第25回  僕の「腹案」
 
 竹島訪問に、天皇陛下への謝罪要求・・・。とうとう、お隣の国のトップは「気がふれた」か、「本性を現した」というところだと思う。
 そう。所詮、かの国は、どんなにいい顔をしてあげたところで、土足でその思いやりや施しを踏みにじるのである。勿論「必死だなwww」感は十分に伝わってくるのだけれども、他国をあしざまに罵り、それで支持率を上げようなどとは、「ほかに方法がない」とも言えるわけで、誰かさんのおっしゃった「内政事情」から考えても、脆弱で取るに足らない政治構造なのだな、とわかってしまう。

 とはいえ、今回ばかりは話は変わる。ことは「国民の象徴」である、天皇陛下にまで向けられた。これは「日本国民すべてに謝罪を要求した」のと同意義である。イカレもここまで来ると、嘲笑の対象で済む話ではない。
 言葉は温厚だが、世が世なれば十分に「挑発行為」「宣戦布告」に匹敵する。戦えない「軍隊」を持っている現状が非常に歯がゆく思えてしまう。これでも9条を守れだの、平和主義でいくべきだだの、のんきに構えているのは本当の日本人なのだろうか?
 まさか天皇陛下に竹島に降り立っていただくわけには行かない。しかし、実は、私から、どぜう首相に「ミラクルウルトラC」・・・いや、いまどきC難度などしょぼい。「E難度」ではあるが、取って置きの「秘策」を吟じたい。

                                          ずばり、「竹島に足を踏み入れる」ことである。

 もし、これが出来るのであれば、私は、今からでも民主党支持者に鞍替えしてもいい。正確には、首相たる野田佳彦の支持者である。領土問題をこじれさせまいとする歴代の自民党でも出来なかったそれこそ「E難度」の離れ業だ。
 も・ち・ろ・ん、彼にそのような勇気も、敵愾心もないことは承知のうえでの当方の腹案である。しかし、もしこれが成功し、竹島を奪還できたとするならば(奪還も何も、もとに戻るだけですけどね)、支持率は急速に回復し、「今まで出来なかったことを出来た」党としての人気も復活するはずだ。選挙も悠々と戦えるはずである。

 やられっぱなしの体質は、それこそ「マゾ」でないかと疑われるかもしれない日本の外交気質。「やり返したい」「思い通りにはさせない」気迫がかけらでも残っていると信じたい。
 
 
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