第 6回  罪を憎んで人を憎まず
 
 草g剛氏の逮捕劇。当日のNHK昼のニュースがトップで報じるほどの騒ぎになってしまった。
 罪名は「公然わいせつ罪」。未明の公園で泥酔状態の上、素っ裸になり、騒いでいたために近所の住民に110番通報され、御用となった模様である。

 しかし、私はこの事件、少し恣意的なものが見え隠れしているようで仕方ない。つまり、深夜の公園で酔っ払いを介抱せず、逮捕した警察側の対応である。
 よっていない状態(物事の良し悪しが正確に判断できる状態)で脱いだというのなら完全に脱いだほうが悪い。しかし、彼は逮捕後数時間たってもアルコールがかなりの量検出された、泥酔状態。脱ぐという行為や、公園で騒ぐということが迷惑だとか、罪になるということが判断できたかといわれると、難しい。当の本人も言っているように「脱いだことが記憶にない」というのだから、即逮捕ははっきりいってやりすぎである。もっとも、現行犯で現認されてしまっているので逃れようもないのも事実である。
 そして最も気になるのは彼の家の家宅捜索までしたという警察のやり方である。「表向きは」彼がそういう脱ぎ癖があるのかどうか(常習性を確認)ということだったのだが、本音のところは、薬物系でも出てこないとも限らないのでやってみた、というところだろう。ところが何も出てこなかったので苦しい言い訳をしているわけである。微罪でつかまって、家宅捜索までされる。本当についていない。
 まあ、これで「酒は飲んでも飲まれるな」「おいしく飲んで、適量に」ということを肝に銘じるであろう草g氏。トップアイドルを襲った醜聞の影響の大きさは計り知れない。
 ※当方は、草g氏の「なぎ」の字はひらがな表記せずに漢字表記します。

 
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