第 5回  週刊誌の"攻撃"はかわせるか  青山繁晴氏の場合


今日7/3は、選挙戦最後の日曜日。候補者各位におかれましても、辻立ちや演説に余念がないものと思われます。

さて、今やマスコミが反自民/反安倍であることを隠さなくなっているのは、一種の開き直りとも受け取れる現象なのだが、一方の野党第一党の党首は、依然として頓珍漢な発言ばかりで、その差は開く一方。その昔の鳩ポッポ時代=政権を交代したときは、まさに自民はフルボッコであり、「やっぱりミンスはいやだけど一度やらせてみっか」というお気楽層(EU離脱の決定を下したイギリス国民とよく似た構図/お灸層が面白半分に離脱に大量投票→そのように決まって地団駄)が圧倒的多数だったから、世紀の政権交代、そして3年3か月の「暗黒の時代」が訪れることになったのである。

年始は、ベッキーの不倫疑惑で週刊誌としての矜持を保ち、「センテンススプリング」なる和製英語まで飛び出すほどの話題を提供した週刊文春だが、よほど安倍政権の独走ぶりが気に入らないのか、肝いり候補の一角である青山繁晴氏へのいわれなき攻撃に軸足を移した。
ところが、「デタラメ」を凌駕するとんでもない内容の記述ばかりで開いた口が塞がらない。取材費は出ているはずなのに、裏どりすらまともにしていないというありさま。特に東電・F1に直接乗り込んでいったくだりの記述に関しては、なんと、一読者が反証に成功するというお粗末さ。要するにどう少なく見積もっても「名誉棄損」に相当するネガティブキャンペーンに匹敵する内容であり、逆にこの程度のネタでよくトップに持って来たな、と言いたいところである。

どうも私的流用をうかがわせて「舛添と同じ穴の狢」「こんな奴に入れても辞めなきゃいけなくなるからほかの候補に」という意図を感じずにはいられない。もちろん、当の青山氏側は告訴するということだが、潔白なのだからできることであり、またきっちり取材していればもっと違う結論も出ていたであろうことからも、こんな些末なことに関わらないといけない事態は、受からせないだけではなく十分に「選挙妨害」である。

所詮週刊誌は、ネタになることなら嘘でも捏造でも何でもよく、真実ネタなら歓迎程度の精度しかない。嘘の裏打ちには魔法の言葉  
            業界関係者  情報通
を登場させればすべて解決。全部が作文でも問題ない。
センテンススプリング砲が、とんでもない方向に発射されたわけだが、売られたけんかを買わない人だと曲解していたのか…青山氏なら弁護士無しでも相手を論破してしまいそうで怖い。

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