それって、どうなん?
  第六回:ビックリ価格に驚き!それでも・・・
  いまや遅しと、待ち望んでいたPeachの関空ー沖縄便。夏の就航予定が、結局機体のやりくりのせいもあって、10月中旬からの就航と相成った。
  →HP上での公式ページはこちら

 さてHP上を見てちょっとビックリした。いや、目が点になったといったほうがいいか・・・
 

    ■大阪(関西)=沖縄(那覇) 通常運賃
    【ハッピーピーチ】4,790円〜14,790円(片道)
    【ハッピーピーチ プラス】6,490円〜19,790円(片道)

 一応対象期間が設けられているのだが、この、4790円というのが最安値の価格のようである。つまり、体ひとつで飛べるというのなら、10000円に少し足すだけで沖縄の往復が、可能になるである。
 仮に手荷物ひとつあったとしても、往復で最低価格は14000円かからない。安いとされるSKYの正規片道料金もよほどのことがない限りこの価格は出ない。これでも利益が出ていると考えたときに、言い方を変えると、この安さは実は「ツアー価格の運賃」と考えれば、本来の原価はこの程度だともいえるわけで、いかに大手が利益を乗せているかがうかがい知れる。「安い」のではなく、「ほかが高すぎる」という認識に利用者側が考え方を変える必要がありそうだ。

 とはいえ、やや残念なのは、運行スケジュールである。
    
    MM215便:大阪(関西)13:20発→沖縄(那覇)15:20着
    MM216便:沖縄(那覇)15:50発→大阪(関西)17:40着
    MM219便:大阪(関西)18:25発→沖縄(那覇)20:25着
    MM220便:沖縄(那覇)20:55発→大阪(関西)22:45着
 ※上記運行スケジュールは、10/18〜10/27まで。10/28からはやや早発となり、年末年始は昼便の1往復が1時間半程度早発。来年2月からは3往復体制になる

 「朝から」突撃できないのは非常に残念である。昼便にしても、到着は夕方の一歩手前であり、動き出せるのは5時前。こうなると即ホテル→食事というパターンになり、一日がかなりもったいない。又、一番のネックは、深夜便の関空到着が11時前ということだ。これでは梅田・大阪までは行くことが出来ても、そこから先はかなりどころか、ほとんど無理である(空港を出られるのは、荷物の受け取りなどがあれば30分は余分にかかるわけで、関空快速の最終を捕まえられれば天王寺着0時16分。大阪には何とか最終の環状線を使えば0時40分には着くが、神戸線・京都線ともに運転終了。又、延着が発生すれば、その最終の関空快速も微妙となるわけで、ここでも下手すると空港泊まりがありえる)。
 しかしながら、来年2月以降は、関空7時発の便が登場。沖縄には9時20分着となり、一日がかなり余裕で活動できる。実はダイビングにとってこの朝便があるのとないのとでは大きな差が出てくる。
 
 というわけで、「来年のことを言うと鬼が笑う」とか言う話だが、折を見て(さすがに今の時点ではちょっと厳しいと思われるのでw)予約を取って見ようと思う。勿論、「朝便」が発生する来年2月以降だ。

 しかし、実はここで重大な問題に直面する。「関空7時」という問題だ。
 ただ、関空そのものは、国際線などが深夜・早朝に離着陸している。足のなくなった旅行者が空港にとどまらなくてはならない局面はあるはずである。そう思って、関空のHPを覗いてみた。
 あにはからんや、「24時間営業のネットカフェ」の存在を知ることが出来た。勿論市中のネカフェよりは料金は割高だが、空港に「前のり」することが出来るのはありがたい。当然、いろいろなほかの施設の24時間営業を考えるなら「無料」で空港内にとどまることも不可能ではないと見る。

 ちなみに、運行スケジュールが公表されている来年3月30日までは、国際便もあわせて予約が出来るようである。検討には値するが、いろいろ段取りも考えなくてはならず、「安さに振り回される」可能性も否定できないことは書かなくてはなるまい。

 そして、「Peachの価格=ツアーのAir代」という認識でいるならば、いろいろオプションを別誂えでいくPeach旅行か、ほかのAirでパックにするか、その損得勘定もしないといけない。この「対決」は次項に行うことにする。