第 8回  自身を仕分けるのが先でしょ?


さて、何とか民進党の代表選挙は方が付いた、と言えるわけだが、それでも、代表に就任した「襟立て女」の件に関しては、いまだに当方は「このままで終わらせるわけにはいかない」と感じている。
仕分け人とか、どこの時代劇か、と言えるような、御大層な肩書をもらい、有頂天になって、『二位ではダメなんですか』と言い放った当時…

       彼女は二重国籍だった!!!   のだ。

今あの当時、彼女に仕分けされた人たちの忸怩たる思いが伝わってこないのだが、どうしてだろうか?当の本人が知っていたか否かは別にして、別国籍を持っていた(しかも、国会議員ではありえないはず)人に差配されたのである。相手が国会議員で、政権担当側だったから、しゅんとしてしまって、言いたいことも言えなかったからなのか、それとも、性善説に基づいて「帰化なり、単一国籍になっているだろうな」と甘々に評価しているから、こんなことになってしまったのか…

傍若無人とまでは言いたくないが、あの当時の彼女は、まさに飛ぶ鳥を落とす勢い。襟が立って歩いているという比喩もあながち間違っていなかった。だが、ふたを開けてみれば、今までの仕分けそのものをする資格すらなかったことになる。
もし今回の暴露報道がなければ、政権側に立つことが万が一(今の状況なら、億が一、くらいの確率か)起こってしまったら、二重国籍者が首相になるという前代未聞/まさに日本国を揺るがす事態になったわけである。

何が腹が立つかと言って、まともに謝罪していないこと。そして、本来であれば、禊と称して議員辞職、少なくとも代表戦からは下りるのが普通の考え/税で禄を食むものの最後の出処進退だと思う。
本人的には「勝つ勝負を降りられるか」となって、しどろもどろ、ダウン寸前でも立っていられればいい、とばかりの防戦一方。もし仮に与党側にこんな醜聞が聞かれたら、それこそ百裂拳を食らわせるほどの集中砲火を浴びせるところだが、マスコミも余程この人が頼りなのか、そこまでヒートアップする報道にはしなかった。

ガソリンプリペイドカード問題の議員も、議場で与党議員を引き倒す暴挙に出たのも、委員長めがけてダイビングドロップをかますのも、ぜーんぶ、民進党に所属する連中である。
そしてよもやの「二重国籍」という大問題を抱えてスタートした新体制。当の本人は「国籍は一つになりました。よかったね」なんてふざけたことを言っているが、今までの所業を鑑みると、たとえ表面上日本国籍になったとしても、「本心はかの国」(言っときますが、台湾出身であるものの、彼女自身は外省人。詳しくははググりなされ)にあることは明白である。

こんな党が「ふたたび政権を」なんて言ったとしても、冗談にしか聞こえない。議員辞職/代表退陣がかなわないなら、とにかくおとなしくしていてもらいたい。記者会見で出てこられても、嫌悪感しか生まない"外人"の言い分には耳を貸せない。

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