさぐ事を決断。
そのため艦長は内側に留まると主張するが、乗員はこれに反対。
やむなく作戦変更し、崩壊寸前に脱出する事に。
マロンの攻撃をかわし、魚雷で渦をふさぐ事に成功。暗黒の領域を通過する。
と言うわけで、星もない領域を通過するハメになると言う展開は
ちょっと前にあった、放射能を避けるために仮死状態になる回と似た感じ。
発想が同じだと、後はどんな場所にも住んでる奴がいて……と言う感じで
艦長が落ち込んでいるあたりが特色なのだろうが、それもさほど生かされず。
TV放送 2001/02/21 35CH 0158-0253
第96話 新生ボーグの悲劇
ワン ボーグ
セブンやドクターらは星雲の調査に向かうが、
危険な状態となった為、転送収容される。
その後、艦内に未知の装置が見つかり、中に胎児の状態のボーグが発見される。
通常のボーグとは異なる再生形態だ。
転送の不調でドクターのエミッターとセブンのナノプローブが接触。
襲われた少尉の細胞を再生し、新たなボーグが生まれたらしい。
ボーグは24時間で大人に成長するが、
集合体と接触していない彼は仲間に出来ると考えた艦長は、セブンを教育係とする。
様々な知識に関心を持つボーグは、
集合体の一部ではないと言う意味で、自らをワンと名付ける。
だが、ボーグ船がワンの存在に反応。接近してくる。
ボーグと接触すれば個性が破壊されると知り、
ワンはボーグ船に単身乗り込み、星雲に突っ込ませて爆破する。
彼は転送収容されるが、傷ついて手術が必要な状態だ。
ボーグの考えを感じたワンは、
彼らが未来のテクノロジーを取り込んだワンを欲しがっていると言う。
生き長らえれば乗員を危険にさらすと、
セブンの制止にも関わらず、ワンは手術を拒んで死ぬのだった。
と言う訳で、見逃していた1話。
ドクターとセブンが転送された際に装置に異常があり、
未来のエミッターの技術を取り込んだボーグが誕生する。
新ボーグは集合体とのリンクを求めるが、
艦長は味方にすべきと考え、セブンを教育係にすると言う訳。
どこかで見たような話ながら、新ボーグのキャラにはちょっと魅力が。
ただし、セブンとダブる面も少なくないからか、1話で退場となる。
TV放送 2008/03/08 スーパードラマ 0200-0244
第97話 心は闘いに傷ついて
マロン船が探査機を奪おうとし、惑星の大気圏へ突入させて回避するが
何とか回収できないか検討。トムが提案する新型シャトルの製造を取り組む事に。
だがトレスだけが乗り気でない。現れたマロン船のブレルク指揮官は、
探査船をよこせと言う。何としても手に入れる気だ。
セブンの分析によると、マロンも回収船を開発中で、このままでは先を越される。
新型シャトルには、大気圧に耐えられるかと言う問題があり
トレスはホロデッキで、危険な実験をして失神。
艦長は、彼女がいろんなホロプログラムを、
安全プロトコルをはずして試している事に気づく。自分を傷つけているようだ。
チャコティは、彼女がマキが全滅したとの情報を得て、
耐えられなくなり鬱状態になったと考える。
敵が攻撃を開始。未完成だが新型シャトルを発信。
意を決したトレスも乗り込む。探査船の回収に成功するが、大気圧で危険に。
トレスの活躍で危機は脱し、無事帰還する。
と言うわけで、トレスが仲間の死で鬱状態に入ると言うテーマで
ちょっと妙な感じ。そう言うテーマがあるのはわかるが、
どうせならもう少し突っ込んだ物語にできなかったものだろうか。
TV放送 2001/03/07 35CH 0158-0253
第98話 偽造された地球
チャコティはとある地球によく似せた惑星を調査。
ブースピーと言う老人や、バレリーと言う女性に接近。
会話の中から、彼らが人間になりすました異星人とわかり、1人を無理矢理連れ帰還。
彼は死に、ドクターが分析。DNAが変異し、その正体は生命体8472とわかる。
地球侵略の下準備とも考えられ、何としても阻止しなくてはならない。
チャコティは再び調査のため惑星へ行くが、正体がばれて捕らわれる。
彼らは地球人がボーグと手を組み、侵略をたくらんでいると考えていた。
艦隊も迫っているに違いないと言うのだ。
艦長は誤解を主張。互いの平気を公開し合う事で、脅威がなくなり休戦協定を結ぶ。
と言うわけで、新たな強敵8472とも味方になってしまう話で
TNGでクリンゴンと同盟を結んで以来、次々敵と仲間になっているが
あまりやりすぎると、物語の面白みがなくなる気がする。
意外に8472が心配性だったと言うのも変な感じ。
TV放送 2001/03/14 35ch 0158-0253
第99話 火山惑星からの生還
乗員サマンサらは、シャトルで不安定な惑星に不時着し負傷。
艦は捜索活動をするが、ニーリックスは娘ナオミにその事実を隠そうとする。
彼自身家族を失っており、同じ境遇になる事に耐えられないのだ。
だがナオミは異変に感づき、ブリッジに来て事態を知る。
ニーリックスはつらい思いをさせたくなかったと説明。
一方、埋もれたシャトルを発見。妨害する岩を溶かし、危機一髪転送収容する。
と言うわけで、ニーリックスが娘をかばって真相を隠す話で
まだ死んでもいないのに、艦長が早く事態を説明しろと言うあたりは変。
ナオミが楽しむホロデッキは、かつて艦長も楽しんでいたと言う話が出るが
それほど面白い設定にはなっていない。
TV放送 2001/03/21 35CH 0158-0253
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