模倣犯を見た！！

模倣犯を見た！！～毒舌ではないけれど言いたい放題かも？～

昨日、初めてＴＶで『模倣犯』のＣＭを見ました。ヒット上映中！とのことですが、信じていいのかなぁ？と思ってしまう、ちょっと小心者（笑）

先週見た『模倣犯』の感想はですねぇ。

まず、浩美のナンパが怖かった（笑）

いえ、些細なことなんですれけど、あんなナンパで付いていく女の人っているのかしら？と思っちゃいまして。わたくしだったら、沖縄の女の子と同じく、あれにはついていきません。あのナンパで別荘の女の子達集めたの？・・・・あるいはあれはピースがナンパしたのかしら？（笑）

まぁ、とりあえず。

最初の方は場面転換がめまぐるしくて、なかなか映画の世界に入り込めませんでした。それでもさすがはファン！というか中居さん・・・・いいえピースが画面に出始めた辺りから、やっとあの世界に浸ることができてきたのです。

が！！

最後になって首根っこ掴まれて現実に引き戻されようとは！

確かにピースは、視聴者という存在の、その目の前で死なねばならない存在だったのかもしれません。それに関しては特に異を唱えようとは思わないのですが。

デジタルの申し子であったピースの死は非人間的なものである必要があったのかも？また、彼の存在は死してもなお、警察ごときにふれられるのもであってはならかったのか？などと、好意的な見方もいくらでもできるんですけれども。

でも、わたくし的にはあれはあって欲しくはなかったです。

衝撃のラスト！・・・・確かに衝撃だわ・・・・いろいろとね、という感じでしたもの。

（・・・・どっかで見たような、と思ったのですけれど、ちょっとルチ将軍の最期に似ているかも？地球外生命体、というか宇宙から飛んできた隕石だったんで、最後、頭だけ宇宙空間を飛んでいくのよ、ルチ将軍って。････って、ルチ将軍って知ってるかなぁ？）

青酸カリじゃダメなの？ってくらい、あの一瞬は現実に引き戻される一瞬でしたわ。

まぁ、怖い映画かなぁ、と警戒していたわりにはそうでもなかったような・・・・。

ただ、わたくしが一番怖かったのは最後、有馬さんがピースに向かった直前、

「けれどもおまえもキャストの一人に過ぎない」（ちょっとセリフうろ覚えなんですが）

というデジタルボイス。

前後から考えて、あれはピースを追いつめるために有馬さんの声を加工したものだと思うのですけれど、だけどそれがまるでもう一つ上から、すべてを見ている者の声のような気がして。

あの声が聞こえた瞬間、本当にぞくりとしました。

そして、しばらく時間をおいてからは・・・・。

あの声にぞっとしたということは、わたくしはピースと同じ立場に立っていたということ？わたくしもまた、人々を見下ろすような見方で映画の中に存在していたのか？と、そのことにもぞっとしたのでした。

あまり上手くは言えませんけれど、『模倣犯』の感想でした。