それって、どうなん?
  第十五回:よもやの破綻!! そのとき歴史は動いた、のか・・・
 当初、この15回目は、「ツアーVS個人予約 2015年はどうなった?」の草稿が眠っていた。
 実際、当方は、2015年の2月にまたしても沖縄に行く予定を立て、2014年11月にスカイマークのフレックス運賃を拾い、ご満悦であったからである。

 このときには、ほかのLCCとの料金比較も行うべく、いろいろと記事を書きたてていたのだったが、それほどビビットな内容でもなかったので、アップせずにそのままになっていた。
 ところが、まさに旅行直前になっての急報が飛び込んできたのである。

 もういわずと知れたことだが、スカイマークの経営破たんである。
 ニュースを初めて受け取った当初の私の感覚で言うと、「ウワー、大変なことになったな、来年からはどうしよう」くらいであり、間近に控えた便までが影響を受けるとは考えていなかった。
 なんとなれば、あまりに直前過ぎて、そういう措置をとるにしても3月の便くらいからかな、と思っていたからである。
 不幸中の幸いなのが、1月中の発表だったこと。これがあと1週間でも遅れていたら・・・。プログなり、HPなりの記事を書いている余裕すらなかった事であろう。

 とにかく神戸発の朝便/夜着便双方とも乗れないと分かった小生がとった行動は、ショックでワンクッションあったものの、すばやかった。
 関空発のLCCの利用である。

 とはいっても、今度ばっかりは価格面が気になるところだったのだが、結果的にこういう設定とした。

   往路   Peach(MM)211便
        運賃内訳   ハッピーピーチ  6290円   手荷物預け1個  1650円  施設利用料 410円 計8350円(支払い手数料別)

   復路   ジェットスター(GK)354便
        運賃内訳   スターター     4890円    plus 1480円  手荷物 20kg 1540円 計 7910円(支払い手数料別)

 手数料別とはいえ、16000円強となったのは正直でかい。とは言うものの、これでもデメリットはたくさんある。
 ・前乗り/帰着後夜明かし確定。
 無理をすれば、関空朝一到着は可能だが、寝過ごしをやらかすと終了wwwなので、なんばか梅田まで出た上で、ネットカフェ等で時間つぶしをして、始発か、それに見合う交通手段で出かけることにした。
 もうひとつの手段・・・リムジンの往復割引利用で前日夜から乗り込むことも検討中である。
 そして決定的なのは、GK354便の関空着が、翌日の午前0時15分。梅田に向うバスは一応確保されてはいるが、そこから先は・・・状態w
 ここで往復割引のバス利用が生きてくる。もっとも、まんじりともせず夜を明かしての仕事スタートになるので、そこはちょっとマイナス面かも・・・。

 ・完全にトータル2万強になってしまった・・・
 もっとも、ツアーの選択をしていた場合(もちろん、フライトアレンジ込み)、どういう結末が訪れていたかは想像したくないところ。しかし、関空にどういう経路であれ行くとなると、片道1500円程度は確実にかかる。
 (参考:梅田ー関空の1550円はややぼっている感ありあり。三宮−関空の1950円もやや高く感じる/ちなみに梅田ー関空をオール電車で行く場合、オールJRでも1190円であり、割高感はかなりある)
 当初予定では、せいぜい神戸空港までのアクセスで済むので多めに見積もっても往復1000円。余分な出費になることは間違いない。

 大慌てで旅程を組まなくてはならないという、沖縄行き初のドタキャン事態だったが、結果的にジェットスターにも乗れるので、悪い点ばっかりではない。
 それにしても、である。
 破綻、即休航、とは、若干手回しがいいと感じたのは私だけだろうか?二度とのらねーよ、とまでは言わないものの、ただ単に航空券の払い戻しだけで済ませて欲しくないところでもある。