第3シーズン

第47話 ギャンブラーの切り札

 カジノで世界チャンピオンのドイルが発作を起こして急死する。
鉛中毒の特徴が出ており、太股に残っている弾が浸透した可能性も。
飲み物で毒殺した可能性もあり、女性客リタの目薬も怪しい。
ドイルは脳ヘルニアで、血圧コントロールをしていたが、薬を投与すれば急死する。
リタは特殊なコンタクトで、カードの印が見え、仲間に知らせていたと判明。
だが硫酸亜鉛は検出されず、毒にはならない。
砂漠の使われなくなった滑走路で、顔を撃たれた男の死体が見つかる。
どこかで撃たれ運ばれたらしい。死体は逮捕歴のあるフェルダーと判明。
タイヤ痕から違法なレースをしていた事がわかる。急加速のニトロ使用らしい。
改造専門のミケランジェロから、フェルダーの車が売られていると知る。
車内から血痕を検出。運転手が死んでいたので持ち去ったと言う窃盗犯を逮捕。
富豪(クリフ・デヤング)の息子トニーがフェルダーと対決し、勝利したと言う。
彼には母をひき逃げされた過去があった。キャサリンらが走行中の射殺が可能と証明。
トニーはレースで母を殺され、復讐したと認める。
ウエイトレスのナディンは、対戦相手マットと親しく、彼女も目薬を使用している。
目薬の容器が酒を逆吸飲しており、ナディンが下痢させようとしたと判明。
殺意はないので無罪に。おまけに、弾丸は劣化しておらず、これは死因にならない。
ドイルはキャンディマンと言われるほどのチョコ好きだが、
カカオの原産地西アフリカでは、今でも有鉛ガソリン使用。
毎日500gのチョコを食べる彼は、鉛を蓄積していたのだった。

 と言うわけで、第3シーズンの始まりは、またまた偶然ぽい展開で、
さすがはCSIと言う感じ。
奇抜ではあるが、現実にはありそうもない。

TV放送 2004/04/13 BS05 2100-2157
 

第48話 科学捜査班の失敗

 カジノで人気俳優トムが、女性ファン2人を部屋へ連れ帰るが、
彼が部屋へ戻ると、キムは殺され、トーニャは行方不明に。
トムはキムがトーニャの仕業だと言ったと言うが、手には血痕があり逮捕される。
マスコミが殺到し、大物弁護士マージョリが乗り出す。
ホテルの倉庫で手を洗った形跡を発見。ワインのコルク開けで殺害。
のどが動かなくなり、死の前に犯人の名前を言う事は不可能だ。
しかし、サンプルを運ぶウォリックが、交通事故に遭遇し、
マージョリはサンプルが汚染されたと指摘。
さらに、グリソムの元上司ジェラードも味方に付ける。
事件後にトムが使用したサイコロに、トムの唾液と共に被害者の血液が検出。
シーツの血液から、まずトーニャが殺され、口止めでキムが殺されたらしい。
サラは警官がブラジャーを動かした事を隠すが、これもマージョリは問題視。
監視カメラから、マネージャのレイモンドがゴルフバックで死体を持ち出したと判明。
だが漂白剤で正しい反応は出ず、ジェラードは取り下げろと言う。
やがてゴルフコースでトーニャの死体が見つかる。彼女は実は男で、
それを知って怒ったトムが、2人を殺害したらしい。
予備審問で、ニックやサラの捜査方法の不備を指摘。
ウォリックのギャンブル好きやキャサリンの過去も持ち出される。
ついにグリソムが法廷へ。ジェラードは聴覚の問題をついて、小声で質問させるが、
グリソムは読唇術で回避。シーツにはひし形の血痕が残されており、
被告人が階段で転び、ケガをした際の傷跡と一致すると証明。
裁判が確定し、保釈は認められなかった。

 と言うわけで、3シーズン第2作は、メンバーがことごとく窮地に陥ると言う
かなりのピンチの事件。
OJシンプソン事件を思わせる、ドリームチームみたいな連中を敵にし、
捜査方法の問題点を追求され、グリソムもまた聴覚の弱点を攻められるが、
彼だけがマイペースでまったく問題にせず、
逆にやりこめてしまうのは痛快と言える。

TV放送 2004/04/20 BS05 2100-2157
 

第49話 脳の暴走

 ピーターと恋人が、購入を検討する屋敷を見学に。だが住人モニカの死体が。
不動産屋ニューマンによると、ネットで屋敷の構造を紹介し、
鍵の番号を教えていると言う。カップルは家の中をかき回している始末だ。
さらにプールからは男の死体が。元妻ジェリーは、モニカの妻キャルと認める。
モニカはニューマンと組んで、ポルノまがいの宣伝をしている。
プールメンテの男は、モニカと不倫していたが、検出された精子は別人の物だった。
宣伝映像を撮影していたのが、義理の息子マックスと判明。彼も浮気相手だった。
モニカと親しくなり、ピーターが邪魔になった可能性もあるが、
マックスは泳げず、水中での殺害は不可能だ。
残された歯の詰め物から、元特殊部隊のピーターが浮かび上がる。
スタジアムでチアガールのマンディが、腹をかみ切られて死亡。
歯形にはブリッジの形跡があり、人間の物と判明。
マンディは大腸菌に感染しており、犯人にも感染しているはずだ。
彼女は選手チャックの相手役で、チャックは病院にいるらしい。
チャックは麻薬をやっており、殺しの記憶はないと言う。
歯形は一致せず、新たに女生徒ニコールが感染したと判明。
ニコールはチャックと密かに会っており、マンディが怒ったため興奮状態に。
麻薬により人ごとのように感じられ、平気でマンディを殺害したのだ。
ピーターは、プールサイドのカビによって、スカンジナビア系だけが出る発疹が。
プールに潜んでキャルを殺害し、さらにモニカを殺害した。
実はジェリーも家をネットで売りに出しており、その部屋の写真にはピーターが。
借金があるジェリーは、家を売るハメになり、
遺産を狙ってキャル殺害を企み、ピーターを雇ったのだった。

 と言うわけで、今回は普通の事件風だが、意外や凄腕のヤツが犯人という展開。
もう1つ事件の方がインパクトは強いが、扱いはあっさり。

TV放送 2004/04/27 BS05 2100-2157
 

第50話 遺伝子への憎しみ

 小人症の人の集まりで、ローレンスが首吊り死体で見つかる。
手すり用のロープが使われ、そこには髪の毛が付着。死因は窒息死だ。
小人症は頸椎が不安定で、そこを責められており、犯人は小人症に詳しいかも。
関係者グレースによれば、頭の小さいローレンスは、小人の中でももてたと言う。
どこにでも差別はあるのだ。
ローレンスの恋人ジェシカは普通の背丈で、彼女に疑いが。
だが残された毛髪は小人症の一種CHHの症状があり、彼女ではなさそうだ。
ローレンスのパソコンで、彼がダニエルと言う女性とやりとりしていたと判明。
だがダニエルを知る者はいない。実はローレンスの顔を分解して合成した物だった。
彼にふられたメラニーが、彼のナルシストの性格を利用して接近し、殺害したのでは。
だが背丈から犯行は無理だ。ロープの毛髪は、ジェシカと血縁関係と判明。
彼女の父ケビンはCCHで、ジェシカは奇跡的に普通の体だったのだ。
キャサリンは、強盗に入られたらしき男性の死体を捜査。
だが、潜んでいた犯人に襲われ、犯人は逃走する。犠牲者は住人でないと判明する。
鈍器による死亡で、頭にゲーム機の跡が。泥棒が口論になって相手を殺したらしい。
犠牲者が油による火傷をしている事から、ファーストフード店の店員と推理。
店員の1人の鼻から、指紋採取のための粉を検出。
ゲーム機を取り合いになり殺害したと認める。
ケビンはローレンスとの結婚で、子供が再び小人症になることを恐れていた。
そこで、車いすのモデルにとおだてて座らせ、頸椎を攻撃。
マヒしたところを、背丈を上げて吊したのだった。
彼は娘の妊娠を知らず、自分を愛せないための犯行だった。

 と言うわけで、小人症の人の集まりで事件がなんて面白そうだが、
事件自体はそれほどでもなし。
キャサリンの方も、面白い展開のようだが、
第1シーズンで新人刑事が殺された事件の焼き直しみたいだし。

TV放送 2004/05/11 BS05 2100-2157
 

第51話 父と子と精霊と

 マジシャンのゼファーは、観客を串刺しにするマジックをするが、
なぜか女性客が席に戻らないと言う事態に。箱には本物の血痕が。
グリソムが装置を試すと、床下から会場へ戻れる事がわかるが、そこで消えたと言う。
出口は他にないと言うが、隠し扉が見つかり、車で逃走した痕跡が。
箱には助手パンキーの指紋が。装置を試してみたと告白。
裏口の血痕は動物の物で、動物の鎮静剤もこぼれていた。
客の中には過激なマジシャン、ボビーもいて、ゼファーは失敗したと言う。
血液のDNAは、行方不明の女性の物ゾーイと判明。
ゾーイはマジックの装置を発明しており、ゼファーはそれを使っていただけらしい。
ゼファーは新ネタを疲労すると言うが、失敗して全身火傷で死亡。
バンドのボーカル、ガスが麻薬の過剰摂取が原因と思われる死を遂げる。
死因は麻薬ではなく右心室に空気を入れられた事による心不全で、手にはインクが。
ガスはキースが企画したベスト版をバカにされ怒ったと認めるが、殺害は否定。
夢のインクは電話帳のインクと判明。相手はサマンサという女性だった。
キャサリンは、サマンサがガスの恋人で、ブランドンが彼の息子と気づく。
看護婦のサマンサは、ガスが麻薬をやめていないと誤解して殺害したのだった。
グリソムは、ゼファーとパンキーが親子で、焼死したのはパンキーと気づく。
隠し部屋でゼファーを発見。彼は女性客に扮してゾーイの血をマジックに利用。
さらに息子を殺害して、最高のマジックをしたと喜ぶ。
彼は逮捕されるが、口に鍵を隠していた。

 と言うわけで、マジックショーの最中に事件が発生。
しかも、マジシャンは種を明かさないなんて面白そうだが、
実際にそんな事件があれば、無理矢理にでも白状させるだろうに。違和感はある。
ロックスターの事件の方はありきたり。

TV放送 2004/05/18 BS05 2100-2157
 

第52話 死刑執行停止

 15年前キャサリンが逮捕した連続殺人犯マザーズが死刑に。
だが執行寸前に、毛髪のDNA鑑定依頼が来て執行停止命令が出る。
3件のレイプ殺人で、ゴミ袋に入ったシャーリーンが発見されたのだ。
シャーリーンの両親は判決が覆るのではと心配する。
彼女の件はマザーズの犯行と確定したが、後の2件については捜査されなかった。
アル中のレストン氏の娘デビーが行方不明に。彼女は有段者だがバスタオルに血が。
レストンは銃マニアであると判明。彼は娘の行き先に無関心らしい。
大学で死体が見つかり、デビーの物と判明。
マザーズの事件と類似し模倣犯と思われる。だが詳細に詳しい者の犯行らしい。
被害者の手には塗料がついているが、12時間経過しても乾いていない。
大学の手すりはペンキが塗り立てで、電球が割られていた。
犯人は好みの女の子が来るのを待ち続けたが、有段者のデビーは抵抗したのだ。
現場にはメガネの破片があり、絵の具に塗料を混ぜて乾かないようにしたらしい。
死体には過去の犠牲者ジャネットの毛髪が。
シャーリーンの件以外は塗料が異なり、マザーズの方が模倣犯とわかる。
当時大学院にいたルイスが、現在助教授をしていると判明。だが指紋は一致せず。
マザーズは改めて処刑される事に。
犯人が15年ぶりに事件を起こしたのには訳があるはず。
大学内の人間に違いないが、おそらくまた殺人を犯すだろう。

 と言うわけで、死刑執行が停止され、同一手口の犯行が再発すると言う展開だが
意外や真犯人は別にいてと言う感じで、面白く見させる。
ただし、最初の犯行から15年もたっていると言うのが、
どうも無理を感じさせるが、真相はまだわからないまま。

TV放送 2004/05/25 BS05 2100-2150
 

第53話 ラスベガスの掟

 ボクシングの試合で、19連勝中のチャンピオンのスティーブが、
モリーナに倒されて死亡。だが賭け率が試合寸前に逆転した事から八百長の疑いが。
モリーナのガーゼには水銀が付着。スティーブには鎮痛剤の痕跡が。
レフェリーが試合を長引かせたのも、関係あるも知れない。
水銀は消化不良の治療薬で、少量ならば害がない。
スティーブのマネージャージェリーは、脳をやられ限界と感じ、薬を盛ったと認める。
グローブに細工の跡はなかったが、ロッカーのグローブには水銀注射の形跡が。
キャサリンは非行グループの抗争を捜査。
現場にいたらしき男を見つけるが、グループに忠誠を誓い話そうとしない。
仲間のタイニーは、死体で見つかる。抗争の結末だった。
宝石店が強盗に遭い、指輪を預けていた女性は、
逆に借りているネックレスを返そうとしない。
指輪が見つかるが、夫はすり替えられたと抗議する。
ニックは、妻が指輪を売り、ニセ物で夫をごまかしたと見抜く。
モリーナはグローブに水銀を注射する事で、グローブを重くして
パンチ力を増させたと判明。
尿からも反応があり、バンテージもすり替えた事がわかる。
実力では勝てないと考えての犯行だった。

 と言うわけで、いつもは事件が2つあると、かなり複雑な展開に思えるのだが
今回は3つもの事件が同時発生。
さぞ激しい展開かと思いきや、ボクシングの事件以外はあっさりしていて
ボクシングの方も、対戦相手が犯人では意外性は少ない。

TV放送 2004/06/08 BS05 2100-2150
 

第54話 復讐する血痕

 ポルノフィルムを現像する会社が、フィルム内の殺人を通報してきた。
現像を依頼する側は、偽名を使っていて追跡は困難。
フィルムに写されたタワーから、撮影に使用されたホテルを特定。
部屋には血痕の反応があり、警備員が撮影に参加したと判明し逮捕。殺人は否定。
殺人シーンは俳優が入れ替わっており、廃棄されたフィルムから証拠を探す。
警備員は、婦女暴行の前科がある監督サンプソンが犯人と証言。
彼の車には茶褐色の土がある場所より、スーザンの死体が見つかる。
彼女はHIVで、ポルノに出られなくなり、裏ポルノに出るようになったらしい。
箱の中でアリにたかられた死体が見つかる。死後1年は経過しているらしい。
肩甲骨の間に傷があり、グリソムはサナギの殻から時間の経過を分析。
死後19ヶ月と推定する。復元のプロ、テリーが頭蓋骨を分析。
箱に残された破片が、カウボーイの拍車と判明。
犠牲者はダウン症のランディで、牧場で働いていたとわかる。
17ヶ月前に失踪したらしい。ビリーがランディを差別していた事がわかる。
19ヶ月前はロデオ大会に出ていたため、拍車のサビを分析。
事件は17ヶ月前と特定。落馬したビリーが、ランディに八つ当たりし、
車につけた牛の角にたたきつけて殺害したとわかる。
サンプソンは犯行を否定するが、HIVの初期症状が出ているとわかる。
DNAはスーザンの物と一致。彼はスーザンとセックスはしていないかったが、
飛び散った血液が結膜から侵入したのだ。

 と言うわけで、今回も2つの事件が発生。
いかにもグリソムが好きそうな虫がらみの事件が発生するが、
何と言っても面白いのはポルノビデオの方。
女優がコンドームを使いたがったと言うのが伏線になっていて、
題名にある「復讐する血痕」と言うのが面白い。
まあ、血痕じゃなくて血液なんだけど。

TV放送 2004/06/15 BS05 2300-2350
 

第55話 流血のストリート

 インド人のタクシー運転手ラジーブが少年をはねてしまう。少年は死亡。
ラジーブは無線で連絡を呼ぼうとするが、近くの男たちは逃げようとしたと誤解。
暴行を受け、重傷を負う。犯人が特定できず、全員のDNAを採取。
犠牲者の下肢には傷がなく、肋骨が折れていると判明。刺された傷も見つかる。
はねられたのではないと判明。血痕を追い、公園で刺されたとわかる。
母ブランソンが現れ、犠牲者はトッドと判明。
暴力的な夫ジョナサンから逃げ回っていると言う。
公園では銃が見つかり、別の死体も見つかる。
銃には皮膚が付着しているが、トッドと新しい死体の手に火傷の形跡はない。
新しい死体には切り傷があり、トッドを刺した可能性も。
彼の死因は銃に撃たれた物。死後、肩をはずされた形跡が。
ブランソンは銃の持ち主はジョナサンで、死体は彼氏スチュアートと証言。
サラは、発砲したのは別の人物と推理。ジョナサンを調べるが犯行を否定。
肩がはずれたのは、力のない者が無理矢理人を引きずった形跡だ。
ブランソンを調べるが証拠は出ず、トッドの弟エリックの手に火傷を発見する。
引越を嫌がるトッドが、スチュアートの転勤を断らせようともめ、
エリックが止めようとしたが撃ち、逆上してスチュアートがトッドを刺したと証言。
だが、火傷からエリックこそ犯人とわかり、エリックが逮捕される。
ブランソンがジョナサンの事を警告したため、護身用ナイフを持っていたのだ。
グレッグの分析で、6人の犯行は特定できるが、他の6人は証明できず。
運転手が死亡した事から、ブラスはリーダーと取引。全員の犯行を証言させる。

 と言うわけで、ただの交通事故のはずが、
2つの特殊な事件が絡んでいたと言う話。
リンチで運転手を死なせてしまうのはショッキングだが、
その後は少年を刺殺したのは誰かと言う事で、展開していたので
最後に再びリンチの話に戻っても、何か蛇足という感じ。

TV放送 2004/06/23 BS05 2300-2350
 

第56話 翼の折れたイカロス

 6階から男性が飛び降りて死亡。だが屋上に血痕を見つけ、自殺ではないと判断。
頭部の外傷は落下前の物で、既に死亡していたらしい。腕にはタトゥーが。
それはイカロスの刺青で、刺青師から犠牲者はジミーとわかる。
死因は窒息で、空から落下し、ビルに激突した可能性が出る。
服に付着した松の木から、高地からパラセイリングしていたと判明。
メンバーのフレッドがジミーと反発。何かと競い合っていたらしい。
講師リックが貸したキャノピーが上空で切れたとわかるが、手入れ不足で殺意はない。
キャサリンは胸に大きな穴の開いた死体ロジャーを捜査。
ウエイトレスが口論を聞き、1人が逃げるのを見たと言う。
車に血痕が付着していたが、動物の物と判明。
ロジャーは大型銃を調達したが、奪われて撃たれたらしい。
ロジャーは隣人クラフトともめており、ロジャーが犬を始末したらしい。
ロジャーがクラフトのケーブルテレビの線を切り、仕返しに木を切られる。
怒ったロジャーはクラフトの犬をひき殺し、クラフトとケンカになったのだ。
ジミーとフレッドが飛ぶが、空気が薄くなりジミーは窒息。
フレッドがジミーの高度計を細工したため、600メートル低く判断し、
ボンベを使用せずジミーは窒息したのだった。挑発して罠にかけたのだった。

 と言うわけで、毎回異常な事件を捜査で突き止めるが、
上空から落下した人を、ビルから飛び降りたと思わせるのは無理があるのでは。
事件自体は、2つともあまり面白味がない。

TV放送 2004/07/06 BS05 2100-2150
 

第57話 殺しのレシピ

 食肉工場のミンチの機械で人間の手が見つかる。
手には傷が多く、シェフと思われる。行方不明のペトロフと指紋が一致する。
爪にゼリーがあり、厨房で殺されたらしい。
全員の制服に血がついているが、怪我をすると血を飛ばす習慣があったと言う。
厨房からは精液やコカイン、血液が見つかる。さらになぜか砂が。
ペトロフは派手な火のサービスでモデルを負傷させ、恨まれたと判明。
モデルは殴った事は認めるが殺しは否定。落ちていた耳栓は輸送係ハスキンスの物で、
依頼され死体を運びミンチにした事は認める。
リンダという女性が失血死するが、遺体には動かした形跡があり、他殺と判断される。
彼女は躁鬱病で、近所の車などを壊して回っていたと言う。
薬でも効果が出ず、精神は不安定だったらしい。
ギャンブラーである恋人ブロディの服から血痕が見つかる。
リンダの部屋へ行くと自殺を図っていたため、助けようとしたが
無理と判断して退散したと告白。リンダから安定剤ベリリウムが検出される。
鬱の人は服用しないはずで、もし服用すれば抵抗が出来なくなる。
リンダの母ジェーンがベリリウムを服用していた。しかしジェーンは犯行を否定。
父が治療を嫌がるリンダを自殺未遂に見せかけ傷つけたが、ブロディが現れ
クローゼットに隠れ、その間に手遅れになったとわかる。
砂は包丁のバランス用の物と判明。
オーナーがトラブルを隠すため、スーチェフに切断を命じ、スーツを焼却したのだ。
ペトロフをライバル視するステファニーが、彼がプレイボーイである事には
歯が立たないと考え、殺害したと告白する。

 と言うわけで、今回は2件とも事情は込み入っているが、
科学捜査の方はぼちぼち。

TV放送 2004/07/13 BS05 2100-2150
 

第58話 捨てられた目

 鳥を観察する一団が、カラスが人間の目玉をくわえているのを発見する。
巣には石灰石があり、ゴミ埋め立て地から運ばれたと判断される。
ゴミの山から女性のバラバラ死体が発見。珍しい人工の椎間板があり、エミーと特定。
ゴミ箱から血痕が検出され、家を特定。住人ダニエルはエミーを知らないと言う。
ダニエルの離婚した妻ケリーがエミーだと判明。彼女は家出してそれきりだと言う。
しかし寝室を調査し、彼女が5年ぶりに戻っていた事が判明。
冷凍庫に毛髪があり、死体が冷凍されたためきれいに切断できたとわかる。
実はケリーが戻った事は家族には内緒にしていた。
ベットには娘ノーラの陰毛が。彼女はダニエルに宝石をもらったと言い、
母乳が出た事から妊娠と判明。ケリーが父娘の関係を知り殺害されたと思われた。
フレッドの検死が行われるが、突然フレッドが蘇生。その後結局死亡する。
フレッドは車販売店のセールスマン。死因はヘビの毒による物と判明。
神経毒により全身がマヒし、当初死亡していると誤解されたのだ。
マーティのヘビとは一致せず、処分したらしい。
マーティが以前はコーヒー係だった事から、毒を混入したと判明。逮捕される。
ノーラは処女で想像妊娠だったとわかる。
彼女はダニエルを男として愛するようになり、ケリーの宝石を自分の物に。
ダニエルがケリーと愛し合うのに嫉妬し殺害したと判明。逮捕される。

 と言うわけで、人間の目玉から始まり、結末までショッキングな展開。
一方のヘビ毒の話はそれほどでもない。いずれにせよ、科学捜査の方はいまいち。

TV放送 2004/07/20 BS05 2100-2150
 

第59話 グリッソムとの対立

 ウォリックの地元で、恩人マットの一家が襲撃を受け娘エミーが死ぬ。
表にいた白人ジェーソンが負傷。彼を狙った流れ弾が当たったらしい。
近所の店で銃を振り回したジーンが逮捕される。評判の悪い男だ。
銃は一致するが、ジーンは銃を拾っただけと主張。ウォリックは信用しない。
ジーンにはアリバイがあり釈放される。
彼の車にはマットの家から盗んだ盗品が見つかる。
しかし殺人の証拠はないと言うグリソムに、ウォリックは反発する。
ウォリックはジーンを問いつめるが、その後ジーンは何者かの襲撃を受け重傷に。
ウォリックを尾行したマットの犯行とわかり、彼を逮捕する事となる。
コンピュータ会社でボスのクワン氏が死亡。頭部を殴られたらしい。
社員は3名いるが、仕事中で誰も犯行を目撃していない。
クワンは社員のパソコンを監視しており、犯行時刻全員が仕事をしていたとわかる。
通風口に何かが付着。空調の作業をしていた男がハンマーを落とし、
偶然下にいたクワンを直撃。その後ハンマーを回収したと判明。彼が逮捕される。
マットの盗まれたバンが見つかり、中から弾とマットの家のポストの塗料が見つかる。
さらにキャンデーが見つかり、DNAから少年タイレルと判明。
タイレルはマットの更正センターで働いていたが麻薬でクビにされ、
仕返ししようと嫌がらせした。ジェーソンは巻き添えを食っただけだった。
マットは事件に責任を感じ、ウォリックもまた責任を感じた。
ウォリックが罪に問われる事はなかったが、センターは閉鎖された。

 と言うわけで、コンピュータ会社の事件の方は、何かおまけ的だが
ウォリックがらみの事件が面白い。
まあ、いつもながらで、グリソムの方が正しいことは予想できるので、
ウォリックがレギュラーであり続けるため、同事態を収拾するかが関心に。
科学捜査的にはそれほどでもない。

TV放送 2004/07/27 BS05 2100-2150
 

第60話 狙われた部屋

 女性ジョアンが暴行を受ける。建物の周囲あちこちに精液が残されており、
何者かに覗かれていたらしい。犯人は覗きからエスカレートしたらしく、
このままでは殺人も犯しかねない。
指紋から覗きの常習犯ジャスティンが浮かぶが、彼は暴行を否定。
付近にいた不審な男リードが取り押さえられるが、彼もまた暴行を否定。
サラは友人の検事メリッサが数年前撃たれた事件を調査。
夫が殺され、彼女も弾が体内に残り、危険な状態になったが、
摘出に成功した弾をサラが分析する事に。
当時は引退間近の刑事が捜査しており、捜査もなおざりだ。
弾はロジャーの物と判明。メリッサが暴行で告発し、恨んでいたが、犯行は否定。
サラは血痕がメリッサの証言と異なる事を指摘。
メリッサが寝ている夫を撃ったと気づく。
リードの狙いは不明だったが、過去の現場を回る内、彼が隠れ住む空き部屋を発見。
床に血痕があり、捕らわれている女性が発見される。

 と言うわけで、レイプ犯の方は何かまだるっこしい感じでパッとせず。
数年ぶりに摘出された弾から、犯人がわかる方は面白いが、
科学捜査を駆使してと言うほどでもない。

TV放送 2004/08/03 BS05 2100-2150
 

第61話 永遠の別れ

 泡まみれになって踊るクラブでトレイ氏の死体が見つかる。
床は精液だらけで、客は退散して目撃者はいない。
毒物は出ず、細いハイヒールで踏まれた出血多量とわかる。
なぜか糖尿ではないのにインスリンを打たれた形跡が。
麻薬の売人クロイの排泄液まみれの死体が見つかる。
クロイとトレイは共にジゴロで、かつて捜査したヘザーのSM館にいたとわかる。
2人は独自に客を取っており、顧客のレベッカに疑いが。
Mの夫婦は支配者としてクロイを雇い、さらに比較のためトレイも雇ったと言う。
レベッカはトレイと性交渉していたと判明。かつて勤務した会社はインスリンを扱う。
やがてレベッカの絞殺死体が見つかるが、夫スティーブンの手はきれいだ。
キャサリンの娘リンゼイが、別れた夫エディとドライブする事に。
やがてリンゼイから連絡があり、車が川に沈み浸水していると言う。
無事救出するが、知らない女性が運転し、エディは腹痛を訴え立ち去ったと言う。
やがてエディの死体が見つかる。エディといたのはキャディーズと判明。
キャンディーズが麻薬をめぐりカイナンもめ、かけつけたエディが射殺された。
キャンディーズもまた、リンゼイを放置して逃げた罪で逮捕。
残された羽から、クラブ客クロエが浮上。
スティーブンはクロエの従者で、真剣になり密会するように。
一方で、レベッカがトレイと会うようになり、
いつしかスティーブンに支配されるようになったクロエが犯行を犯したのだった。

 と言うわけで、なぜか今回は微妙に長い。
それもそのはず、今回は3つも事件が発生。途中で2つが同じ事件とわかるが、
それでも1つは以前出たSMの館が絡み、もう1つはキャサリンの元夫が絡む。
SMの怪しい雰囲気が犯行に関係したりするが、科学捜査としてはいまいちで、
キャサリンの夫の方は犬死にぽい。

TV放送 2004/08/10 BS05 2100-2150
 

 第1シーズン

第1話 非情の街ラスベガス

 ラスベガスでロイスと言う男性が自殺。
遺言のテープの声を、母はロイスではないと証言。科学捜査班に新人のホリーが到着。
居座ったホームレスを正当防衛で、マイクと言う男が射殺。
だが、グリソムは犠牲者の靴のヒモの結び方が違う事に疑問を感じる。
靴には爪が付着しており、ウォレックは賭け仲間の判事に会い、捜査状を得る。
自殺死体は、巧妙に偽装されている事が判明。
昏睡強盗事件が多発し、プロの女が乳首に毒を塗ったとわかる。
ブロス警部はウォレックを、マイクの事件からはずし、ホリーのおもりに。
だが彼は、賭のために、ホリーを一人で現場に行かせる。
靴の爪がマイクの物と一致し、実は彼が犠牲者をいきなり射殺し、
偽装しようと自分で靴を履いたと判明。マイクは逮捕されるが、
ホリーは舞い戻った犯人に撃たれて危篤状態に。ウォリックは謹慎処分となる。

 と言うわけで、科学捜査班に目を向けたシリーズで
第一話はいろんな事件が同時に起こる上、登場人物の紹介がなかなかないので混乱。
リーダーのグリソムは、ちょっと背が低くて中年太り。
有名な俳優でもないし、主役としてはちょっと花がない。

TV放送 2002/04/02 BS5WOWOW 2100-2200
 

第2話 呪いのジャックポット

 カジノで4000万ドルを当てたテッドが飛び降り自殺をするが、
グリソムは自殺ではないと判断。警部が異動になり、グリソムが新リーダーに。
ホリーがやられたため、グリソムはかつての部下サラを呼び寄せる。
キャサリンとサラは、ホリーの事件を調査。
一方、テッドの遺体には腕にケガがあり、もめていた恋人に疑いがかかるが
部屋から出た事が確認され、再度部屋に入れば、保安記録が残るはず。
テッドの前にゲームマシンで11時間も遊んでいた男に注目。
その直後に、テッドが大当たりをしたので、逆恨みしたと判断して取り調べる。
彼が屋上に行ったのは確かだが、一人で自殺しようとし断念したと判明。
テッドの靴には屋上の土はついていなかった。
ホリーは自分の銃で撃たれたと判明。
ウォリックは、賭のために仕事を離れ、その間にホリーが撃たれと事を悔やむ。
おまけにホリーは死亡。犯人は現場に残ったポケベルを取り戻そうとし逮捕。
テッドの頭にはダイヤの傷があり、これが致命傷に。
ドアも閉め方によっては記録は残らず、ひそんでいた恋人がテッドを殺害したと判明。
ウォリックは自殺を決意するが、グリソムは君まで失えないと引き留める。

 と言うわけで、今回も2つの事件がからんで、見ているとちょっとつらい。
おまけに、普通だとシリーズを通じて成長していくべき新人がいきなり殉職。
古株の連中ばかりが残って、一人は何やら賭の事が影を投げて
どうなる事やらと言う感じだ。

TV放送 2002/04/09 BS05 2100-2200
 

第3話 誘惑の罠

 女性ローラが生き埋めにされ、脅迫テープが届く。
周囲の音から送電線の近くと判明。残された土から金山が近い事もわかる。
夫ギャラスは身代金を払い、受け渡し場所に現れたチップが逮捕される。
グリソムらは赤外線でローラを発見、救出する。
子供のひき逃げ事件が発生。ナンバープレートの痕跡から、ムーア氏が判明。
ムーアは認めるが、座高が異なる事が判明。孫のジェームズが運転したと確信。
キャサリンはムーアが孫をかばっていると感じるが、事実を暴くべきか悩む。
ハンドルにジェームズの歯のかけらが見つかり、彼の犯行と確定する。
ローラは犯人の顔を見ていないと言うが、彼女の毛髪が前の座席で見つかる。
縛られても薬も飲まされておらず、共犯の可能性が。
ローラはチップとかけおちする気だったが、身代金を独り占めしようと
彼女を生き埋めに。脅迫テープにかすかに彼女の言葉が録音されていた。
裏切りにもかかわらず、共犯である事を隠すために、ローラは黙っていたのだ。

 と言うわけで、ようやく第3話を見る。1話と2話のような連続性はないが、
被害者かに思える人物がウソの証言をしたりしても、
緻密な捜査で暴いていく展開はなかなか面白い。
ただし、まだキャラの区別はあまりつかず。

TV放送 2002/04/16 BS05 2100-2200
 

第4話 不倫の果て DNAの証言

 湖で切断された死体が見つかる。ウエンディという女性で、切断は死後と判明。
犠牲者の体内には、夫バージャ氏とは別の精液が。浮気していたらしい。
大学寮でジェームズが首吊り自殺。だが、舌をかんでいないのは不自然。
しごきによる事故の疑いが出る。
ウエンディの頭部には緑色の破片が。肺に水が入っていないから溺死ではない。
胃の内容からイカ料理を食べたとわかり、浮気相手はスウェルコと判明。
ジェームズの先輩カイルは、レバーを飲みこんでみせて窒息したと言い、
応急措置したと言うが、痕跡はない。ペニスにはジルのサインが。
ジルはカイルの恋人で、嫉妬してレバーを飲み込ませて窒息死したと判明。
判事はウォリックに証拠隠滅を要求するが、警部に連絡。判事は逮捕される。
グリソムは漂流したボートを発見。ボートの色はウェンディの頭部の木片と判明。
ボートはガス欠しており、強引にエンジンをかけようとして転倒。
肩を脱臼し、湖に落ち、スクリューで足を切断する事故だったとわかる。
だが、バージャはスウェルコの犯行と思いこみ、彼を射殺してしまう。

 と言うわけで、毎回、複数の事件が同時進行なので物語はスピーディ。
今回のメインの話は、不倫の男性をめぐる話で
結局事故死だったのにと言う展開が面白いのだが、
かなり特殊な死に方だと断定するには、証拠がまだ少ない気もするが。

TV放送 2002/04/23 BS05 2100-2200
 

第5話 血しぶきの謎

 砂漠で男の全裸死体が見つかる。乾燥して証拠がなくなっているが、
グリソムはウジを分析。ボビーと言う男が、友人エリックだと証言。
ウジからは合法麻薬ジムソンウィードが検出される。
ゴミ捨て場で死体が見つかる。死体は先週葬儀があった女性だ。
何者かが墓泥棒をし、棺まで盗まれたと判明。葬儀社が棺を使い回ししていた。
校長が鈍器で殴殺され、理事長ケートは襲われて殴ったと証言。
だが、血のついていない壁があり、キャサリンは第三の人物がいたと確信。
友人ジュリアが二人が会う際に、証人として立ち合っていたと認める。
麻薬の売人イーサンが見つかり、致死性があったのではと追求。
だが毒性は低く、釈放する事に。
校長の服の血痕から、小指に特徴のある手形が浮かぶ。
ジュリアは小指をねんざしており、彼女が校長を押さえていたと判明。
ケートとのレズ関係を校長にゆすられ殺害したのだ。
ボビーの手に歯形が見つかる。薬で幻覚を起こし、エリックは体温が上がり全裸に。
幻覚を見たボビーは、エリックを殺害したのだが、記憶がないと言う。
エリックの鼻には、ボビーが作った花火の粉末が。そして歯形はエリックと一致した。

 と言うわけで、今回のメインの話は麻薬がらみ。
麻薬の売人とかはおとがめなしで、
同じ犠牲者とも言うべき青年が逮捕されるのが気の毒。
売人にも何らかのダメージを与えたいところだが
人間味を捨てろと言うやり方が、このドラマの特色か。

TV放送 2002/04/30 BS05 2100-2200
 

第6話 犯罪の真実の謎

 床下から女性の白骨死体が見つかり、肋骨に傷が見つかる。
顔の復元のプロ、テリーが女性の顔を復元。犠牲者はフェイと判明する。
鈍器で頭を殴られたらしく、塩が付着している。海岸での犯行かも知れない。
タイナー巡査が追いつめた男が自殺した事件を調査。タイナーの銃弾が減っていた。
現場を捜索するが、弾丸は見つからず、少年はタイナーが射殺したと証言する。
ジープのスペアタイヤに弾丸が見つかり、弾道から少年の証言がウソと判明。
タイナーの話が正しかったのだ。
キャサリンの元夫エディがレイプ容疑で訴えられる。当人は合意だと主張。
被害者エイプリルには避妊フィルムをつけた形跡があり、予期していたと判明。
彼女は、エディを困らせようとウソをついたのだ。
フェイの当時の恋人ジェイソンを調査。床板に砂粒を見つけ、
水槽の砂と判明。床には手形の血の痕跡が残されていた。
ジェイソンに疑いがかかるが、当時二人の関係をねたんだ妻エイミーの犯行だった。

 と言うわけで、今回は白骨から事件を探るわけだが
白骨の復顔術は、科学捜査と言っても目新しい物ではない。
いつも怪しい人とは別に真犯人がいるので、
容疑者の妻は最初から怪しかった。

TV放送 2002/05/07 BS05 2100-2200
 

第7話 惨劇の家

 夫婦と子供4人が惨殺され、多数の刺し傷と落書きが見つかる。
生き延びたのは娘ティナと妹ブレンダ。無表情なブレンダはバッファローと言う。
カルトの犯行説もあるが、庭ではタバコ等を発見。さらにバイクの痕跡も。
血の量とティナの行動が不審な事から、彼女に疑いが。
スクーターを借りた男が、ティナの恋人ジョシュと判明。タバコも彼の物だ。
ゴミ箱でスクーターと血のついたズボンが見つかり、犯行を認める。
だがウソ発見器では、動機だけがウソと判明。
廊下の血痕はブレンダの部屋から移動しており、
あきらかにジョシュとは別人の犯行だ。ブレンダが性的虐待を受けていたと判明。
ティナが犯人である父と、守ってくれなかったと、家族も殺害したのだ。
ティナ自身も父の虐待を受け、ブレンダは彼女の娘だった。
彼女は娘を守るためにやったのだ。

 と言うわけで、今まで3つくらいの事件が同時進行だったが
今回は1つの大事件に当たると言う感じ。
それは4人が惨殺される事件で、難解な事件かと思えば
割に当たり前な犯人。だがその真相たるや後味はあまり良くない。

TV放送 2002/05/14 BS05 2100-2200
 

第8話 グリッソムへの挑戦者

 ホテルのバスタブでピストル自殺死体が見つかる。テープの遺言を残していたが
3ヶ月前にも、同様の手口で、自殺に見せかけた殺人があった。
大量の指紋を残したが、すべか偽装。グリソムに挑戦しているかのようだ。
ダムから車が転落し、後部座席の男は意識不明。ニックらは事件を推理する。
落下寸前に運転手が逃走した説。強盗に襲われ、後部座席に座らされた説。
いろいろ考えるが、意識の戻った男によると、酔っぱらって運転を誤り
崖の所で後部座席に逃げたが転落したと言う。他の車の跡は以前からあった物だ。
自殺事件のテープを分析。二人とも何かを読まされている。紙の音がするのだ。
二人は1歳違いだが、誕生日は同じ。テープも逆に録音されており、
1年さかのぼっている事に意味があるらしい。
レコーダに指紋を見つけるが、それは何とグリソムの指紋だった。
特殊メイクのミランダが作った手が現場に。犠牲者の金が下ろされており
監視カメラには、鳩の絵を見せるホームレスの映像が。
ホームレスを追求。その特徴から、頼んだのがミランダだと判明。
彼の手に触った際に、グリソムの指紋を採られたのだ。
彼の父はバスタブで射殺されたが、警察は自殺として処理した。
そしてその殺された日に生まれた人物を犠牲者に選んでいたのだ。
警察はミランダの家を急襲するがもぬけの殻。
その頃、オフィスに現れたミランダは、監視カメラに姿を残していた。

 と言うわけで、シリーズ初めての強敵登場。
いろいろ裏をかかれて、最後に逃げ切られるあたりも面白いが
最初の内から容疑者の中にいたと言うのは拍子抜け。
今後の活躍に期待したい。

TV放送 2002/05/21 BS05 2100-2200
 

第9話 高度3万フィートの密室殺人

 旅客機で飛行中に、乗客のトニーが死亡。
ファーストクラスの10人は暴れて死んだと一致するが、口裏を合わせてるかも。
離陸30分後に彼は騒ぎ出したが、薬物の兆候はなかった。
メッツはイスを蹴られたと言うが、彼のこぶしにも傷が。ルーの頬にも傷が。
マリーンの席には割れたボトルが。マーサらはトイレでセックスしていたらしい。
トニー背中には足跡があり、エベレット。マックス。ドクターバリーの物と判明。
バリーは人工呼吸をした際に踏んでしまったと主張。
だが人工呼吸器を使用した形跡はない。トニーの頭蓋内には出血が。
脳炎にかかっており、幻覚で錯乱する可能性がある。人形で状況を再現。
トニーが暴れたため、何人かともめ、彼はドアを開けようとする。
あわてた皆ともみ合い、逃げようとしたが興奮した皆が踏みつけたのだ。
死体はドアから3メートル離れていたのだ。バリーは努力したように細工。
5人の犯行と確信するが、保安官は有罪にできないと立件しない事に。
興奮するのも仕方ないとの意見も出たがグリソムは、トニーの立場で考えろと言う。

 と言うわけで、今回も1つの事件に集中。
誰も証言しない事から、全員が犯人と言うのは予想でき、
「オリエント急行殺人事件」のノリかと思ったが、動機は割に突発的。
証拠が出ても逮捕できない事もあるのは、ちょっと後味が良くない。

TV放送 2002/05/28 BS05 2100-2200
 

第10話 死者の悲鳴

 虫のたかった腐乱死体が見つかる。虐待を受けた形跡があり、
至近距離から撃たれたらしい。
被害者はケイ。夫スコットは家出したと思ったと言い、暴力は否定。
ソレンセンと言う画家の絵が盗まれ捜査。壁に耳の跡が残され分析。
耳型から息子ジェーソンの犯行と判明。売ろうとした絵は車のトランクで見つかる。
だが分析の結果、それは贋作とわかる。
絵に夢中で息子に関心のない父に反発した犯行で、
それを悟った父は、告訴する事で息子と対峙する事にする。
シビルと言う女性の失踪事件も調査。だが浮気と判明。
死体の虫から、ケイの死亡時期は3日前と判明。だがスコットにはアリバイがあった。
毛布で死体を巻けば、虫がたかるのも時間がかかる。
死後5日だったと修正するが、保安官はそれでは陪審員が納得しないと言う。
そこでケイを解剖。スコット特製の弾の痕跡が見つかり、彼が逮捕される。
ウォリックが、勤務中にギャンブルをしていたとの噂が。
カジノの監視カメラに彼の姿が見つかる。

 と言うわけで、今回はグリソムが得意分野だという虫に挑戦。
根気のいる作業で死亡時間を特定するが
それが証拠に使えないと言われ、前回と同じパターンかに思えたが
最後には一応逮捕。しかし、新たな証拠の方は割に当たり前の物で
物語としてはいまいち。

TV放送 2002/06/04 BS05 2100-2200
 

第11話 刻まれた5つの殺人予告

 スーパーでマーガレットと言う女性が失踪。トイレのドアには落書きが。
「5人殺した。捕まらない」筆跡鑑定家は、女性の字と判断。
各地のスーパーで同様の落書きが見つかり、5名が行方不明とわかる。
それはすべて15号線沿いだった。やがて、ジョーンと言う不明者の死体が見つかる。
腐敗の様子から冷凍されていたらしい。冷凍車で移動している可能性がある。
勤務中にカジノにいたとウォリックが、職場復帰した事にサラは不満げだ。
二人は空き巣に兄が撃たれたと言う事件を捜査。だが金品は盗まれていない。
弟のズボンには、ガラスの破片が。彼は株の売買で借金しているらしい。
実験の結果、ガラスの痕跡は室内から割った物と判明。
パソコンの中に隠された拳銃が見つかる。拳銃にはめり込んだガラスが。
親の遺産を兄が管理している事を不満に思っての犯行だった。
ニックは娼婦の知人クリスティが、警備員を殴ったと言う傷害事件を調査。
クリスティの服には、つばを吐かれた痕跡が。警備員の物かは不明だ。
封筒をなめた唾液から鑑定し、クリスティは無実と判明。事件は取り下げられる。
女性運転手を見つけるが、筆跡から別人と判明。犯人は男かも知れない。
5つのスーパーへ行っている車を見つけ、運転手と一緒にいた女性を逮捕。
冷凍車で死体を発見。運転席でまだ生きていたマーガレットも見つかる。
女性が助けを求め、隠れていた男が捕らえ、その間に女性が落書きを残したのだ。
ウォリックは少年の保釈金を払うため、貸した金を取り立てにカジノへ行ったと判明。
賭はしていなかった。彼は疑問があれば直接聞けと言う。

 と言うわけで、賭をしていた疑惑でウォリックが窮地にと思いきや
その話は大して展開せず。
もっぱら、女性失踪事件の捜査がメインで
5つのトイレのドアを並べるのも面白いが、ドアの大きさが全部同じなのが気になる。
犯行の面白さに比べて、犯人が意外に簡単に捕まるのも困りもの。

TV放送 2002/07/27 BS05 0140-0230
 

第12話 逆転無罪 逆転有罪

 グリソムの所に、拘置所のデーモンよりビデオテープが届く。
妻子を殺した容疑で逮捕された男で、不利な条件がそろい死刑とも言われる。
別の課のエクリンが担当した事件で、火をつけた形跡があると言う。
夫婦仲は悪かったと言うが、デーモンはコンビニに行ったと証言。
部屋に火がこもっていると感じ、消防士であるデーモンはドアを開けずに逃げた。
購入したガソリンは、芝刈り機用でガレージに置いたと言う。
だが、デーモンの手にはヤケドが。ドアの周囲の燃え方も不自然だ。
放火なら何カ所にも火をつけるが、なぜ1カ所だけが燃えているのか。
賭場で使い走りをしていた少年が射殺される。車には大量の札束が。
仲間の犯行として調査。犯行現場の車に鼻汁が付着しており、彼らの鼻を分析。
だが、誰ともDNAは一致しない。賭場の男が風邪を引いていたため犯人と判明。
上がりの金を狙ったが、怖くなって逃げ出したのだ。
ドアの燃え方は、ドアを開けた事によると断定。
消防士だが基礎を忘れたため隠していたと認める。家族を守れなかったと悔やむ。
消防士が別の部屋に移していたが、大型のヒーターが見つかる。
業務用で、オーバーロードし配線から出火する可能性もある。
デーモンはケンカしていたと認め、妻がランプを投げたと言う。
ランプの灯油がこぼれ、スパークした火が引火したのだ。
デーモンは釈放されるが、彼が妹と言っていたのは、浮気相手とわかる。

 と言うわけで、副題から、容疑者が無実に思えるが、
実はやっぱり犯人だったと言う展開と思いきや、そうでもなかった。
必ずしも悪役がいないと言うのも、このドラマの結末の変わったパターン。
少年殺しの方は、いまいち面白くない。

TV放送 2002/06/25 BS05 2100-2200
 

第13話 大爆破 絶体絶命

 ビルで爆破事件が発生。警備員のジェイクが死亡。部品にはFPの文字が。
同僚のドミニクは爆弾マニアで、容疑がかかるが、捜査に協力する事に浮かれる。
爆弾に使用された目覚まし時計もドミニクが購入している。
破片を記念に持ち帰っており、ドミニクは逮捕される。
ニックはカジノでもめていた娼婦クリスティを家まで送るが、翌日、彼女が殺される。
家には大量の指紋があり、一度逮捕されれば疑いが晴れてもクビは免れない。
もめていたジャックの車が駐車場で目撃されているが、状況はニックに不利だ。
保安官はニックを逮捕しようとするが、キャサリンは12時間待たせる。
精子を分析すると、セックスと犯行時刻が離れている事が判明。
犯行現場で見つかったヒモに付着したDNAは、ジャックと一致。
ぽん引きのジャックは、クリスティに手を引くと言われ殺害したのだった。
レンタカー屋で新たな爆破事件が発生し、ドミニクは釈放される。
レンタカーの本部は、爆破されたビルにあり、失業中の元店長スターリングに疑いが。
だが、部品に掘ったのはエッチングの針で、スターリングは購入していない。
購入したのは、彼の息子タイラーが通学する学校だった。
タイラーは、父の失業に腹を立て、インターネットで覚えた爆弾を爆破。
高校にも爆弾をセットしたと自供。警察無線を傍受したドミニクも現場へ。
グリソムらもかけつけるが、爆弾を動かしてドミニクは爆死。
トップニュースになりたいと言う彼の願いは、こうしてかなえられた。

 と言うわけで、爆破事件の散らばった破片の分析というのが目新しい点で
メンバーのニックが窮地に陥る展開も。
怪しい警備員が犯人でないのは、まあありそうな話だが、
結末はちょっとかわいそう。

TV放送 2002/07/02 BS05 2100-2200
 

第14話 享楽の一夜

 山中で骨が発見。緻密な調査の結果、100個以上の骨が見つかる。
歯形を検索し、骨の専門家テリーにも調査を依頼。死後直後に切断されたらしい。
ベネット氏と判明。夫人とは仲は良かったと言う。
風呂場で血痕が見つかり、電動ノコギリも見つかる。切断面にも特徴が。
7ヶ月も行方不明なのに、捜査願いを出さなかったのも不審だ。
切断時に血が出ていない事から、死亡後に切断したと判断。
夫人は、お金がないので葬式ができず、切断した事を認める。
しかし、死後も夫の年金を小切手化した事は詐欺になる。
骨に付着した筋肉から、致死量を上回る強心剤が見つかる。
毒殺も考えられたが、心臓病で悩む夫は、年金を減らされないよう、
遺体を隠すよう指示。犯罪の証明は不可能だと、捜査を中止する。
モーテルで頭部を殴られた死体が見つかる。リンという女性が呼んだダンサーらしい。
メグの独身最後のパーティで、3人で遊んだが、彼だけが残ったと称する。
しかしリンの手首には不審な傷が。彼女たちはなかなか話そうとしないが、
リンは彼にレイプされ、手首の傷はその時の物と証言。モーテルでダイヤを発見。
検査の結果、レイプはされていないとわかり、式を中止させて取り調べする。
セックスしたのはメグと判明。メグは途中で気が変わり、
やめようとしない相手をスタンドで殴ったと認める。だが、彼女の指輪に損傷はない。
一方、婚約者ルークの指輪は損傷していた。彼はパーティの話を聞いてかけつけ
リンともめ彼女の手首に傷が、そしてスタンドで殴り、ダイヤがはずれたのだった。

 と言うわけで、今回は骨の分析とかがメインで
そこからどう犯行を見つけ出すかと思えば、結局特定できず。
この手のパターンが多いような気がするが、見ていてつらい。
ちょっと生意気そうな女性陣の犯行が明らかになるのは面白そうだったが
真犯人は別だったし。

TV放送 2002/07/09 BS05 2100-2200
 

第15話 歪んだ愛

 ウォリックはエレベータでの射殺死体を捜査。
銃も残している手口は、むしろプロの犯行で、指紋が見つかる事も期待できない。
射殺されたタイソンは、カジノの借金を払えず始末されたらしい。
捜査続行は断念。ウォリックは同じギャンブラーとして同情する。
海外旅行中のポーシャの屋敷で開かれたパーティで、プールに死体が見つかる。
プールの底にはCMと書かれたカフスボタンが。
絞殺されたらしく、ダンサーのレイシーとわかるが、ゲストのリストに名前はない。
彼女の楽屋には、ポーシャからもらったらしきオルゴールが見つかる。
オルゴールは毎年夫が贈った物らしく、人へ譲る事は考えにくい。
レイシーはレイプされた形跡があり、
その精液は10年前の未解決レイプ事件の容疑者チャド・マシューズの物と判明。
ポーラの水着や財布は残されており、カードを使用した形跡もない。
暖炉では歯が見つかり、ポーシャ殺害の疑いもかかる。
舞台用のカツラからポーシャの歯と判明。
留守番をしていたパトリック夫妻は偽名で、パトリックこそチャドと判明。
彼らはパーティで得た募金が現金化されるのを待ち、屋敷に留まっていたのだ。
さらに二人のDNAより、彼らが兄妹と判明。
妹はレイシーがパトリックの相棒になると言いだしため殺害。
ポーシャは池のピラニアが食べたと判明。殺したのはパトリックだった。

 と言うわけで、いかにも怪しい二人を追いつめる話で
ヘアブラシの毛髪を隠したりして、最初は巧みな感じだったが
何となく、最後はあっさりしすぎ。
もう一つの事件の方は、結局解決しないし。

TV放送 2002/07/16 BS05 2100-2200
 

第16話 氏名不詳の女ジェーン・ドー

 身元不明で意識不明の黒人女性が見つかり、レイプの可能性もある。
現場にはベルト通しが落ちており、犯人の物かも知れない。
非行少年グループの帽子が残されており、度胸試しで人を襲った可能性も。
精液と野球帽のDNAは一致するが、記録にある人物ではない。
ロイがチャッキーを撃った事件で、ロイは正当防衛と主張するが、
チャッキーの妻ドリアンは背後から撃ったと言う。
ドリアンの証言を聞く内、最初の銃声の際には部屋にいたと判明。
2発目には外に出たと言うが、すばやく外へ出られたとは考えにくい。
ロイはドライバーで腕を刺されたと言い、確かにその傷もある。
しかし、検死官の分析では、撃たれたのは確かに背後からだ。
分析では、2発目は距離が近づいており、逃げていたと言う妻の証言とは合わない。
弾道を分析すると、頭から突っ込もうとしたチャッキーを、背中から撃ったと判明。
これは正当防衛だが、2発目は背後から撃っている。これは犯罪だ。
サラは、黒人女性が買い物中に失踪した女性パメラだと判断。
警察犬がトニーと言う少年を発見。ベルト通しも彼の物と判明。
パメラは植物状態で生き長らえ、未成年ゆえにトニーは4年で出所できる。
サラはやりきれなかったが、グリソムは割り切る事だと言う。

 と言うわけで、レイプ事件と犯罪か正当防衛かわからない射殺事件の話。
射殺事件の方は、弾道でそこまで推理するのは難しい気がするし
レイプ事件の方と合わせて、何やら解決したと言う感じがせず後味は良くない。

TV放送 2002/07/23 BS05 2100-2200
 

第17話 心の闇多重人格

 陶器店が荒らされ、フェントンという男の死体が。泥棒の仲間割れかも知れない。
彼の服には裏口にあったシダの胞子が。そして金庫にはメリッサという女性の指紋が。
20年前に4歳で行方不明になった女性だ。かなり古く、殺人には無関係らしい。
フェントンと同様の手口でかつて逮捕された、元相棒ハンソンにも疑いが。
だがアリバイがあり釈放される。フェントンの娘タミーも盗みにつきあったと認めるが
先に一人だけ逃げたと言う。やがてテリーがメリッサの25歳の顔を復元。
タミーこそ、成長したメリッサと判明する。指紋は下見の際についたに違いない。
ナディアがイスで焼死。木綿の切れ端は残っているのに、死体は骨まで燃えている。
夫は寝室で寝ており、起きたら燃え尽きていたと言い、自然発火説まで出る。
骨髄も燃えており、死体を切断した場合とは異なり、イスには燃やした形跡がない。
大量の睡眠薬を飲んだ形跡があり、タバコで発火した可能性もある。
ナイトガウンが芯となり、芯だけが燃え残ったのだ。
フェントンの死体に付着したペンキから、凶器に使われた置物が見つかる。
メリッサの真の母によると、タミーが母と言うマーラはベビーシッターだったと言う。
タミーの家で見つかった手袋には、置物のペンキが付着。彼女は逮捕される。
だが、彼女は二重人格らしく、メリッサの人格が殺したと主張。
しかし、タミーは精神異常を演じている節があり、信用できない。
真の両親は、借金した末彼女を保釈させ、その後タミーは姿を消してしまう。
両親は逃亡を幇助するため、複数のバスのキップを購入して、捜査を攪乱。
逮捕されるが、納得の上の行動だった。逃走したタミーは、ハンソンと合流。
二人は知り合いで、ハンソンがフェントンの素性を知らせ殺人をそそのかしたのだ。

 と言うわけで、今回も3つの事件と思わせて
2つに関連があったという展開も面白いが
少女が二重人格というあたりは、大して描かれず消化不良。
育ての父の元相棒が、殺人をそそのかしたという展開も面白いが
そこで終わられてしまうと、ちょっと最悪の結末という感じだ。

TV放送 2002/07/30 BS05 2100-2200
 

第18話 殺人依頼 第三の犯人

 レストランを出た男女が惨殺され、車が盗まれる。目撃者はジャスティンのみ。
人工呼吸しようとしたが、助からなかったと言う。
切り傷から、犯人は左利きらしく、女性エイミーは1回で殺害。
男性ケビンは抵抗したらしい。切り傷は二種類あり、犯人は二人らしい。
やがて盗まれた車が見つかるが、中にはジェシカと言う女性の死体が。
エイミーの体内からは刃物の破片が見つかり、ダガーという凶器と判明。
犯人は折れた状態でケビンを刺しており、凶器は1つ。犯人も一人とわかる。
車にはジェシカの指紋しかなく、最後に運転したのはジェシカらしい。
キャサリンは崩壊し3人が死亡した家を調査。地下室には木材を食べる虫があり
ずさんな修理の形跡があり、監督官の怠慢もあり得る。
柱には打撃を受けた形跡が。かつての住人が、改善を求めてハンマーで叩いた事があり
崩壊を招くほどではなかったらしい。
家の上空は訓練機が飛行し、50年間音の振動で家が崩壊したと証明。
様々な原因が複合して要因になったと断定する。
ケビンの傷は腰から上だけなのに、靴に血が付いている事に注目。
犯人は刃物を振り回し、ジェシカを傷つけ、彼女が足を押さえていた可能性もある。
ジェシカは共犯なのだ。さらに、ケビンがジェシカに電話した事が判明。
ケビンはジェシカとできており、送金して妻を殺させようとしたが、何かの手違いが。
ジャスティンの服には、ケビンの手形が。ケビンは抵抗しており、人工呼吸はウソだ。
さらにエイミーもジャスティンに送金したと判明。浮気を知ったエイミーは
金を倍にしてケビン殺害を依頼したが、ジャスティンは双方を殺害して総取りに。
騒いだジェシカも始末したと判明。ジェシカは逃走し、
人が来たため、ケビンらを助けたフリしたのだった。

 と言うわけで、3人が謎の死を遂げる事件が発生。
互いに複雑な関係にあったと言うわけだが、
やはり第1発見者は最も怪しいわけで、
ドラマ上、ああいう形で出てくれば、
こいつが実は犯人だろうとと言うのは予想できてしまう。
むしろ、最初怪しまれて、違うと判明し、
別の犯人が明らかに、と思わせて、やっぱりと言う方が面白そうだが
あまりひねるのも考え物か。

TV放送 2002/08/06 BS05 2100-2200
 

第19話 殺意なき殺人

 IT産業で儲けたアンダーソン夫妻の赤ん坊ザックが誘拐される。
窓にはハシゴが残され、庭には足跡が。ベットに毛髪。寝室の床には洗剤の匂い。
隣のゴルフ場でザックの死体が見つかる。窒息死らしい。
毛布にくるまれており、殺す意志はなかったのかも知れない。
子供部屋の血痕は、長男タイラーがガラスを割った時の物と判明。庭の跡も庭師の物。
ベットの毛髪は、アンダーソンの秘書ニードラの物で、不倫関係と判明。
アンダーソンはすでに別れたが、子供を見たいと言い、妻の不在中に見せたと白状。
妻グエンは、13年前にタイラーを揺さぶりすぎて意識不明にした事件を起こした。
幼児虐待で立件されたが、グエンは食べ物をのどに詰まらせたためと主張。
幼い次男ロビーと会っても、抱こうとしない事に不審に感ずる。
のどに詰まらせた繊維は鍋つかみの物と判明。アンダーソンが電話した時
背後にグエンの動揺した声が聞こえる。夫婦は死体をどう処分するかで混乱。
脅迫状をでっちあげたが、両親だからこそ値段をつけられなかったのだと推理する。
会社のプリンタで印字したが、殺した事にはならない。
ザックが死んだ夜には、タイラーが子守をしていたと追求すると、グエンが自供。
泣きやまなかったためと言うが、事実とは思えない。電話の記録を調査。
その会話から、タイラーが恋人に電話していた時、ロビーがイタズラをしたと断定。
救急車を呼ぼうとしたが躊躇。両親が帰宅し、ロビーのために事実を隠したのだ。
3歳の子供だが、その事は死ぬまで非難されるに違いない。
グエンがロビーを抱けなかったのはそのためだった。

 と言うわけで、家族内に意外な犯人がと言う展開でなかなか面白い。
でもまあ、途中から容疑者は家族内に絞られたわけで
意外と言っても、ある程度は予想ついたかも。

TV放送 2002/08/20 BS05 2100-2200
 

第20話 引き裂かれた静寂の闇

 女性が運転する車が人を引くが、すでに死亡しており、殺したのは大型車と判明。
死体は聴覚障害者のブライアン。近くの大学に通学している。
学長は健常者に偏見を持ち、捜査に非協力的だったが、グリソムが手話で説得。
同室のポールに疑いをかけるが、脳波にもウソをついている形跡はない。
服にはシラミがついており、犯人にシラミがいた可能性が。
コーヒー店で発砲事件があり、5名が死亡。店員エリンは妊娠していた。
カジノの元オーナーフリンとボディガードも殺されていた。
ボディガードは1発も撃っていない。フリンに雇われた店長ケンタルは銃を所持。
フリンを狙った事件として調査。しかし位置関係から考えると不審な弾痕が。
狙いがエリンだったとすると、説明がつく。後は口封じだ。
ケンタルは妊娠したエリンともめ、彼女を射殺。
他の店員も撃ち、たまたま現れたフリンらも射殺したのだ。
タイヤマークから車を特定。アダムの物と判明。
アダムは何かを引いたと認め、シラミから運転はマークとわかる。
口論中に引いたが、犬と思って立ち去ったと言うが、
被害者の服にシラミがあったため、車を止めたと推理。アダムが通報を止めたのだ。
未成年の彼らは、酒を買うためにブライアンに声をかけたが、
彼には聞こえず、無視されたと思い殴り、追ってきたのでひき殺したのだ。

 と言うわけで、今回はひき逃げ事件なので
事件としては地味なのだが、聴覚障害者がかかわったところがミソ。
彼らにどう接するかがポイントになるわけだが
それは科学捜査とはあまり関係がない気がする。
一方の発砲事件の方は、
ある程度予想した通りの展開だが、そんなに射殺したら死刑だろうが。

TV放送 2002/08/27 BS05 2200-2257
 

第21話 悪魔に魅入られた女

 ランニング中の男性テリーが、動物に襲われて死亡。内臓を取り出した形跡が。
大型犬でかみ癖のある犬から、栄養学の女医ヒルリッジの犬と断定される。
関与を否定するが、歯形から確信。内臓を密輸している可能性もある。
持ち物の血液反応を調査するが、意外にもジューサーから反応が出る。
臓器を売ったのではなく、自ら血液を飲んでいたのだ。
ポルフェリン症と言い、血液を採らないと死んでしまう体質なのだ。
人工の物もあるが人間の血には勝てず、血液の多い内臓を摘出。
血を汚さないように、銃で撃たず、犬に襲わせていたのだった。
移動遊園地で、娘サンディが落下して死ぬ。
乗り物のベルトはゆるめで、落下する危険性があった。
オーナーのピケンズは性犯罪で仮出獄中。薬物もやっているらしい。
キャサリンはトンネル内でイタズラをしていたと決めつける。
だが溺死にしては池は浅く、頭部を打って気絶した形跡もない。
誰かが座席から引きずりおろしおぼれさせた殺人だ。だが、隣の母は事故だと言う。
人形で検証すると、ベルトをゆるめても引きずり下ろすのは不可能と判明。
可能なのは母カーラだけだった。
恋人ができ、新婚のようになりたくて、邪魔になった娘を殺害したのだった。

と言うわけで、今回も2つの事件が発生。
副題から、女性が犯人というのは予想ができ
特に、遊園地の事故の方は、最初から母親が怪しかった。
そして、女医の方も、ジュースを勧めたあたりに不審な物があり
いやーな予感がしたが、まさにその通りに。
いずれにせよ、どちらもだいたい読めてしまい、
そろそろネタ切れなのか。

TV放送 2002/09/10 BS05 2100-2200
 

第22話 血塗られた足跡

 下着の女性が車を暴走させて逮捕され、トランクからは生首が見つかる。
首の正体はダシルバ氏の物。男と遊んでいたが、変質者と知りそのまま逃走。
注射されていた車を盗んで逃げ出したと証言。釈放される。
車にはピーナッツの殻が。ダシルバの家にはペンキ塗りの男がいたが無関係らしい。
荒れ地で頭のない死体が発見。皮もはがれ、手足も切られている。
周囲に足跡はなく、地面にめり込んでいる。ダシルバではと考えるが、胴の幅が広く
高所から落とされてつぶれたと判明。その正体はゴリラだった。
密猟者のしわざで、体の各所は商品として利用され、小型機から捨てられたのだ。
小型機を特定するのは、まず不可能だった。
やがてダシルバの倉庫で、胴体部分が見つかる。トランクに押し込もうとし
頭部が入らずに切断したらしい。現場に残された靴のサイズは、ダシルバと異なる。
死体はビニールにくるまれており、ペンキを塗っていた家で殺害されたらしい。
ピーナッツを出す店の店員ハップルに疑いが。
彼らは恋人同士だったが、ダシルバに男ができて追い出され、殺害に至ったのだ。
ビニールにも彼の指紋が。だが、現場に忘れ物をし、戻った間に盗まれたのだった。
少年院のジェームズは殺人事件を目撃し、ウォリックに相談。
少年同士の対立による殺人で、証言を拒否すれば刑務所へ。証言すれば殺される。
トイレの水道管から、とがらせた歯ブラシを発見。
ロニーがひげそりにも利用したため、DNAが一致し犯人を特定。
証拠がそろっているので、ジェームズは証言する必要がなくなった。

 と言うわけで、今回は都合4つの事件が起こるが、死体の2つは同一人物。
ゴリラとは言え、もう1つの事件も死体が見つかるという事件。
少年院の事件も、登場人物は3話に出てきたジェームズだし
いろいろ工夫しているのはわかるが、何となく煮詰まったような感じだ。

TV放送 2002/09/17 BS05 2100-2200
 

第23話 CSI解散の危機!

 3件の連続レイプ殺人事件が発生。同じ手口で頭部を殴り、そこにある凶器を使用。
意識を戻させてレイプし続け、最後には絞殺するのだ。
グリソムは顕示欲のある犯人と推理。だがFBIのカルペッパーが乗り出す。
警備員ゴーグルは、何者かが逃走するのを目撃したと言う。
プラスチックの破片が子宮に。口にはタオルらしき繊維が。
そして落ちていた毛髪は、ハサミで切った物で、犯人がわざと残したらしい。
残された精液は3回とも一致。中には赤いケチャップを混入。だがDNAは隠せない。
FBIはサラによる囮捜査を強行する。スーパーで不審な男を逮捕するがただのスリ。
一方で、ホテルにて新たな殺人が発生。だが手口が微妙に異なると感じるグリソム。
夫ブラッドが、報道を見て手口を真似たものと断定するが、
カルペッパーはすべての事件の犯人として公表。反対するグリソムは謹慎処分に。
チームはひそかに捜査を続行。精液の男ハンターを突き止めるが、彼はゲイだった。
犯人は精液を持ち去り利用したらしい。犯人は劣等感を持つタイプで
体を鍛えているに違いない。繊維はジムのタオル。3人は共通のジムに通っていた。
ゴーグルは車が急発進したと言うが、その形跡はない。犯人ゴーグルに違いない。
彼の家には体毛を剃ったらしきカミソリ。そしてゴミにはケチャップ。
ゴーグルは繊維から特定はできないと言うが、洗濯機のクセからも特定は可能と言う。
ゴーグルはグリソムを狙うが、かけつけたキャサリンが射殺。
連続殺人はゴーグルによる物だったと発表され、カルペッパーの手柄とされる。

 と言うわけで、なんだかんだと言いながら、
1話ごとの中身の濃さで見せてきたシリーズも、とりあえず1シーズン終了。
強敵現れ、チームは解散の危機に。過去のエピソードとの関係も匂わせるが
最初の目撃者が怪しいという鉄則が守られ
意外に簡単にその通りになっては、ちょっと拍子抜けか。

TV放送 2002/09/24 BS05 2100-2200
 

 第2シーズン

第24話 指紋の謎

 カジノ王の息子トニーが死体で発見される。抗うつ剤の過剰摂取に思え、
手首にはテープのような粘着物。庭師が来るまでドアを開けた形跡はない。
口の回りに擦過傷があり、胸の傷は正体不明だ。
キャサリンはかつてオーナーサムの下で働いており、
サムによれば恋人のストリッパージャニーンは最悪の女だと言う。
薬品のカプセルからは、ジャニーンの指紋が検出。
胃の内容物からワインに薬を混ぜたと思われる。
ジャニーンは薬を買った事は認めるが殺人は否定。
しかも検出された薬は致死量でなく、過剰摂取が死因ではないとわかる。
庭師が来たので、薬が不足していたがあわてて窒息させた可能性も。
トニーの土地で砂漠を掘る友人カートが見つかる。
大量の銀を隠し、銀の価値が戻るのを待つようトニーに頼まれたと言う。殺人は否定。
カートは粘着テープを所有。犬のドアの指紋はトニーの弟ウォルトだ。
ウォルトは庭の虫に刺された形跡があり、現場にいたのは間違いない。
ウォルトは相続人からはずされ、ジャニーンは遺産をもらえる気でいた。
落ちていたピアスは、カートの妻ボニーの物と判明。ボニーは浮気に腹を立てていた。
メイドが毎日掃除するので、ピアスを落としたのは当日だ。
トニーのパーティで知り合った、ウォルトとボニーは利害が一致しトニーを殺害。

メイドは休みだったが、庭師は休みでなくあわてて退散したのだった。と言うわけで、CSI第2シーズンが始まるが、
特に目新しい事件でもなく、いろんな所から指紋が検出される点に注目。
それが元で、いろんな容疑者が出てくるという展開。
まあ、ウォーミングアップ程度か。

TV放送 2003/03/21 BS05 2000-2047
 

第25話 偶然の失踪

 退学届けを出した女学生ペイジが、寮で行方不明になる。
部屋を調査すると、出かける用意をしていた事はわかるが、争った形跡もない。
ルームメイトのジェニファーはすでに退学。絨毯もなくなっている。
ベットには精液や血液の痕跡が。壁の指紋が絨毯泥棒と判明。
卒業の度胸試しで家具を盗み出した事は認めるが、殺人とは無関係だと言う。
ベットの血液はペイジの物でなく、何者かがレイプされたらしい。
ジェニファーを訪問すると、あの部屋でレイプされた事を認める。
DNA鑑定からケビンが犯人とわかるが、やはりペイジとは無関係だ。
監視カメラからウッドペリー教授が何度も車で往復しているが判明。
彼を追求すると、ペイジと不倫関係である事を認める。
当日彼の家から電話しており、車には彼女の毛髪が。
だが、浮気に気づいた妻が彼女に電話した事を認め、毛髪も引っかかっただけ。
やがてゴム圧縮機でつぶされたペイジの死体が発見される。
ゴミ箱にはペイジの血痕。そして車の接触した形跡も見つかる。
妻が出産しそうで近道し、ゴミ箱に接触したと認めるが、人ははねていないと言う。
ペイジの部屋にはゴミ箱がなかった。
掃除をしてダストシュートからゴミ箱を落としてしまう。
それを取ろうとしたところへ、車が接触して壁に挟まれて死亡。
ゴミ箱の中に落ちたのだ。だが両親は納得できず、殺人だと主張するのであった。

 と言うわけで、いろんな証拠が出てきて、
不倫とかルームメイトのレイプとか判明するが、
そのどれもが事件の解決につながらず、
実は「犯人がいなかった」という結末に。
1シーズンにも似た話があったが、
こういうのは本当にそうだったのかどうか怪しいところだ。

TV放送 2003/04/15 BS05 2100-2157
 

第26話 疑惑の転落死

 刑務所の工事現場で男バレンティが転落死。警部は自殺だと断定。
工事は止められないと言う。漏電した形跡があり、通常漏電遮断機が機能するのだが、
アース端子が何者かに折られたため発生したらしい。
死体にはヤケドの形跡がないが、何者かが電極を逆にしており、
さらにはゴムの靴にも鋲が打たれ、感電の要素は揃っていた。
工具には現場監督ハリスの指紋が。バレンティはストをめぐりハリスと対立していた。
バレンティの睾丸は萎縮しており、長期間鉄分を摂取していたらしい。
体内に鉄分が多ければ、感電はしても焦げ跡は残らないのだ。
しかし鋲の指紋はハリスの物ではなかった。それは関係者イアンの物だった。
母に反発し分析医をつけていたと言う少年ディランが死亡。
発作で頭を強打したと言うが、分析医の服に繊維が付着していた。
彼の肌やパンツにも繊維が付着しているが、シャツやズボンにはない。
分析医には未成年の患者と性交渉し、資格停止された過去があったのだ。
絨毯からはディランの母の皮膚も検出。ディランは子宮のイメージと称して
毛布でくるまれたのだが、母と分析医に押さえつけられ窒息したのだった。

 と言うわけで、今回は前回と違って事故死っぽいのに
実は殺人だったと言う展開で、証拠隠滅のための工作が複雑で、
本当にそんなに細かい事を考えて実行する人がいるだろうかと思わさせられる。
セラピーの女性教師の、常人には理解されない行動も後味の悪い感じ。

TV放送 2003/04/22 BS05 2100-2157
 

第27話 犯罪と香り 鼻孔の記憶

 学校のトイレでバリーが射殺され、彼がデニスのロッカーにイタズラしたと判明。
バリーは常習的にデニスをいじめており、彼のシャツから火薬の反応が。
デニスは射撃場で撃ったと主張。バリーは半年前にもフォークで胸を刺されたが、
心臓が右側にあったので無事だったという経緯があった。
恨みを抱く者でアリバイがないのはデニスだけだ。
ところが、トイレに残留する香りから、高価な香水が検出される。
それはデニスの姉ケルシーが、母の形見として持っていた物と一致した。
バックから腐乱死体が発見。軍服からカートセン少尉と判明。
クラブの用心棒はモーゼと呼び、浮浪者のようになっていたが、
最近は見ていないと言う。だがその後、騒ぎを起こしたので、
バックに入れて坂から落としたと認める。
デニスはトイレでケルシーが撃つのを目撃したと証言するが、
顔を見たわけではなかった。
ケルシーはデニスのイジメをやめさせるため、コーチとモーテルにいたと判明。
やがて同じ香水を、カウンセラーが使っている事がわかる。彼女は銃も所持していた。
彼女はアリゾナで11人が殺された事件の際の副校長で、
1人を殺せば、犠牲者が最小限になると感じたのだった。

 と言うわけで、いじめっ子といじめられっ子をめぐる殺人の話で、
家族が次々と疑われながら、真犯人は別にいたなんて、ちょっと家族が気の毒。
腐乱死体を調査する人は、マスクくらいした方がいい気がする。

TV放送 2003/05/06 BS05 2100-2157
 

第28話 破壊捜査 壁の向こう側

 クリフという男が借りていた部屋が、血まみれの状態なのが見つかる。
血液は人間で、量的には死亡しているはずだ。銃の形跡はない。
クリフが見つかり、管理人に嫌がらせするためにしたと証言。
C型肝炎で鼻血を吹き出させる特技を持ち、1ヶ月かけてつけたと言う。
しかし恋人アリソンが行方不明で、無数のハエが室内に。
通気口にほ乳類の死体を食べるシデ虫が見つかり、
さらにその体内から人間のDNAが。壁破壊の許可が出るが、アリソンが舞い戻る。
山火事現場で、木に引っかかったダイバーが見つかる。
タバコとマッチで放火した仕掛けが見つかる。
ダイバーはブルースで、火事の前から死亡している。
骨盤は無事なので、上空から落とされたわけでもない。
タンクはフルで、高温で爆発したらしい。そのナンバーから友人ジェリーがわかる。
二人はカジノを開く予定だったが、土地をめぐってケンカしていたとわかる。
死体には、家具でついたトゲが付着していた。
死体を山へ運び、火をつけたところ、タンクが爆発して木の上に乗ったのだ。
ハエの謎が解けないため、壁の破壊を継続。管理人の奥さんが行方不明だとわかる。
壁からは死体が見つからないが、ボイラーが故障しているとわかり
使用されていない浄水器から妻の死体が見つかった。

 と言うわけで、血だらけの部屋という特殊な状況で、
それをしでかした人物は事件とまったく関係がなく、
最初は関係なさそうだった人が真犯人というのは、何か毎度毎度の展開という感じ。
管理人が犯人というのが確定的という状態で、
死体が見つからないだけと言うのは、物語としてちょっと弱い。

TV放送 2003/05/13 BS05 2100-2157
 

第29話 冤罪兄弟へのレクイエム

 保安官は死体を埋めている男ベンを逮捕。服には繊維が付着しており、
どこかから動かしたらしい。死体は弁護士オリバーで窒息死と判明。
小麦粉が付着しており、ピザ屋で使用している物だ。
さらに死体が見つかる。今度はメキシコ系で犠牲者に関連がない。
牧師はベンはいい子だと言うが、車からは血液の反応が。
二人の服に付着した繊維は、ベンの車の絨毯と一致するが、殺人の証拠にはならない。
サウナで女性シェリーが死体が見つかる。ガウンがおかしいが
係員のケムが動かしたと判明。死因は熱射病で、友人ティーナがいたとわかる。
シェリーは飲み続けて、電話でサウナを予約した。
係員は15分ごとにチェックするはずが、見落としていたので証拠隠滅したのだ。
ティーナはシェリーと男をめぐってケンカしていたらしい。
シェリーには甲殻類のアレルギーがあり、ティーナは彼女にデートさせないため、
スープを頼んだのだ。だがサウナで発作が起きて最悪の事態に。
ベンの兄ロジャーが見つかる。彼は凶悪犯だが殺人は否定。
スタンドの順番でもめて二人を射殺。前科あるロジャーは手を貸さなかったと言う。
グリソムはロジャーを疑うが、服の血液は識別不能。銃も加工で判定できない。
銃を撃ったが弾がつまり、仕方なく絞殺したに違いない。
ベンはロジャーをかばうため罪をかぶっているのだ。
だが終身刑になると知り、追いつめられたベンは自殺をはかって死ぬ。

 と言うわけで、サウナの話は毎度似たような感じだが
死体を埋めてた男の方がメイン。
どう見ても犯人は別なのに、兄を守るために黙秘を続け
兄に裏切られて次第に不利な証拠が集まっていくなんて話で
最後まで兄の犯罪は証明できず。
過去には何回か未解決のままのエピソードはあったが
やはり後味は良くない。

TV放送 2003/05/20 BS05 2100-2157
 

第30話 愛しすぎた男

 女性メーガンの車が列車と激突。車には他の車の破片が付着。
タイヤが減っており、サイドブレーキが引かれている。もう1台いたに違いない。
もう1台はライトを消しており、機関士は気がつかなかったのだ。
メーガンは警察に電話しており、通話記録にはディーゼル車の音が。
駐車場で男ともめたのが目撃されていた。クロフトという男が判明。
踏切まで追いつめたが、メーガンは愛犬を残して逃げられなかったのだ。
歴史図書館の地下室で、司書ベロニカの死体が見つかる。
自閉症の司書アーロンによれば、発作を起こして倒れたと言う。
グリソムはアーロンの記憶力に注目。彼らは本の修復作業をしていたが
館長ハンターはアーロンを嫌っていたと言う。
ベロニカの死因は毒殺だが、毒物は不明だ。
体内からは毒素リシンが検出。舌が炎症しており、粉を口から入れられたのかも。
アーロンにリシンの知識がある事が判明するが、彼は本の感触が変わったと言う。
そしてベロニカとハンターがもめていたとも。
ベロニカは贋作とのすり替えをし、アーロンに罪を押しつけようとしたが、
ハンターに気づかれ毒殺を計画。ボールペンに毒物を仕込むが
ボールペンをかむクセが抜けず、自らが死んでしまったのだった。

 と言うわけで、自閉症の司書が見ていた犯行の秘密を解き明かす話も
何だか面白味に欠けるし、踏切の事故の方は、なぜすぐわからないといらだつほど。

TV放送 2003/05/27 BS05 2100-2155
 

第31話 倒錯の館

 公園の砂場に埋もった死体が見つかる。争った形跡がなく、運んだものらしい。
死体は女性で、虐待らしき傷や、豊胸手術、鎖らしき傷跡が見つかる。
豊胸手術をした医師から、それがモナで、ヘザーの館と言う倒錯の館の女性と判明。
女主人は、ここでの事故ではないと言う。女王様役の彼女だが、
常連客相手に、内緒に奴隷役もやっていたらしい。鼻腔にはストローらしき傷が。
時計の跡は特徴があり、アイリーンという女性の物だった。
小切手の買い取り屋サンティが襲われる。
カバンの切断面にはガラス繊維が付着しており、ユニットバスの物と判明。
工場の男は、友人とサンティを襲撃。それはサンティの姉カーラの夫だった。
弁護士のアイリーンは動じないが、時計の箱には液状ゴムが付着していた。
女主人は夫キャメロンに見覚えが。
気の強い妻に支配されるのに飽きて、支配する相手を探していたと分析。
奴隷を求めてモナに頼み、液状ゴムを塗り、妻の時計をはめさせたが
やりすぎて殺してしまったのだ。
アイリーンは弁護すると言うが、キャメロンは妻がいなければどこへでも行くと言う。

 と言うわけで、SMの館が殺人と関係したと言うところが目新しい点で
犯行の動機やそれを突き止める手口など、もう1つの事件と合わせて
特に目新しくもない。

TV放送 2003/06/03 BS05 2100-2155
 

第32話 裏切りの逃亡者

 一団がカジノを襲撃。警備員と犯人がそれぞれ一名死亡。25万ドルが盗まれる。
女3人組かに思えたが、カメラの映像から男の変装と判明。
先月も他の町で同様の事件があり、予行演習だったかも知れない。
キャサリンは田舎町の殺人事件を調査。店員ダスティンが射殺され、
ジャガイモをサイレンサー代わりにしたとわかる。
犯人は閉店に見せかけて時間を稼いだらしい。
死亡した犯人アダムの弾は45口径で、仲間に撃たれたと判明。
3人の内の1人は、本当の女性とわかる。
店では、かつてグリソムらが取り逃がしたタミーの指紋が見つかる。
カジノの弾にもジャガイモが付着しており、タミーが恋人ダリンと犯行したとわかる。
2つの事件は1つの事件だったのだ。
一味の車が見つかり、トランクからタミーの死体が。
アダムの服に付着した粉は、ガラスの原料で、炭坑の物とわかる。
炭坑にはダリンの死体が。これで容疑者がいなくなってしまった。
アダムを撃ったのはダリン。分け前を増やそうとしたのだろう。
タミーも殺し独り占めしようとしたが、誰かに殺されたらしい。
カメラの映像から、カジノのダンカン氏が事件前に伏せている事が判明。
彼は関与は認めるが、殺人は否定。分け前を取りに行ったところ、
ダリンは殺されていたと言う。前の襲撃事件の4人目について、変装前を推測。
その顔はコンビニ店員ダスティンだった。やはり彼も一味だったのだ。
ダリンを撃った弾から銃の持ち主を特定。それはコンビニ店員発見者の警官だった。
パトロール中にコンビニの事件に気づいた警官に、タミーが買収を申し出た。
彼はダリンを射殺し、金の横取りを計画。管轄外なのに粉が付着していた。

 と言うわけで、第一シーズンで逃走した犯人が再登場した上、
無関係かに思えた2つの事件が、実は同一犯だなんて面白い展開だが、
関係者がすべて死体で見つかり、再登場のキャラまで死んでしまったあげく
第一発見者の警官が犯人だなんて、ちょっともったいない感じ。

TV放送 2003/06/10 BS05 2100-2150
 

第33話 いとしきエリー我が娘

 カジノを追い出された男が、カップルにチップの換金を頼むが、
そのチップがニセ物で詐欺だと気づく。ところが駐車場で男は殺されていた。
ゴキブリのレースに参加するためグリソムは不在で、ウォリックに指揮を頼むが、
これにはニックらが反発を覚える。
殺されたのはビンセントで、麻薬の運び屋らしく、
胃の中に50個のケースを隠していた。飛行機の券をもっており、隣の席はレベッカ。
さらになぜか、ブラス警部の娘エリーの指紋も出てしまう。
男友達キースは、ビンセントに車を貸した事を認める。
カップルが持っていた紙幣もまたニセ札とわかるが、彼らは財務省の人間で、
ニセ札が見つかるルートを調査していたとわかる。
エリーらは釈放されるが、発砲事件でキースが死に、ブラスに疑いがかかる。
だが、銃にはさんだためについた血液は、ブラス親子でもキースでもなかった。
乗客名簿には、キースといたヒッチハイカー、ギルモアの名が。
彼には手に傷があり、ブラスを気絶させ、キースを射殺したと判明。
ブラスに反発していたエリーとも多少和解して、エリーは母の所へ戻る。
帰還したグリソムは、ウォリックらが務まるか試したと語る。

 と言うわけで、グリソムの不在や詐欺師とニセ札事件、
そしてブラス警部の娘が容疑者になるなんて事件が一気に発生。
さぞ大混乱かと思えば、何となく尻すぼみ的に収まっていき、
科学捜査的な面白さはいまいち。

TV放送 2003/06/17 BS05 2100-2157
 

第34話 女が男を殺す理由

 匿名の通報があり、カジノのエレベータで倒れていたフェアモントが見つかる。
宅地業者の社長で、後で服を着せたような不自然なところが。
妻ジュリアは浮気も気にしないと言い動機がない。部屋には人間のふけが。
3年前、フェアモントは発砲事件で自分を撃って負傷したが、あれはウソかも。
結局彼は死亡し、ただちに臓器が8つも摘出されて移植される。
残された部分も火葬され、灰だけになるが、灰から毒物セレンが検出される。
臓器移植を受けた患者マサに調査協力を依頼するが、拒否される。
やがて現れた秘書クローディアはふけ症で、DNAも一致。
彼女は社長が裸で意識を失っていたため、スキャンダルを恐れ運んだと認める。
3年前の事件で入院させたのはクローディア。撃ったのはジュリアだと認める。
帰宅が遅く脅そうとしたが誤って命中。フェアモントが自首を許さなかったと言う。
ふけ症のシャンプーにはセレンが含まれ、これが毒になり
チーズで苦みをごまかしたため、口臭になったと推理できる。
やがて部屋のシャンパンからジュリアの指紋が。部屋にいた事は認め、
彼女の体内からも毒物が見つかるが、クローディアはアリバイ作りだと否定。
互いに責め合う。だが、10年前クローディアは資産家と結婚しており、相手は死亡。
資産家の農場で使用した家畜用セレンが、死体から検出される。
しかも当時の秘書がジュリアだったのだ。2人は手を組み、次の獲物を探したのでは。
地検は、どちらの犯行か証明する証拠がないと断念。
だが彼女らは他の土地でも犯行を繰り返すはずだ。

 と言うわけで、今回は1つの事件に全員が集中。
2人の容疑者をめぐっていろいろ証拠が出るが、
詰めができないと言う話で、またも結局逮捕はできず。
そう言うのも面白いけど、まあ当然ながら痛快感はない。

TV放送 2003/06/24 BS05 2100-2150
 

第35話 閉ざされた人々

 工事現場の土管で女性の死体が見つかる。その脇でもう1体。
ブルネットは首の骨を折り、ブロンドは首の傷による失血死。
ブルネットは派手でジョーン。ブロンドは地味だが姉ドナとわかる。
ドナの部屋はガラスが割れ、血痕にはジョーンの靴の跡が。
ドナが倒れた時に、ジョーンは歩き回ったらしい。
ドナは通販とインターネットの出前で生活しており、家からは出ない。
だが便座が上がっている事から、男がいた証拠になる。
ジョーンの元彼ギャビンには禁止命令が出たと判明。
ギャビンの足跡も見つかり、死体を見た事は認めるが、犯行は否定する。
森でハンタージェスパーが死んでおり、誤射と思われるが、自分の銃は使っていない。
妻リンダによれば、ジェスパーはリストラされていた。
木にめりこむ弾が見つかるが、事件前の物で無関係。妻による保険加入も判明する。
鹿狩りは昼はしないが、死亡時刻は昼と判明。
至近距離から撃たれており、自殺の疑いが。腹を撃てば銃を湖に捨てる余裕がある。
彼は妻に保険が入るよう、殺人を装っていたのだ。
ドナにはメル友ミッキーがいると判明。彼はかつて刑務所におり、
通販の仕事で知り合い3日前に出所したとわかる。便座の指紋はミッキーの物だ。
ミッキーは家へ招かれたが、金をせびるジョーンが現れて口論になったと言う。
組み合いでドナが倒れ、ガラスで首を切り死亡。
ジョーンはミッキーに罪を着せようとし、絞殺。証言が信用されまいと隠匿したのだ。

 と言うわけで、姉妹の死体が見つかる話と鹿狩りで誤射された男の話。
鹿狩りの方は割につまらない展開で、姉妹の方はややマシだが、
それにしたって、怪しげな刑務所の男は、
たぶんそれほど悪くはないはずと思うとやはりその通り。

TV放送 2003/07/01 BS05 2100-2157
 

第36話 第4の殺人衝撃の結末

 バスタブに入れられたピートの死体が見つかる。
その手口は、かつてグリソムらが逃したミランダによる物だ。
彼は自分の父が死んだ8/17に生まれた男性を次々殺し、その言葉をテープに残す。
現場には茶色の女性の毛髪らしき物が。テープの音から被害者が助手席にいたと判明。
毛髪は古い物をわざと残しており、何かのメッセージかも。
車内で意識失わせてから、倉庫で射殺したらしい。
ピートはスピード違反で捕まっており、キップに誕生日があると判明。
過去の犠牲者ロイスとスチュアートも、同じ警官ケビンが捕まえている。
だが交通裁判中のケビンは関係を否定。グリソムはそこにいた判事を見て驚く。
そのメイソン判事こそ、ミランダだったからだ。
メイソンはグリソムを食事へ招くが、事件の関与は否定。
役所の火事でミランダの書類はないが、母イザベルの存在を知り、会う事に。
話をする中、キャサリンが部屋を探るが、ポーリーンという娘の写真を見つける。
ポーリーンに関する書類はなく、メイソンは息子ポールと指紋が一致。
さらに現場の毛髪がポーリーンと一致。ポーリーンは妹ではなく、ポール本人だった。
ポーリーンは男性ホルモンの注射で男になり、家では女、外では男を演じたのだ。
父が殺された時、男なら救えたと感じたためだ。
メイソンは性転換して判事になるが、飽きたらずに殺人を犯すようになったと認める。
しかし、ミランダは裁判所から逃走。グリソムは母の家へ急行する。
母は殺害され、バスタブではミランダが死んでいた。彼も同じ誕生日だったのだ。

 と言うわけで、第一シーズンで逃がした強敵がまた登場。
先日再登場した少女と合わせると、
一応これで一シーズンの未解決事件はクリアしたと言う事か。
前作ではまったく手の届かない存在だった犯人が、
今回は意外に簡単に接近できて、途中でその正体さえわかってしまう。
まあ、犯人の真の正体あたりは、早い段階でそれらしい情報が流され
(子供が養子だったり、ホルモンの話が出てきたり)
そして誕生日の話も想像したとおりだが、面白い展開には違いない。
それにしても、あちらでは、こんな病んだ事件ばかりなのだろうか。

TV放送 2003/07/08 BS05 2100-2157
 

第37話 ちぎれた指

 不審な男が銀行で100万ドルを換金。あわてて飛び出すが警察に捕まる。
不動産業者ローガン氏は、警察でも何も語らず、釈放される事に。
だがサングラスを忘れたため、届けようとしたキャサリンは、
ローガンの携帯にかかってきた電話に出させられる。
相手は逆らえばアマンダは死ぬと言い、仕方なくキャサリンはローガンと同行。
異常事態に気づき、グリソムらはキャサリンを追う事にする。
ローガンによれば、愛人アマンダの指が切られ、100万ドルを要求されたと言う。
キャサリンは、カフェにいたサラに指を渡し、さらに移動。金に蛍光ペンで印を。
急ブレーキで跡を残し追跡しやすくするが、現れたマスクの男に金を渡す。
渡された地図の場所へ行くが、そこにはアマンダの死体が。
指は死後切断され、水浸しで48時間経過していた。鈍器で強打されている。
ローガンが与えた部屋には、大理石の破片が。死体はシャワーカーテンでくるむ。
アマンダがローガンの妻ダイアンと通話していたと判明。
カーテンからは、ローガンの息子が食べるピーナツバターも検出される。
ダイアンはアマンダと会った事は認めるが、そこへローガンが来たと言う。
ダイアンの蛍光ペンの反応を調べるが、反応が出たのは弁護士。
実はローガンは離婚訴訟を恐れ、金を確保するため、芝居を打ったのだ。
そしてアマンダともめた末、殺害してしまう。そしてキャサリンも利用したのだ。
さらにダイアンに疑いがかかるよう、彼女の車を利用した。
ローガンは逃走するが、スピード違反で捕まる。
ウソをつく事に慣れるとキリがなくなるのだ。

 と言うわけで、キャサリンが事件に巻き込まれるが、意外や犯人は。。。
と言う展開で、シリーズ中でもなかなか面白い。
犯人がまんまと逃げるが、意外に簡単に捕まってしまいそこは拍子抜け。

TV放送 2003/07/15 BS05 2100-2157
 

第38話 残酷な悪戯

 死体の腐敗を調査するための、死体農場と言う場所で、管理外の死体が見つかる。
虫は他の死体から来ており、死体に弾の破片がない事が判明。
被害者はマイクとわかるが、家が燃えていた。寝室を焼こうとしたらしい。
婚約者ジェーンに会う。彼女は再婚で、元夫ブラッドリーは殺す動機がないと否定。
カメラマンであるマイクの暗室から、娘ジョディの裸の写真が見つかる。
だが、写真には指が写っており、プロにはあり得ないミスだ。
ブラッドリーには性的虐待の過去があるが、マイクがジョディを狙っていたと言う。
ジョディの腕には火傷が見つかるが、これはカーラーによる物と判明。
ジョディの兄は、ジョディがむしろマイクを誘っていたと言う。
グリソムは、犯人が凍らせた肉で弾を作ったと断定。痕跡を残さないためだ。
肉工場で働くブラッドリーにはこれを作る事が可能。
彼は、娘を虐待するマイクから守るための犯行と認める。これでは執行猶予がつく。
ジョディの写真の目の部分を拡大すると、ブラッドリーの船で撮影した物と判明。
彼はマイクに罪を着せるため、彼の家にカメラを隠したのだ。
ジョディは脅されており、マイクに相談したが殺されたのだ。
寝袋には2人の分泌液が検出され、
14歳以下への性的虐待は、減刑が認められない終身刑となるのだった。

 というわけで、死体農場とか、肉で作った弾丸とか出てくるが
メインは性的虐待の話で、家族が次々疑われていくのはお気の毒。
やはり病んだアメリカと言う感じで、
毎週、科学捜査自体よりも、そういう面ばかり印象に残るのは
どうかと言う気もするが。

TV放送 2003/07/22 BS05 2100-2157

第39話 儚い人生

 アマチュアのホッケーの試合で、ラフプレイ中に選手テリーが倒れて死ぬ。
首が何かで切られ、殺人と断定される。
外では株屋のテリーは、チームメイト全員に損をさせており、恨まれている。
チームメイトジェーンのスケート靴は鋭くされており、疑いがかかる。
彼女は否定するが、彼女が妊娠していると判明する。
ジェーンは多くの男と関係していた。テリーとは遊びだったと言う。
サックスプレイヤーのスタンが殺され、ウォリックが調査に。
麻薬の過剰摂取が原因で、コースターが2枚あった事から、もう1人いたと判明。
そんな中、ウォリックは歌手リリーと接近する。
売人はコースターにヘロインを染みこませて渡していた。彼は1人だった。
さらにリリーのコースターも2枚重なっていると気づく。
彼女が麻薬常習だと知り、ショックを受けたウォリックは
再びギャンブルに手を出そうとするが、ニックが止める。
テリーには心臓に欠陥があると判明。ドクターは鎮痛剤を与えていた。
彼もジェーンとつきあった事があり、父親を始末すれば、寄りが戻せると考えた。
そして心臓に負担のある薬を与えたのだ。
だが、赤ん坊の父親はテリーではなく、トミーだった。

 と言うわけで、ホッケーの試合でラフプレイ中に死者が出て、
誰が犯人かわからないという展開だが、
冒頭にドクターが薬を与えるシーンが、割にわざとらしく、
最初から犯人がわかってしまったのが難。
歌手とウォリックの関係も、何かもったいぶった感じだが、
歌手が事件には関係していないから拍子抜け。

TV放送 2003/07/29 BS05 2100-2157
 

第40話 六番目のチャクラ

 タイの僧侶4人が、チャクラと呼ばれる眉間を撃たれて殺される。
現場にはギャングのマークが。寄付金を預金したアナンダだけが難を逃れる。
仏像にはガムが。ライフルは見つかりやすい場所に置かれていた。
アナンダは机にあったライフルを捨てた事を認める。指紋から撃っていないと判明。
ギャングのマークは、捜査を攪乱する物と断定される。
空軍衛星の画像から、駐車場にピートの車があった事がわかる。
商店街の者は寺院を嫌っていたが、ピートは出入りしていたのだ。
探検していたピートは、仲間が仏像を盗んだと知り、返しに行ったが、
死体を見つけて立ち去ったと認める。
キャサリンは、15年前同僚ステファニーが殺され、ケルソが犯人とされた件を調査。
ケルソのナイフには薄い血液が付着しており、今なら分析が可能だ。
手袋はケルソの血で真っ赤だったが、それはキャサリンの元上司ジミーが、
2日後に持ち込んだ資料だ。警官は手袋を見ておらず、ジミーに疑いが。
血液も意図的に付着させたらしい。
ジミーはケルソを犯人と決めつけ、証拠を作ったのだった。
寺院の寄付金は、一部しか預金されていないと判明。
それまでは箱に保管されていたが、パートの料理係スナハラが盗んだのだ。
そして残されたガムから、彼のDNAが検出される。
アナンダが通報すると思った彼は、僧侶らを射殺したのだった。

 と言うわけで、僧をめぐった殺人で、さぞ珍しい話が出てくるのかと思いきや
手口や動機は当たり前。
キャサリンがなぜか古い殺人を持ち出して、かつての上司を逮捕する話も
真犯人はわからないままで、何だか煮え切らない。

TV放送 2003/08/05 BS05 2100-2150
 

第41話 暴走バス24人の運命

 ベカスへ向かうバスが暴走し、道路から転落。多数の死傷者を出す。
走行中にロッドアームがはずれ、圧力が片輪にかかり横転したのだ。
運転手ドレイバーは動揺。アルコール中毒らしき反応を示した末倒れるが、
糖尿病の症状と判明。残されたウイスキーは、仮出獄中のマクブライドの物だった。
先週の点検では異常なかったと言うが、規格外のボルトを使用しており、強度が不足。
ガードレールにぶつかった衝撃で折れたのだ。ではなぜブレーキを?
まきこまれた乗用車のエリックは、乗客である恋人トレーシーを追ったと判明。
サラの分析では、タイヤが分解しスリップが生じたと判明。
クロロホルムがタイヤに入れられ弾性を失った、悪意ある細工だ。
実験の結果、2時間で破裂すると判明。給油したバーストーで細工された疑いが。
バス会社をクビになったノーランが、スタンドで働いており、細工した事を認める。
パンクしても、サスペンションがしっかりしてれば大事故にはならなった。
ノーランの第2級殺人となるが、整備不良を放置した社長の責任も重い。

 と言うわけで、バスの事故で多数の死者が出て、その原因はどこにと言う話。
いろいろ原因らしき事が出てくるが、真相は別にありと言う感じ。
まあ、めぐりめぐった割に、結末は普通と言う気もするが。

TV放送 2003/08/19 BS05 2100-2157
 

第42話 覗き穴の殺人者

 ジェーンという女性が殺され、便器にもたれた状態で見つかる。
なぜか髪は赤く染められ、押し入った形跡がない。部屋は密閉状態だった。
スーパーの袋で窒息させられており、レイプの痕跡も盗みもされていない。
元彼のアダムは、接近禁止命令が出ており、急に避けられたと語る。
ニックは高校時代の彼女の写真が、ジェーンの現場写真にそっくりだと気づく。
一方、霊能者だと言うピアソンと言う男が現れ、現場の状況を見たと言う。
ジェーンは仕事を休んでおり、警備装置を強化。
彼女の所にかかった電話は、なぜかジェーンの家の中からだった。
ピアソンはホテルでジェーンの隣に泊まり、彼女に警句したが無視されたと語る。
彼を連れてジェーンの部屋へ行くが、イメージは上から見下ろした物。
屋根裏を調べると、そこには各部屋をのぞくための穴があり、
犯人が監視していたとわかる。ジェーンはいつの間にか犯人を入れてしまったのだ。
ケーブル会社のクレーンに疑いがかかるが、かけつけたニックが襲われて負傷。
クレーンの部屋には家具がなく、すべては屋根裏にあった。
彼は人々を見下ろしていたのだ。さらにニックもケーブルテレビを入れており、
残されたビデオテープから、ニックも監視されていたと判明。
ニックの家にはピアソンが現れるが、潜んでいたクレーンに殺される。
彼はニックを友人にできると感じ、同じく監視していたジェーンはジャマだと殺害。
赤毛がタイプと思い、高校時代の再現をしたのに無視されたと怒る。
忘れられないようにすると自殺しようとするが、警察が突入してこれを阻止。
彼は自分を失い、別の人間になって欲求を満たそうとしていたのだった。

 と言うわけで、ストーカーをめぐる話で、ニックも絡むのがミソ。
まあ、犯人がニックも監視しているのは見えていたが、
それにしても2週続けて、1つの事件だけとは物足らない気も。

TV放送 2003/08/19 BS05 2100-2157
 

第43話 猫屋敷の老婆

 20匹以上のネコが集まる屋敷で、ルースという老婆が死体で見つかる。
部屋はあれており、自然死かネコが襲ったか不明。
ハイヒールの足跡もあり、金庫がこじ開けられた形跡も。死因は心臓の傷と判明する。
近所の子供ジェシカらの話から、隣人デビーが家に乗り込んで口論になったとわかる。
ネコが放置されていてケンカになったが、デビーにはアリバイがあった。
金庫をこじ開けたのは息子タイラーで、ネコが閉じこめられたと呼ばれたと言う。
ニックはマーシーと言う女性のBMWが爆破された件を捜査。
異音がしたので、メカニックに調べてもらったが爆発したという。
ドライバーを殺害するための物で、プロの手口かも知れない。
夫ジョニーはビル解体の仕事をしており、
マーシーの父である社長トービン(エド・ローター)は、彼を評価していない。
ジョニーはダイナマイトが盗まれ事を認めるが、浮気については否定。
会社の工具は爆弾の歯形に一致しない。
ボンネットを開け、爆弾を見つけたはずなのに、閉まっていた事が判明。
マーシーの証言に疑いがかかる。
メカニックと組んで、ジョニーを陥れ会社の株を独占しようとしたのだった。
屋敷を調べる中、ネコが残っており、ジェシカの家へ行く事がわかる。
ネコには傷があり、ブドウ球菌に感染していると判明。被害者から感染した物だ。
やがて、凶器がジェシカらのボールペンだと判明。
ジェシカはネコをほしがり、母が無理矢理奪おうとして刺したと言うが、
指紋からジェシカの犯行だとわかる。

 と言うわけで、ネコによる殺人の疑いに始まり、奇妙な展開になるが、
最後には子供の犯行だったとわかり、物語としては面白いが、
ギャフンと言わせる科学捜査と言うわけでもない。

TV放送 2003/09/02 BS05 2100-2154
 

第44話 最も残忍な殺害方法

 公園に埋められた死体が見つかりボブと判明。
24時間前に死亡。足が骨折しているが、それは48時間前。
出血多量で昨日死んだ事になるが、血痕は見つからない。
現場で見つかった塗料はベンツの特殊なグレードのみで、弁護士ベンの物だと判明。
車は盗まれたと言い、修理工サリバンの所で車が見つかり、車内から血痕が見つかる。
ベンはエンジンを切らずに盗まれたと言うが、上半身にはシートベルトの跡が。
犬をはねたと主張するが、逮捕。だが確証はない。
女性の死体が見つかり、ニックが調査。死因は溺死と判明。だが現場は砂漠だ。
婚約者ハンソンと共に、スポーツトレーナーを目指しており、彼にはアリバイが。
高地にしかない石を手がかりに、ニックは岩場へ。そこでジャケットと地図を発見。
遺体発見の2日前、山岳地帯は大雨。足を滑らせて頭部を強打。
滝のような雨で渓谷まで流され、日が照って水が枯れたのだ。
競争で敗れたくないハンソンは、地図を細工したのだ。殺人にはならないが罪な事だ。
ベンの家宅捜索命令が出て、車庫の痕跡から
車に引かれたボブがフロントガラスに突っ込み、マットに血液がしたたったと判明。
そしてその状態でガレージに放置され死んだのだ。
逮捕歴のあるサリバンを仲間に、車を処分しようとしたのだ。
漂白剤で血痕は見つからず、毛髪等も全く見つからず。
だが、ボブが携帯で警察に電話した事が判明。その会話は録音されていた。
初出勤で飲酒したベンは、アルコールが抜けてから通報しようとしたが、
ボブの意識が戻ってしまい、病院へは行けないのでそのまま放置したのだった。
人をはねても過失だが、飲酒運転ならば殺人になる。
しかし、ボブは遺書を残しており、自殺だった。隠さなければ無罪だったのだ。

 と言うわけで、ひき逃げだが不思議な事がいっぱいと言う事件だが、
最初から怪しい容疑者が犯人なので、物語としては意外性に欠ける。

TV放送 2003/09/09 BS05 2100-2154
 

第45話 ベガス−マイアミ合同捜査

 元刑事部長リトル氏の屋敷で事件が発生。彼が殺され、妻子が行方不明に。
警察時代の銃が紛失。キャデラックが見つかり、トランクには男の死体が。
フロリダで娘サーシャが目撃され、キャサリンらがマイアミに向かう事に。
マイアミのケイン(デビッド・カルーソ)は、サーシャを発見。
母親は彼女を逃がしたと言うが、サーシャが持っていた薬莢はブラジル製だ。
死体はジェイソンと判明。だがリトル殺害とは無関係らしい。
パーティにいたショーガールの証言でアダムの存在が判明。
サーシャが見つかった現場で、犯人は小便したらしく、足跡と尿の痕跡が見つかる。
FBIが追跡する連続殺人と手口が似る。金持ち夫婦を狙った犯行だ。
被害者はすべて、同じホテルに泊まっていたのだ。
ワニが出る池で車が見つかり、車内でリトル夫人の死体が出る。
夫人は体中に水溶性の物質を塗られ、全身がラップで巻かれていた。
物質は蜂蜜で、女性に塗るショーがあり、それをマネした物らしい。
500ドルの高価な蜂蜜で、一昨日リムジンの男が買いに来たと言う。
運転手ゴードンの証言で、犯人がシャンパンばかり飲み糖尿病とわかる。
現場の尿にもインスリンが投与された痕跡が。
ゴードンこそインスリンを投与していたのだ。次はコルウィン夫妻を狙うらしい。
屋敷は襲われ、すでに夫妻は姿を消していた。
ヨットでコルウィンと死んでいた妻を発見。
ジェットで逃げようとしたゴードンを捕らえるが、犯行は否定。
だがコルウィンは生きており、ゴードンの犯行を証言するだろう。

 と言うわけで、スピンオフのCSIマイアミの紹介的エピソードで、
合同で捜査すると言う展開だが、まだなじみの薄い連中がいばってばかりで、
いつもの連中の出番が少なめなので、ちょっとまだピンと来ない。

TV放送 2003/09/16 BS05 2100-2154
 

第46話 哀しい宿命

 身元不明の女性がホームレスのカートで死体で見つかる。顔は傷だらけだ。
顔には美容の物と思われる注射の跡が。手帳には意味不明の暗号が。
バッグは300ドルの物で、ホームレスとは思えない。
顔を再現した結果、彼女がモデルのアシュリーと判明する。
部屋にはひげそり、何かの薬に注射。車はお菓子のゴミだらけ。
そしてアシュリーが見つかったのは、彼女の看板の下だった。
カートにあった新聞には、すべてアシュリーの広告が。熱狂的ファンと言える。
ファンである男が、マネージャロットを襲撃。彼が台無しにしたと言う。
アシュリーのコートはホームレスの物と判明。
高価な指輪を持つ女性キャシーは、実はアシュリーの姉だとわかる。
彼女もまたモデルだったが、コカイン中毒でクビになり、
妹が陰謀に巻き込まれると助けようとしていた。
アシュリーはやせねばと感じ、過食症と拒食症の症状が出て、
下剤で免疫を落とし、顔の傷から化膿菌が入り込んだ。
サラが突き止めた手帳の暗号は重量だった。
彼女は食べた食事を、嘔吐や浣腸で出して、0にしようとしていたのだ。
やがて、自分で顔を傷つけるようになり、ロットは彼女を見捨てたのだ。
キャシーは、彼女をカートで連れ出し、自分が美しいとわかる場所、
看板の見える場所へ連れて行ったのだった。
キャシーは施設には入らず、次に見つけた物が人生を変えるかもと言って去る。
その頃、グリソムには遺伝的な聴力障害が判明。
それは原因不明で、発症すると治らない物だった。

 と言うわけで、第2シーズンの最終話も異色の展開。
モデルの姉妹の数奇な運命と言う感じで、実は犯人がいないと言うのがミソ。
ただ、最終話にしてはスケールが小さいと思ったが、
最後にグリソムの秘密が明らかに。

TV放送 2003/09/23 BS05 2100-2150