記事タイトル:後奈良院撰「何曾」より(9) 


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お名前: 塔婆守   
 (問) それ給べとておっ取る 
 (解) こうはい(紅梅)

> ちがや丸さまがすでに前半の「それ給べ→こう(乞)」の正解を導いて
> 下さいましたので、続いて後半の「おっ取る」から「はい」を導き出す
> 道筋を示して下さい。

どなたからもお答えがありませんので、正解を示しましょう。

「おっ取る」から類義語の「うばう(奪)」を導き、さらにその語頭音ウの
脱落した「ばう」、その名詞形「ばい」をこれに引き当てれば謎解きが完
了します。

「うばう>ばう」のように、濁音節の前の語頭に立つ狭母音イ・ウが脱落
を起こしたものとしては、

  いだく>だく(抱)
  いだす>だす(出)
  うばら>ばら(薔薇)
  うまうまと>まんまと

などの語例を挙げることができます。

明日から2週間ほど韓国に公務出張で出かけますので、謎はしばらくお休
みとさせて頂きます。その間、他の話題でも結構ですので、気ままにお話
をお続け下さい。
[2000年7月29日 4時15分7秒]

お名前: 塔婆守   
今回は原典のままの出題だったためか、いささか難物だったようですね。
それでは翻字した形で再度掲げましょう。

 (問) それ給べとておっ取る
 (解) こうはい(紅梅)

ちがや丸さまがすでに前半の「それ給べ→こう(乞)」の正解を導いて
下さいましたので、続いて後半の「おっ取る」から「はい」を導き出す
道筋を示して下さい。

さて、これならばどうでしょうか。
[2000年7月22日 7時13分0秒]

お名前: 塔婆守   
ちがや丸さま、ご回答ありがとうございます。

お示しの解読文、

> それ給べ とて折っ取る  紅梅

「折っ取る」は「紅梅」への連想が働いたのでしょうか、ゆかしい翻字
ぶりに感服いたしました。ただしこれを「折」に限定してしまうと、迷
路に踏み込むことになりそうです。

> もしかしたら、それ給べ→乞う なんていう筋はあるでしょうか。

それが大あり名古屋(^^;)、大正解です。

さて、それでは後半はどのように解けばよいでしょうか。
[2000年7月15日 5時35分17秒]

お名前: ちがや丸   
こんばんは。謎解きをめざしておられる方々には目障りかも
しれませんが、「表の意味」を考えてみました。

それ給べ とて折っ取る  紅梅

でしょうか。「おっ取る 子奪い」にも見えますが。
仕掛けは、今のところ見えません。もしかしたら、
それ給べ→乞う なんていう筋はあるでしょうか。
[2000年7月14日 0時11分7秒]

お名前: 塔婆守   
それでは次の謎に参りましょう。

 (問) それたへとておつとる
 (解) こうはい

今回は原表記の仮名のままの形で転記しました。
まず表の意味からお考え下さい。
[2000年7月12日 7時28分59秒]

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