重力管制システム【じゅうりょくかんせいしすてむ】
2100年代後半になって人類はついに
(局部的・限定的に)重力をコントロールする仕組みを発明した。
ただし、この技術の欠点は長時間重力を管制・維持するために
大電力を消費することであり、この時代、月面コロニー
電力消費のほとんどが人工重力発生のために消費されている。

装置の特性上、小型化するのは難しく
(大電力発電装置を長時間駆動することが必要)
そのため、火星や木星までの長距離を航行する大型連絡船等には
この重力管制システムが搭載されているものの、
月-地球間程度の連絡シャトルなどには搭載されていない。
ただし、軍用コマンドシェルには低出力の簡易型が装備されている。
(これは短時間使用を目的とした専用ジェネレーターを装備しているために可能)

本文:金子良馬、山口恭史 「未完兵装ルナシャフト設定資料集・用語集」
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