第 2回  未来を狂わす一言
 倖田來未嬢の「羊水」発言は、7日のニュース番組内でのVTRによる謝罪で一息入れるべきところなのだが、その気配は一向に見えない。
 これまで、女性の体のことを言ってしまって物議をかもすのは男性と、相場は決まっていた。近しいところでは、某氏の「生む機械」発言だ。ところが今回は、女性である倖田氏が、こともあろうに出産にかかわる部分でのトンデモ発言をやらかした。問題の根が深いと見る向きもあるようだ。

 しかし…。彼女が市井の、フツーの女性だったとしたら、ここまでたたかれるだろうか?ラジオでの発言だったようだが、生で口を滑らせたという部分はあるにせよ、「物事を知らない小娘のたわごと」で済ませるべきところだと思うのである(もちろん、笑って済ませるレベルではないが…)。ところが彼女は、それこそ、人殺しでもしたかのような面持ちで謝罪VTRに出ている。かなり追い詰められているのは間違いない。

 「ポスト浜崎」といわれ、所属レコード会社でも稼ぎ頭になりつつあったはずの歌姫が自ら招いた舌禍。歌で名誉挽回といきたいところだが、まだまだ尾を引きそうな気配である。ツアーにも暗雲が垂れ込めていると聞く。よもやの引退もあるかもしれない。彼女の今後に注目である。
 
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