記事タイトル:後奈良院撰「何曾」より(5) |
海砂さまお見事、正解です。 精進・障子がともに「さうじ」である点を鋭く看破されました。 仰せのように「参らぬまでも」に何かあるようにも思われ ますが、これは口調を整えるだけで、謎解きには直接関 わらないのではないでしょうか。 ちなみに、現代日本語では、両語の語頭音節はショウです が、古くはシャウと発音されました。そのシャを「さ」の仮名で 写したのは、当時の「さ」がサよりもシャに近い音であったこ とを示すものでしょう。 また「精進」の語末音ンを表記しないのは、これを仮名で 表すことが困難であった時代の便宜的表記法がそのまま定 着したものでしょう。 次の問題まで、しばらくお待ち下さい。[2000年5月25日 10時45分45秒]
難しくないと励ましをいただいたので、 (問)もろこしに頼む社のあればこそ 唐土の社で「唐の神」 参らぬまでも身をば清むれ 身を清めで「精進」潔斎 精進・障子は「しょうじ」の同音異義ですが、古くは「そうじ」 で同音異義だったんですね。 「参らぬまでも」に仕掛けが残っていそうですが思いつきません。 海砂[2000年5月24日 14時24分3秒]
今度は短歌仕立ての謎です。 (問)もろこしに頼む社のあればこそ 参らぬまでも身をば清むれ (解)唐紙障子 見た目ほど難しくはないと思いますが・・・[2000年5月23日 8時31分10秒]