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昨年から自身のダイブ記録を公開している小生。実は去年はCカード所得10周年だった。
よくよく考えれば、ここまで細く長く続いているというのもすごい話である。もちろん途中3年余りのブランクはあったが、そのブランクがあってここまで復活できたのだから、やはり、人/店との付き合い・気づきというものが如何に大事かということが言える。
というわけで2009年の潜り記録、どんなことになりますことやら…。
第1回 矢も盾もたまらず…ダンゴウオ捜索に出陣 2009.5.11
行きつけの現地サービス・香住ダイビングサービスでは、今「ダンゴウオ」がアツイのである。→詳しくはこちらのブログで。エ?カクレクマノミカラーリング?
スタッフさんの説明によると、「いるとは思っていたが敢えて探していなかった/成魚でも小さすぎて見つけるのが困難」ということ。
しかし、ひとたび発生すれば、大きく移動しない/クロメと呼ばれる海草にへばりつくようにじっとしていることが多いことから、定点での観測も可能になる。今回、5月ながら水温が上がってきた事で行く気満々となり、珍しく平日一日ぽっかり明いたのであわてて予約を入れてのダンゴ捜索&撮影会と相成った。
2本目でいよいよダンゴたちとご対面。まず道すがら出ている成魚をゲット。実は大人になっても大きさは3ミリ程度。幼魚となると1ミリ/2ミリの世界である。マクロに徹して撮影してもなかなかうまく収めることができない。理由は潮流。ややうねっていたこともあって前後にふれてしまうのだ。
それでも1枚の海草に幼魚3匹いるのが見つかるとガイド氏共々ハイテンション!4月に大量発生したにもかかわらずまだ幼魚が発見できるという事で、まだそこそこに見られそうである。
とはいえ、それ以外ではさしたる「大物」的収穫はなし。まだ海の中が産卵/幼魚の占める割合が多い時期だけに仕方ないのかもしれない。ともあれ、「ニモダンゴ」が見られて、そして写真に収められて良かったの一言である。
LOG 2009.5.11 場所 兵庫県香美町 佐津ビーチ
透明度 上下15m 左右は10m前後 水温 17度
第2回 北から南から 新規ポイント開拓! 2009.6.6〜6.7
土日に連休となったわけだが、当初は徳島の牟岐のみで考えていた。しかし、よくよく考えると前日泊りが発生してしまう可能性が高くなり(高速料金恩恵も一部ある)、一日のみで検討。土曜は日本海側に行くことにした。
6/6 やや集合時間に遅れて到着。はじめて道路会社のみで通行したが、播但道を使うことを考えると激安。平日も含めてこのルートも考えに入れることにした。さてエントリー。佐津にしてはかなりの高波(といっても1m弱。たまぁにでかいのが来るくらい)で、エントリーは少々骨。もっとも入ってしまえばそんなに悪くない。今回のガイド氏は常勤の紅一点。勿論ビーチは知り尽くしているわけだが見つかる生物はこれまたいつものラインアップ程度。ただ、幼魚の群れは半端ではない。これだからたとえビビッドな魚が少なくても良いわけである。
2本目はご存知ダンゴウオ君のおうちを拝見。今「定点」で見られるのはこの1匹だけのようで(昼間。夜行性らしく、夜になるとどこからともなく出てくるようだ)、水温が上がってきているので今月中にはもっと深いところに移動してしまうとのこと。途中でタツノオトシゴやマツカサウオなども見られ、そこそこ満足いく2本目になった。
LOG 2009.6.6 場所 兵庫県香美町 佐津ビーチ
透明度 上下10m 左右は5〜7m 水温19度
6/7 日本海側から四国に渡る強行軍。とは言っても余裕でその日のうちには着ける。たっぷり寝ていざ出陣。1本目は北風の影響で当初予定していたポイントでのエントリーが困難ということになり急遽島影のポイントに。今までの荒波が嘘のような、もっと言えば昨日のビーチのあの波のほうがすごいといえるくらいのベタベタ。当方EX後の船酔いにさいなまれることしきりだったわけだが、これでは酔いたくても酔えない(笑)。すんなりエントリー。あとは黒潮の恩恵に授かっている海のすごさを堪能できた。
2本目も同じく島影のポイント。船の移動はさすがに波に翻弄されるわけだが島影に入ると穏やかな海に。ここは群れ狙いで行ったわけだが数十匹のアジの群れがいたくらい。下手するとキンギョハナダイやソラスズメダイの群れのほうが目立ってしまう状態。色々珍しいお魚も見られて大満足の一日となった。
LOG 2009.6.7 場所 徳島県牟岐町 POINT名・チエバノシタ/ビシャゴ
透明度 上下15m 左右 10m程度 水温21〜22度
実は行きつけでもある南部のポイントは風や波の影響を軽減できるポイントが少ない。よって船はそこそこ揺れ、私は酔ってしまうというわけだ。距離的には地道の多い牟岐だが、ボートがこれほど簡単にこなせるならここを行きつけにしてもいいかな、とも思ってしまう。
番外編 夏突入! というのに・・・
ヤフオクで、とうとうドライスーツを落札することに成功した。しかし、考えてみれば、こいつが活躍するのは、どんなに早くてもあと3ヵ月後。実際試着してみたのだが、服の上からではかなり窮屈。下手をするとリフォームしないと着れない/もしくはほぼインナーのみで対応、と、ちょっぴり不安の残る結果となった。とはいえ新品で買えば軽く10万オーバー。初期投資がほぼ1/10で済んでいるのだから、よしとしなければなるまいか…。
しかし、ドライを購入した結果、私はすごいことを発見したのである。そう!年中潜れちゃうのである!!^^; 夏限定の趣味が冬でもできる趣味になってしまった瞬間。本数が劇的に伸びる可能性がよりいっそう現実味を帯びてきた今日この頃である。
第3回 牟岐2Days こんな日もあるのね… 2009.7.4〜5
前回牟岐にはじめて来訪し、「ボートというものはこんなにいいものなのか」を実感してしまった私。ほぼ同じ海域であるはずの南部とは雲泥の差の穏やか振りに次回訪問も当地に決定。そしたら、なんと、7/4は地元の港のクリーンアップもあるのだという。こんなチャンスは余りないので仕事もほっぽり出して参加。
という訳で古牟岐港のクリーンアップをお手伝い。向かった先は、どちらかというと釣り人の余り立ち入らない船の通り道に当たるところなためか、切れた糸などは意外に少なく、かなり経年しているゴミ袋の残骸などが目立った。水深も浅いのですぐさま巻き上がる砂で視界はほぼゼロに。まあそれでもゲスト・3名とガイド氏でかなりの「大漁」。
2本目は七夕短冊付けも含めたファンダイブ。ここのショップは、毎年1ポイントに笹を沈めて7月中に来てくれた人に願い事を書いてつけさせているようだ。という訳で入っては見たのだが、予想以上に透明度は悪い。超ビッグなレア種に出会えるわけでもなく、むしろ、透明度との戦いに。それでもガイド氏はミクロ種を結構見つけておられる。やはり「なれ」なのだろう。
LOG 2009.7.4 場所 徳島県牟岐町 point名 古牟岐港(クリーンアップ)/アッシャウラ
透明度 上下・左右とも5m前後 水温 22度
翌日も牟岐にて。前日、クリーンアップの打ち上げにも参加。神戸からの出席ということもあり、やはり地元の振興策についての意見を求められることしきり。もっともっとアピールすべきだと提言しておいた。
今日も海中は透明度もう一つ。穏やかにダイビングできるのはいいのだが、こうもにごっていると興味半減である。それでもオルトマンワラエビなど、いい意味でのアイドルにも出会えて、何とか2本をそつなくこなす。
LOG 2009.7.5 場所 徳島県牟岐町 point名 アカバ/ビシャゴ
透明度 上下左右とも5m前後 水温22度
第4回 台風余波も影響なし? 2009.8.9
7月16日からポイントクローズしていた大島内湾が復活。いよいよ1000年サンゴとご対面か、ということで牟岐に予約。ところが台風の余波で当日クローズの一報が。
仕方なく、返す刀で香住に急遽予約を入れ、OKをもらう。とは言うものの、当初は香住に行くつもりで事前連絡をしていたのだが、なしのつぶてだったので牟岐に行くことにしていたのだが。全く、何が幸いするか、わからない。
当日は集合時間より1時間半も早くに到着。ゆったりした時間をすごす。しかし、外は本当に土砂降り。ぬれるつもりのレジャーなので問題ないが、他のスポーツだったら有無を言わさず中止になるレベルだ。
海のほうは、荒れるでなし、凪いでいるでなし。ごく普通にエントリーできるレベル。今日はニシキハゼを見つけに行こうという事で、磯沿いにやや距離を稼いでいくスタイル。水中移動が多いのはやはりしんどいのだが、これもアイドル見たさなので仕方ない。
まあそこそこに撮影もできて、上がってくると、雨はまだ降っている。時折、テントに当たる雨粒の音がバラバラッになるほどの激しさ。勿論気温は上がらない。海水浴客もまばらを通り越してほとんどいない状態。お盆のはしりにしてはなんとも寂しい日曜日である。
2本目は、さらに遠くを目指して「いるかもしれない」大物狙い。そうは言うものの、当ては外れて、ほぼ行って来い状態。水温は意外と低かったせいもあり、むしろいい運動になった、といったところか。なんか、泳ぎっぱなしって言うダイビングは久しぶりかもしれない。ちなみに去年の同時期に訪れたときは水温はなんと29度!!もしかすると、今年は意外と早くドライの出番がやってくるかも?
LOG 2009.8.9 場所 兵庫県香美町 point名 佐津ビーチ
透明度 上下左右とも 10〜12m 水温22度
第5回 バースデイダイブシリーズは後半にドラマが…。 2009.8.29〜30
8月30日は投票日だった。勿論事前に済ませてある小生。今回の2DAYSははっきり言って気合が入っていた。なんとなれば、8/29は小生の誕生日。この日に潜るという事がしてみたかったのだ。この日のデビューに向けてニューギアも購入オッケー。という訳で泊まり施設もあり、そこそこにうまい飯も食べさせてくれるいつもの香住へ直行。
ところが、着くなり、スタッフが「海況が荒れる方向なので午前中で一気に2本行く。予定のナイトは無理かも」といわれてしまった。実は、ショップの勧めでTUSAのダイコン「IQ−850」を購入すると、ライトもついてなおかつ2ビーチダイブ無料券もついてかなり破格なお値段だったので、この日にダイコンもデビュー。ナイトも初めてと、まさにうきうき状態だったのに、ややテンションは下がってしまった。
それでも8/29のダイビングは快適そのもの。確かにやや荒れ気味のエントリー口だったが、入ってしまえば透明度も抜群。通いなれた佐津ビーチとはいえ、こうも色々な風景が楽しめるのだから、同じポイントでそれほどビビッドな魚がいなくても十分楽しめるのである。特に今日はアジの群れが半端ない。まさに囲まれるシーンも何度かあったほどである。今話題になっているのは、カンパチがキュウセンにクリーニングされるシーン。今日も1匹が定位置に陣取るのだが、キュウセンは近づきはするものの、クリーニングはするそぶりも見せず、むしろカンパチのほうがじれて体を砂にこすり付けたり、とやってもらいたそうに感じた。(こちらの動画もあります)
8/30は、ポイントを変えてダイビングに挑戦したものの、余りの海況の悪さに全員がグロッキー。別のポイント(大して面白くない、タイドプール的なところ)へ行くことも検討したが、なぜか全員、ひっちゃかめっちゃかの1本で満足。このダイビングについては久しぶりに写真がない、というよりそんなことすら無理にさせてしまう海況だったと思う。
LOG 2009.8.29 場所 兵庫県香美町 POINT名 佐津ビーチ
透明度 15mオーバー 水温 26.5度
2009.8.30 場所 兵庫県香美町 POINT名 切浜洞門
波高 約1.5m 流れ/うねりともにかなりあり。透明度 EN口 1m弱 ほぼ1m前後の味噌汁状態。水温23度
第6回 沖縄並の透明度に感動! 2009.9.13
前回は、ナイトもできず二日目は海況悪しで全くいいところなく、不完全燃焼も甚だしかった。そこで勢い込んで予約をしたのだが、レンタカーの予約に失敗!あわや中止か、との予感もよぎりつつ、別のレンタカー屋さんを覗くと「プリウスがある」というので、ハイブリッド初体験ということもあり、ややお高くなったが借りてみることに。
そして向かった先はやはりの佐津。今回は、ポータブルナビゲーションの実地テスト(5連休で利用する時の使い勝手などを知るため)も込みで行なった。ちなみに「やはりお金を出さないとこういうギアは中途半端になってしまうのかな」という印象。
佐津に着くと、他の常連組みはボート。小生はビーチと、なんか「ハミゴ」状態。何でもショップ連がボートを利用したため空きがなくなったそうだ。まあ潜れればいいのでそこは気にならなかったところ。前回訪問時にウエットも注文しており到着していたようだったが、箱から出ていない状況だったので敢えて触らず、海へ。
今日も午後からのメインイベント(一家そろって体験ダイビング)が入っていたため、まったりという感じではなく、立て続けに近い2本。しかし、海の中は、快適そのもの。水温も余り高くなく、何より透明度が半端ではない。まあ前回のハードダイビングとは比べ物にならない。というかやはり前回2日目は中止という選択が正解だったのかも…。
今日はクロエリギンポ君の華麗な舞にしばしうっとり。季節来遊魚の代表格・ソラスズメダイの幼魚もあちこちで見られるようになるなど、海の中は早くも秋の装い。まあ色々とトラブルもあったが、終わって見れば大満足の一日であった。ちなみに。プリウス君の燃費だが、往復340キロ強で何と15リットル使わず(14.97。燃費は何と22.7キロ/リットル!!)。高速でもびゅんびゅんとばしたのに、この燃費のよさ!いやはや、恐れ入りました。
LOG 2009.9.13 場所 兵庫県香美町 POINT名 佐津ビーチ
透明度 20mはあった模様。ボート組もかなり良かったようだ 水温 24度
第7回 今年も竹野浜でクリーニング。
前回(昨年)参加した竹野浜海水浴場のクリーンアップに今年も参加した。
水温がかなり低いと想定、ウエットの下にライトスーツ、下ろしたてのウエットにフードと、ばっちりの体制で臨んだ。
といいたいところだったのだが、「おニューのウエットは沈まない」と聞かされていたのに通常のウエイト量で潜行してしまい、全く着底できない有様。もっとも、海水浴場側のテトラポット周辺の、水深2メートル前後のところでの回収作業だけに耳抜きすら必要ない状態。しかも、相棒は次々にごみを見つけてくれるので、後半はそのごみがウエイト代わりになり、スムーズに作業は運んだ。
1本で終了、午後には軽食を挟んで主催者と写真家・赤木正和氏のトークセッション。なかなかに面白い話も聞かれて良かった。
さて、本来なら今年はこれで終了となるところだが、ドライスーツ初体験がまだである。今年にしようか、来年の春先にしようか・・・現在思案中である。