第1話 すみかを追われたサイ達

 商人のディモンがターザンらのいる島に店を作る事に。
そこはサイの村だったが、サイはすみかを奪われ、ゴリラのなわばりを占領。
さらにゴリラが移動するハメになる。ディモンは意に介さず。
ターザンはサイと交渉するが決裂。ジャングルの奥へ行くしかないが
そこではターザンは生きられない。ターザンは爆薬を買い、水場を作る事に成功。
怒らせて追ってきたサイたちをそこに住ませる事にする。

 と言うわけで、ディズニーアニメ「ターザン」シリーズ版。
絵は同じだが、ちょっと簡単な線になってしまった感じ。
ジェーンはターザンの妻と公言しており、その父である博士も同居。
ちょっと他のターザンとは違う雰囲気だ。
人間のおかげで動物が移動させられる話で、普通なら人間が悪者になりそうだが
そうはならないあたりも、今までのターザンと比べて異色。

TV放送 2001/11/05 BS05 0730-0800
 

第2話 みんなでターザンを救え!

 ターザンは遊んでいる内に毒蜘蛛にかまれる。
命を失うおそれがあり、治すには高所にあるマグブと言う花が必要だ。
いつもターザンに助けられていたジェーンは、この花を求めて向かう事に。
ゴリラのタークとジェーンは、ターザンをめぐって対立。
おまけに、弱っているはずのターザンにジェーンが助けられる場面も。
だが、次第にターザンは弱り幻覚を見るように。
ジェーンらは滝の上に花を発見。タークと協力して花を回収する事に成功。
薬を作ってターザンは回復し、ジェーンらの間には友情が芽生える。

 と言うわけで、アニメのジェーンは割にがんばり屋で
今回も奮戦するあたりがなかなか良いが、
いつの間にジェーンらはゴリラと話せるようになったのか。

TV放送 2001/11/06 BS05 0730-0800
 

第3話 迷子になった赤ちゃんヒョウ

 ジェーンは迷子になったヒョウの赤ちゃんを見つけ、育てる事に。
ヒョウはゴリラの天敵と恐れられ、ターザンらも否定的だったが、
ターザンの母カーラも同じようにしたと言われ、ようやく納得する。
だが赤ちゃんのイタズラには皆手を焼き、ヒヒを怒らせて大騒ぎに。
もう置いてはおけないと、ジェーンらはヒョウに赤ちゃんを返しに行くが
取り囲まれてピンチに。ターザンもかけつけるが危機は脱せず。
だが、赤ちゃんの母親が現れて、ヒョウたちは退散する。

 と言うわけで、唯一見逃したエピソードを再放送でチェック。
敵対する連中も、母と子の愛は同じだという話で
例えば、怪獣ゴルゴなんかとも共通する、昔からよくある話だ。

TV放送 2002/03/26 BS05 1800-1830
 

第4話 謎の王国オパー

 博士はヒョウの姿をした謎の連中に捕らわれる。
彼らは隠された町に住み、その女王は夫を求めていたが、
博士では気に入らず処刑を命ずる。ターザンらは博士の捜索に。町を発見する。
そこは2000年前から存在する王国オパーで、女王ラーはターザンを気にいり
ジェーンを始末しようとする。ジェーンは滝底に落ちて死んだと思われる。
ラーは結婚を強要するが拒否したので処刑される事に。
実は生きていたジェーンがかけつけ救出。一行は脱出に成功する。

 と言うわけで、実写版のシリーズでも似たような王国が出てきたが
ここでもやはり怪しい王国が登場。似たような展開を見せるが
この女王、意外にも再登場はしない。

TV放送 2001/11/08 BS05 0730-0800
 

第5話 ターザン、囚人を救う?

 外人部隊にいたと言うホットとヒューロの二人は、
ワニに襲われそうなところをターザンに助けられ、共に生活する事に。
だが、彼らは脱走兵で、追ってきたスタフウェイ中佐に捕らわれ、処刑される事に。
しかし、中佐は村を焼き払えとの命令を出しており、
彼らはそれに逆らって逃げたのだった。ターザンがかけつけ、中佐と対決。
二人も助けようとするが滝から転落して死ぬ。
ターザンは中佐を追い払うが、実は二人は生きており、店で働く事になる。

 と言うわけで、悪そうな連中が実は悪くなかったと言う展開だが
死んだはずの二人が死んでなかったという展開は、
前回のジェーンと同じで安直な感じ。

TV放送 2001/11/12 BS05 1800-1830
 

第6話 勇気を持ったタントー

 象のタントーは気が弱かったが、
暴れ象マバーヤに追われてきたと言うブルーティ一家と知り合う。
一家の息子ジャバーリは、マバーヤがアフリカスミレを食べて暴れ出したと言い
これを食べていたタントーは、自分が暴れ象になったと誤解する。
実は、アフリカスミレを食べただけでは、暴れ象にはならないのだ。
再びマバーヤが現れ、ジャバーリが襲われるが、タントーがかけつけて対決。
自分が暴れ象でないと知るが、怖いと思うから怖いのだと、マバーヤを追い払う。

 と言うわけで、気の弱かった象が、勘違いから勇気を持つようになる話で
割にありがちな展開。

TV放送 2001/11/13 BS05 1800-1830
 

第7話 きれいな河をとりもどせ!前編

 河の水を飲んだタントーの具合が悪くなる。
博士の分析では、人工物質で汚染されている。
ターザンは調査に向かうが、謎の部族に襲われる。
隠された部族である彼らも河の毒の秘密を追っていた。
若い男バズーイは、ターザンの仕業と決めつけるが、ジェーンらを人質に取られ
共に調査に向かう事となる。

TV放送 2001/11/14 BS05 1800-1830
 

第8話 きれいな河をとりもどせ!後編

 ターザンらは山を調査し、金を掘る一味が化学薬品を使っていると知る。
彼らは金目的と知り、施設を破壊。博士らが政府の役人と称して乗り込むが
正体がばれて一同は捕らわれる。
だが、回復したタントーがかけつけ脱出。それでも毒は流され続けている。
一味は大砲で村を破壊するが、ターザンは河をせき止め、一気に放流。
作業員たちは退散する。

 と言うわけで、自然破壊をする鉱山の連中と戦う話だが
数あるターザンシリーズの中でも、こういった人間の善悪の判断が
毎回微妙に異なるのが興味深い。物語の方は前後編だがありきたり。

TV放送 2001/11/15 BS05 1800-1830
 

第9話 ジェーンの幼なじみ

 飛行機が墜落し、イギリス軍将校であるロバートが助けられる。
彼は実はジェーンの幼なじみだが、ターザンは嫉妬心からか、彼が信用できない。
ロバートはジェーンに渡したオルゴールを取り戻しに来たと言う。
実は、彼は二重スパイで、オルゴールの正体は暗号解読器だった。
正体を怪しまれていると知ったロバートは、アフリカへ行くジェーンに渡したのだ。
一方、ターザンは彼を追ってきたナイジェル大佐と出会い、かけつける。
ロバートは逃走しようとするが、ターザンが飛行機に飛び乗り格闘。
ロバートは逃走するが、飛行機は滝から落ちそう。
ジェーンが危険と知るとロバートはかけつけ救出するが、逮捕される。

 と言うわけで、戦争中の時代色が、古いターザンみたいで面白いが
ロバートのキャラクターが、どっちつかずなのがちょっと気に入らない。

TV放送 2001/11/19 BS05 1800-1830
 

第10話 ジェーンへのプレゼント

 火山学者と称するニールズ一味が現れ、火山への案内役にターザンを選ぶ。
真の目的はダイヤを探す事と知るが、イギリスでダイヤを贈る習慣があると知り、
ジェーンへのプレゼントのため案内する事を承諾。
火山でダイヤを見つけるが、一味はターザンを始末しようとする。
ターザンは洞窟に残されて生き埋めに。噴火が始まり噴火口から脱出。
ワニに追われて木に登っていた一味を捕らえる。

 と言うわけで、鉱山の採掘はダメだが、ダイヤはいい。
だが、ターザンをだますのは良くないと言うような感じで
どうもターザンの価値観が、いまいちよくわからない。

TV放送 2001/11/20 BS05 1800-1830
 

第11話 あばれん坊ゴリラにたちむかえ!

 ターザンらのいるゴリラの群れへ、ドブーというケガしたゴリラが現れる。
ケガが治るまで仲間にする事に。その目的は群れの様子を探る事だった。
やがて群れに戻る事になるが、彼に恋するタークは後を追う。
そこにいたのは、群れを乗っ取っていたターザンの仇敵トゥーブラットだった。
かけつけたターザンは滝に落とされるが、ドブーは仲間に声をかけ
皆で団結してトゥーブラットを追い出す事に成功する。

 と言うわけで、団結して強敵と戦えと言う話で教訓ぽい上、
トゥーブラットとの因縁とかが、あまり掘り下げられておらず面白みもいまいち。

TV放送 2001/11/21 BS05 1800-1830
 

第12話 がんばれ!ポーター教授

 教授の尊敬するドイル教授が研究のため現れるが、
実は女性と知りビックリ。河の毒の事件で知り合った部族へ調査に。
長老が700歳と知り、その長寿の秘密が温泉にあると考える。
教授は危険な雪山を登り温泉へ。心配したターザンらも後を追う。
だが、村では祖先の歳を受け継ぐ習慣があると知り、
若返りの温泉ではなかったと判明。
ショックを受けるが、地下の水路を利用してふもとへ戻る事に成功。
ドイル教授もポーターが気に入るようになる。

 と言うわけで、いかにもディズニーのコメディ担当キャラ的な
ポーター教授が恋をする話だが、長寿の秘密は最初から裏がありそうな感じ。
もっとも、そうは言っても500歳だとか言う落ちはあるのだが。

TV放送 2001/11/22 BS05 1800-1830
 

第13話 恐竜たちの住む世界

 何度もポーター教授の研究を盗んできたフィランダーは、
ポーターがジャングルで何かを発見したと考え、横取りしようとアフリカへ。
フィランダーに対抗意識を持つポーターは、何とか大発見をしようと画策。
ターザンの案内で、恐竜が生きていると言う地底世界ペルシダーへ行く。
だがここへもフィランダーが追ってきて、彼は写真を撮影してしまう。
あせったポーターは、ティラノサウルスの卵を盗み、母親が怒って追ってくるハメに。
フィランダーは逃げ、ターザンらはメタンガスを爆発させ
恐竜の骨ごと地上へ脱出する事に成功。
何の成果もなかったが、ターザンらを危険にするほどの価値はないと言う。
一方、フィランダーは恐竜の写真を学会で発表するが、
イタズラした猿しか写っていなかった。

 と言うわけで、実写版のシリーズでも出てきたペルシダーが舞台に。
割に面白い展開だが、1回限りではちょっともったいない。一応これが最終回。

TV放送 2001/11/26 BS05 1800-1830
 

第14話 巨大なカブトムシ

 教授は巨大な花を調査するが、タントーらのイタズラで崖から落ちそうに。
反省するタントーに対し、タークは悪びれず研究を手伝うと
採取した樹液を適当に混ぜると爆発し、近くにいたカブトムシにかかる。
その影響でカブトムシが巨大に。教授らは不思議がるが、タークは秘密を隠す。
タントーは白状し、においでおびき寄せるとわかり、
女装して山の上へ連れて行く事に成功する。

 と言うわけで、第2シーズンがあったらしくその最初のエピソード。
巨大カブトムシなんか出てくると、まるでアニメ版ゴジラのようだ。

TV放送 2002/08/21 BS05 1800-1830
 

第15話 ターザンになりたい!

 教授の恋人ロビン博士が、甥のイアンと共に再訪する。
引っ込み思案のイアンだったが、ターザンがジャングルに連れて行くと大喜び。
崖から飛び降りたり、大蛇やワニに追われたりしても喜ぶが、
ロビンは危険なマネをするなと怒る。
弱虫と思われたくないと、一人でジャングルへ。ヒヒの大群に追われて追い込まれる。
ターザンがかけつけ、追わせて崖に落とす事に成功。イアンらは帰国する。

 と言うわけで、子供がターザンにあこがれて危険なマネをするがと言う話で
誘ったターザンにはおとがめもなく、特に教訓となるような結末もない。

TV放送 2002/08/22 BS05 1800-1830
 

第16話 大統領がやってきた

 セオドア・ルーズベルト元大統領がジャングルを訪れ、
ターザンを気に入りガイドを頼む。
だが、ルーズベルトが狩りをしようとしたためターザンは失望。
ハント一味によって、ルーズベルトは誘拐され、かけつけたターザンも捕らわれる。
古城から逃げ出すが、飛行船で先回りされて再び捕らわれる。
格闘になり、飛行船は爆発。軽飛行機で脱出する。
ハントは象に包囲されて捕まり、ルーズベルトはジャングルを守ると約束する。

 と言うわけで、有名人物が登場。
時代設定がやや古いのが特色で、セオドア・ルーズベルトという人選も面白いが
実在の人物だから、悪口にはならないのがお約束。

TV放送 2002/08/26 BS05 1800-1830
 

第17話 ジャングルの異変

 旅行から戻ったターザンは、家が荒らされ、動物がいない事に気づく。
タントーとタークらが現れるが、様子がおかしく、音を止めろと暴れ出す。
教授も襲われたらしく行方不明。日記には新種の植物が影響しているらしいとあり
解毒剤を見つけるが、動物たちに効果がない。
動物たちに追われ、洞窟に逃げ込むと隠れていた教授を発見。
解毒剤が効かなかったと知り、原因が植物ではないかもと考える。
ターザンはディモンの店へ急行。突進してきた動物たちに電波塔を倒させる。
元に戻る動物たち。電波塔から発していた人間に聞こえない音が、影響していたのだ。

 と言うわけで、ジャングル中の動物が暴れ出す展開で
タントーやタークなんて連中まで暴れるのはご愛敬だが
ターザンらがかなりのピンチになる展開はなかなか面白い。
真の原因は、環境破壊にあったなんて言うのも良い。

TV放送 2002/08/27 BS05 1800-1830
 

第18話 本当のボスはだれ?

 大蛇ヒスタにゴリラの群れが襲われる。ターザンがかけつけ追い払うが
肝心な時にジェーンといたため、不在だった事が問題視される。
モイルはボスの座を巡って挑戦を求め、木の上で戦うが
落下するモイルを助けようとして先に落ちてしまい、ターザンの負けとなる。
モイルが新たなボスとなり、ジャングルのはずれへの移動を決定。
タークや母も同行するが、ターザンはジェーンと残る事に。
しかし、一行はタールの沼で動けなくなり、ヒスタに襲われる。
逃げ出したゴリラが助けを求め、ターザンが急行。
ヒスタをおびき寄せて沼に沈め、モイルはターザンにボスの座を返す。

 と言うわけで、人間であるターザンが、妻を持っても
ゴリラと共存し続けると言うのも無理がありそうだが
さらにボスだったとは驚かされる。
他のゴリラとの確執があるのは当然だが、
お約束のような展開で、特に遺恨を残さないのもアニメならでは。

TV放送 2002/09/02 BS05 1800-1830
 

第19話 再びオパーへ

 ヒョウ男が現れ、ジェーンがさらわれる。
ラーが何かを企んでいるらしく、ターザンらはオパーへ助けに行く事に。
逃げてきたラーは、ヒョウの反乱を受けたと言い、罠とも思いつつ同行する事に。
抜け道から神殿へ。ヒョウ男はジェーンに杖を渡すが、ラーがこれを奪い退散。
だが、我に返ったジェーンは、ラーが人間を魔法でヒョウ男にしていたと語る。
ラーにだまされたと知り、一行は再び神殿へ向かう。
ラーは反乱を起こしたカージを、巨大なタコのような怪物のいる穴へ落とそうとする。
ターザンがかけつけるが、杖の魔法で次々倒す。
だがジェーンが杖を奪い、壊すと爆発。ヒョウ男たちは蘇り、ラーは朽ち果てる。
ヒョウ男たちは人間ではなく、普通のヒョウだった。
神殿は崩れ、ターザンたちは退散するが、自然に杖が元の姿に戻っていた。

 と言うわけで、以前登場した女王ラーが再登場。
ヒョウ人間とか巨大なタコとかいろいろ出てくるが
まあ、たぶん今後も出てくるラーのエピソードとしてはそこそこ面白い。

TV放送 2002/09/03 BS05 1800-1830
 

第20話 タントーとターク

 タントーは象のダーニャに一目惚れ。デートに誘うが、彼女はタークを邪魔に思う。
親友だからとかばっていたタントーだが、次第に邪魔していると悟りケンカに。
タークは密猟者の罠にかかり捕らわれる。
ダーニャはターザンに任せろと言うが、タントーは友人を選んで急行。
タークは船で運ばれるがタントーとターザンが駆けつけて救出。
再び現れたダーニャは、デートしてあげると言うが、タントーはタークを選ぶ。

 と言うわけで、タントーとタークと言う奇妙なコンビがケンカする話だが
ケンカ別れしたままのはずもなく、と言う事は新たな登場人物が悪者になるだけ。
お約束的展開と言える。

TV放送 2002/09/04 BS05 1800-1830
 

第21話 伝説のゴリラ

 教授らに気づいた動物が逃げ出し、崖から転落するが、なぜか死ななかった。
ジャングルの守り神と言われるゴリラのマンガーニのおかげだと言う。
けがや病気を治す力があると言うが、教授は信じない。
その居場所を突き止め、写真を撮る事に成功。
だが、ライバルのフィランダ一味が写真を奪い、マンガーニに関心を持つ。
一味は罠でマンガーニを捕らえ、船で運び出す。
ターザンがかけつけるが見つかり船倉に落とされ、命も危険な状態に。
だがマンガーニが触れると回復。見張りを倒し、オリを壊してマンガーニは逃げる。

 と言うわけで、またもライバル教授が再登場。
ライバルとの確執のあたりがメインで
神秘のゴリラについては大して語られず。
地底の王国も再登場させてほしいところだ。

TV放送 2002/09/05 BS05 1800-1830
 

第22話 女王ラーの野望

 ジェーンは傷ついたシカに近づくと、潜んでいたラーの魂に乗り移られる。
ジェーンはオパーへ行き、杖を発見。神殿を復活させる。
ターザンはワジリ村の長老ウスラに会い、ラーの復活を知る。
ラーはもともとワジリ族で、禁じられた呪文を使うようになり、以来追っているのだ。
ラーは呪文で巨像を動かし、ターザンを襲うように命ずる。
歯が立たず、ターザンはジェーンを抱えて塔から飛び降りるが
その間にラーはターザンの方へ乗り移り、暴れ出す。
だが、巨像はターザンを投げ飛ばし、あわててラーはネズミに乗り移る。
ターザンらは巨像を倒し、長老はネズミを捕らえる。

 と言うわけで、当然復活すると思っていたラーだが
魂になってよみがえるとは、意外に良心的。
ターザンを襲えと巨像に指示し、自分がターザンに乗り移って襲われるあたりも
ひねりがきいていて面白い。

TV放送 2002/09/11 BS05 1800-1830
 

第23話 ターザン 映画スターになる?

 ジャングルに映画の撮影隊が現れ、ゴリラに育てられた男の話を撮影。
スターのスタンレーをよそ目に、監督はターザンに気にいる。
ターザンをスタントに使うと言うがスタンレーは不満で、自らスタントするが失敗。
クビにされ、ターザンが主役になるが、ターザンは演技がわからずとまどう。
スタンレーはフィルムに火をつけるが、予想外に広まって火事に。
ターザンがかけつけ、取り残されたスタンレーを救出。
スタンレーがターザンを助けたと皆に言い、監督らはスタンレーを見直す。

 と言うわけで、ターザンが俳優になる話で
ターザンがニューヨークへ行った時のようなテイストはあるものの
特に戸惑ったりしないので拍子抜け。

TV放送 2002/09/12 BS05 1800-1830
 

第24話 本物のチャンピオン

 ボクシングのチャンピオン、マラガンが記者マックスらとジャングルへ。
だがターザンがふざけて出したパンチでマラガンが倒れてしまい、
マネージャらは試合を組もうと躍起に。マラガンも復讐心を燃やす。
しかし、ターザンは戦いはイヤだと拒否。マラガンは何かと挑発。
イノシシを殺すと言っておびき出そうとするが、イノシシの大群に囲まれてしまう。
かけつけたターザンが救出。マックスは真のチャンピオンは誰かを悟り
マラガンの記事はもう書かないと宣言する。

 と言うわけで、映画俳優に続いてチャンピオンがターザンに挑む話だが
ターザンの方が強い事になるのは見え見えで、展開には意外性がない。
ニューヨークでやると言っていた試合が実現した方がおもしろかっのだが。

TV放送 2002/09/17 BS05 1800-1830
 

第25話 ゾウの守り神

 タントーはハチに追われて崖から転落するが、水浴び場へ落ちて無事だった。
子象のジャバーリはエンディゴ山の守り神のおかげだと言い、タントーもその気に。
タークらはバカにするが、山へ登って証拠を見つけると言い出し、皆で同行。
落石からタークを助け、タークも同情するが、守り神は現れそうもない。
ジェーンらが守り神に扮するが、正体がばれて失望。
帰り道、ターザンらは崖崩れで取り残され、タントーが助けようとし
落雷で木が倒れてターザンらが助かる。見上げると象の形の雲が。
本当に見守っていたのだと感じるのであった。

 と言うわけで、ゴリラの神に続いて象の神の話に。
これもタントーが終始不思議な力に守られ、最後にそれっぽい物を目撃する
と言う展開が読めてしまい、実際その通りになるのだから困りものだ。

TV放送 2002/09/18 BS05 1800-1830
 

第26話 地の底から来たモンスター

 タークは3メートルの怪物を見たと言い大騒ぎ。教授らも何かに襲われる。
ターザンの家も襲われ、正体がペルシダーの恐竜とわかる。
ロープを利用して穴からはい出したらしい。
罠を作るが失敗。ターザンと格闘で穴へ落ちる。
怖がっていたタークが向かい、包囲されるとキレて追い払う。
皆感心するが、恐竜が顔を出すと退散。穴を岩でふさぐ。

 と言うわけで、第2シーズンの最終作は、第1シーズンと同じくペルシダーの話。
題名から恐竜が出るのはわかっていたし、出てくるのは終盤まで1匹だけ。
地底へ行ってもラプターしか出てこず、
ジュラシック・パークの影響をもろ受けてると言う感じ。

TV放送 2002/09/19 BS05 1800-1830
 

第27話 捕らわれたターザン

 ジャングルで生活するヒューゴとホークトは、
ターザンにフルーツを集めさせて、それでソースを作って儲ける。
だが、かつて彼らに逃げられた外人部隊のスタフウェイは、罠で2人を捕らえ監獄へ。
行政官の助けは期待できず、ターザンが乗り組む事に。
2人を救出するが、捕らわれて強制労働させられる事に。
3人は脱走を図るが、ターザンだけが捕らわれ、処刑される事に。
無事島に到達したヒューゴらは、ターザンを心配する。
結局かけつけた彼らは、ターザンを救出して大暴れ。
ジェーンが行政官を連れて現れ、死刑執行の許可がないとして
ターザンらを解放する事に。だが、実は行政官はデュモンの変装だった。

 と言うわけで、第3シーズンが始まっても、特に雰囲気が変わるわけでなし。
いきなり、過去の登場人物で、しかも印象の薄い奴らが出てくると、
ちょっととまどわされるけど。

TV放送 2004/02/12 BS05 0700-0730
 

第28話 あばれん坊ゴリラを救え!

 ターザンらの前に、かつて火山噴火でダイヤを失ったニールズとマーカスが現れる。
彼らは固まった溶岩を爆破し、ダイヤを探そうとするが、
衝撃で現れた巨大なゴリラを気絶させ、これで見物料を稼ぐ事に方向転換。
それは暴れゴリラのトゥーブラットで、手を焼くターザンらも売り飛ばす事を承諾。
しかし、どうしても気になるターザンは、結局彼を助ける事に。
列車に追いつくが、オリが壊れてトゥーブラットは暴れ出す。
列車から振り落とされ、タークが助けるが、トゥーブラットは谷底へ。
誰も得をしない一件だったが、ターザンはいい行いはする事に価値があると言う。

 と言うわけで、厄介者のゴリラとダイヤを追う連中と言う、
過去に出た連中をそれぞれ再登場させて組み合わせて1作こしらえる。
今回も、どちらも印象が薄かったのだが、
ターザンのどっちつかずの態度は、あまり好感が持てない。

TV放送 2004/02/17 BS05 0700-0730
 

第29話 イギリスからのお友達

 ジェーンの友人であるエレノアら3人組がジャングルを訪問。
彼女がターザンと結婚し、自分の意志でジャングルに留まっていると聞かされるが、
なかなか理解できない。
彼女らに合わせて、服を着る事に抵抗を示すターザンだが、
ジェーンが恥ずかしがっていると知りショックを受ける。
ジェーンらはピクニックに出るが、豹のルーに襲われたあげくに道に迷う。
心配したターザンはかけつけ、ルート格闘の末倒す。
一同はジェーンが幸せである事を納得し、ロンドンへ帰る事にする。

 と言うわけで、ジェーンの生活を外部の人が見たらどうなるという話。
まあ、発想はともかく、無難な展開か。

TV放送 2004/02/18 BS05 0700-0730
 

第30話 ワジリ村の伝統

 ターザンらは、友人バズーリに、ワジリ族の婚礼に招待される。
いずれ村の長になるバズーリは、ナオとの結婚に際し、
日没までに山の鷲の羽根を持ち帰ると言う試練を与えられる。
同行者にバズーリはターザンを選ぶ。
だが、道中川に流されたりカバに襲われたり、
ターザンは何者かの妨害を感じるが、バズーリは不吉だと落ち込む。
一方、ナオやジェーンは、儀式を批判したため長は怒り、式は中止だと言われる。
バズーリを妨害していたのは、彼が長になる事に反対するルビーだった。
バズーリは格闘の末、彼を倒し、追放する。しかし鷲の羽を取るのには苦戦。
ジェーンが長に謝罪し、何とか受け入れられたところへ、ターザンらが帰還。
バズーリも羽根と結婚は関係ないと言うが、羽根も持ち帰ったため無事結婚となる。

 と言うわけで、現地の部族の儀式に振り回される話だが、
ターザンの方が都会的な発想と言うのが妙。

TV放送 2004/02/19 BS05 0700-0730
 

第31話 ジャングルを守れ!

 ジャングルが突然ブルドーザーによって伐採され始める。
男たちはマーカム氏の指示でやったと言い、マーカムは伐採権を主張。
娘思いの彼は、娘アビーのために全財産をつぎ込み、ここで幸せに暮らすと言う。
ターザンはゴリラの生息地を離れ、川の南へ移るよう提案。
だが、そこは沼地で伐採は無理。再びゴリラの地を伐採するが、
男たちやアビーに異変が始まる。謎の発疹が出て、倒れてしまう一同。
教授によれば、伐採で地中の微生物が掘り起こされて、感染したと言う。
マーカムはターザンと協力し、危険な地をめぐって治療薬の材料を集めるが、
肝心の花は、伐採のせいで枯れてしまっていた。
だが、アビーが1つだけ持っていたため、薬は完成し、一同は回復。
マーカムはやり方が間違っていたと反省し、種まきをする事にする。

 と言うわけで、ジャングルを開発しようとする者が、自らの誤りに気づいて改心
なんて都合の良い展開で、ターザンらは病気にならないし。

TV放送 2004/02/24 BS05 0700-0730
 

第32話 ジャングルでの特訓

 ジェーンの友達3人組エレノアらが再び訪れる。
今回はブリンディの友人ヘンリーも同行。彼は地質学者で地震の調査に来たと言うが、
エレノアらは軟弱者であるヘンリーを、ジャングルでたくましく鍛えようと考える。
ターザンの指導で、ツルを渡ったり、象に乗ったりするがあ苦戦苦闘。
そうこうする内、地震が発生。津波が来て、ヘンリーらはターザンらとはぐれる。
心配するエレノアらだが、ヘンリーは岩を崩してサイを撃退。
ヘビも得意のオーボエで踊らせ、エレノアらもヘンリーを見直す。
ワニに取り囲まれ、ターザンがかけつけるが、彼も苦戦。
だがヘンリーが助けて撃退し、ブリンディはヘンリーを誤解していたと謝る。

 と言うわけで、数回前に初登場したジェーンの友人を早くも再登場させる。
物語の方は、先が見えるほど安易な展開。

TV放送 2004/02/25 BS05 0700-0730
 

第33話 ジェーンの植えた植物

 ジェーンは、雨期を過ぎると象の土地から妙なにおいがする事を気にして、
英国にある、いいにおいのするツル植物を買って植える事に。
ところが、1週間で植物は急激に成長し、象たちはエサ取りもままならなくなる。
切り取る事も出来ない上、エサにはならない植物だ。
象たちはジェーンを責めたため、彼女が対策を立てる間、象はゴリラの地に住む事に。
ところが、象はゴリラの餌を食べ尽くし、ゴリラと象はケンカ状態に。
ターザンは人間をまねて国境を作るが、互いに国境を越えて対立は深まるばかり。
ジェーンらはツルを枯らすためにアブラムシを用意するが増えすぎ、
それを駆除するために、蠅やヘビや蛙を集めて収拾がつかなくなる。
ついにゴリラと象は戦争に。ターザンは仕方なくゴリラ側につきタントーと対決。
その時、落雷で火事が発生。タークが取り残され、ターザンとタントーが救出。
ゴリラと象は和解し、火事のおかげでツルは全滅。以前からの植物は無事で、
ジェーンは、手を出さない方がうまく行く事を知る。

 と言うわけで、ゴリラと象がよかれと思って共存しようとするが、
やがて戦争状態になると言う展開で、
意外やこれは痛烈な戦争批判で、他の作品とはかなり重みが違う出来。

TV放送 2004/02/26 BS05 0700-0730
 

第34話 間違えられたポーター教授

 ポーター教授をライバル視するフィランダーは、借金取りに追われていた。
仕方なくターザンを金づるに儲けられると話し、ジャングルへ行く事に。
一方教授は、ジャングルでの生活に悪戦苦闘中で、このままではいけないと考え、
ターザンの姿をまねて生活する事に。
到着した借金取りは、教授をターザンと誤解し、彼を捕らえてしまう。
借金取りをだますため、仕方なくフィランダーと調子を合わせる事に。
暴れ象マパーヤを追ったターザンが現れ、借金取りもあちらが本物と知る。
間一髪ターザンはマパーヤを逃れ、借金取りがマパーヤに追われるハメに。
フィランダーは、教授と手を組もうと言うが、まだまだそこまで信用は出来なかった。

 と言うわけで、またも宿敵の教授が現れるが、
今回は何か最初から、一緒に行動するという感じで、
なれ合いで、設定を変えてしまったと言う感じ。

TV放送 2004/03/02 BS05 0700-0730
 

第35話 ターザンの物語

 火星のプリンセスで人気になった作家のエドだが、その後が続かず苦戦。
ジャングルの記事を見て、それを書いたフィランダーに会う事に。
だが、ターザンや地底世界ペルシダーの話などを聞かされ、信用できず現地へ。
外人部隊のヒューゴらに聞くが、自分たちの方が強いなどと言うため、
ますます訳がわからなくなる。さらにデュモンに聞いても、真実とは思えず。
ついに本人に会おうとして、豹に襲われたところを助けられる。
彼の武勇伝を聞いて感心するが、
ジェーンは、彼の戦いぶりよりも、誰よりも優しい心が重要だと語る。
エドはこれを小説にし、彼の代表作となるだろうと評価される。

 と言うわけで、原作者エドガー・ライス・バロースが登場すると言うから
面白いかと思ったが、過去の総集編的話で、
アニメでもこういう手を使うかという感じ。

TV放送 2004/03/03 BS05 0700-0730
 

第36話 トゥーブラットの逆襲

 嵐が近づき、ゴリラたちは洞窟に避難する事に。
だが、ターザンはそこでトゥーブラットの足跡を見つける。
トゥーブラットは暴れ者で、父カーチャックに追放されたが、
いずれ群れを奪うと豪語していたのだ。
ターザンはトゥーブラットと対決するが、倒され、リーダーとしての自信を失う。
一方、トゥーブラットは、ジェーンやゴリラを穴に入れ、
リーダーと認めれば出してやると脅す。
タントーに説得されたターザンがかけつけ、再び格闘に。
共に川へ落ち、ターザンは泳ぐが、泳げないトゥーブラットは流される。
ターザンは自信を取り戻していなかったが、カーチャックの像を作り、
見守ってもらう事に。精一杯群れを守ると誓う。

 と言うわけで、何度か現れている宿敵トゥーブラットが再登場だが、
物語としては、父が死んでから初めて会った感じで、
脚本家が悪いのか、日本での放送順がおかしいのか。

TV放送 2004/03/04 BS05 0700-0730
 

第37話 狙われたターザン

 カメラマンという女性レディ・ウォルトハムが現れ、ターザンをガイドに依頼。
だが、彼女の一味がジェーンや教授、タークとタントーをとらえる。
実は彼女はクレイトンの妹で、兄の復讐をするために来たのだ。
事故だったと言っても聞かず、毒矢でターザンを弱らせる。
毒消しは山の上にあるが、取りに行っていては仲間が助からない。
危険な場所にいるジェーンらを救出。
弱る体で山の上へ向かうが、実はレディが毒消しを持っていた。
彼女は豹に襲われるが、ターザンがかけつけ救出。
彼がモンスターではなかったと知り、改心したレディはターザンに毒消しを渡す。

 と言うわけで、クレイトンの妹が現れ、ターザンを恨むなんて展開だが、
映画と違って人間が死にそうもなく、まあ改心していい人になるなんて
お手軽な展開。

TV放送 2004/03/09 BS05 0700-0730
 

第38話 ターザンの隠しごと

 うるさい鳴きザルに頭に来たヒヒのズートは、ターザンに追い出させようと言う。
ターザンはズートに何か借りがあるらしく、仕方なく従う事に。
それが何なのかは語ろうとしないが、ジェーンはタントーらから何とか聞き出す。
幼い頃、ターザンはタントーらと母カーラに禁じられた川を渡り遊ぶが、
そこでヒヒのズートらに会う。ズートはターザンをそそのかして石で火をおこさせ
それが原因でジャングルが火事になってしまう。
雨で火事は収まるが、カーラに内緒にしてほしいとズートに借りを作ったのだ。
かけつけたジェーンは、鳴きザルを追い出さなくても解決する方法があると言う。
あの時やるべき事を、今すればいいと言い、ターザンはカーラに火事の事を話す。
打ち明けた事でカーラは許し、むしろズートを懲らしめる。

 と言うわけで、これは教訓ぽい話で、ターザンが弱みを握られるという展開。
どんなに時間がたっても謝れば良いと言うわけ。
何か拍子抜けな気もするが。

TV放送 2004/03/10 BS05 0700-0730
 

第39話 海賊の宝を探せ

 海賊のマット・ジョンはヒョウの谷に宝を隠すが、豹に襲われて死ぬ。
それから数百年後、地図を手に入れたロコフ伯爵は、ジャングルへ。
金がなければ生きていけないと称して同情させ、ターザンにも協力させるが、
ジェーンを捕らえて、命と引き換えに宝を取ってこいと脅す。
だが、いずれにせよジェーンもターザンも殺す気だ。
ヒヒからそれを聞いたターザンは、裏をかいてロコフを罠にかける事に。
閉じこめた豹を解放してロコフは追われるハメに。宝はヒヒが持ち去っていた。

 と言うわけで、第3シーズンの最終回は、ペルシダーではなく、
何かつまらない悪党が出てくるだけ。

TV放送 2004/03/11 BS05 0700-0730