集中証人尋問
2001年12月18日(火)、一日かけての集中証人尋問が行われた。まずは、証人3名が並んで証言台に立ち、一緒に「良心に従って真実を述べ、何事も隠さず、偽りを述べないことを誓います。」という宣誓を読み上げた。この宣誓が書いてある紙には、事前に署名、捺印済みであった。
スケジュールは、午前中に被告の主尋問、午後に被告の反対尋問と原告の主尋問、反対尋問であった。「主尋問」というのは、自陣営の弁護士が自陣営の証人に対して質問し、証人が答える。つまり、予定調和の「やらせ」のため面白みはないのだが、本人が証言台に立ち、良心に従って真実を述べることを宣誓し、裁判官に向かってしゃべることが重要なのであり、従って、事前に提出済の「陳述書」よりも印象深く、重視される。主尋問の後に行われる「反対尋問」は、相手の弁護士が対立する陣営が立てた証人に尋問するもので、こちらはお互いの手の内が分からないために、ある程度は予想できるものの、混乱する可能性を秘めている。矛盾する論理や新たに証拠となる事実が明らかになる。傍聴人としても、ボロが出るところを見るのは面白い。
従って、下記のなかでもお薦めは、佐々と守屋の反対尋問である。逆に私のようにボロの出ようがない証人の場合、しゃべらせるとかえって不利になると判断したらしく、被告側弁護士は、私に対する反対尋問を10分程度しかしなかった。これは原告訴訟団としては予想外であった。もっと証言したかったのに、残念である。
被告主尋問(守屋)…30分 被告主尋問(佐々)…30分 被告反対尋問(守屋)…30分 被告反対尋問(佐々)…30分 原告主尋問…60分 原告反対尋問…10分