第31回 報道しないマスコミ

 8月21日。何の変哲もない、夏休み真っ只中の日曜日、「事件」は現場で起こっていた。
 どこもニュースとしてやってくれないようなので、しかたない。当方がニュース原稿を作成した。
 ちなみに、某局が夕方にやっている「超ニュース」風な味付けですww
  
  ナレーション  「すっかり秋の雰囲気が漂う、東京・お台場」(画面には某局敷地内でのイベントが映し出される)

  記者  「昨今の韓流偏重の報道振りや韓国ドラマの大量放送などに抗議しようと、ごらんのように、たくさんの人たちがフジテレビ本社前をアピールしながら通っています!!」
  
  ナレーション  「今日のお昼過ぎに、青海北ふ頭公園を出発した隊列は、約1時間ほど掛けてフジテレビの本社前に・・・」
  シュプレヒコール 「フジテレビは、偏向報道を止めろ〜〜〜」(やめろぅぅぅ!!)
             「フジテレビは、公共の電波を、汚すな〜〜〜」(よごすなぁぁぁ!!)
             「我々は、公共の電波を、取り戻すぞ〜〜〜」(とりもどすぞぉぉぉぉ!!)
  ナレーション  「威勢のいい掛け声を伴った隊列は途切れることなく続き、主催者側の発表では約6000人もの人々がデモ行進。」(約6000人が参加、とテロップ)
  参加者たちは・・・(以下は当方の妄想インタビュー)
  参加者A   「偏向報道しすぎな放送局にぎゃふんといわせたくて参加しました。ストレス発散にもなるし、参加してよかったです」
  参加者B   「別に韓国のドラマがいやじゃないんですよ。そればっかりしていたり、韓国の知らないアイドルの紹介ばかりしているのがおかしいと思って」
  参加者C   「参加したら負けかと思ったけど、ここはニート代表として一花咲かせたいと」
  参加者D   「ここ、日本でしょ?日本人の為の放送してくれないと困りますよ、ほんとに」

  ナレーション  「このデモ行進、フジテレビが韓国ドラマを大量に放送していることを良しとしない、一人の芸能人のツイッター発言に端を発して行われたもので、去る8/7にも無許可ながらお散歩と称した、小規模なデモ活動を行っていました。今回は正式に許可を得た物ながら、その参加者数は非公式には1万人を越えるとも言われています。また、このデモ行進とは別に、夕方にも抗議活動が行われ、こちらも多数の参加者が抗議の声を上げました。」

  女性アナウンサー(デモの動画をバックに) ハイ・・・・・・・エー、うちのテレビ局が抗議の対象になる、とは、少々複雑ですね(苦笑)
  たろちゃん   んーーーーー(絶句)。でも、これはある意味、消費者の行動としては至極当然だと思うんですよね。(太論テロップは「憂国の行動」)だいたい、日本人だから、日本のものを見たいと思っている人が多いわけです。勿論程度問題ということもありますけど、外国のドラマがダメだといっているわけではないと思うんです。見なければいいという選択もあるわけですから。ただ、どの番組でも韓国の潮流に染まってしまっているテレビ局ってどうなんだ、ということを消費者から突きつけられたのが今回の行動にもつながっていると思うんですよね。
  女性アナウンサー  ということは、うちはそこそこ染まっていると・・・?
  たろちゃん   そうは思いたくないですけど、これだけの人が集まっているわけです。のっとられそうになっているテレビ局を暗黒面から救い出そうとしている、抗議だけれども「負けちゃダメだぞ」って応援してくれているようにも感じ取れましたね。まさに国を、テレビ局を思っての行動だと思います。

 ちなみに。すべてのテレビ局が、この一大ムーブメントを完全黙殺している状況は異常である。新聞各紙も報じないのはほぼ確定である。
 数千人規模の尖閣デモやNHKの偏向報道批判デモもまともに報じないマスコミ。嫌韓流が、それほど国民に知られるのがまずいマスコミばかりという異常ぶりだからこそ、なしえる芸当といえる。しかし、マスコミの呪縛から解き放たれた国民の声をいつまでも無視できるとは思えまい。今後の対応に要注目である。


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