記事タイトル:後奈良院撰「何曾」(12) |
薊子さま、いつもありがとうございます。 >「悟りて」は「さ取りて」、「後髪を剃る」は「後上を剃る」と解して、 > さいぎよう→いよう(偉容、異様?) >とかでは如何でしょう。 ここまで解き筋を読まれてしまってはもはや正解も同然ですね。ほんの 少しだけ補足をいたします。 「行」の字音は古くは「ぎやう」で、中世末期頃までは「ぎやう」と「ぎ よう」とは発音に区別がありましたから、ここは「さいきやう」と解する ことになり、後には「きやう」が残ります。 単字で用いられる漢語の「きやう」には、「京・卿」などもありますが、 ここは問題文の"釈教"というテーマに合わせて「経」と解くのがよいでし ょう。 今回は鮮やかに一太刀のもとに討たれてしましました(^^;[2000年9月8日 12時35分49秒]
ちがや丸さま、ご無沙汰です。 「二時過ぎぬ」の相も変わらぬするどい太刀捌き、感服しました。 こちらはなまくらですが、 (問) 西行は悟りて後髪を剃る 「悟りて」は「さ取りて」、「後髪を剃る」は「後上を剃る」と解して、 さいぎよう→いよう(偉容、異様?) とかでは如何でしょう。[2000年9月8日 12時5分15秒]
こたびは久しぶりに(解)を考えていただく方式で参りましょう。 (問) 西行は悟りて後髪を剃る (解) ??? (ヒント) 仮名三文字です。(心)も一緒にお考え下さい。[2000年9月7日 21時20分7秒]