ベルビンのチームロールモデル 


 メレディス・ベルビン(Meredith Belbin)はチームワーク理論の第一人者。主著『マネジメント・チーム(Management Teams:Why they succeed or fail)』(1981年)では、成功するチームの基本的な要因を明確に示した。つまり、理想的なチームには8つの役割(後に1つを追加)を担う人が必要であるとした。

1.プラント(PLANT (PL)): 創造力があり困難な問題を解決できる人

2.資源探索者(RESOURCE INVESTIGATOR (RI)): 外交的で熱中しやすく、好機を探る人

3.コーディネーター(CO-ORDINATOR (CD)): 優れた議事進行者で、明確な目標を示し意思決定を促すことができる人

4.形づくる人(SHAPER (SH)): 挑戦的で、精力的に障害に立ち向かっていける人

5.チームワーカー(TEAMWORKER (TW)): 協調性があり、もめごとを避けるタイプだが、人の話をよく聞き築き上げる人

6.実行者(IMPLEMENTER (IM)):有能で頼りがいがあり、アイデアを実行に移せる人

7.補完的完成者(COMPLETER FINISHER (CF)):勤勉で誠実な仕事を納期通りに行う人。また自分や他者の誤りや手抜きにうるさい人

8.スペシャリスト(SPECIALIST (SP)): 特定分野の知識やノウハウをもつエキスパート

9.モニター(MONITOR Evaluator) :優れた戦略的判断力持つ人


 各自がどのようなタイプかは、20分程度の質問に答えることで簡易に分析することが可能だ。この質問票は7つのセクションについて、各10点ずつを計56の項目に点数を振り分ける形を取っている。私は、この分析結果では「IMPLEMENTER」(実行者)と出た。