「中の人」、かく思う−−−ダイエーは、今


 第十回  現状の株価をどう判断するか?
  
 この記事を書いている、2009年3月2日現在の東証でのダイエー株価の終値は、遂に300円台を切ってきた(295円。終値ベースとしても年初来安値を更新)。
 そしてこの日発表されたダイエーの今期の決算が、大幅赤字になることが発表された(もちろん下方修正。詳しくはダイエーのIR情報でご確認ください)
 3月2日の大幅下げ(14円安)は、この決算修正による影響が大きい。小生としては、株主優待の権利確保に動いた当時から、一株当たり100円近くも下がってしまっており、まさに忸怩たる思いである。

 とはいえ、「あの」天下のダイエー株が、なんと!15000円程度で買えてしまう、大バーゲンセールという見方はできないだろうか?まだ下げ余地はあるかもしれないが、底打ちする可能性もないとは言い切れない。事実、当方としては、ここはひとつ難平を仕掛けたいところである。
 そうは言うものの、市況自体が余りに弱い。「安値だ」と去年の秋の暴落時に飛びついた多くの個人投資家は、その後ダダ下がる展開に塩漬けを余儀なくされているはずである。もしくは損切りか?
 
 ヘタレ投資家・セーチャンの見解は、「底打ち確認まで手出し無用/200円台中は、どの水準でも買い」という見方をしている。正直、「売られすぎ」である。まあ内需関連/消費関連企業はどこもかしこも似たようなものなので、特段ダイエーだけが下がっているわけではない。春/夏と天候が回復してくれば、何とか持ち直すとは思っているのだが・・・。