記事タイトル:韻文形式の「謎」(その5) |
薊子さま、「こかげ」へようこそおいで下さりました。 鮮やかな太刀さばきの謎解き、恐れ入りました。 連句の方でもよろしくお付き合い下さい。 海砂さまはタッチの差で遅れを取られましたが、こちらもも ちろん正解です。 ちなみに、僧を師と呼んだ例はすでに奈良時代から文証があ りますが、ただ今はちと取り込んでおりますので、それにつ いてはいずれ(その4)のコーナーでご披露させて頂きます。[1999年12月27日 7時30分30秒]
いやはや、魔妻で豆でありましたか。一生かかっても解けな かったでしょう。坊主を師と称することは、言われてみれば 高野山の布教の僧が御師(おし)と呼ばれていました。 資格のある僧ではなく僧形をしているだけなので、尊称の陰 にすこし蔑みもあるようです。坊主も尊称だったのがいつか 品さがっていくことと同様ですね。伊勢詣での旅行案内業者 も御師でした。 こたびはよくわかりますよ。 (問)けふは朔日あすは晦日 (解)盃 (逆月)つまり「けふは晦日あすは朔日」とある べき月のめぐりが逆さになっています。[1999年12月27日 6時53分59秒]
はじめまして。 薊子と申します。 「けふは晦日あすは朔日」ならあたりまえの月、 それが逆ですから、逆(さか)月。 これでいかがでしょうか。[1999年12月27日 5時32分33秒]
韻文形式の謎の第五弾、参りましょう。 今度もまた短句形式の謎です。 -------------------------------- (問)けふは朔日あすは晦日 (解)盃 --------------------------------- (註)「朔日」「晦日」はそれぞれ「ついたち」「つごもり」 と読むことによって短句形式となります。 さて、その心は? 今度のはきっとやさしいはずです。[1999年12月26日 18時17分34秒]