第1回:2004年年頭に当たり
 去年は私個人的には「負から正へ」の転換の年と考えている。季節工的ながらもメインの仕事も決まり、収入自体は従前に近づいてきた。その代わり、犠牲になっているのが時間。ほぼ18時間労働のために拘束、というのは、いかに金銭のためとはいえ、精神的に不健康である。
 その反動というわけではないが、この正月は遊び倒した。もちろんその代償はかなり大きいが、それもこれも収入源があればこそ。2003年の正月が、ほぼ寝正月(引きこもりに近かったですよ、ホント)だったのに比べると格段の差である。
 
 そして、私の敏感な嗅覚は、「今年が日本経済の転換点」と見切っているのである。バブルの後遺症といわれた不良債権の処理も今年が大詰め。もちろんこれによって倒産するところも出てくるだろうが、これがすめば大手銀行は、ようやく資金を企業に回し始める。先行き不透明感はいまだ否めないものの、だからといって買い物を我慢するのにも限界がある。婦人服あたりがいまだに堅調に動いており、新車の売れ行きも底打ち感がある。そして、ディーゼルSUV車の大量買い替えが期待されるのが今年からである。(え?何のことを言っているの。という、そこのディーゼル乗用車の持ち主の方へ。重要なお知らせですので、こちらをごらんください)。
 携帯電話も今年中に、ほぼ全数がカメラつきになり、あっと驚く付加価値を持ったものも登場するだろう。また、地上波デジタル放送スタートに伴い、テレビの買い替えも、ブラウン管から、薄型系、特に液晶への買い替えが急速に広まるであろう。ときあたかもアテネ五輪の年。オリンピック開催年ははテレビエポックイヤーになりつつあるだけに、この流れもとめられそうにない。
 ゲーム機もとうとうHDD内臓となるか、と言わしめた、PSXの登場で、ゲーム機そのものの価値観も大きく変わることも予想される。必ずHDD機能を使ったゲームがでてくるだろうし、そうなったときにPSXは第2の進化を遂げることになるであろう。このときこそ、PS陣営がゲーム機市場において完全勝利するときである。追う立場のGC、XBは追いつくことすら出来ていない現状の打破をどうするか、見ものである。
 
 と、今年の予想みたいになってしまった一発目であるが、イラク派兵(と言ってしまっていいでしょう)が決まった今月、いろいろと書きたいことは山ほど出てきそうな予感である。というわけで、今年もよろしくお付き合いいただきたい。最後に、昨年は18タイトルと、文筆活動がややおざなりになってしまった点をお詫びしておきたい。
コーナートップへ