第 4回  自転車も「走る凶器」だとわかるのはいつ?


 またしても、痛ましい事故が起こってしまった。
 渋滞している反対車線から、車の間隙をすり抜けて飛び出してきた自転車と直進していた自動車が衝突、背負っていた幼子の命がなくなってしまうという”悲劇”である。
 →まあいろいろありますが、ここは一つ、まとめNAVERのまとめを拝借。

 こんなことを言っては何だが、子育ての経験も、もちろん、男性なので育児に関して付きっ切りで、とか言う体験も何もない。
 とはいえ、ハンドルはたまぁに握ることのある私だけに、この事故は人事/ただの死亡事故と片付けられない。
 その背景にあるのは、自転車の存在と、乳飲み子を抱えた二人乗りと言う状況である。

 常日頃から、当方がドライバーとなったときに気をつけているのは、歩行者もさることながら、自転車の傍若無人な走行振りである。
 信号無視は当たり前。車線と逆走、スマホいじりながら運転も危険信号である。特によそ見しながらペダルをこいでいるに等しいスマホ操作での走行はもっと厳格に取り締まるべきである。
 つい先ごろも、自転車と歩行者の衝突事故で自転車側に巨額の損害賠償が言い渡された事例もあり、今回の一件も、表面上は自動車側の責任が問われるだろうものの、自転車側の責任も重めに評価されるものと推察する。

 電動アシスト自転車の開発・販売は、非力で、日常的に足としての自転車を利用する主婦層に絶大な支持を得ている。特に坂の多い街では、苦なく坂を上がれるなど、売れて当然の結果といえる。
 しかしその一方で、3人乗せの自転車など、ややありえない装備も発生。交通事故にしめる自転車関係の事故比率も上がっていっているのが現状である。
 速度が出る/歩行者との距離も近く、一歩間違うと大事故につながりかねない自転車。今回は被害者でもあるが、罪のないドライバーを巻き込んだ加害者と言う見方もできる。
 無法状態の自転車に、ちょっとした縛りは設けてもいい時期に来ているのではないか、そう思っている。

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