第24回  「かの国」クオリティ その2
 
 オリンピックに隠れて、政治というものは動く、又動かす策士がどこの国にもいるようだ。
 8月、サッカー日韓戦が始まるその直前になって、韓国の大統領が、竹島を電撃訪問。視察したというのである。

 新聞的に書かせてもらったが、かの国のこの行動は、表向きは「自国領土に降り立った」風に知らされているが、竹島自体はれっきとした日本の領土であり、そこを韓国が実効支配しているだけのことである。
 実効支配しているからうちのもの、という主張は、今の国際社会では到底受け入れることの出来ない「たわごと」であり、当然のことながら、日本領土を蹂躙していることを追認する片棒を大統領が担いだ程度の認識でしかない。

 同じことは、ロシアに組み込まれてしまっている北方領土も同じである。しかしながら、国のトップが、よりによってこんな時期に上陸を敢行するのは、あえて行ったと解釈するしか、仕様がない。
 政権末期で、支持率も低迷しているから、国威発揚で行ったというのが誰かさんの言うところの「韓国の内政事情」であり、そんなことはあなたに言われなくてもわかった話である。ここまで直接的なことをしないと人気が取れないまでになっているかの国に「毅然とした対応をする」というのがどぜうの弁だが、これもいちいち会見で言うべき内容ではない。

 別にサッカーで敗れたからというわけではないが、本当にこの国とはかかわらない/顔を背けたくなることばかりを繰り返し行ってきている。感謝とか、思いやりという言葉は彼らの辞書にはないのであろう。日本が骨抜きにされているからこのような馬鹿な行動が出来るのである。縛りの多すぎる今の憲法は、諸外国にとってこれほど都合のいいものはない。グローバル化を叫ぶなら、それに即した憲法に変える事のほうが時代にマッチしているといえるはずだが。

 
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