第27回  「Get Out」は言いすぎか?
 
 韓国が領有を主張する竹島、そして、中国が虎視眈々と狙う尖閣諸島・・・。竹島には、時の大統領が「不法入国」する異常事態を迎え、ある種それに対抗する意味合いも含めて、尖閣諸島に関しては、東京都との売買契約を土壇場で国がひっくり返し、国有化を成し遂げた。
 しかし、おもしろくない中国は、またしても反日デモを繰り出す始末。ご承知のとおり、「中国当局に対するデモ」にならないような仕掛けがなされている、官製デモであることは疑いようがなく(だいたい、集会の自由って、かの国にあったっけ?)、それでも平和裏に領土のことを主張するならまだしも、どうしても、暴徒化してしまうのは、やはりかの国の野性味あふれるところが出てきてしまうからではないだろうか。

 あえて言うまでもなく、竹島も尖閣諸島も、日本固有の領土である。その伝でいえば、北方領土とされる千島列島も本来日本の領土である。それを戦後の混乱期のどさくさにまぎれて占領し、「いや、あれは戦利品だし、返すつもりないからね」といい続けているのが旧ソビエト/現在のロシアである。返す気があるなら、どうして、示威行為よろしく、大統領/首相を歴任しているトップが訪問(当然韓国の不敬野郎と同様に、こいつも「不法侵入」していることは疑いようがない)するのか?戦後処理の中で、一番重要ともいえる領土問題に関して、今の今まで、歴代政府がほったらかしにしてきたことが、とうとうここに来て噴出しまくる事態になっている。

 「本来であれば」北方領土のほうこそ、もっともっと社会問題視されて当然である。ソビエトが所得した背景を考えてみても、竹島を分捕った韓国より悪質である。ここでは詳細は書かないが、だまし討ち同然で、しかもポツダム宣言受諾後に攻め込んでいる。
 百歩譲って、北方領土は戦時中のどたばたの過程で分捕られたとしても、竹島や、領有を主張していない尖閣を「うちの領土ニダ」「あそこはChinaのものアルヨ」と言い募って、正当化しようとするのとはわけが違う。
 挙句の果てに、反日デモを繰り広げる。主張と行動がまったく一致していない、奇妙な出来事だといえる。

 上海などでは、邦人の襲撃事件も起こってしまっている。まだ「もの」に当たる分には、現状復旧で何とかなるだろうが、人命となると取り返しのつかない話になってくる。そもそも自分たちが主張していることと、「日本人を襲撃する」ということに関連性が見出せない。
 それでも関連を探そうとすれば、「常に日本人や日本を敵視している」ことが個別の襲撃案件として出てき始めている、ということにもなるわけで、そうなってくると、「中国の人とはまともに付き合えない」ということになるのは必至である。自分の主張を通すためには人命も省みない。そんな国が世界第2位の経済大国になっていることが、そしてその座を明け渡した日本が正直情けない。

 韓国に関しては、あまりの民度の低さ/政治家たちの低脳ぶりに、あきれるばかりだが、中国の場合は「完全に政府がコントロールして」やっているだけに、又、そのメッセージを過大評価する日本の政治家たちのおかげでこうした示威行為は常に日本を貶めるのに使われている。
 当方のHPをみられている方のなかにも「もう我慢ならん」と思われている方も多いだろう。ここまで来ると「日中友好」「韓流ブーム」などという言葉そのものが空々しく聞こえる。国交断絶はやりすぎかもしれないが、すくなくとも帰化もせず「敵国」に住んでいる在日朝鮮・中国人の方々にはお引取り願うのがベストといえる(強制収容所という手もあるがこれをするとナチス的だといわれるので、お帰りいただくことで政府の負担も大幅に減る)。
 普通なら戦争状態になっていてもおかしくない日本と韓国・中国。「出ていけっ」と言い放つ技量のある政治家はどこにもいないだろうな・・・

 
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