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お名前: 白茅
こんばんは。歳時記をじっくりと見直してみようと思うのですが、
なかなか時間がとれません。
>十六の「温み」
>に対して、陽・春の両字からはいずれも微かながら通うものがあ
>る印象を受けます。
こういうお話をうかがうと、ことばをついぞんざいに使ってしまって
いる自分が恥ずかしくなります。
遅き日のなか回す短冊
これ、とてもいいですね。これにしていただけますか。
どうもありがとうございました。
[2000年3月23日 23時52分2秒]
お名前: 宗海
白茅さまの初めのお尋ねに対するお答えがすっかり遅くなって申し
訳ありません。
> 春の日のなか(あるいは、陽炎のもと)回す短冊 茅 三春
> のようなものに替えた方がいいでしょうか。
十六 干鱈をもどす水の温みて 砂 三春
十七 散らさじと花見の客のぬかりなき 耶 晩春
十八 こごめの後に回す短冊 茅 晩春
十九 川筋は大屋根続く風の島 海
「陽炎」「春日」はどちらも季語に関しては問題ありませんね。
ただ、これは少し細かすぎるかもしれませんが、十六の「温み」
に対して、陽・春の両字からはいずれも微かながら通うものがあ
る印象を受けます。上七を例えば「遅き日のなか」「暮れ遅き日
に」などとするという案はいかがでしょうか。
[2000年3月23日 7時46分13秒]
お名前: 白茅
ありがとうございました。
>季戻りの趣を感じさせるような事例は避ける
>機械的に三春よし、としない、
>現実にあるものは付く、ないものは付かない、
3番目をはずれるようなのを「手帳の部」とか「蕉風の埒外」
とかいうのでしたっけ。厳しさというか、奥のふかさというのか
がほの見えた感じでした。
[2000年3月21日 6時8分4秒]
お名前: 無耶
> 三春→晩春→? > では、晩春にするのがよい、と教えていただいた
>のでしたが、 三春の句がきてもいいのでしょうか。
三−晩ー三 の時に注意するのは、宗海さんのおっしゃる通り、前句の
事物に触らないような、三春を持ってくることですね。
前の議論では、日本列島は南北に長いので、機械的に三春よし、としな
い、いうのではありませんでしたか。
現実にあるものは付く、ないものは付かない、ということかしら。
無耶
[2000年3月19日 15時2分17秒]
お名前: 宗海
白茅さまのお尋ねに関して、まず後件を先に話題として取り上げましょ
う。
> 三春→晩春→?
> では、晩春にするのがよい、と教えていただいたのでしたが、
> 三春の句がきてもいいのでしょうか。
これは差合として咎めるほどのものではないと考えます。ただ、形の上
では打越の趣がありますから、できれば避けた方がいいという考え方も
あるでしょうね。
また打越ということとは別に、晩春句に三春句を付ける際に、季戻りの
趣を感じさせるような事例は避けるべきでしょう。
この件に関しては、以前に電脳連句のフォーラムで話題になったことが
ありましたが、あれはどのような決着を見たのでしたっけ。他のご連衆
のご意見を拝聴したいと存じますのでよろしく。
[2000年3月19日 9時7分15秒]
お名前: 白茅
おはようございます。
一旦おゆるしをいただいていた、「嬶座」の折端ですが、
やっぱり、干鱈とこごめが並ぶならともかく、打越しに
きているのはまずいなあ、と感じます。
十六 干鱈をもどす水の温みて 砂 三春
十七 散らさじと花見の客のぬかりなき 耶 晩春
十八 こごめの後に回す短冊 茅 晩春
十九 川筋は大屋根続く風の島 海
なにか無難な、
春の日のなか(あるいは、陽炎のもと)回す短冊 茅 三春
のようなものに替えた方がいいでしょうか。
以上が相談の部で、つぎが質問ですが、
三春→晩春→?
では、晩春にするのがよい、と教えていただいたのでしたが、
三春の句がきてもいいのでしょうか。
よろしくお願いいたします。 茅拝
[2000年3月18日 7時11分23秒]
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