第10回  衣装ごときで発狂する度量のなさ


売り方もいろいろあるとは思うのだが、まともなマーケッターがいなかったか、他国の機微に触れることを考えにいれていなかった可能性はあり、という案件が、AKBグループで勃発した。

そもそものことの起こりはこれである。
→毎日新聞記事はこれ。http://mainichi.jp/articles/20161101/k00/00m/030/114000c//
さすがネットの時代。あっという間に拡散してしまい、遂にはユダヤ系の圧力団体、サイモン・ウィーゼンタール・センターの謝罪要求にまで発展。
J-CASTニュースより
思う間もなく、イスラエル大使館(なりすましではなくガチの模様)がこんなオファーまで提案してきたというのである。
保守速報から。

ユダヤ人の大量虐殺の首謀者であるヒトラーや、ナチ党に対する、ユダヤ人/イスラエルの嫌いっぷりは、半端ない。民族浄化を正当化し、何の罪もない人たちを殺戮したことは当時がいくら戦時中であるとはいえ、狂気に満ちた行動であったことは間違いない。とはいえ・・・
「風」である衣装にまでケチをつけてくるこの団体や、イスラエルの火病ぶりには苦笑せざるを得ない。

私が彼らの過剰な反応ぶりを嘲笑するのには理由がある。
「服が悪いのか」だからである。
欅坂のメンバー全員がナチの思想にかぶれた結果、そうなった、とか言うのなら話は別である。所詮衣装であり、それをもとにファンや国民を洗脳しようとはこれっぽっちも思っていないはずである。
もちろん「風」であっても嫌悪感を抱く人がいることに思い至らなかったデザイナーや、「知らなかった」で通している秋元氏にも責任の一端はある。しかし、面白いことに、イスラエルの提案は「服を着た人に正しい教育を」なんて言っているところにある。

ユダヤ人の悲しい歴史を否定するつもりはない。しかしながら、被害者面をいつまでもしたままで、衣装に難癖をつける態度の傲慢ぶりに気が付かないユダヤ人の狭量ぶりには、さすがに開いた口が塞がらない。
援護射撃もあるようだが、現在グループ自体が謹慎状態に入ってしまった模様。
全メンバーのブログが更新停止は尋常ではない
波紋はAKBグループ全体にも及びそうな勢いである。

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