なんだか首を傾げるようにしている青組さんに赤組さんは声をかけたなり。

「どうした?」

「ん?なんか肩こってるかなぁ?って・・・・」

赤組さんは青組さんに近づくと、その肩に手を伸ばしたなり。

「ちょっと、これひでぇわ。ぱんぱんになってるじゃん」

言いながら赤組さんは、丁寧に青組さんの肩を揉みほぐし始めたなり。

「って!痛ぇ・・・・けど、気持ちいいかも?癖んなる〜」

と、気持ちよさそうな青組さんに赤組さんはにやにや笑いながら言ったなり。

「痛くて、気持ちよくって、癖になるって、なんかいやらしくねぇ?」

「ばぁか?おまえいつっもそう言うことばかり考えてんの?」

「えぇ〜っ?だって中居がいやらしいこと言うんだもん」

あくまでも、青組さんをからかおうという赤組さんに、青組さんは暫く考え込むように黙っていたなりが、やがてにやりと笑い、反撃を開始したなり。

「んっ、あん、そこっ」

「え?」

何が起ころうとしているのか、赤組さんにはつかめずに、それでも取りあえずマッサージを続けていたなり。

「そこっ、いいっ、・・・・あぁっ」

「・・・・中居〜!やめて?力が抜ける」

「えーっ、なんで?せっかく大サービスしてやってんのにぃ」

言いながらも、見事な棒読みで「もっと」だの「いやん」だのの単語を並べる青組さんだったなり。

「頼む」

「えぇ?だったら、英語でOH〜 YESとか言ってやろうか?」

「だから、やめろって言ってんの!」

「やだね」

「・・・・わかった」

「え?」

「おまえ、今どういう体勢にあるかわかってねぇだろ?」

言うなり赤組さんは、青組さんを背中からくすぐり始めたなり。

「や、ちょっとっ・・・・それ、卑怯じゃ、ねぇ?」

身体を捻って抜け出そうともがく青組さんだったなりが、赤組さんは逃がそうとはしなかったなり。

「ちょっ、やだって・・・・」

「さっき中居だってやめてくれなかったし」

いつまでもじゃれ続ける2人をちらりと見て、

「やってらんないわ」

と思ったものか、ボニータはゆっくりと立ち上がると部屋を出ていったなり。