記事タイトル:後奈良院撰「何曾」より(2) 


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お名前: 塔婆守   
またまたレスが遅くなって申し訳ありません。

> 「4 め(海布) 4」 と、8のなかに海藻がある、というのでは?

正解です。いつものことながらお見事です。

さて「湿地茸」の仮名表記について蛇足を少々。

この茸名の仮名書き例はすでに鎌倉期の文献に出てきますが、それには
「しめぢ」とあり、第三音節は本来ダ行音であったことを示しています。

この謎では、8(鉢)を4・4(し・し)に分解していますから、「し
めぢ」は「しめじ」と解されていることになって、ここでもまた「ぢ」
と「じ」の混同(いわゆる「四つ仮名の混同」)の生じていることが看
取されます。
[2000年4月17日 7時40分31秒]

お名前: じいくん   
こんばんは。慎みなく、また飛び出して参りました。

「4 め(海布) 4」 と、8のなかに海藻がある、というのでは?
[2000年4月11日 20時3分58秒]

お名前: 塔婆守   
 第二問参ります。

  (問) 鉢の中の海藻
  (解) 湿地茸(しめじ)

 この解法も中世の謎の常道を行くもの。茸の名前という
 のも結構当時の謎に登場します。
[2000年4月11日 11時54分8秒]

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