第2回  年末年始を振り返って その2
 
 年始のニュースの中でひときわ目立ったのが「日本テレビの視聴率3冠」のニュースだ。
 視聴率レースは、2010年までの数年間、フジテレビがずっと3冠を続けてきた。確かに、ドラマ、バラエティ、アニメと強いとされるジャンルがかなり多く、「月9」と言われるドラマ枠は、正直ほかの局はいやいやなんかをやっている(対抗馬を出せない)状態で、朝番組も「ズームイン」亡き後は「めざまし」の一人勝ち的様相だった。

 ところが、潮目が変わったのは、去年の夏だ。言わずもがなの俳優の「フジの韓流汚染」ツイートに端を発するデモ抗議とそれがまったく報じられない異常さが、明るみにでた。そして、水曜日を飾っていた番組のメイン司会者の、不祥事による突然の引退で一気に視聴率は低迷をはじめる。又、得意とされるドラマ枠では、デモ抗議を揶揄するかのような裏メッセージをあちこちにちりばめ、とどめは、反日韓国女優の主役抜擢。一方、日テレは、まさかの「家政婦のミタ」での記録的な視聴率獲得で一気に差し切り勝ち。年末の大晦日でもフジがあろうことか「物まね紅白」をやって撃沈するのを尻目に、紅白の裏番組トップの座をまったく譲らず、20%近くまで伸ばすなど、大健闘。全日視聴率ではトップを分け合ったものの、ゴールデン/プライムともにトップに返り咲いたのである。
 →ご存知、このブログで詳細がよくわかりますので、あとはこちらでご覧ください。

 韓流がすべてとは当方も思わない。紳助がいなくなっておろおろしたのも不運かもしれない。しかし、この事実は「視聴者の支持を失いつつある」と言うことと同意義だ、と考えて間違いがない。
 韓流が「いやなら見るな」と言った芸能人がいると言う。「ではお説のとおり」にした結果だ。又、この放送局を支援するかのようにCMを出稿しまくる某日用消耗品メーカーの商品も支持を失っているようだ(実は、ここのメーカー、メーカー名を表に出さず、ブランド名ばかりを強調するCM作りになっていることに気が付いた。一時期メーカー名を画面から消した時期すらあった。注意してごらんいただきたい。あのメーカー名をCMの中で「聞く」ことは皆無に等しい)。

 そうまでして、どこぞの国に媚びる放送局にそういう局に広告料を「上納」する会社。視聴者のほうを向かずに番組作りをするとどういうことになるかの現れである。
 別にマスコミ一社が死のうが生きようが当方は知ったことではない。ただ、そこまで堕ちたのならとことんまで堕ちてもらいたいものである。もう全部かの国のタレントで番組作れば、と言ってしまいたい。

 コーナートップへ