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最後の護送船団方式
 再販制度や記者クラブといった、理屈の全く通らない「規制」という名の単なる利権が、大マスコミの権力との癒着によって温存されている。その実態は、単なる「社会的不公平」というレベルを超えて、全く悪質だ。情報を支配することによる影響力は図り知れず、既に社会が権力優位の構造に歪められ、消費者/有権者/生活者といった受益者の利益を、著しく損ねている。新聞業界の「護送船団ぶり」はすぐにでも改め、ビッグバンをやらねばならない。

以下、SAPIO 98/2/4 「逆説のニッポン歴史観」より引用


「金融機関をはじめ、あらゆる分野に淘汰の波が押し寄せているニッポン。これまで『無論争』のぬるま湯につかっていた業界が、いま『血』を流しているのである。ところが、マスコミ、特に新聞の世界だけは例外だ。宅配制度で守られているうえに、『誤報』『虚報』のチェック機関もなく、デタラメ記者も順調に出世している。この最後の『護送船団方式』ともいえる新聞業界の悪しき構造を検証する。」