何だかなーって話


自分の経験したこと、或いはお客さんから聞いた面白い話、 その辺に転がってるようなお話などをを集めてみました。
話題を提供してくださると嬉しいなー。よろしく。

目次
*ギャー!おはーはんが!
*一人で居留守
*あれから出血が・・・ 
復刻 *トラック一杯のゴルフボール
*キリギリスのエッチ 
*へちまとあたま 
*エーっと・・・干支 
*えさ?さお?(3/7) 
転載 *女王第一?(11/20) 


ギャー!おはーはんが!

S大学ゴルフ部OBの集まりでの昔話。
合宿の朝、洗面所からギャーという悲鳴。 何事かとすっ飛んでいくと, S井くん右手に歯ブラシ左手にチューブを持って固まっている。
口は開いたままでよだれを垂らしながら「おはーはんが、おはーはんが」と繰り返すだけ。 左手に持っていたチューブをよく見ると、そこには 消炎鎮痛サロメチールと書かれてあるではないか。
どうやら「おはーはん」と言うのは「おかあさん」で歯磨きのチューブを間違えたらしい。 S井くんの口の中の大騒動も想像を絶するが、それにしても何でもお母さんまかせじゃあねえ。
現在は立派な社長さんでゴルフの腕前も当然シングルなのである。

そう言えば、10年ぐらい前かな? 僕の兄も姉のチューブ式の洗顔フォームで 歯を磨いたことが有ったっけ。
「この歯磨きスースーしないねェ」
「あら、あんた何で歯を磨いたの?やだ、これ石鹸よ」
「あっ、そうどうりで泡立ちがいいと思った」
おっとりとした僕の兄貴もサロメチールじゃあ、 こんな簡単に終われないだろうなー。

一人で居留守


皆さんも少なからず経験があると思うのですが、 父と息子、母と娘、あるいは兄弟、姉妹の声ってよく似てて 電話などで間違われることがありませんか?
兄との話で恐縮ですけど、まだ二人とも二十歳前後で、 一緒に暮らしていたころの話。
ある夜外から帰った僕に 兄が「お前なんだよあの女!」ちょっぴり怒っている。 どうやら僕のいない時に、当時付き合っていた M子から電話があって、兄が対応したらしい。 「今弟は出かけてるけど」という兄に対して
「何一人二役やってるの」 「自分で居留守使う人って初めて! 信じられない!」
兄であることを一生懸命説明したのだが信じてもらえなくて電話を切られたとの事。 いくら僕でも自分で居留守を使うほど図太くないけどなー。
そしてその後M子からこの事に対して詰問されたという記憶は全くないのである。
世間は広いし、なかには親父の愛人が間違えて 息子に色っぽく語った、何てことも有るんだろうなー。

サロメチールの話で、福さんからメールを頂きました。 似たような経験で冷蔵庫のそばつゆを麦茶と間違えて いっき飲みした話でした。でもこの類は結構あるでしょう、 安心してくださいませ。
声が似てると言う話では、掲示板にも書き込んでくれとけど、ともちゃんが多分お姉さんと間違えられと思うのだが、 「記憶喪失になったんじゃあないの?」って話はキツイですよね。 お姉さんのボーイフレンド、気がついた時どうしたのかなあ?

あれから出血が・・・


ついでと言っちゃあなんだけど、兄貴と僕のやはり若い時の話。

今度は電話を取ったのは僕の方。「もしもし、私」聞きなれた女性の声である、 そうだ兄貴の彼女だ。「はーい、どうも」と僕。 すると電話の主、矢継ぎ早に「ねー、あれから私出血が止まらなくてー」 おっとっと「俺、弟、弟!」「・・・・・」彼女の喋りをさえぎって すぐ兄貴を呼んで電話を変わった。
しばらく兄貴ぼそぼそ喋ってたっけ。そして電話を切った後に、 「バカヤロウ!電話に出たらすぐ自分の名前を言うんだよ!」
そんなこと言ったって、そんな間もないし、声を間違える彼女も悪いよねー。
・・・鼻血だったのかなあー。

トラック一杯のゴルフボール


俗に初ラウンドの前に「トラック一杯分のボールを打て」と言われるが、 果たしてトラック一杯分のボールってどんなもんなんだろうか?
ちなみにゴルフボール1個約46gだから、 4tトラックで約8万7千個になる。 1回の練習で打つ球の数が250球(一籠50球して5籠)だとすれば350日を要する。 毎日練習に行って1年かかる量なのである。
どうです?ざっと計算して足らない分を打ちまくってみたらどうですか、 ただし金,時、体は保証のかぎりではありません。
体操の金メダリスト森末選手は1年で達成したと聞いています。 尚,ろくに練習も行かず3ラウンド目に30代を出した奴とか、 初ラウンドでワンハーフのスコアーが60代、50代、 46というおネエサマもいることはいるんだけど。なんだかなー。

キリギリスのエッチ


かれこれ20年程前の夏、房総の海へ行った時バッタを2匹捕まえてきた。 このバッタどうやらキリギリスらしく虫かごに入れて、 ベランダに吊るしておいたのだがリーリーリーリー結構うるさい。
ある日新聞を見ていたらこの鳴き声がいつもより強烈で激しい。 なにやら起こったのかと思い新聞を脇において目をやると、 なんとエッチの真っ最中。
それも、な、なんと正上位(信じてないでしょう?) 本当なのです。 人間以外の生物が正上位でエッチするなんて初耳いや初目? 興味津々で一部始終を見ていたらこれまたビックリ!  激しい鳴き声がフェードアウトすると同時にメスの体が全身ケイレンしているじゃありませんか。 キリギリスにもあるんですねーオルガズム。そうそう時間も結構長かったけなー・・・。
この話、お店で結構話してるんだけど「またー」とか「作ってるでしょう?」 とか言われて信用度がかなり低いのです。 「私も見たことがある」って言う人がいたら掲示板に書き込んでもらいたいのです。 よろしく。
数時間後虫かごの中にはオスの形はなく、その羽と手足の一部が残っているだけでした。 そうか、バッタの世界は一穴主義なんて言ってられないのだ。 なんたってメスのお産の為に栄養になっちゃうのだから。
種保存の為、死をもって臨むエッチ。
そして、メスの方も翌日尻から長―い卵管を伸ばして産卵後死に至ったのである。 それにしても、どうなっちゃってるんだろうね我々の世界は。って言うより、良かったね我々の世界は。

へちまとあたま


しばらく前の話だけど、お客さんのIさんある夜こう切り出した 「へちまって何でへちまって言うか知ってる?」「・・??」
曰く、へちまを漢字で書くと「糸瓜」と書く。 昔は「へちま」なんぞ言わずに「いとうり」と呼んでいたのだが、 江戸っ子なんか顕著だけど、せっかちな奴は頭の 「い」を省略するようになっちゃったんだな。
と言うことは「いと瓜」転じて「と瓜」にいつの間にかなっちゃた。 そしてここからなんだけど、洒落者かトンチ者か知らないけど、
い、ろ、は、に、ほ、、と、、 り、ぬ、る・・・・
とやってたら、「と」っていう奴が「へ」と「ち」の間に有るじゃありませんか。 そこで命名「と瓜」転じて「へち間」。すなわち「へちま」と相成った。
成る程ねー。そしてIさん続けて、 「俺も考えたんだ。こんなのどう?あたま
どうやら傘のことで、、か、さ、、な・・・・の、 「あ」と「た」の間に「かさ」が入ってると言うことなのだが、 面白いけど、認知されるまで時間はかかるよね。と言うか認知されるかしら? でも少しは協力するか
「おーい!雨降ってるから『あたま』持ってけー」

エーっと・・・干支


21世紀スタートの干支(えと)はご存知の通り巳です。
んじゃあ次の世紀22世紀の干支は何だろう? ってつまらないこと考えちゃったのです。
さーて高等数学を使わなくっちゃ、えー・・・ 一二支が8回まわって96年、 一世紀100年まで後4年残る。毎世紀4年ずつ繰り上がっていくって言うことは・・・。
あれっ!世紀始めの干支は丑、巳、酉の三つしか無いって事だ。 残念!僕の干支は新世紀のスタートには引っかからないやー。
別に何百年も生きる訳じゃないからいいか。
ところでこの干支、正確には十干、一二支の組み合わせなんですよね。
(全部の組み合わせは60通り。これで還暦なんだよね)
十干
一二支
甲  「きのえ」
乙  「きのと」
丙  「ひのえ」
丁  「ひのと」
戊 「つちのえ」
己 「つちのと」
庚  「かのえ」
辛  「かのと」
壬 「みずのえ」
癸 「みずのと」
子  (鼠)
丑  (牛)
寅  (虎)
卯  (兎)
辰  (竜)
巳  (蛇)
午  (馬)
未  (羊)
申  (猿)
酉  (鶏)
戌  (犬)
亥  (猪)

と言うわけで、21世紀のスタート2001年は辛巳(かのとみ)と言うことでした。
(だからって何?どうでもいい話になっちゃたみたいでした)

えさ?さお?


ずいぶんと前の話で恐縮ですが、エーと23,4歳の頃のある夏の話。
当時付き合っていた彼女と千葉の御宿海岸へ行ったのだが、 その辺は行き当たりばったりで、 何も泊まる所なんかは予約していない。
何軒か民宿を当たって見たけどどこも満員でつれない返事。 夏の最盛期で民宿と看板を掲げているところじゃむりだと思って、 一軒の酒屋さんで飲み物を買うついでに 「どんな所でもいいのですけどここらで何処か泊めて貰えるところ有りませんか?」 と聞いてみたら目と鼻の先のしもた屋風の家を紹介してくれた。
部屋の感じはたぶん6畳一間位のところで、 隣の部屋とは障子か襖一枚で仕切られていた。
そしてその障子だか襖一枚の向こう側から、もれ伝わってくる話し声は、 たぶん高校のクラブの合宿のようで先生らしき男性の声で生徒たちに釣りの話を得々と話している。
曰く「鯉釣りというものは手間ひまが掛かるもので準備万端、用意周到でなければならない」 とまあこんな調子で「先生は毎日鯉を釣ろうとする場所に餌を撒いて餌付けをしている」 そして続けて「お前たちもそうだろう?女にもてようとしたら色々プレゼントしたりして餌をまくだろう」 突然生徒の声で「はい!」きっと手を上げてるな 「先生、女に持てるためには餌じゃなくてさおだと思います」 だって。ジャンジャン!! それにしても一生懸命餌まいても、いい竿を持ちながら使えてない奴も多いよね、きっと。

女王第一?


通いなれたホームコースのゴルフ場からの帰り道の話です。
普段は自分で運転して行くのですが、この時はお友達の車の助手席に乗せていって頂いたのです。 自分で運転している時はあまり周りの景色を観察することは出来ないので、 この時とばかり外の景色に目をやっていました。
そんな時に発見した面白看板の話です。


ゴルフ場からの帰り道、工場と思われるプレハブの建物の看板に "女王第一"と書いてあったので 「・・・???」
 「きっと女性の経営者でワンマンなのかもしれない」 などと想像していてのだけれど、ふと気づいた。
"女"のウかんむりと"王"のひとやねが薄くなっていたんでした。
なんて事はないごく一般の標語"安全第一"だったのでした。


メールマガジン「ピーターパンニュース2001年5月臨時号」 に掲載されたものを転載いたしました。

文・イラスト by よっちゃん

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製作・著作 よっちゃん