××下宿屋木村番外編 Fineな気分××

こんばんば〜ん♪ってさいきん言っている人ってどのくらいいるのかなぁ?おっは〜に比べたら、ちょっとって言うか、かなり印象うすい感じしますよね?だけど、ぱぱのためにも、ボニがんばるからね♪

と言うわけであらためまして。こんばんばん、木村ボニータです。さいきん寒い日が続いていますけれど、いかがおすごしですか?ボニも(お手紙なんかではこういうとき「も」って使うんですよね。わかる気はするけど・・・・なんか変なの)元気です。ぱぱもなかいくんも元気です。

この前の金曜日、明日になるちょっと前に、なかいくんはおうちに帰ってきました。なかいくんはお疲れってだけでなく、何だかちょっとごきげんななめみたいでした。

「おかえり」

ボニと一緒におるすばんしていたぱぱも、おむかえにげんかんにいってから

「どうしたの?」

ってきいていました。

「さっき、いどうしゃでおまえのラジオきいたんだよ」

なかいくんはいいました。

「えっ?きいてくれてたの?何かてれるじゃん」

てれくさそうにぱぱはいったけど、なかいくんはごきげんななめのまま、ぱぱの横をすり抜けてリビングのソファにこしを下ろしました。

何があったのかなぁ?ボニも心配になってついていきました。

「あのラジオ、何だよ?」

なかいくんが低い声でいいました。どうやらなかいくんがごきげんななめめなのは、ぱぱのラジオに関係あるみたいです。ぱぱってば何か言っちゃったのかなぁ?何いったんだろう?ぱぱも気になったみたいで

「何?なんか俺、変なこと言った?」

ってききました。

「なにがFineだよ。俺は一度だってそんなこと言ったことねぇぞ」

「あぁ、なんだそんなこと」

ぱぱはほっとしたように言いましたが、なかいくんはますますむずかしい顔つきになりました。

「そんなことじゃねぇだろ。おまえさぁ、会話にいきなり意味もなく英単語入れるのやめろよ?」

「そんな気にするほどのことか?」

ぱぱはよくわからないって様子で首をかしげました。

「気にするほどのことだ」

なかいくんは言いました。

「あれさぁ、おまえはいいって思ってんのかもしれねぇけど・・・・きいてたらさぁ、なんか・・・・ル×・大柴みたいなんだよ」

「ル×・大柴・・・・」

ぱぱはそういったきり、何も言いませんでしたが、ボニもちょっとそう思いっちゃいました。

ぱぱ、ごめんね。