記事タイトル:韻文形式の「謎」(その7) 


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お名前: 塔婆守   
> いろは で 「と」の上にあるのは、「へ」
> 跳ぬ、 で 「ん」
>
> となると、雉の一声は、「けい」ということになりますが・・・。
> 桃太郎のおはなしでは、雉は、「けーん、けーん」でしたが。

どうも、すっかりじいくんに持って行かれてしまいました。これまた
ずばり正解です。お見事。

ご指摘のように後世の雉は「けーん、けーん」と鳴きますが、中世の
雉の声は「けい、けい」と写されました。

前に用いたキリシタン資料の『日葡辞書』には次のようにあります。

 Qeiqei fororo. 雉が鳴き,羽ばたきをする.
 Queiqeito. 雉が鳴くさま.

見出しのローマ字綴りは、それぞれ「けいけいほろろ」「けいけいと」
と読まれるものです。

そういえば、とりつく島もない態度をいう慣用句に「けんもほろろ」
がありますが、これもそのような態度を表す「権」と雉の声を掛けた
表現だったわけですね。こちらの雉の声は、すでに「けい」から「け
ん」に転じてはいますが。
[2000年1月6日 6時52分7秒]

お名前: じいくん   
こんばんは。ついついお邪魔しちゃいます。

これまでの応用で・・・、

いろは で 「と」の上にあるのは、「へ」
跳ぬ、 で 「ん」

となると、雉の一声は、「けい」ということになりますが・・・。
桃太郎のおはなしでは、雉は、「けーん、けーん」でしたが。
[2000年1月5日 22時48分3秒]

お名前: 塔婆守   
今度も短句形式の謎です。

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(問)戸の上跳ぬる雉の一声

(解)弁慶

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素直な問題ですから、綺麗に解けるはずです。
[2000年1月5日 13時5分48秒]

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