第2回  報道が「呆道」に成り下がる日
 
 あの3年3ヶ月前に「首相の漢字読み間違え」や「バーでの飲食」などで敵失を誘い、結果的に政権交代を果たした民主党。その背景には、いわずと知れた、マスコミの刷り込みや自民党に対するネガティブキャンペーンなどが執拗に行われたことがある。
 実際「未曾有」を「みぞうゆう」と読んだとしたところで、あそこまで目くじら立てる問題だったのか、又、それをいうなら、漢字にルビばっかり打ってある所信表明しか読めなかった「アレ」のほうが重症だと思うのだが、そういうことは一切報道されない。
 要するに、どこまで行っても「自民憎し」がマスコミ各社のひとつの道筋/社是なのだろう。「安倍の葬式はうちが出す」と主筆自ら宣言する新聞社すらあるくらいだから、本当に醜くなったものだといいたい。

 当方も、さすがに最近の報道の仕方や報じられる内容にはほとほと参っている。国民の本来知りたい情報とは真逆の、隣国の経済状況に言及するNHKのニュース(ウォン高で韓国の輸出産業が打撃、という内容)を生で見たとき、「日本人や日本の政治・経済にどんだけかかわっていると判断しているから流しているのか」と聞いてしまいたくなった。そもそもNHKは受信料によって成り立っている、民放とは違う成り立ちの局である。円安に振れているのだから、ウォン高になるのは当然であり、それをさも「日本が影響を受ける」かのように報道するやり方は、確実に、かの国よりに局全体がなっている証拠である(ほかのニュースソースを吹っ飛ばして採用される=かの国にとってはニュースだと感じたから採用した、という風にしか受け取れない)。

 国家として、反日的な教育しかしていない韓国よりの報道をするテレビ・ラジオ・新聞は、確実に「マス・コミュニケーション」=大衆に情報を発信する ことを否定してしまっている。なんとなれば、どう見積もっても在日韓国人は日本の中では「マイナー」だからである。そして、まさに「マイコミ」=MyCommは、自分たちの中で情報を回しているだけの「自己満足」に終始している。それに乗っかる情報弱者の日本人を取り込もうとする作戦である(かの、反原発騒動や、オスプレイ反対なども、確実に日本のためにならないように策動しているのが見え見えになってきてしまっているため、ここ最近、規模は縮小傾向にある)。

 本来知っておくべき内容や、話題にするべきことを深くしまいこみ、どうでもいいようなことや時間の無駄になるようなことをニュースに仕立てる。あるいは、意図的に改変・捏造する。これで給料がもらえるマスコミ業界人が非常にうらやましい。報道の『報』は「知らせ」であり、報じることに全力を尽くして始めて『報の道』といえるのである。今のままでは、あきれてしまう『呆道』でしかなく、本当にマスメディアそのものが見捨てられてしまう日はそう遠くないものと考えている。

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