記事タイトル:後奈良院撰「何曾」より(10) 


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お名前: 塔婆守   
どなたさまからもお答えが出ませんので、自ら謎解きをいたします。

 > 後半の「桐壷の更衣には劣り」からどうやって「い」を導き出すか。
 > その鍵は「劣り」に隠されています。

「桐壷の更衣には劣り」を《「きりつぼのかうい」から尾を採る》の意に解して、この
文字列の「尾」に当たる「い」を採る、こうすれば「すまい」の「い」が導き出せます。

中世の謎では、「とる」を「取る」《消去する》の意に解するものが多いのですが、こ
こでは逆に《拾い上げる》の意である点がミソだったわけですね。

なお、「住居」の歴史的仮名遣は「すまゐ」ですから、末尾の「ゐ」は「更衣」の「い」
とは異なりますが、この謎が作られた時代には「ゐ」「い」は同音であって、同じ仮名と
して扱われていましたから、この違いはルール違反にはなりません。
[2000年9月5日 6時29分2秒]

お名前: 塔婆守   
今度のは思っていたよりも難しかったようですね。

後半の「桐壷の更衣には劣り」からどうやって「い」を導き出すか。
その鍵は「劣り」に隠されています。

掛詞の技法にご注意あれ、これがヒントです。

さあ、早いもの勝ちですぞ。
[2000年8月29日 6時8分51秒]

お名前: 塔婆守   
源氏物語の巻序で「須磨」が「明石」の上に来るところから「すま」の解が
得られることを見破られたのはさすがですねぇ。お見事。

 > もっと位の高い 更衣の 衣「い」を更える で
 > という意味でしょうか?   

ここが今ひとつですね。別解があります。
他の方々もご挑戦下さい。
[2000年8月27日 17時22分21秒]

お名前: 無耶   
 (問) 明石の上桐壷の更衣には劣り 
  (解) 住居(すまい)

 初挑戦です。

   明石の上に来る須磨に、もっと位の高い 更衣の 衣「い」を更える で
   という意味でしょうか?   

   
[2000年8月27日 10時43分41秒]

お名前: 塔婆守   
長らく中断いたしました。こちらも再開いたしましょう。

 (問) 明石の上桐壷の更衣には劣り
 (解) 住居(すまい)

源氏物語の登場人物で仕立てた割合素直な謎です。
さあ、その心は?
[2000年8月22日 10時56分20秒]

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