第35回  もし私が候補者ならば・・・
 
 某第3極政党は、公募し、一定の要件を満たせば、公認が得られ、立候補できたようである。
 「橋下という大樹」の下で選挙戦を戦えば、善戦でき、あわよくば議席を得られるかもしれない、そして曲りなりでも(・・・・・・・・・)バッチ持ちになれるという欲望が、彼らを選挙戦に駆り立てているのだと思う。
 要するに、根本にあるのは、「議員になれればいい」ということであり、その後の結果や、国の行く末など、本来自分たちがその職についたらなにをしないといけないかが分かっているとは到底思えないのである。

 齢40台の小生にしてみれば、「こんなバックボーンのない人々でも被選挙権を行使できるのか」と目を疑うような人々も大勢いる。そんなことなら、小生がもし、無所属でも何でもいいから立候補できるとするならばどんなことを主張して選挙戦を戦うだろうか?
 そうかんがえて、3点ばかりの論点を挙げてみた。
 @国防/領土問題
 今まで、総選挙でこの議題が語られることはほとんどなかったといっていい。しかし、幸か不幸か、竹島を不法占拠している某国に、尖閣を自国領土にしてしまおうとする某国と、ある政党が「宥和政策」を採っている国がやんちゃなことばかりを繰り返している。
 某ルーピー氏の発言を引くまでもなく、領土保全なくして、日本国は存在し得ない。北方領土を抱えるロシアともしっかり対峙して、「領土取り戻す」ことは公約にあげたい。
 A憲法改正問題
 9条に代表される、日本を骨抜きのままにしておく憲法が、世界情勢が変わっている今でも有効である、と考えるのはほとんど思考停止してしまっている証拠である。そもそも、今の憲法の草案は、当時の占領国であるアメリカの作文によるものであり、そのままが翻訳されているに過ぎない。「占領国に作ってもらった、日本国」であり続けているのだから、ひずみが出ているのは当然である。現行憲法の即時改正を訴えたい。
 B対外政策
 @にも通じるところであるが、例えば、反日的な行動ばかり繰り返す国との外交は、正直控えめにせざるを得ない。又、「強制的に移住させられた」といっている在日の方々には、速やかに母国にお帰りいただくことなど(注:帰還事業など、終戦直後に行っていたことを無視して、日本に居座った挙句にそういうことを言うのだから、勿論自費でお帰りいただく/支度金等はなし)、『日本人のための政治も取り戻す』ことは声高に主張したい。

 こう書くと「ウワ、ネトウヨww」なんて書き込みが散見されるかもしれない。又、原発問題やTPP、某党が言っているデフレ脱却に対する経済施策も掲げていない。
 しかしBでも書いたが、「日本人のための政治」をするために選挙に立候補しているのだから、「日本の正しい姿」の復元・復旧に取り組むのが先決である。それを「差別ニダ」というのなら、そういう国に居座るのは止めていただきたいというだけのことである(現に、日本から韓国に移住している、在韓日本人が大幅な優遇措置をもらっているとは聞いたことがない/参政権など、帰化しても本来であれば付与には慎重であるべきであり、それを与えて日本の骨格を変化させようとすることになるのは自明の理)。

 世の中の第3極政党は、原発や次世代エネルギーのことばっかりになっていて、良識ある有権者諸氏は、「そういう議論にうんざり」しているはずである。現に事故はおこったが、死者はでていないし、電力不足で復興が遅れている側面を突く政党はほとんどいない。それでもシングルイシューに論点を矮小化すれば「票が得られる」という浅はかな考え方でしか立ち上げていないからそうなるだけのことである。
 別に「私に投票してくれ」(投票のしようもないがwwwww)、とはいわないまでも、原発や再生可能エネルギーの比率の高い政党は、選択肢からはずすべきである。日本は、そんなに単純には出来ていないからである。

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